星野アイと運命の魔法使い   作:静かなるモアイ

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タグ増やしました。こち亀とJUMP系キャラのゲスト出演です。


トール・ヴァーミリオンとSASUKEファイナルステージ

SASUKEファイナルステージ。それはサードステージを生き残り、たった1人だけ挑戦できる最後の試練!!ファーストステージ、セカンドステージ、サードステージは少しづつチビチビと改良はされているが、ファイナルステージはいつまで経っても基本的には変わらない。ファイナルステージの概要はただ綱を登るだけ……そう綱を登るだけなのだ。25mの綱を35秒以内に登るだけなのだが……この単純な種目が地獄と成っている。理由はその制限時間だろうら35秒以内に25メートルなので、スタミナの消費を考えれば1秒に1メートルほど登らなければ成らないのだ。もうオリンピックアスリート真っ青の力で登らなければならない。

 

「おいおい……これクリア出来るのか?オリンピック選手より速く行けって事だろ?それにトールはさっきのサードステージで握力を消費してる……オリンピック選手でも出来ないぞ」

 

斉藤社長が聳え上がるファイナルステージの摩天楼を見上げる。無理だ……幾らなんでも冷静に考えれば考えるほど無理ゲーに見えてくる。事実、2年前のSASUKEではオリンピック強化選手が挑戦したが……惜しくもタイムアップと成ってしまったのだ。

 

「やります。シュークリームの為に」

 

だが、トールはやる気バッチリだ。ぴえヨンの手で指にテーピングを巻いて貰い、トキの手でマッサージを受けて大絶賛回復中。

実はと言うとファイナルステージをクリアし、完全制覇すると200万円の賞金が出るのだ。トールはその200万を使い、シュークリームを沢山食べるつもりである。そこ、もっと別の使い道がある筈とか言わない。因みにアメリカのSASUKEは賞金が一億円であり、200回完全制覇出来ればファイアーボルトがキャッシュで買えるのだ。

 

「トール……お前がもし優勝すればだ。焼肉を好きなだけ奢ってやる!!何処でも良いぞ!!」

「社長さん。言質とりましたよ」

 

25メートルを35秒以内に登りきる。これ程の無理ゲーはアスリートでも無理だ。故に社長はトールのやる気を出すためにも、焼肉を奢ることを宣言したのだ。トールはシュークリームが大好きだが、男の子なのでやっぱりお肉も大好きなのだ。だが、3時間後……社長はこの発言を後悔することとなる。

 

 

『さあ、遂にやって来ましたファイナルステージ!!ファイナルステージに挑戦するのは17歳の少年……トール・ヴァーミリオン!!』

 

司会がそう告げ、空を飛ぶヘリコプターがスポットライトを照らしてトールを照らす。既に時刻は午後6時を回っており、真っ暗と成っており夜空には満天の星空が見えていた。緑山スタジオは開けた場所にあり、星空の邪魔をする物が一切無い。その為か、綺麗な星空が人々を魅了しそうだが、人々は星空を見上げない。星空より輝きを出す……たった1人で魔法界から人間界にやって来た少年を見ていたのだから。

 

『魔法界から人間界にやって来て早8ヶ月!!

魔法界の制度に失望し、神覚者と呼ばれる選ばれた学生の資格を得て魔法界を変えようとするも、魔法局から無理だと言われて更に失望し……神覚者を辞退して人間界にやって来た魔法使いの少年トール・ヴァーミリオン!!

ですが、彼は人間界で幸せを手にした!!人間界での父とも言える交番勤務のお巡りさん達とも出会え、苺プロの家族とも出会えた……そして最愛の女性であるアイちゃんとも出会えた!!もう、トール・ヴァーミリオンは1人では有りません!!そして彼は魔法だけでなく、運動でも伝説となる!!』

 

実況席から実況者がトールの紹介を高らかと行う。ちょっとプライベートな事をベラベラと言われたが、トールは別に気にしていない。いつかお前の伝記物を撮りたいと言った五反田監督に語った魔法界時代のエピソードを、実況者が話していたが別にどうでも良いトールであった。

