カッツェ平野を効率良く活用したいNPCの物語   作:ユウキング

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いよいよナザリック強化回です!殆ど何でも叶える事が出来るようになったアインズ様は一体何を願うのか!?お楽しみ下さい!


ナザリック総動レベルアップ祭

アインズが超位魔法で一掃した蠱棺(こひつぎ)内はごっそりとアンデッドと負のオーラが消滅したが、プラチナムのアンデッド狩りによる働きとアインズとパンドラズアクターが日々創造している死の騎士(デス・ナイト)達を蠱棺内に待機させているとまた負のオーラが着々と溜まっていった。

 

それから1ヶ月後、2つ目の熱素石(カロリックストーン)を手に入れたところでナザリック第4階層にある七色鉱山の鉱石はほぼ底をついた

 

「あの七色鉱山では"熱素石(カロリックストーン)"は2つまでが限界か、そして鉱山を完全に修復するにはユグドラシル金貨12億枚…流石に金貨を使う訳にはいかないな。」

 

七色鉱山修復費用が高すぎる事を知ったアインズは2つ目の熱素石(カロリックストーン)を渋々鉱山の修復に使用し、蠱棺で"強欲と無欲"に貯めた経験値で『星に願いを(ウィッシュ・アポン・ア・スター)』を使い七色鉱山の鉱石埋蔵量増加を願った所、鉱山の高さと直径が一回り大きくなり鉱山にある鉱脈も更に増えた。

 

七色鉱山を掘り尽くして取れる熱素石(カロリックストーン)の総数は2つから4つまで増え、余裕が出来たアインズは熱素石(カロリックストーン)で様々な実験を行った。

 

「懐かしい…まさかまたこの目で()()()()()()()()()()()()()()を確認出来るなんて…!」

 

アインズは七色鉱山修復後、再び手に入れた熱素石(カロリックストーン)と『星に願いを(ウィッシュ・アポン・ア・スター)』を併用し、最優先事項だった職業レベルを確認する為のユグドラシル時代は当たり前に使えた『ステータス画面』の取得を願っていた。そして嬉しい誤算に

 

「まさかナザリックに属する者のステータスまで確認出来るとはなぁ、覗き見している様で気が進まないがステータスを確認出来るのであればユグドラシルプレイヤーの様な完璧なビルドが出来るぞ!そして何より嬉しいのが…」

 

アインズが見つめる先にあるのはアインズのステータス画面に写される『クレリック』レベル1と、"101"と書かれた総合レベル

 

「俺は本当に100レベルを超えることが出来たんだ!こんな気持ち、まるでユグドラシルを始めたての頃を思い出すなぁ」

 

何もかもが手探りなあの頃と同じドキドキワクワクといった高揚感を思い出しユグドラシル全盛期を懐古するが、そんな気持ちもすぐに抑制される

 

「はぁ…また抑制されたか、まぁいいステータスの確認が出来るのであれば次は本格的なレベリングだな。」

 

その日ナザリック内全域に伝えられた内容に全NPCは歓喜と興奮でちょっとしたパニックに陥っていた、その内容とは…

 

『近日中に経験値兼ドロップアイテム集めのアンデッド狩り場である"蠱棺(こひつぎ)"にてアインズ様を筆頭に参加者を集めた"ナザリック総動レベリング祭"を行う。参加者希望者は守護者統括アルベドまで』という旨であった

 

至高の41人である我らが主人のアインズと一緒に共同戦闘出来るのであれば、全NPC誰もが参加者したいと希望するが『持ち場から離れるな』等と自分のテリトリーから離れる事が出来ない様造られたNPCや、戦闘職を取っていない一般メイドなどやむを得ない理由で参加出来ないNPCもいた。

 

休暇中に戦闘職を取得し今回の祭事に参加出来る一般メイドは喜び、そうでない一般メイド達は

 

「羨ましすぎる…!」

 

「あぁ…私も何か戦える職業を取っていれば良かった!」

 

「後で絶対感想聞かせてよね!!」

 

などと参加出来るメイド達に羨望の眼差しを向けていた。

 

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蠱棺(こひつぎ)内にて〜

 

レベリングの告知から数日後

 

「かなり集まったな。」

 

今回の希望参加者はナザリック内の約7割程のNPCが集まりアルベドの采配によってバランスのいい隊列が組まれていた、参加者はレベルが高い者から言うと階層守護や領域守護者、そして戦闘メイドや高位の配下達。

 

下からで言うと戦闘職を取ったばかりの一般メイド数名に、自動POPするスケルトンなどの下位アンデッドまでもが参加していた。尚、流石に戦闘素人の一般メイドにはアインズが宝物殿にあった"聖遺物級(レリック)"相当の武具を各戦闘職に合うよう適当に見繕って支給していた

 

