星野アイと運命の魔法使い   作:静かなるモアイ

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SASUKEのファーストステージ!!


トール・ヴァーミリオンとSASUKEファーストステージ

SASUKE。それは御存じ、日本で一番有名な筋肉番組『筋肉番付』の特番コーナーであり、これまで多くのチャレンジャーに絶望を与えてきた特番である。SASUKEは招待された芸能人やアスリートの他にも応募した一般人も参加することが可能であり、一般人の中からアスリートや軍人顔負けの完全制覇を成し遂げた超人も出てきており……スターへのショートカット番組としての側面を持っていると言えるだろう。

 

チャレンジャーの総数は男女合わせて100名。この100名の中から完全制覇を成し遂げる超人が現れる事を願おう。だが、現実は実に残酷であり、一番簡単?と言われるファーストステージをクリアするのは1/3も居らず、大半が最初のファーストステージで消えてしまう。故に、一般枠のチャレンジャーや招待された芸能人枠の中には「目立ちたいから」「話題作り」「面白そうだから」と様々な理由で参加している物も居るのだ。

 

「よし、頑張るぞ!!」

 

「トゥース!!このカスキングの力を見せてあげよう」

 

その中には少し前にトールとアイと共に共演し、限界までハンバーグとハンバーグディッシュをエンドレスまで食べる事に成ったお笑い芸人ポンタの姿もあった。

他には一ヶ月一万円生活の覇者であり、同時にフィンスイミングの日本代表でもあるお笑い芸人オートリーのカスキングも居たのである。

 

「有給を使って来たのだ」

 

と言うのは警視庁の刑事課に所属する検挙率100%を越えるアブノーマルなお巡りさん。身に付けている衣類はブーメランの海パンとネクタイだけという、変態仮面の方が身に付けている衣装が多いと思われる変態が居たのだ。彼の名前は海パン刑事、本名を汚野たけし。筋肉マッチョの見た目から判断できるが、かなりの戦闘力を誇るお巡りさんだ。コイツ、お巡りさんなのでお巡りさんに逮捕されない凄腕刑事でもある。

 

「教え子の前では……無様な姿は見せられん!!」

 

と言うのは芸能科がある東京都の学校 陽東学校の教員であり、元プロレスラーの夜蛾正道。学生芸人コンビ『祓ったれ本舗』の夏油&五条の担任でもあり、彼は日々……芸能科で芸能活動をしながら高校生活をエンジョイしている子供達を導いているのだ。

 

「先生!!頑張れよ!!」

「夜蛾先生!!頑張ってください!!」

 

なお、祓ったれ本舗の2人は応援として駆け付けたようだ。

 

このように大勢の人々がSASUKEに参戦するために訪れており、彼等は「名誉」「完全制覇」「シュークリームでつられたから」「面白そうだから」「再従兄弟にB小町と会えるからって」などなど様々な理由で参戦したのだ。では、そんな人々の健闘を見守ろう。果たして……何人のチャレンジャーが次のセカンドステージに進めるのだろうか?

 

 

エントリーNo.8。B小町ファンのリョースケくん

 

「B小町が見てるんだ!!行くぞ!!」

 

彼はリョースケくん。トールが魔法界から人間界にやってこないで、アイが黒幕と子作りした世界線でアイを刺殺するストーカーと成り果てた哀れな男だ。

しかし、この世界ではトールが運命をぶち壊したので、彼は殺人犯にならず今日もドルオタとして大学生ライフを満喫している。

 

「ふっ!!よし、行けるぞ!!」

 

原作ではリョースケくんは吾郎先生の目の前から姿を消し、吾郎先生を崖から落として暗殺する程の運動神経を誇る。その為か、ファーストステージは良い所まで進み……ドラゴンフライと呼ばれる動く鉄棒のようなエリアまで進むことが出来た。だが、ドラゴンフライで飛ぼうとして……手が滑り、リョースケくんは池ポチャしてしまった。

 

「ほんげー!!」

『ビビデバビデブー!!リョースケ選手!!池ポチャだ!!』

『ビビデバビデブー!?しかし、惜しかったですね』

 

その後も多くのチャレンジャーが挑むが……

 

「安室ちゃぁぁぁあん!!」

 

我らがバラドル 珍獣ハンターニノも最初の丸太ジグザグ飛びで、足を滑らせてリタイア!!

