あかね「苺プロに移って結構経ちましたね」
あかね「そういえば……アストルフォ・ヴァーミリオン……アスくんっていつもリストバンドのような腕輪着けてるんですよね?」
あかね「あれ、外したらどうなるんですかね?ライオさんやウォールバーグさんは『外すと大変な事になる!!』って言ってましたし……なんなんですか?」
「ふっ……ガキどもも無事に陽東学校に進学できたし、B小町3期生のメンバーも徐々に集まっている。良い感じだな……」
苺プロダクションの城にある社長室。そこで優雅に珈琲を飲む人物がいた。彼の名前は斉藤壱護。超絶大手の芸能プロダクション 苺プロの社長であり、僅か20年足らずで弱小事務所だった苺プロダクションを一代で超絶大手芸能事務所に育て上げた敏腕社長だ。
社長室には様々なトロフィーや記念撮影の際に取られた写真が飾られている。苺プロダクションは元々と言えば、中学生のモデルから派生したアイドルグループ B小町を世に産み出し、そして魔法使いトール・ヴァーミリオンの加入を切っ掛けに進化していった芸能事務所なのだ。その為か、トロフィーはB小町が取得した物や、トールがSASUKE完全制覇(やりすぎて殿堂入りという出禁)のトロフィーが沢山飾られており、他にはボディービルダー兼振り付け師兼YouTuberのぴえヨンがボディービルコンテストでゲットしたトロフィー等が飾られている。
「俺も3人の孫と幼稚園の娘が居る身だ。世程の事が起きても冷静に物事を判断できる。経営には大切な事だからな……」
優雅に珈琲を飲み干す社長。斉藤社長はこう見えて3人の孫、幼稚園の娘がいるお爺ちゃん。もう51年も生きており、長い時を生きた経験が物事を冷静に判断させて、怒ることはけしてない。
「イチゴ爺ちゃん。居る?呼ばれたから来たよ」
おっと、どうやら可愛い孫の1人 アストルフォがやって来たようだ。なに、可愛い愛娘であるアイの息子も当然ながら可愛いのは決まっている。それにアストルフォはアイに容姿が極端に似ており、素質は両親の優れた素質2つを一気に受け継いで割らなかった存在だ。そんなハイブリッド男の娘は自慢の孫なのだから。
「おう。居るぞ」
アストルフォを此処に呼んだのは斉藤社長だ。社長はアストルフォが出ることに成った番組の詳細を説明する為にも、招いたのだ。
アストルフォが出ることに成った番組は鏑木Pが番組プロデュースを行う、中高生のリアルな恋愛模様を描いた演出は有るが台本無しの恋愛リアリティーショー番組『今からガチ恋始めます』という物だ。
恋愛リアリティーショーは世界中で人気であり、中高生から大人を魅了する男女の恋愛模様を描いた番組なのだ。
そんな恋愛リアリティーショーに出演する事と成ったアストルフォであったが、これは兄である吾郎の推薦であった。吾郎は「アストルフォも恋をしたら変わるだろう」と思い、アストルフォを恋愛リアリティーショーに巻き込んだのだ。因みに吾郎は経験を積むため+下心である!!
その今からガチ恋始めます……縮めて今ガチに出演する高校生は以下の7名だ。
ダンサーをしている熊野ノブユキ(高校2年生)
本人は役者のつもりだがドッキリグランプリや珍獣ハンターの為にお笑いタレントとして認知された星野吾郎(高校1年生)
バンドマンであり楽曲も手掛ける森本ケンゴ(高校3年生)
YouTuberでありインフルエンサーのMEMちょ(高校3年生。ただし年齢18?)
ネイルが特技であり、モデルをしている鷲見ゆき(高校1年生)
劇団ララライの若いエースであり、天才女優の黒川あかね(高校2年生)
そして人類最高傑作の天災(誤字じゃないよ)魔法使いアイドル男の娘 アストルフォ・ヴァーミリオン(高校1年生)
の合計7名で行われるのだ。む?男4人で女3人なら1人ハブられるって?アストルフォきゅんは男の娘枠だから問題はない。
手元の資料を見て斉藤社長は孫二人の恋模様をこっそりと応援することを決意する。しかし、アストルフォはまだ入ってこない。すると、引戸の扉がギシギシガシガシギシャギシャと擬音をたてながら震える。まさかと斉藤社長は思う、その瞬間…ズゴーン!!と音が響き扉が見事に取れてしまい、扉を軽々と持ったアストルフォが部屋に入ってきた。
「ゴルゥァァァア!!」
「ごめん爺ちゃん。取れちゃった!!てへ」
「てへじゃねぇぇぇよ!!お前、なん回目だ!?引戸だっていってんだろ!!このやり取り、先月もしたよな!?先月したよね!?なんでもぎ取ってんの!?どんな馬鹿力なの!?」
「ごめん、爺ちゃん。直すよ」
「直すにしても力業で直すなよ!?レパロ使えよ!?いいか?最初からレパロ使えよ!!」
その後、扉はアストルフォのレパロで無事に直った。
「アストルフォ。お前を呼んだ訳だが、吾郎がお前に仕事を持ってきたんだ。恋愛リアリティーショーという企画でな……」
「へー、吾郎兄ちゃん出るんだ」
「いや、お前も出るんだよ?台本は無いから、アドリブで頑張るんだ」
後に斉藤社長はこう語る。吾郎と鏑木Pを何としてでも説得して、アストルフォを出さないようにするべきだった。遅かった、恋愛リアリティーショーがハジケリアリティーショーに変わったのだから……オーバー二十歳も変態リアリティーショーに成ってしまったしな……はぁ。と語っている。
アストルフォは社長室を後にして、一階の談話室に来ていた。そこでは次の仕事までの待機時間を用いて休憩している苺プロ所属の芸能人が寛いでおり、その中には両親であるトールとアイも居たのだ。
「お父ちゃん!!お母ちゃん!!見てみて!!新しいお仕事貰ったよ!!」
「恋愛リアリティーショーか……若者には人気のコンテンツだけど、アストルフォ……気を付けないといけないよ?」
トールは語る。恋愛リアリティーショーは若者に人気のコンテンツであり、世界中で行われている。だが、恋愛リアリティーショーは今まで50人以上の自殺者を出しており、心を病んでしまう人も少なくない。人気のあるコンテンツとは言え、国によってはカウンセラーのカウンセリングが義務付けられている所もあるのだ。
芸能人だけではなく、抽選で選ばれた一般人も出ることが出きるので当然と言えば当然だろう。しかし、多少の炎上に慣れている芸能人はともかく、炎上なんて経験したことがない民間人がリアリティーに出て炎上してしまい、ネットやTwitterで集中砲火を受けてしまえば心に大きな傷を負ってしまう。勿論、それは芸能人もおなじであるが。