NPC達の期待と不安の混じった気配が高まるのを感じアインズは口を開く

 

「間もなく"ナザリック総動レベリング祭"を始めるが最後にもう一度確認しておく!『1つ、無闇に強そうなアンデッドに攻撃しに行かない事』、『2つ、高レベルの者達は出来る限り低レベルの仲間に目をかけ、時には助ける事』

 

そして最後に『負傷したり負傷した仲間を見つけたら周りの仲間と一緒にペストーニャ率いる"出張診療所"に行く事』!最悪死んだとしてもナザリックで復活出来ると思うが私は出来る限りお前達の死んでしまう所を見たくない…それでは行くぞ!!」

 

アインズの慈悲深き福音の様な言葉に感動し咽び泣いていたりしたNPC達もアインズの掛け声に気持ちを切り替え戦闘への気持ちが最高潮に高まる

 

「これよりナザリック総動レベリング祭を始める!総員敵を蹂躙せよ!!」

 

「「「ウォォォァァアーーー!!!」」」

 

アインズの号令で全てのNPC達が進軍し蠱棺(こひつぎ)内に広がる

 

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「ハァァ!ユリ・アルファ様直伝、鉄血パンチをくらえ!」

 

「《魔法二重最強化(ツインマキシマイズマジック)火球(ファイヤーボール)》、日々戦闘指示を出すだけだったがたまには自分が戦うのも良いものだ。」

 

「おっと、危ないですぞフィース殿。それっ《眷属召喚》」

 

「あっありがとうございま…って、きょっ恐怖公様!?恐怖公様ここで眷属を召喚しないでください!!」

 

「キャー!」「あなた服に恐怖公様の眷属付いてるわよ!!」「嫌ァァァ!!」

 

武器を使いアンデッドを倒す者、魔法やスキルで広範囲に攻撃を繰り出す者、飛び出しすぎて敵にやられそうな所を仲間に助けてもらう者など。(一部阿鼻叫喚している所もあるが)三者三様な方法で戦闘を楽しんでいる場面を見てアインズは我が子を見守る様な、嘗ての仲間達とレベリングしていた記憶を思い出す様な複雑な感情を抱いていた。

 

「アインズ様、そろそろ我々も…」

 

「おっと、そうだなアルベド。そろそろ我々も行こうか、この前は超位魔法ですぐに終わらせてしまったが今回は色んな魔法を試してみよう。」

 

蠱棺内の騒ぎに気付いた上位アンデッド達に向かいアインズと階層守護者達は家族旅行に来たような気持ちで戦場へ行く

 

「あ、あのアインズ様宜しければ、ぼっ僕の範囲魔法見てください!」

 

「あー!マーレずるーい!!アインズ様アインズ様!私の可愛いフェン達のコンビネーション技も見て下さい!」

 

「なっ抜け駆けは許さないでありんすよチビ助!アインズ様ぁ妾がチビ助よりも早くあの雑魚共を殲滅するでありんす。」

 

「新規の種族も職業も取得してないヤツメウナギが敵を倒しても意味ないじゃない、アインズ様?このアルベド新たに《宰相》なる職業レベルを取得しましたのでお側でレベリングの確認をしてください…♡」

 

「こらこら君達ワガママを言ってアインズ様を困らせるのではありません、しかしアインズ様。至高の存在と同じ戦場に立てる喜び、心から感謝いたします。」

 

「ワタシトシテハ、アインズ様ノスバラシキ魔法ヲ見テミタイキガスルガ…」

 

「アインズ様と御一緒に戦える貴重な体験、このセバス・チャン不肖ながら全力で楽しませて頂きます。」

 

「ンアインズ様!今こそ私達の親子技を披露するチャンス!!この様な舞台、まさに私達に相応しいかと!」

 

階層守護者達に囲まれてアインズは仲間達と一緒にナザリックを作って本当に良かったと思う、そして同時にもはや我が子同然の存在になりつつあるこの子達を絶対に護ろうと心に誓う。

 

「ハハハ…ハハハハ!落ち着け我が子達。私は逃げないさ、敵もまだまだいるし皆で楽しもうじゃないか。さぁナザリックが威を示せ!」

 

日頃では味わえないスリルと快感を楽しんだNPC達はレベリングとしての経験値ではなく、一生忘れることのない素晴らしい経験を魂に刻むのであった。




ゲームのステータス画面って現実にあれば大分チートだと思うんですよね、自分の能力やスキルを確認出来るって目に見えないと出来そうで出来ない事ですから…そしてレベリング祭!ファイヤーボールを放ってるのは他でもないプラチナム君です!久しぶり!最後はアインズ様と階層守護者達が家族団欒としてるの大好き侍もニッコリな仲良しムーブしてました(笑)敵からしたら恐怖でしかないでしょうね、合掌。次回も是非!
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