セカンドステージとサードステージ。ファイナルステージに辿り着く為に、何としてでもクリアしなければ成らない鋼鉄の城。その難易度はファーストステージとは比べ物に成らない程の難易度であり、ファーストステージを無事に突破出来た猛者と言えど、簡単に突破は出来ず容赦なくリタイアされる難問だ。事実、ファイナルステージに辿り着く事が出来る選手が毎年現れない事を考えても、セカンドとサードの両ステージが何れ程の難問なのか分かるだろう。
ネタで参戦した芸能人、興味本位で参戦した民間人、腕試しで参加したアスリートや腕自慢の運動愛好家、そして推しと会うために参加した産婦人科医を容赦なくリタイアさせたファーストステージ。そんなファーストステージを突破したのは以下の人物達だ。
「なぜ……魔法が使えるのにトレーニングをするのか……ですか?」
1人の人物がインタビューを受けていた。彼はトール・ヴァーミリオン。日本で現在唯一の魔法使いタレントである。
「そこに……ダンベルがあるからですかね?」
「なぜ、人に腕が有るのか分かりますか?それはダンベルを持つためです。なぜ、人に足が生えているのか分かりますか?それはバーベルを担ぐためです」
当然ながら歴代最速タイム……その時間僅か2秒でファーストステージを突破した少年である。当然ながら魔法は使っていない。
「筋肉は身体に良いピヨ」
とそう言うのはトールと同じく、圧倒的な力でファーストステージを走破した覆面プロダンサー兼振り付け師兼ボディービルダーのぴえヨン。トール・ヴァーミリオンと同じく、苺プロダクション所属であり、普段はB小町のメンバーに振り付け指導等を行いながら、自身の筋肉を高めている。
「さあ、此処でサイドチェスト!!」
そのサイドチェストは綺麗で鮮やかな括れを誇っていた。当然ながら、ぴえヨンのフィジカルは魔法を凌駕する。今回の参加者の中で最も完全制覇に近いのがぴえヨンだろう。素顔はまだ不明であるが。
「何とかファーストステージはクリア出来た。次からが本番だろう……セカンドステージは制限時間も短いし、なによりファーストステージをクリア出来た猛者も脱落する可能性が非常に高い」
と話すのは海パン刑事。海パンとネクタイしか衣類を着てないが、これでもマジものの刑事である。すると海パン刑事は「しつれい」と告げて海パンに手をツッコミ、何かを取り出した。それはイチモツではなく、バナナであった。
「私は時間が来たら何処でも食事を食べる主義なのだ」
そして海パン刑事は……海パンから取り出したバナナ、間違いなくイチモツと触れていると思われるバナナの皮を剥いてそのまま食べ出した。確かにバナナは速攻でエネルギーに変わる果物であり、効率的にエネルギーを接種できる。
「なんとかって所だな」
と告げたのは今回のダークホース。芸能科がある高校、数多の芸能人が通う陽東学校の教師をしている元プロレスラーの夜蛾正道。今は3年生のとあるクラスを受け持っており、クラスの教え子は祓ったれ本舗の五条&夏油コンビ、他には歌手の子やグラビアの子等も所属している。
「ここからどうなるか分からないからな……」
夜蛾先生は少し不安げに答えたのだった。
「ここからが真の戦いだな」
そう言うのは凄腕の整体師でもあるトキ。なお、前回のSASUKEでファーストステージを無事に突破した男であり、整体師でありながらムキムキだ。整骨院では『北斗有情拳』を用いて患者を癒す武術家でもあるのだ。
以上の5名がセカンドステージへと進んだチャレンジャーである。果たして、この中から何人の人物が敗退してしまうのだろうか?セカンドステージの挑戦の前に、お昼ご飯である。
スタジオの芝生の丘。そこで苺プロダクションのメンバーとフィンに連れられてやって来た吾郎先生はピクニックのようにお昼ご飯を食べていた。
ビニールシートを広げ、ピクニックのように寛ぐB小町のメンバー、そしてセカンドステージが迫り来るトールとぴえヨン、実況担当のフィン、そしてファーストステージを敗退してしまった吾郎先生、社長とその夫人であるミヤコは寛ぎながらお昼ご飯を食べる。
