雨宮吾郎という宮崎在住の産婦人科医が居る。彼は雨宮フィンことツッコミ職人の再従兄弟の関係に有る。だが、彼は苺プロとは無縁の人物とはいえないのだ。そう、彼はバラドルグループ B小町の熱狂的なファンなのだから。
「アイィィイ!!女性としての君の気持ちを考えるなら嬉しいけど、ファンとしては複雑だよぉおおお!!」
彼はその中でもアイのファンだった。B小町がトール・ヴァーミリオンと関わりを持ち、バラドルに進化して売れ出す前からのファンであり、きっかけは吾郎の患者の少女である。その患者は天童寺さりなちゃん。B小町のファンであり、今生きていたらアイと同じく15歳に成っているはずだ。吾郎はそんなさりなちゃんの事もあってか、B小町のファンと成ったのだ。
「婚約だなんて聞いてないよぉおお!!」
だが、B小町の大正義センターであり核弾頭アイドル アイは魔法使いトール・ヴァーミリオンと婚約を電撃発表。アイが16歳に成った時に、婚姻届を提出して結婚すると宣言したのだ。
と言うのも、これには訳がある。トールは日本政府からしつこく議員の親族(重婚可)との結婚を迫られており……最早、命令に近くなった。その事に危機感を覚えて重い女スイッチが入ったアイが暴走!!更には中川財閥の弁護士である両さんの弟である両津弁護士に協力を要請し、瞬く間に外堀を埋めてトールと婚約したアイだったのだ。
『聞いた時はショックでしたよ。でも核弾頭アイドルを制御できるの魔法使いだけですからね。良かったと僕は思いますよ』
『逆に魔法使いを此の世に繋ぎ止められるのアイちゃんしか居ませんからね』
とファンも日頃の放送を見て、アイのぶっ飛び具合を理解しており……思ってたよりも好意的。
その上、中川財閥と米軍がトール夫妻の味方になることを宣言。その結果、日本政府……もとい貴族社会と化した国会議員一族はトールとアイに手出しが出来なくなったのだ。
「はあ、……なんてこった」
吾郎は力なくため息を吐き出す。そんな時だった。スマホが鳴り響き、吾郎はスマホを見る。スマホの画面には着信が届いており、相手は再従兄弟であるツッコミ職人でありタレントのフィンであった。
『吾郎さん』
「フィンか。君の親友のお陰か、俺の心はブレイクされたよ……アィイイ!! 」
『12月の第2土日ってお休みですか?お休みなら、アイさんに会えますよ?』
「会わせてください!!有給使います!!」
吾郎。推しと会えるためか、無事に復活。しかし、これがフィンからの罠だとは知らずにだ。何故ならその日は横浜市の緑山スタジオで、アスレチックスポーツ特番 SASUKEの収録が行われる日なのだから。
『あっ、吾郎さん。動きやすい服装で来てくださいね。手続きはこっちでやりますんで』
「手続き?」
『ある物に参加してくれたら、アイさんやB小町の皆さんと無償で会えますし……なんならご飯も一緒に食べれますよ』
後に吾郎はこう語る。確かにアイ達やB小町とピクニックのようにお外でお弁当を食べれたが、SASUKEに参加するなんて聞いてないと。
当日。
吾郎は飛行機で横浜までやって来た。そしてタクシーでフィンに指定された場所にやって来た……
「てっ!!ここ……SASUKEの会場じゃんかよ!!まさか、フィンの手続きってSASUKEの参加の事なのか!?いや、俺は聞いてないぞ!!だが、アイやB小町の皆に会えるなら……SASUKEも完全制覇してやる!!」
そう、ここは横浜市緑山スタジオ。数多の運動神経抜群のチャレンジャーをドン底に叩きつけてきた、スポーツ特番 SASUKEの会場なのだ。
SASUKEは中学生以上の男女が参加できるアスレチックチャレンジスポーツ特番だ。ファーストステージ、セカンドステージ、サードステージ、そして地獄の綱登りであるファイナルステージの4つのステージで区分されており、その完全制覇は難しく……完全制覇を成し遂げた人物は両手の指で余裕で数えられる程の人物しか居ない。
毎年、エントリーして抽選を勝ち取った一般参加+番組から呼ばれたスペシャルチャレンジャーの合計100人で行われる。だが、その大半がファーストステージで散っていく。女性と男性で当然ながら差別化はされており、ステージで取り扱う重さと時間は男女で異なっている……当然だろう。
「吾郎さん!!此方ですよ!!」
フィンの声が響き、吾郎は声の方を見る。そこには私服姿のフィン……しかし胸元には小型マイクを装備されており、恐らくはスタッフ側として実況等を行うのだろう。フィンのツッコミスキルはトールやアイ、そしてぴえヨンと共に行動することで日々上昇しているのだから。
「フィン!!…………えっ?」
吾郎は絶句した。そこには
「どうも」
魔法使いローブではなく、鍛えられた屈強な細muscleボディーが際立つトレーナー装備を纏ったトール。トールは普段、私服とローブで見えないがその下には人外真っ青の屈強な程に鍛えられた筋肉の要塞があった。細マッチョを極めたら、こうなるのだろう。
(筋肉エグゥ!?魔法使いってあんなに筋肉あんの!?てか、魔法使えるなら筋肉鍛えなくて良いだろぉおお!!)
「両親が笑いながら魔法が使えないってだけで、弟を殺して一時魔法が嫌いに成った時がありました。その時に全力で鍛えて、今でも鍛えたためかこうなりました」
「心読めるの!?」
なお、トールはサモンズとサモンズの上のサーズ インクライネイションを使えるので魔法の腕も磨いている。
「どうして人は腕が有るのか分かりますか?それはダンベルを持つためです」
「なんか、1人で話し出したよ!?トールくん!?」
だが、そこに救いの女神が現れる。
「トール!!佐藤社長が呼んでるよ」
それはアイであった。アイはどこから調達したのか、チアガールの服装と成っていたのだ。
(尊い!!眼福だ!!)
吾郎、メンタルが回復する。
「君が吾郎くんだピヨ?」
そして今度はぴえヨンが現れる。ぴえヨンは何時もの被り物+ビルパンと成っており、明らかに不審者であった。だが、これが彼の正装なのだから仕方がない。
苺プロからはトール、ぴえヨン、バラドルであるニノ、そしてフィンの代役として吾郎が参戦する!!
次回!!トール・ヴァーミリオンとSASUKEファーストステージ!!
数多のリタイアが出る!?
ルビーの杖の神様どうする?因みにトールはオーディン、アストルフォ(次男、転生前トールの弟)はロキ
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