自分がどう足掻いても魔法界は変わらない。魔法界1の実力者であるウォールバーグが味方に成ってくれても、ウォールバーグとトールだけでは常識は変わらない。常識を変えるためには……トールの亡き弟 アストルフォのように魔法が使えない人物が神覚者になる位の奇跡を起こさなければ無理なのだ。

 

「ふぉっふぉっふぉ!!元気そうで良かった。久し振りだの……トール」

 

その瞬間……突如として一部の空間が歪んで空間の歪みが一瞬で戻ったかと思うと、1人の老人がトールの前に現れたのだ。その老人はトールが唯一尊敬する魔法使いであり、弟を喪って家と絶縁したトールの事を気にかけ続けた魔法使いの老人 イーストン魔法学校の校長 ウォールバーグ・バイガンである。

ダンブルドアを彷彿させる白い髭、顔に一本のアザ(本気になれば3本に増える)がある。

 

「ウォールバーグ校長!!お久しぶりです!!」

「うむ……大きくなったな。ほんの少しの……」

 

まさかの新たな魔法使いの登場に現場は騒がしくなる。それにウォールバーグと言えば、トールが五反田監督やインタビューで告げた……唯一尊敬する魔法使いという事も有ってかカメラは一斉にトールとウォールバーグをとりだす。だが、中には部外者であるウォールバーグを穏便に追い出すべきでは?と思う関係者も居たが、番組プロデューサーが

 

「責任は私がとる。ウォールバーグという老人は騒動を起こさんよ。恐らく、子供の活躍をお忍びで見に来たお爺さんのような感じだな」

 

プロデューサー……寛大である!!

 

「校長はどうやってここに?」

「なに……元々、魔法界と人間界は1つでの。それに……この地球処か空間という存在を作ったのは、ワシの杖に宿る空間を司る天空の神 ウラノスだ。ウラノスの力を使えばちょちょいのちょいだ」

 

ウォールバーグは語る。なんでも魔法界と人間界は元々1つの世界であり、ウラノスの力を使えばちょちょいと移動できるのだとか。

 

「まあ、本来はウラノスの力でも移動は難しい。だが、魔法界と人間界を隔てる壁に少しの綻びが見付かっての……その綻びのお陰か、ウラノスの力で会いにこれたのだ。ワシが来たのはお前が元気がどうかを直接見るため、綻びの調査だな」

「あ、アイちゃんの母親が誰かに身体を弄くられた件と関係してるかも。魔法使ってきたし」

「いや。気づいてないだけで人間界でも極稀に魔法の力を持って産まれるこも居るぞ。だが……身体を弄くるとなると……(まさか、ヤツか?トールの力を借りたいが、この子は人間界で幸せになるのだ。巻き込ませる訳にはいかない)」

 

だが、ここで湿ったいシリアスな話をしてもしょうがない。ウォールバーグは話を切り替える事を決意し、トールの頭を撫でる。

 

「行ってきなさい。今、自分の出来ることをするのだ」

「はい。行ってきます……」

 

トールはスタート位置に向かっていった。

 

 

 

「トール!!此方だよ!!」

「トールくん!!」

 

ファイナルステージの屋上。そこではアイ、実況から解放されたフィン、B小町のメンバー、ミヤコ夫人、そしてドルオタDr.である吾郎先生がトールを待っていた。

 

『さあ、ゴール地点ではアイさんを筆頭に苺プロの皆さんが待っています』

 

実況が教えてくれて、トールは転落防止のハーネスを装着する。最近、番組どうしのコンプライアンスも厳しく成っており、どうしても多少の安全面は気を付けなければ成らないのだ。

 

「よし……」

 

『準備は完了しました!!これより、ファイナルステージスタートです!!』

 

遂にファイナルステージが始まる!!時間は僅か35秒!!トールは己の筋肉をフル稼働させ、瞬く間に登っていく!!オリンピックメダリスト以上の早さで登らなければ完全制覇は出来ず、己の筋肉の限界を越えて登らなければならない!!

