VTR 私達のラーメン、俺達のシュークリーム
『なんか、凄い題名で始まったよ!?』
鉄腕カタッシュとのコラボでのVTRが始まった。なお、VTRを見ているトール、アイ、フィンの声は『』で現す事とする。
始まりは去年からだった。トールとアイ、フィンが日曜日午後7時のゴールデンタイムから放送されている農業&開拓チャレンジ番組 鉄腕カタッシュに出演した時だった。
鉄腕カタッシュはYARIOの皆さまがレギュラーとして日々、カタッシュ村で畑仕事をしたり、東京湾のカタッシュ海岸を整備して多くの生物を招いて環境を整えたり、無人島を開拓したりと様々なチャレンジ番組なのだ。しかし、YARIOの皆さまも高齢化が進んでおり、跡継ぎが欲しかった。そんな時にトール達が番組に遊びに来てくれたのだ。
「なあ、トールくんや。これからも好きな時に番組に遊びに来てや」
「えっ?いいんですか?喜んで」
だが、鉄腕カタッシュは現代っ子には厳しい番組でもあった。船の免許は後々に取らないといけないし、なんならヌタウナギの肝を全て一瞬で取り出す秘術も覚えないといけない(茂フーリンを入れて全国に3人しか居ません)、現代っ子には厳しい昔ながらの農業をしたり様々だ。故に、同じ事務所から後継者が現れず……YARIOの皆様は困っていた。そんな時に魔法が使えるトールと愉快な仲間が現れたのだ!!それにトールの仲間のフィンとB小町はバラエティーに染まっており、なかなかの無茶振りもOK!!その事もあってか、トール達は茂フーリンの口添えもあり、あっという間に準レギュラーと成ったのだ。
「所で君達。折角、カタッシュ村の準レギュラーに成ったんだ。なにか、長期的な企画をやってみてはどうだ?」
30代後半の白髪イケメン松岡カルナに言われ、トール達は考える。折角、カタッシュ村の準レギュラーと成ったのだ……自分達が主役の企画をやってみるのも良いかもしれない。
「じゃあ、一からシュークリーム」
「おいおい、トールはシュークリームが好きだなおい!!そんじゃ、私はラーメンを推すぞ!!一から手作りでラーメンをつくんぞ!!」
『あっ、オンエアなかなかないと思ったけど。此処で使うんだ』
こうして、トール・ヴァーミリオンは一からオリジナルのシュークリームを作るために!!後の珍獣ハンターはオリジナルのラーメンを作るために、仲間と共に旅だったのだった!!
『なんか、珍獣ハンターって変なテロップ入ったよ!?』
『そういやニノちゃん。コモドアイランドって島でコモドドラゴンに追いかけられたって言ってたな』
北海道。良質な牛乳を求めるため、トールは遥々北海道にアイとフィンと共に訪れていた。
「此処が北海道か……広いな」
「広いね……トールくん。移動はどうする?」
「えっ、ファイアボルト」
「君ともう1人しか乗れないよね!?あと1人アイさんだとして、どうするの!?」
北海道は御存知、牧場等の酪農家が沢山居る。牧場だけではない、最近ではアニメ ウマ娘で有名となった競走馬の多くも北海道で過ごしており、北海道で産まれているのだ。物凄く広く、北海道は寒く……試される大地とも言われている。だが、同時に北海道は危険地帯でもある。何故なら、この地球上で最もデンジャラスな哺乳類の仲間が生息しているのだから。
「3人とも!!早く此方に来なさい!!ヒグマが来てるわ!!」
アイのマネージャーとして共にやって来ていたミヤコ夫人が告げる。そう、そのデンジャラスな哺乳類とはヒグマの事だったのだ。
ヒグマ。分厚い骨と筋肉の鎧、そして剛毛と分厚い皮膚の外骨格?はアーミナイフさえ防ぎ、散弾銃さえ防いでしまう。
肉食よりの雑食であり、執着心が強く自分の物が奪われたら何としてでも取り返す。
悪路な山道を時速60キロ以上で疾走し、平地ならばウマに匹敵する。その豪腕は並みの人間を一撃で粉砕し、嗅覚は犬さえも凌駕するほど優れている。木登りも得意で身のこなしも軽々だ。
と……一般的に伝わっているヒグマのスペックでこれである。こんなスペックを見て一言言うとならば、神様がうっかり作っちゃったプレデターなバグキャラである。
簡単に言えば、両手にサバイバルナイフを装備したクリス・レッドフィールドが最強牝馬アーモンドアイの速度で突っ込んでくるのだ。しかも山道を、その上軍用犬以上の嗅覚のサーチ能力!!もう、絶望である。
「トールくん!?」
「威嚇射撃しますね」
トールは杖を取り出して、ヒグマに構える。
「ミラ ブリジンガー!!」
固有魔法 ミラを付与させ、わざとギリギリにヒグマに当たらないようにブリジンガーを解き放ったトール。放たれたブリジンガーは杖の先から、青い炎と雷撃のビームと成ってヒグマの眼前に着弾して爆音を響かせる。
そしてヒグマは非常に賢い野生動物だ。最近では動物愛護団体(無知な方)「ヒグマも生きてるのよ!!殺すんじゃなくて、空砲で追い払いなさい!!」と言うが……既にヒグマは空砲だと理解している場合もあるのだ。その場合、此方がヒグマに殺されてミンチにされて食べられる。
「まー!?」
だが、ヒグマはマジのブリジンガーを目撃し……更にトールな背後に……狩人帽子を被り……ライトアーマーの上からマントを羽織った隻眼の男を幻視する。その隻眼の男は右手に緑色の十文字槍……グングニルを持っていたのだ。
「まぁぁぁあ!!」
ヒグマさん。運命の軍神オーディンを見てしまい、全力で逃走した。
「よし」
トール・ヴァーミリオンVSヒグマさん。勝者はトール・ヴァーミリオンであった!!