 

「じゅんみぁぁあ!!」

 

烈と名乗る中国武術の達人もリタイア。

 

「ギャー!!」

「トュース!!」

 

ネタ枠として参戦したポンタ、カスキングも次々とリタイアしていき……もう既に70名の参加者が犠牲となってしまった。そして、この男の番に回ってきたのだ。

 

『次は実況の1人である僕、雨宮フィンの代役で参戦しました!!僕の再従兄弟で、産婦人科医の雨宮吾郎です!!』

 

ゼッケンNo.71!!ドルオタDr.ゴロー先生である!!

 

「魔法使いくん。俺の推しの夫である君に俺のメガネを預けよう」

「うん」

 

ゴロー先生はピチピチトレーニータイツに上半身を包んだトールに、己のメガネを預ける。ゴローとトールの後ろでは、ニノ以外のB小町がチアガールの衣装に身を纏い苺プロのメンバーを応援してくれていた。

 

「推しが応援してれているんだ。これ以上の応援はないさ!!」

 

吾郎はそう告げ、上半身のジャージを脱ぎ捨てる。その下には……

 

B小町のライブでしか売られていない限定Tシャツを身に纏い、吾郎の戦闘準備は完了だ。なお、この限定Tシャツはフィンから昔に送ってもらった物だ。

 

「いざ、出陣だ!!」

 

雨宮吾郎。いざ、大地を蹴ってSASUKEに挑む。だが、ここで吾郎に大きな誤算が有ったのだ。吾郎は世間的には若いが、ぶっちゃけスポーツとは程遠く離れていた。山道溢れる宮崎の病院勤めとは言え、家は徒歩圏内の中でもかなり近い。走って体感するアスレチックなんて何時以来だろうか?

 

「ほんげー!!」

『吾郎さん!?すぐ落ちたんですどぉおお!!』

 

フィンのツッコミが響き、吾郎先生……僅か6歩で足を踏み外してリタイア。

 

 

 

そして……その次は彼がやって来た。

 

『さあ、皆さん……お待ちかね。魔法を使わなくても芸能界最強と言える運動能力!!魔法の腕も超一流!!そして鍛えぬいた筋肉は並の魔法を超えてファンタジー!!

アイドル!!アイの旦那!!魔法使いトール・ヴァーミリオォォオオオオン!!』

『実況さん!?凄い叫んでますけど!?でも、トールくん!!ファイト!!』

 

上半身をピチピチのトレーニータイツで纏い、下半身はピチピチトレーニータイツと短パンで纏った最強の魔法使い トール・ヴァーミリオンである。

 

「今日は魔法は使いません」

 

杖はアイに預けた。今、彼の武器は鍛えぬかれた己の細muscleボディーだけである。鍛えぬかれた筋肉は魔法とファンタジーを超越するのだ。

 

いざ、トールの戦いは始まった。だが、トールは直ぐには走らず……なんとクラウチングスタートの構えをしたのだ。

 

「ハムストリングス魔法……ビッグバンダッシュ」

 

その瞬間、トールは大地を蹴って圧倒的な加速でその場から消える。その僅か2秒後、トールはゴール地点に到着しており……余裕を持ってボタンを押してファーストステージのクリアを成し遂げた。

 

『速すぎんだろぉおお!!』

『トールくん。お願いだから常識の範囲でクリアして』

 

その後、ぴえヨン、海パン刑事、夜蛾先生、そして凄腕整体師のトキがファーストステージをクリアした。

 

「ファーストステージのクリアした人、人外のような人達しかいねぇぇえ!!」

 

吾郎先生のツッコミが響く。なお、十数年後。

 

「マッシュ先生!!頑張りましょう!!」

「久しぶりに完全制覇だ」

「オーケー!!ボクも頑張るよ!!」

 

魔法使いアイドルのルビー(フィジカル強化)、最強muscleのマッシュ(大人)、男の娘muscleのアストルフォと共に吾郎改めて星野吾郎はSASUKEに強制的に出されるのだった。

 

「「「ハムストリングス魔法ビッグバンダッシュ!!」」」

(さりなちゃん…いやルビー、立派に成りすぎ。そして俺は弟の細muscle化を停めれなかったよ)

 

なお、その時も吾郎はファーストステージ脱落なのは内緒である。




次回!!セカンドステージ!!

人外しか残らなかったセカンドステージ!!

アイ「トールのカッコ良い所見たいから、ゆっくりで行ってね?」
トール「わかった」

なお、セカンドステージの前にお昼ご飯があるとか。

ルビーの杖の神様どうする?因みにトールはオーディン、アストルフォ(次男、転生前トールの弟)はロキ

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