謎の少女こと観測者(自称)こと神(仮)は高千穂の森の中で、どこかくたびれていた。
「やってらんねー……星野アイが死ぬ運命木っ端微塵にオーディンに破壊されるし、私が見たかったレールを木っ端微塵に破壊されたしよ……なんでウラノスまで出てくるんだよ、魔法界で隠居しとけよチート爺!!カオスみたいに、適合者が死んでからじっとしとけよ!!」
彼女は唯一、杖に宿らなかった神として星野アイの魂が完全に消滅し……遺された星野アイの子供の旅路を見たかった。だが、過去に杖に封じられる前のウラノスが「魔法界と人間界別けるか」と告げて分けた魔法界からトール・ヴァーミリオンと共に運命の軍神 オーディンが人間界に帰還。そのお陰か、オーディンの力でトールが無意識にアイの死の運命を破壊したのだ。そのお陰か、アイは生存が確定して三つ子をご懐妊!!それに、オーディンは風と死と戦争の神でもあり、死の権能を応用して『天童寺さりな』と『アストルフォ・ヴァーミリオン』をアイとトールの子供として転生させたのだ。しかも、2人に魔法が遺伝するようにだ。
「てか……もうあの一家に関わるのやめよ。やらかしたら、消える……いや消される」
謎の少女は嘆いた。ほんのりと涙を流した。
無理もない。少女はこう見えて神であり、魔法使いが
アストルフォに適合した神様は、純粋な人間であり、人間でありながら神々に匹敵する強さを誇り巨人として崇められてオーディンの弟として神に列された道化を演じる悪戯と破滅の神ロキ。適合条件は前世が魔法の使えない人間であること、今世では魔法使いと人間の混血であること……うん、先ず魔法界では不可能だ。それにロキは人間は大好きだが、神々はアレなので……フレイヤに向けて「だまれアバズレ」とか色々言ってたりしてたので謎の少女は下手したらロキに殺される可能性もワンチャンある。
さりなちゃんに適合した神様は日本最高神であり、太陽神アマテラス。適合条件は魔法が使え、尚且つ日本人の血を継いでいること。魔法界には日本人が居ないために、此方は魔法界出身者と日本人とのハーフ等からしか産まれない。アマテラス様は御存知、日本の頂点だ……謎の少女は日本の神々の下っ端なのでやらかしたら……そういう事である。
「ロキに手を出したら……滅ぼされる……アイツ、人間の時から可笑しかったもん!!ふざきんな!!
「アマテラス様の適合者に手を出したら、滅ぼされちゃう!!日本の神様除籍されちゃう!!シスコンバーサーカーが私を殺しに来ちゃう!!その後、鬼灯様と閻魔様にギッタンギッタンのボコボコにされちゃう!!うわーーーーん!!現実逃避したいよー!!」
謎の少女はそう嘆き、取り巻きのカラス達と共にテレビを付けて寛ぐ。そしてポテチとお茶を用意して、現実逃避を行うようにテレビを眺める。なお、彼女は知らないことだが……今から11年後、
「ふー、やっぱりお茶は落ち着くよ。お前達もポテチ食べな」
「カー」
「カー」
なお、そのポテチは苺プロダクションとのコラボ商品であり、岩塩味だ。パッケージには20キロのダンベルを軽々と構えるトールが映るが気にしてはいけない。
『さあ、24時間テレビの放送まで残り30分を切りました!!今年のメインパーソナリティーは……勢いに乗りまくる苺プロダクションの皆さんです!!』
「ブーーー!!」
苺プロダクションのメンバーが24時間テレビのメインパーソナリティーと知り、お茶を吹き出した。
30分後。日本武道館。24時間テレビの現場。
「はい!!皆さん、こんばんわ!!雨宮フィンです!!」
「トール・ヴァーミリオンです。どうも、こんばんわ」
「はーい!!皆、B小町のアイ・ヴァーミリオンだよ?せーの……」
「「「24時間テレビスタート!!」」」
24時間テレビ。それは元々と言えばチャリティー目的で始められた番組だ。世の中を頑張って生きている難病の片や障害者の事を取材したり、芸能人と共に夢を実現させたりを行い……募金を募って困ってる方々に寄付したりする番組である。
だが、近年では『障害者を見せ物にしてる』『チャリティー目的なのにギャラが多すぎる』『お涙頂戴な展開が多すぎる』など批判もあり、今と成ってはチャリティー番組でも有るのだが……出演者のギャラは少なくなり、同時に『障害者を見せ物』にしてしまうコーナーも無くなり、現在は全てのコーナーがバラエティー関係で構成されている。なお、24時間マラソンというコーナーは健在であり……今年はぴえヨンが走ってくれるのだ。