 

『残り20秒!!』

 

15秒経過。トールは現在、16メートル付近、いいペースだがサードステージで消費した握力もあってか……遂に顔が少し辛そうだ。

 

「トール!!此方にシュークリームあるよ!!」

「いや、アイさん!?シュークリームで加速する訳が……」

「よし」

 

その瞬間、トールの筋肉が真の意味でフル稼働する。トールの動きが速くなり、加速した。

 

「加速した!?この人、シュークリームみただけで加速したよ!!」

 

『残り10秒!!』

 

警告ランプが点灯し、残り10秒を知らせるアラームが鳴り響く。だが、その頃にはトールはゴールの手前まで来ていた。そして……綱を登りきり……屋上に上がってボタンを押した。

 

『ゴール!!トール・ヴァーミリオン!!遂に念願のゴールだ!!最年少完全制覇を成し遂げたぞ!!』

 

トール・ヴァーミリオン無事にゴォオオル!!それを受けて、まだ緑山スタジオに残っていたチャレンジャーの人々は一斉にトールに拍手を送る。

 

トールはアイからシュークリームを受け取り、もくもくと食べる。直ぐに食べ終えてカロリーを一気に補給すると、アイに預けていた杖を受けとる。杖を受け取ると、アイをお姫様抱っこする。

 

「アクシオ、ファイアーボルト」

 

呼び寄せ魔法で空間を越えてファイアーボルトを呼び出すと、ファイアーボルトに股がる。そしてファイアーボルトでゆっくりと下に降りると……ウォールバーグの前で降りた。

 

「ウォールバーグ校長。紹介します……俺の最愛の人の……」

「はじめまして。トールの魔法界でのお義父さん。トールくんの嫁です」

「えっ!?嫁!?トールに嫁!?えっ!?」

 

なお、来年にはウォールバーグと斉藤社長はお爺ちゃんに成ってるもよう。

 

 

因みにその後のインタビューでトールは……

 

「斉藤社長。約束通り、叙々苑でお願いします。お腹いっぱい食べますので」

 

 

トール、フィン、アイ、B小町のメンバー、ミヤコ夫人、吾郎先生、ぴえヨン、そしてウォールバーグ校長の分もお金を出した為か……斉藤社長は一晩で物凄いお金が飛んだとか。

 

「うまうま」

 

トールは無限の胃袋だわ。

 

「久し振りの爆食だピヨ」

 

ぴえヨンは身体が大きいためか、物凄く食べるわ。

 

「おいしー!!こんなお肉初めて!!」

 

アイは可愛いわ。

 

「うんめぇぇえ!!」

 

珍獣ハンターニノもめちゃ食うわ。

 

「おいしい!!」

「社長!!ごちそうさまです!!」

「「ごちそうさまです!!」」

 

渡辺と高峯率いる他のバラドル B小町も居るので沢山食べるわ。

 

「社長、ありがとうございます」

 

フィンは男の子であり、B小町より食べるし。

 

「部外者の自分もありがとうございます!!」

 

吾郎先生も推しと食べれるためか、人生初の叙々苑を謳歌。

 

「人間界のお肉は、こうやって食べるのだな。魔法界ではステーキやハンバーグ等が多いからの」

 

ウォールバーグ校長、遠慮なしで食べる。

 

「お会計……1060000円になります」

 

斉藤社長は膝から崩れ落ちた。




叙々苑で最も食べたのは誰ですか?トールとぴえヨンです。この2人だけで4桁軽く行ったとか(笑)

次回……黄金伝説編スタート!!同棲が始まるよ

大原部長「本格的な同棲を始める前に、こちらでな」
斉藤社長「そうだな。2人で1ヶ月一万円生活してこい」

カスキング(モデル春日、名前のモデル アニポケでの春日)「このカスキングが相手をしよう。私は1人だが、5000円で大丈夫だ」

ニノ「アイちゃんとトールが一万円生活してる間、私達も別の伝説やってるぜ!!」

ルビーの杖の神様どうする?因みにトールはオーディン、アストルフォ(次男、転生前トールの弟)はロキ

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