星野アイと運命の魔法使い   作:静かなるモアイ

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陽東学校に入学!!


アストルフォ・ヴァーミリオンと陽東学校入学

苺プロダクションの城。

 

そこに陽東学校高等部 新2年生である有馬かなは訪れていた。あと3日程で2年生となるかなであったが、かなは芸能人であるが同時に今はフリーの役者。両親が色々あって離れ離れとなり、今は後見人である()()()()()()()()()()()()魔法使いの所でお世話に成っているが、今はフリーの役者。かつては天才子役と言われたが、今は元天才子役(笑)とネットで囁かれ……知名度の為か仕事はあるがそれでもギャラは低めなのだ。

 

「ねえ、おじさま。なんで私、苺プロダクションに所属する事になるの!?」

「いやか?俺のようなナイスガイに成れるぞ!!」

「私は女の子よ!?」

 

苺プロダクションのロビー近くにある喫茶店。その喫茶店は対人スキルや芸能人が希薄になりがちな普通に働いてお金をもらう喜びを改めて知るための喫茶店でもあり、苺プロダクション所属の芸能人やYouTuberが仕事のない時に、バイトとして働いている場合がある喫茶店だ。

そんな喫茶店の席に座り、珈琲を飲む人物が二人いる。1人は赤い髪をしたロリフェイスの有馬かな、もう1人は両親が離れ離れと成ったかなの後見人を5年前からしている……かなのもう1人の父親とも言える神覚者 ライオ・グランツ(妻子持ち)である。

 

「かな。アイドルをしてみないか?出来る出来ないじゃない、やるかやらないかだ」

 

ライオは神覚者であるが、5年前にマッシュ・バーンデッドの死刑に反対した人物であり、今はイーストン魔法学校で弟と共に教鞭をとっているレイン・エイムズと共にマッシュの味方をした人物だ。魔法界育ちの魔法使いだが、人間的に超優れたナイスガイであり、魔力のない人間への偏見もない。その為か、魔法界と違い5年前に初めて訪れた人間界で人の暖かみを深く知り……そしてアイドルや芸能界という夢のような職業を知り妻子と共に人間界への移住を決めたのだ。

人間界への移住を決めて暫く、事件が終わってから斉藤社長に華麗なる土下座を決めて苺プロダクションのマルチタレントにリクルート!!その後は両親が居なくなったかなを引き取ったり、バラドルとして活躍したりして人間界に染まった。因みに世界の果てまでイッテBでは特別助っ人キャラ ヘルメットおじさまとして「アイキャンドューイッ!!」や「自己肯定感だぁあ!!」と名言を出して無茶振りをこなしてくれる。適合した神様は太陽神ヒュペリオンであり、めちゃくちゃ強い。

 

「アイドル!?私が!?」

「そうだ、アイドルだ!!話は俺が既に通してるぞ!!おっと……そろそろだ」

 

とライオが言うと、向こうの方からスーツ姿の二十歳程の青年、そして私服姿のルビーが歩いてきた。

この青年は斉藤ドミナ。苺プロダクションに所属する役者兼新人アイドルプロデューサーだ。斉藤夫妻の戸籍上の息子であり、5年前に養子に成った。元を言えばラスボス陣営の幹部であったが……トールの力で「愛情に飢えてるな……君、誰かから愛してほしいんだろ?」「君が親から向けられている物は愛情じゃない」と本質をつかれてボコボコにされ、トールの手で拉致。その後、斉藤夫妻から本当の愛情を向けられてこちら側について、事件後に本当に子供と成ったのだ。神覚者マッシュ・バーンデッドの実の兄であり、強い。適合した神様は海神 ポセイドン。

 

「ドミナさん!?ルビー!?」

「さてと、有馬かな。B小町の3期生を募集してるんだが、どうだろうか?」

 

ドミナは語る。伝説のアイドル B小町。1期生であるアイ・ヴァーミリオン、珍獣ハンターニノ、途中参加の2期生のホノカ、梓、ニコを筆頭としたアイドル→バラドル→ママドル(未婚の珍獣ハンター以外)と進化を繰り返すアイドルグループだ。

長らく新メンバーの募集を行っていなかったB小町。だが、今回から3期生を募集することを決定。3期生のプロデュースをドミナが担当し、現在決まっているメンバーはルビー・ヴァーミリオン、魔法界からの留学生アンナ・クラウン、特別?メンバーとしてアストルフォ・ヴァーミリオンが入っているのだ。現在、3期生の正規メンバーは2人だけ……大絶賛メンバーを募集中なのだ。