なお、ヒグマさんが幻視したと思われるオーディンは……トールのサモンズ 運命の神で現れたスタンドを参考に、CGで作って映像を加工して付与させてみると……
『魔法使いって一人一人に神様付いてるの!?』
『いや、こうして神様が本当に力を貸してくれるのはごく僅かだぞ?』
『そのごく僅かにトールは居るんだね!!』
当然ながらの反応である。因みにアイは後に知るが、お腹の中の三つ子の内、2人がトールと同じくサモンズを高校生卒業までに修得することを知らない(アストルフォに関しては史上最年少)。
そして、無事にカスタードクリームの材料をゲットしたトール達であった。
2週間後。
「生地は畑で作ってる小麦から作るけど、アレンジも加えたいね」
カタッシュ村の母屋。そこで手作りシュークリームを作ったトールはアイやフィン、スタッフの皆さんに配っていた。とは言え試作品であり、肝心の小麦が出来てないので試作品しか作れず……残念ながら小麦粉はスーパーで買った物を使っている。
「うん!!美味しいよ!!」
「凄いね、トールくん!!シュークリームも作れるんだ」
「イーストン魔法学校は全寮制だったし、許可を貰わないと町に出れなかったから。だから勝手に厨房で作ってた」
「勝手に厨房で作ってたの!?」
だが、日本でチョコレートの原材料であるカカオの豆を作るのは非常に難しい。カカオは特殊な蚊を用いて受粉させる必要があり、更に日本の気候ではカカオは育たないのだ。
「蜂蜜はどうだい?」
YARIOの1人、国分ヴラドが教えてくれた。カタッシュ村ではニホンミツバチも飼育しており、ミツバチが蜂蜜を作ってくれるし野菜や果物の受粉も手伝ってくれるのだ。
「蜂蜜ですか?」
「うん。良いと思うよ」
そして国分ヴラドの発案で、蜂蜜をアレンジに使うことに決定!!いざ、ニホンミツバチの巣に近付くが……
「大変だ……オオスズメバチだ!!」
日本最強の昆虫がニホンミツバチの巣に襲撃を仕掛けていたのだ。
オオスズメバチ。日本が誇る世界最強の蜂であり、中絶手術や戦争+マラリア(蚊)を除けば世界で最も人を殺している昆虫であり、正真正銘世界最強の蜂なのだ。その筋力は凄まじく、蟻の進化系なので最強の筋力を誇り……毒針は相手が死ぬまで何度も撃ち込んでくるプレデター。某国がキラービー撲滅の為に導入を考えたが……オオスズメバチの手で生態系が完全崩壊してしまう危険性を考え、海外進出は未然に終わった天然危険物である。因みに近年、なんらかのルートで北米に上陸し……とある農家のセイヨウミツバチを一瞬で皆殺しにした(マジです)
「近くに巣が有るかもしれない。トールくん、アイちゃん、雨宮くんは下がって」
「そやで、オオスズメバチは危ないんや!!お母ちゃん達に任せとき!!」
だが、トールは魔法の杖を取り出す。
「ミラ発動。対象オオスズメバチとその巣及び女王。ミラ ブリジンガー!!」
トールは運命魔法を発動させながら、ミラ ブリジンガーを放つ。放たれたブリジンガーはミツバチを襲っていたオオスズメバチだけを破壊し、ガクン!!と急旋回して山の方に向かう。そして斜め下に角度を変えて山に突き刺さり……オオスズメバチの巣だけを破壊した。
「よし」
『「よしじゃねぇぇえ!!」』
オオスズメバチを倒した!!ニホンミツバチの蜂蜜、オオスズメバチの蜂の子の丸焼きをゲットした!!
VTRは一先ず終わり、トール達の前にカタッシュ村で取られた材料で作られたシュークリームが運ばれる。これは24時間テレビが始まる前にトールが作ったものだ。
「これが完成品です。小麦粉はラーメンとおなじなので、ラーメン編でどうぞ」
そしてトールとアイはシュークリームを美味しそうに食べる。
「はい!!VTR始まります!!」
フィンが告げて新たなVTRが始まった。
次回!!バラドルとラーメン!!
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