カッツェ平野を効率良く活用したいNPCの物語 作:ユウキング
「本当にレベルが上がっているな…」
アインズがマスターソースで一般メイド達のレベルを見ると1レベルだった筈が少なくとも2、高くて3〜4レベルになっていた。
「私が確認した所、種族レベルの他に『メイド』の職業レベルを取得していました。」
アインズが
メイド達の様子を伝えられたアウラが『レンジャー』の看破スキルを使いメイドを観察した所、今回の事件が発覚した。
(まさか七色鉱山をナザリックのギミックに組み込もうとした時の願いの影響か?もし本当に上限レベルが無くなったとしたらナザリックの全下僕達…ただのスケルトンさえ100レベルになってしまうのか!これは笑いが…笑いが止まらないぞ…!)
「アウラよ今回の発見はとても素晴らしいという言葉では足りないぞ!あとでキチンとした報酬を渡すとしよう。」
「あっありがとうございますアインズ様!でも私はアインズ様のした事に気付いただけで…」
「自分をあまり卑下するものではない、それよりもこれからはもっと忙しくなるぞ。まずは一般メイドの休日を2日に増やし1日は運動不足解消という名のレベルアップを試さなければな、なんと言っても
つまり
「アインズ様?」
意気揚々と話していたアインズが語尾に行くにつれどんどんと言葉のトーンを下げていく事に不安を抱いたアウラがアインズに呼びかける
「アウラよ!」
「ひゃっ!は、はい!!」
「私は暫く
「はっ!かしこまりました!!」
アウラにそれだけ伝えるとアインズは自室から姿を消す。それから1週間ナザリックの誰でさえ-司書達は除く-
「《
を取得した
「くそ、自分のステータスが見れないのがもどかし過ぎる!次の願いは決まったな。」
自分の予想が的中したアインズは知的好奇心を少し抑え、玉座の間にて各階層守護者に今回の出来事を伝えた。
「と、ということは我々階層守護者も100レベルを超えることが出来ると…!?」
「その通りだデミウルゴス、既に私が『クレリック』の職業レベルを手に入れそれは証明している。」
「アインズ様、何故アンデッドであらせられる御方が神聖魔法を使う『クレリック』を取得されたのですか?」
アルベドが最もな疑問を投げかける
「これも1つの実験のようなものだ、次の実験が成功したら直に分かるだろう。」
「そんな!御方の御体で実験など危険すぎます!!実験などは下僕達にでも…」
「いや、これは私だから試せることなのだ。分かってくれアルベド。」
「そんな…差し出がましい事を言いお許し下さい。」
「そして実験の二段階目としてまた
「「「「はっ!」」」」
玉座の間を出たアインズは休む間もなく蠱棺へと
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〜蠱棺内〜
「これはこれはアインズ様、ようこそいらっしゃいました。」
「あぁ、ワイズ邪魔をする。それにしてもまた一段と…
蠱棺は高さ1km、広さ5k㎡の地下空間だったが、プラチナムがほぼ毎日行っているカッツェ平野のアンデッド狩りの成果として加速度的に増幅する負のオーラは毎日の様に下位・中位・上位アンデッドが発生させており手狭になってしまい、作業用アンデッドによる蠱棺の拡張が日々行われていた。
「はい、プラチナム殿のお陰で蠱棺内の負のオーラはより濃厚に、より高品質になり我々アンデッドにとってはとても居心地が良い空間になっております。」
「確かに、なんというか
「はい、ナザリックに属するアンデッドには手を出されていませんが自然発生した下位・中位アンデッドを各上位アンデッドが支配下に置き、更に勢力を伸ばそうとお互いを牽制してる上位アンデッドが約50組ほどかと。」
「かなり居るな…全てを支配下に置くのは時間がかかるし骨が折れそうだ、ここはいっその事リセットも含めて経験値になってもらうとするか。」