 

「分かったわ。やるわよ!!」

「よし、それでこそ俺の娘だ!!」

「ようこそ、先輩!!B小町へ」

「これでB小町のメンバーも3人だな」

 

有馬かな、B小町3期生の1人として加入する!!これが女性側としての数少ないツッコミ担当と成ることを。

 

 

 

 

2日後。陽東学校の入学式。

 

青い制服に身を包んだ新入生の諸君が陽東学校に集っていた。陽東学校は日本でも数少ない芸能科がある高等学校であり、更に今年度から魔法界のイーストン魔法学校と協定を結び、イーストン魔法学校の生徒としても魔法を学べるように成ったのだ。同時に魔法界の子供達は芸能界や暖かみのある人間界への留学も魔法を学びながら行けるようになり、陽東学校に入ることが出来るようになったのだ。

 

「今年も可愛い子供達がやって来たな」

 

陽東学校の校長先生は続々とやって来た新入生を見て、誇らしげに微笑む。

陽東学校は多くの芸能関係者が入学してくる。タレント、アイドル、雑誌モデル、俳優、歌舞伎役者、挙げればキリがない。出席日数に融通が物凄く効くためか、東京を拠点に活動する芸能人の大半はこの陽東学校に進学するのだ。

 

「しかし、イーストン魔法学校との協定か。ライオさんからの提案だったが……魔法も随分と日本に受け入れられたな」

 

魔法が初めて確認された十数年前。トール・ヴァーミリオンが魔法界から人間界にやって来て、魔法が認知され始めた。トール・ヴァーミリオンは魔法の才能をバラエティーやタレント活動として多用し、やがて5年前の魔法を用いた戦争まで勃発するわ、魔法界から移住する人まで現れるわと魔法は日本に完全に受け入れられた。

 

「イヤッホォォオーーー!!初日から伝説を残していくよ!!」

 

爆音と共に騒がしくなる。何事かと思った校長であったが、その騒がしさは直ぐに判明した。

 

「このアホー!!普通に来いよ!!てか、俺だけ先に行って、って何かあるなと思ったが……初日から問題を起こすな!!」

 

苺プロダクション所属のお笑いタレント?の星野吾郎のツッコミが響く。何事かと思った校長は声の方を見てみる。そこでは……

 

今から10年程前に大人気ソフト ポケットモンスタースカーレット&バイオレットに出てきたバイオレットのパッケージポケモン ミライドンのライドフォルムに跨がり、綺麗にドリフトターンを決めるアストルフォの姿であった。

 

「ふー、やっぱりポケモンは良いね。ポケモンマスターにボクはなる!!」

 

ドリフト駐車を決めたアストルフォ。まさかのポケモンの登場に周囲は騒がしくなる。因みにこのミライドン、アストルフォがそこら辺の石ころを変身魔法でミライドンに変身させたのだ。余談だが、アストルフォがその気なら自身をアルセウスに変身させてポケモンを正真正銘現実の存在にさせる事も出来る。

イーストン魔法学校にも通う陽東学校の生徒達は制服の上から魔法のローブを羽織っており、その為か魔法使いの生徒やルビーにアストルフォは魔法のローブを羽織っている。

 

「あーちゃん。ミライドンはやりすぎだよ?」

 

と言うルビー。因みにルビーは入学祝で買って貰った魔法の箒のスポーツモデル ニンバス2030に腰かけて浮かんでいる。ニンバスはファイアボルトと比べると速度は遅いがそれでも充分に速く、なおかつ乗りやすいと初心者向けのスポーツ箒だ。む?ファイアボルトは速すぎて比べるなって?それは言わないお約束。

 

「ルビー。お前も人のこと言えないぞ?」

 

前世と比べてハジケる弟と妹を見て、吾郎は胃が痛くなって胃を抑えている。

 

「よっ!!星野!!ここでも宜しくな!!」

「相変わらずルビーちゃんとアストルフォに振り回されてるな、苦労人!」

 

と吾郎に声をかける人物が2人現れた。

 

1人は眼鏡を黒髪短髪の少年。彼はポンタとMIUの一人息子であるお笑い芸人とタレントを合わせたお笑いタレント志望の次郎、ポンタの息子で次郎の為なのかルビーやアストルフォ達からはポンジロウと呼ばれている。所属事務所は両親と同じく所である。

 