「そうなんだ」
「特に真面目な子程、どうでも良い炎上等にも目を向けてしまって心にダメージがくるんだ」
「そう。でもアストルフォはそのままで良いよ?ママ達はアストルフォがそのままの方が輝けるから……おもいっきりハジケてね?」
「うん!!」
この瞬間、今ガチシリーズはバラエティー番組へと路線が切り替えられてしまった。
そして収録当日。
第1話は顔合わせという事もあり、綺麗な浜辺のビーチで行われる。
「やあ、俺は森本ケンゴ。宜しく」
「熊野ノブユキだ。宜しく!!」
「鷲見ゆきです。はじめまして」
「黒川あかねです……その……宜しくお願いします」
「みんな、MEMちょだよ!!」
「吾郎です!!皆、宜しくね!!(せっかくだし、楽しんじゃいますか!!)」
アストルフォ以外の出演者はビーチで集まり、嬉しそうに話を行って親睦を深めていた。
一方のアストルフォきゅんは……
(逃げろ!!逃げろ!!なんなんだ!?あの人間は!?俺の餌じゃなかったのか!?)
ホオジロザメを狩っていた。アストルフォは鍛えられたmuscleパワーを駆使し、海流の乱れが起きる程の速度で海を泳ぎ……ホオジロザメを追い詰めていく。
「後ろだよ?鮫なんて食べるの久しぶりだな~君、フカヒレね?」
アストルフォが左手に持った杖がバチン!!と赤い電気を浴びて真紅の片刃の長剣へと変化した。アストルフォは略式サモンズを無詠唱で使って、杖を魔剣レーヴァテインに変化させる。レーヴァテインは北欧神話の終焉の際に振るわれる終末の魔剣。そのレーヴァテインをホオジロザメに向けて渾身の腕力+腰の力+全身フル稼働で振り上げる。その瞬間……
「フルマスクルズ魔法+
海が割れた。
「「なんだ!?」」
海が大きく割れた。まさかの事態に鏑木P率いる番組サイドは大きな声を出して驚く。当然ながら撮影は続いており……彼等の声も入る。
「「何が起きた!?」」
ケンゴとノブユキも声に出して驚き
「あのアホォォォォオ!!やっぱりなんかやりやがったぁぁあ!!」
吾郎はこの事態を引き起こした人物に心当たりしかなく、まだ姿を見せてない弟に向けてツッコミを入れる。
鷲見ゆきとあかねは唖然としてしまい、言葉が出てこない。MEMちょなんて、あまりの事態に現実逃避をしようかとしている。
「ホオジロサメとったどぉおおーーー!!」
左手にレーヴァテインを持ち、右手で捕獲したホオジロザメを軽々と持ったアストルフォが割れた海から飛んできた。飛んできたアストルフォはピチピチトレーニー姿であったが、吾郎達の前に現れると魔法を応用して瞬時に陽東学校の制服+ローブ姿に瞬時に変わった。
「テレビの前の皆!!ボクはアストルフォ・ヴァーミリオン!!世界最強の魔法アイドル……マホドルを目指すオトコノコでーす!!……ところで……」
「皆でサメ食べない?お寿司にしても美味しいし、照り焼きにしても食べれるよ?フカヒレは美味しいよ?」
「初対面の人になに勧めてんだ!?すいません!!本当にすいません!!弟がすいませーーーん!!」
恋愛リアリティーショー?いいえ、ハジケリアリティーショーの始まりです。
アストルフォきゅんは拘束具でリストバンドの重り(魔法が施された他の存在は重さを感じない、超絶重い……マッシュの使ってるヤツと一緒)が付けられてます。外すと……
推しキャラアンケート!!みんなの推しは!?
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トール・ヴァーミリオン
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アイ・ヴァーミリオン
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ツッコミ職人1 雨宮フィン
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ツッコミ職人 2原作フィン
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星野吾郎
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ルビー・ヴァーミリオン
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アストルフォ・ヴァーミリオン
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斉藤社長
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ミヤエモン
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ぴえヨン
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マッシュ・バーンデッド
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ウォールバーグ爺ちゃん
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両さん
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有馬かな
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黒川あかね
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MEMちょ(25)
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全裸族 ドミナP
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ランス・クラウン
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片寄ゆら
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スピリタス