「御身の御心のままに」
「よし、まずは始めの攻撃でどれだけ減るかが肝心だからな。《
《
アインズは攻撃に有効なバフを優先的に唱え、最後に超位魔法を展開する。どんどんと増幅する魔力による力の奔流にあてられ近くにいる野良の下位アンデッドが怯え逃げ出し、中位アンデッドは平伏する。
「この高揚感、実に久しぶりだ…さぁド派手に始めるとするか!《
一切の明かりがなく漆黒の世界だった
光が収まるとそこは静寂が広がり光が包んでいた空間には大量のドロップアイテムが散らばっていた
「さてと、打ち漏らしたアンデッドを仕留めに行く…うわなんだ!」
歩きだそうとしたアインズの目の前が真っ白になる
「打ち漏らしたやつからの反撃か!?いやダメージは無い、これは…経験値か!凄まじいな!!これは暫く待つ必要がありそうだ」
"強欲と無欲"に吸収される可視化された経験値が一度に膨大な量で集まった為アインズの周りは光を放つ人魂の様なもので包まれる、それから数分後。
「やっと全部吸収出来たか、どれどれ…これは、七色鉱山を設置するのに消費した経験値の2倍はあるんじゃないか??犠牲になってくれたアンデッドに感謝だな。」
「流石はアインズ様、神業としか思えない魔法にこのワイズ心底震えました。」
「ありがとう、そうだ後で下位アンデッドを使ってそこら中に落ちてるドロップアイテムを回収しておいてくれ。」
「かしこまりました。」
ワイズに指示を出した後アインズは《
「流石に耐えきれているものはいないよn…『不死の祝福』に反応!?まさか!」
周囲のアンデッドを感知するスキルが発動したアインズは急いでアンデッドがいるであろう場所に向かう、そこにいたのは…
〜遡る事数十分前〜
この出る事の出来ない空間で日々手駒を増やそうと他の同種族と争っていた我は今日とてつもない魔力の奔流を感じとった。
ゾワリとした嫌な予感と同時に何重にも防御魔法を張り支配下に置いたアンデッド共で自分の周りに囲わせ壁にした。その直後経験したことの無い果てしない光と熱に体中が焼き焦がれ耐え難い苦痛に犯された
「ハァ…ハァ…なんとか耐えきれたか…一体なんだったのだあれは…くっ支配下に置いたアンデッドが全て消滅しているではないか、絶対に許さん!」
「グレーター・グレイブヤード!?こんなアンデッドまで発生するのか!」
突如声がした方向を向くと、この空間では珍しくない
「何故あの光と熱の奔流で貴様の様な
「ほう、この世界で初めて俺の種族をちゃんと理解している者に出会ったな。正解の褒美に答え合わせと行こう」
そういうと目の前の
「おいおい、逃げ切れると思っているのか?《
「ぐぅ!」
「お前はとても貴重だからな、殺しはせんよ。《アンデッド支配》」
おぉ…目の前の至高なる存在は我、いや私を殺さずに支配下に加えて下さるらしい…なんと慈悲深い御方なのだろうか。
「深淵なる魔法の主よ、絶対の忠誠を誓います。」
「良かろう、まさかグレーター・グレイブヤードさえ支配下に置けるとは…これもレベル上限を無くした恩恵か?それは後で考えるとするkあっ!あんな所にデス・エンペラーとデス・エンプレスも倒れてる!
…んっんん!グレーター・グレイブヤード…長いな、今日からお前はグレイブだ。グレイブよ先にナザリックに送るから治療でも受けていろ」
「はっ!承知しました。」
慈悲深き主に送ってもらった先は素晴らしき居城でこの方の元に就くことが出来、本当に良かったとグレイブは確信した。
いやぁ遂に100レベル突破してしまいましたね〜というかアンデッドのアインズ様がクレリック取得しても回復魔法の効果は弱くなるんじゃ…それはさておきグレーター・グレイブヤード君はオバロwikiで高レベルって書いてたから登場させましたがどんなアンデッドなのか全然想像つかないですねぇ(遠い目)