もう1人は青い髪をしており、頬に短い魔法使いの線が入っている。彼は城島コンラ、YARIOのリーダー 茂フーリンとグラビアアイドルの間に産まれた魔法使い。突然変異で魔力を持って産まれ、ルビーやアストルフォと同じく魔法使いとして学びながら陽東学校に通うのだ。杖は黒い槍のような物であり、本人はドゥバッハ(クー・フーリンが持ってたもう1つの槍)と呼んでおり……杖の神様はクー・フーリンである。

 

「ああ、宜しく頼むよ」

「なあ、星野!!俺と一緒にM-1出ようぜ!!」

「磯野野球しようぜのノリで、俺をお笑いに引き込むな次郎」

「「えっ?お前ってお笑いタレントだろ?」」

「ちげーよ!!」

 

だが、小学校からの友人と共に高校生活を満喫出来るためか吾郎は嬉しそうだ。

 

 

陽東学校の芸能科でも沢山のクラスがあり、吾郎と次郎は同じクラスと成ったが……アストルフォ達とは別のクラスに配属された。

1年G組に配属されたのが吾郎、次郎。1年F組に配属されたのがアストルフォ、ルビー、コンラであった。

 

「あっ!ルビーちゃん、アストルフォくん!!」

「アンナちゃん!」

「やっほーアンナちゃん」

 

そしてF組にはB小町3期生のメンバーに内定している、水色の髪をした美少女 アンナ・クラウンの姿もあった。アンナは11年前、魔力を失うウイルス性の難病を煩い、魔力を失って両親に殺されかけた過去がある。だが、魔力が戻ってからは兄が過ごした人間界の良さに引かれて……今は兄と2人で都内のタワマンで暮らしている。

杖の神様は日没の女神 エレシュキガル。

 

「このクラスなんだ!」

「うん。宜しくね」

 

芸能科のクラスメートは全員が芸能人だ。周囲にはアイドル、芸能人、マルチタレント、歌舞伎役者、など様々だ。

 

「君達も?うちは寿みなみ。宜しくね」

 

エセ関西弁で話すのはグラビアアイドルの寿みなみ。超美女でおっぱいがデカイ!!それもその筈、Gカップのナイスバディである。先月のヤンジャンの表紙を飾った。

 

その時……周囲が騒がしくなる。

 

「生放送で遅くなりました」

 

1人の美少女が現れた。その美少女は不知火フリル。苺プロダクションとは別の芸能事務所所属だが映画、ドラマ、朝のニュース番組とマルチに活躍する今をときめく超大物芸能人なのだ。

 

「凄い!!あーちゃん!!生の不知火フリルだよ!!」

「凄いね!」

 

芸能科は芸能人が多くやって来る。

 

そして、その担任も当然ながら芸能人だ。

 

「全員、席に座れ。出席をとるぞ」

 

その担任は水色の髪をしたイケメンの青年だった。顔には2本の線が入っており、魔法使いなのは間違いない。

彼はランス・クラウン。神覚者の1人であり、アンナの5つ上の兄である。英雄マッシュ・バーンデッドの友であり、マッシュと共にトールブートキャンプを受けた1人だった。適合した神様は星の女神ネメシス、めちゃくちゃ強い。因みに苺プロダクション所属のモデルである。

 

「俺はランス・クラウン。このクラスの担任を任された。

このクラスは芸能関係者は勿論のこと、イーストン魔法学校との共同生徒もいる。

陽東学校は出席日数は慣用だが、テストの成績は進級に響く。芸能活動に精を出すのは良いことだが、学業も怠るなよ?では3年間宜しく」

 

ランスはそう告げ、出席を取っていく。

 

「アンナ・クラウン」

「はい!!お兄ちゃん!!」

 

だが、このランス。顔はイケメン、指導力も高く、めちゃくちゃ強い、完璧な人物かと思うが……1つ欠点がある。それは……

 

「ぐばぁ!?」

「「「この人、勝手に後ろに吹き飛んだ!?」」」

 

とんでもない程にシスコンなのだ。アンナの尊さでダメージを受けたりする程にシスコンなのだ。物凄くシスコンなのだ。

 

「とうとい……ぐふ」

 

ルビーとアストルフォの陽東学校での生活が始まるのだった!!




次回!!今ガチのオンエア!!

アストルフォ「ホオジロとったどぉおお!!」
鏑木P「今ガチが……バラエティーに乗っ取られた」

ドミナP率いる新生B小町にやってもらうロケは!?なお、アストルフォきゅんと吾郎兄ちゃん着いてきます

  • 珍獣ハンターB小町!?
  • 日本でもりあがる祭りはなに祭り?
  • 鉄腕カタッシュ!!
  • B小町農園
  • 無人島脱出!!
  • イタズラジャーニー!!
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