今日のお昼ご飯は苺プロダクションが持ってきてくれた手作りのお弁当であり、サンドイッチのように手軽に食べられる物、ハンバーグや定番のウインナー、卵焼きのように筋肉に良さそうな物も用意されている。
「うまい!!この唐揚げとハンバーグ美味しいですね!!」
これには吾郎先生も大満足。彼としては心の中でB小町のメンバー(出来ればアイ)が作ってくれたと思っているのだが……
「うん!!トールが作ってくれたお弁当美味しい!!」
アイが唐揚げを頬張りながらそう告げた。そう、このお弁当は全てトールが作ったのだ。
「早く起きすぎたから暇だったし、事務所で先に作ってた」
「作ったのおまえかーい!!」
アイが作ったと本気で思ってた吾郎先生、アイちゃんのカミングアウトを受けてハートブレイクされる。吾郎先生も一通り料理は出来るが、ここまで美味しいとは思わなかったのだ。
「アイちゃん。ほっぺにご飯ついてるよ」
「トール、とって!」
そしてアイ主導でイチャイチャする魔法使いと核弾頭アイドル。そのお陰か、斉藤社長と吾郎先生が飲んでいる珈琲がやけに甘くなってきた。
「なあ、この珈琲……ブラックだよな?」
「ブラックなんですけど、甘いですね」
午後3時。セカンドステージの始まりである。
セカンドステージは透明の壁に挟まれた空間を、壁に手をつきながら蜘蛛のように己の腕力と脚力だけで移動する→左右から迫り来る5連ハンマーを避けて進む→逆走ベルトコンベアーの狭いトンネルをくぐり抜け→30キロ、40キロ、50キロの壁を筋力で上げて突き進むだけだ。しかし、制限時間は僅か50秒であり、50秒以内に進まなければ成らないのだ。時間との戦いであり、急いで素早く冷静に対処して行わなければ成らない。
因みに逆走ベルトコンベアーに負けると、そのまま後ろに落ちてしまう。落ちてしまうと、そこは泥水……バラエティー用語で死んだ水(笑)なので維持でも逆走ベルトコンベアーには落ちたくない!!
「さて……やろうか」
「トール!!カッコ良い所見たいから、ゆっくりでだよ?」
トール・ヴァーミリオン、いざ出陣!!アイちゃんはチアガールコスチュームで応援である。
『さあ、トール・ヴァーミリオン……いざ、セカンドステージも参戦だぁあ!!』
遂にスタート!!トールは素早く透明の壁に手足をつき、蜘蛛のように物凄く早く壁を突破する。アイちゃんにゆっくりと言われたので、ゆっくりとやってるのだろう。
次は5連ハンマー。横から5連ハンマーが襲いかかってくるが、トールは素早く5連ハンマーを回避して通過する。
『みえねぇ!!速すぎる!!』
『これでゆっくりって……トールくん、速すぎだけど』
次は逆走ベルトコンベアーのトンネル。トールは下肢に力を込めて……ヘッドスライディングのように一瞬で飛び越えてしまった。
『ありなの!?今のありなの!?』
そして最後の壁を腕力でこじ開ける物だが、トールは楽々と上げて進み……瞬く間にクリアしてしまった。
「やった」
クリアタイム……僅か28秒!!
「僕ピヨ」
そしてぴえヨンもスタート!!ぴえヨンも時間ギリギリだが、なんとかクリアすることが出来た。
「私か……」
海パン刑事がチャレンジするが、なんとかギリギリ2秒前にクリアした。続いてトキもクリアし、最後は夜蛾先生だったが……
「ぐぁぁあ!?」
元プロレスラーであり体重が重いこともあってか、透明の壁で体力を消耗→更に5連ハンマーで消耗した事もあってか逆走ベルトコンベアーで逆出荷されてしまい……池ぽちゃしてしまった。
「なあ……傑……これはネタ的に俺らもはいるべきか?」
「行くさ、行ったらバズるよ!!」
そしてバズる為に、五条&夏油が夜蛾先生を救出。3人仲良く死んだ水を浴びたのだった。
時間制限無限のサードステージに続く!!
次回……サードステージ。果たして、誰が落選するのか!?
フィン「ぴえヨンさん!!」
ぴえヨン「ピヨ!!」
ルビーの杖の神様どうする?因みにトールはオーディン、アストルフォ(次男、転生前トールの弟)はロキ
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ソー