「いよいよ始まったね!!」
「今年も始まりましたけど、まさか今年は司会をやるなんて……」
「任されたからには全力で取り組みますよ」
トール、アイ、フィンは黄色のチャリティーTシャツを着ており、トールに関しては筋肉でパツパツに成っている。身長のお陰か、上のサイズを着ればダボダボに成ってしまうためにこれはしょうがないだろう。
「アイちゃんは無理しないでね?」
「勿論!!お腹の子供の為にもほどほどに頑張るよ?」
「こら、生放送でイチャイチャ出さないで!?全国のアイさんのファンが血涙流すから!!それでは……今回のコーナーは此方です!!」
24時間テレビは事前に収録したバラエティー番組を放送するコーナーもあり、その収録はアイが妊娠する前に録画された物なのでVTRのアイはバリバリ動いているが気にしてはいけない。
『鉄腕カタッシュ!!苺プロダクション特製定食を作る!?オリジナルラーメンそしてシュークリームを一から作れるか!?』
『賞金全額寄付逃走中!!魔法物理が炸裂する!?』
『大規模クイズ番組!!身体を張る準備は出来てるか!?』
『ドッキリグランプリ!!24時間バージョン!!』
『珍獣ハンターニノ爆誕!!コモドアイランドに住まう現代のドラゴンを追え!!』
『アイ、幼少期を過ごした孤児院に行く!!』
andmore!!
「andmoreって恐いね」
「生放送でこの場で行う企画もありますからね。テレビの前の皆さん、楽しみにしてくださいね!!では、現場のニノさん」
司会を務めるフィンがカメラにそう告げると、中継が繋がり……24時間マラソンのスタート位置が映り出す。
そこでは念入りにストレッチを行うぴえヨン、そしてぴえヨンのサポートを行う他のB小町のメンバーとミヤコ夫人が居たのだ。
「どーもどーも!!ニノです!!もうすぐ、ぴえヨンの準備が整いますよ!!」
「僕は何時でも大丈夫ぴよ」
ぴえヨンは何時もの被り物、チャリティーTシャツ、ランパン姿という普段とは異なるコスチュームに身を包んでいた。普段は被り物とビルパンだけという出で立ちだが、今日は24時間マラソンを走るためかチャリティーTシャツとランパンを着ているのだ。
『ぴえヨンさん。どうですか?』
「絶好調だよ?」
ぴえヨンはトールの問いに答え、出発ゲートの前に移動する。24時間マラソンは共にスタッフの方々も走ってくれるが、それでも普段走らない芸能人にはキツイ物だ……まあ、ぴえヨンは問題ないだろう。
『カウント始めるよ?』
アイが笑顔を浮かべ、カウントを始める。カウントが0に成ったらスタートだ。
『じゅー!!』
ぴえヨンが両手を地面につける。
『きゅー!!』
ぴえヨンが足を後ろに伸ばす。
『はーち!!』
ぴえヨンがお尻を上げる。
『なーな!!』
これは間違いない……
『ろーく!!』
クラウチングスタートだ。
『ごー!!』
だとすると……
『よーん!!』
ぴえヨンはアレを……
『さーん!!』
使うのだろう……
『にー!!』
筋肉魔法の1つ……
『いーち!!』
そう、SASUKEでトールがお茶の間に伝説を残した
『ぜーろ!!24時間マラソン!!スタート!!』
「ハムストリングス魔法……ビックバンダッシュ!!」
ぴえヨンは大地を蹴り、圧倒的な加速で走り出した。24時間マラソンのスタートだ!!
次回は鉄腕カタッシュ!!オリジナルシュークリームを作り(材料から)、24時間テレビで配るよ!!
ドミナP率いる新生B小町にやってもらうロケは!?なお、アストルフォきゅんと吾郎兄ちゃん着いてきます
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珍獣ハンターB小町!?
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日本でもりあがる祭りはなに祭り?
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鉄腕カタッシュ!!
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B小町農園
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無人島脱出!!
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イタズラジャーニー!!