B小町3期生は徐々にメンバーが集まってきており、特別メンバーのアストルフォを除けば正式メンバーは現時点で4名集まっており、あと1名集まればB小町3期生は晴れて公式にデビュー出来るのだ。しかし……
「ルビーとアンナは苺プロの公式YouTube番組に出てたりしてるから、B小町の次期アイドルとして顔は売れてきてるけど……2人は苺プロの所属アイドルとは多くの人に認知されていない。そこで、ちょっと裏技を使って知名度を一気に上げるよ」
トールの言う通り、B小町3期生はまだ本格デビューしてないし……なんならルビーとアンナ以外の2人は苺プロの公式YouTube番組に出演してないので、苺プロとしてのアイドルとしては認知されていない。今の時代は大YouTube時代とも言える程にYouTubeが常識となっており、YouTubeは広告や宣伝としても使える。そこでトールはB小町3期生に大物YouTuberとコラボし、大々的に新メンバー2人の顔出しを行うことを決意したのだ。
本来ならプロデューサーであるドミナが行わなければ成らないのだが、ドミナは現在……神奈川の海沿いの街で今ガチオーバー二十歳に出てるので、代わりにトールが行ってくれたのだ。
「で?その大物YouTuberって誰なんですか?私、あんまりYouTube見ないからYouTuberのことあんまり知らないのよね」
「確かに苺プロはミヤコさんがネット部分を担当してて、多くのYouTuberやVTuber、TikTokerやストリーマーが所属してましたね。コラボの難しさから考えてVTuberではないとなると、やはり普通のYouTuberの方ですか?」
大物YouTuberとコラボして、新たに宣伝する人物はB小町3期生として加入を決めた有馬かな、黒川あかねの2人である。
「それじゃあ、入ってきてもらうよ。どうぞ」
トールがそう告げた瞬間、扉が開いて1人のYouTuberが現れた。
「おまかせ」
そのYouTuberはヒヨコの被り物を被り、筋骨隆々なmuscleボディー!!そして被り物を除けば衣類はビルパン1つというボディービルダーのような出で立ちであった。そう、つい先日にアメリカでの筋肉留学を終えて帰ってきたぴえヨンその人である。
「へっ……」
「「へ?」」
「変質者だぁぁあ!!」
だが、かなはYouTubeを見ていない。ぴえヨンもこの数年はテレビに出ておらず、YouTubeに活動拠点を変えて活動しており……テレビに出てもSASUKEやオールスター番組等のお祭り特番位しか出ていなかった。その為か、かなはぴえヨンの姿から変質者だと断定して叫んでしまったのだ。
「えっ!?有馬先輩!?ぴえヨンを御存知ないの!?」
「お父ちゃんの先輩で、苺プロネット部門で最も稼いでる稼ぎ頭だよ!?」
「昔はテレビに出てて、パパやママと共にフィンおじさんにツッコミを入れられていたんだよ!?」
「そんなに有名人なの!?」
「因みに僕、YouTubeだけで年収一億だよ」
「変質者と言ってすいませんでした!!」
日本ボディービル選手権、4度優勝。
SASUKE完全制覇、1回。
SASUKEサードステージ出場、8回。
全米クラシックフィジーク優勝、1回。
アジアボディービル選手権、2回優勝。
金の盾有り。
これがぴえヨンの華麗なるタイトルの数である。
そんな大物を知り、かなちゃんはジャンピング土下座を行うのだった。
「君達は僕とコラボして一気に知名度を上げるよ!!ルビーちゃん、アンナちゃん、そしてアストルフォくんは苺プロのYouTube番組に出たことは有るから知名度は有るけど……2人は苺プロ所属としては知名度は低いからね」
2時間後。
「ピヨピヨォォ!!ぴえヨンチャンネルの時間だよ!!今日は特別ゲストが居るよ!!」
遂に始まったぴえヨンチャンネルの収録。勿論、収録は苺プロ城の中にある特別スタジオであり、良くぴえヨンを含めた苺プロ所属のYouTuber達が収録に使っているスタジオでもあるのだ。YouTuberならご自宅でも編集すれば?収録すれば?と思うかもしれないが、個人勢YouTuberが収録スタジオ(他の場所)を使うにはレンタル料もかかるし尚且つ事前に予約しなければ使うことが許されない。
そう考えれば申請すれば自由に苺プロ城の設備を使うことが出来る、苺プロ所属のYouTuberの強みだと言えるだろう。
「はーい!!ルビー・ヴァーミリオンです!!」
「アンナ・クラウンです!!」
「ふっふふ!!そして天災マホドル アストルフォ・ヴァーミリオンでーす!!」
ピンクのジャージ姿のルビー。水色のジャージ姿のアンナ。そして赤色のジャージ姿のアストルフォが現れた。
「ゲストは昔から僕のチャンネルに出ているルビーちゃん、アンナちゃん、アストルフォくんだけじゃないピヨ。
何でもルビーちゃんとアンナちゃんは内定してるけど、今度うちの会社でB小町の3期生を始動させるそうなんだ。その追加メンバーの発表を僕のチャンネルで行なうピヨ!!」
そしてぴえヨンがそう叫ぶと、ぴえヨンと同じ被り物を被ったあかねとかなが現れた。勿論、この2人は被り物を被っているために、現時点では誰なのかは分からない。
「この2人はルビーちゃん達と共にB小町3期生のメンバーだピヨ。だけど、苺プロとしては知名度は無いから、僕のチャンネルでアピールして貰うんだ!!
この2人とルビーちゃん、アストルフォくん、アンナちゃんは今から僕と共にぴえヨンブートキャンプを踊ってもらうよ!!一時間着いてこれたら、素顔を出してよし!!」
そう、今回の企画はぴえヨンブートキャンプに1時間着いてこれたら、素顔を出して告知して良い!!という事なのだ。もし、今回のぴえヨンブートキャンプで1時間着いてこれずに途中でギブアップしてしまえば、顔出しは無しであり……残念ながら顔出しは別の機会で行なわれるだろう、例えばドッキリグランプリ等々で。
(まあ、無理なら編集で1時間にする予定なんだけどね)
なんと、ぴえヨン。あかねとかなが1時間頑張れなくても、動画編集で1時間にして顔出しを行うという優しさを持っていたのだ。これは感謝しかない!!とはいえ、着いてこれるなら1時間ノーカットで頑張りたい所なのだ。
(キッッツゥゥゥッ!! なによコレ!? 筋トレ系覆面YouTuberであり、SASUKE完全制覇を成し遂げただけはあるわ!!)
開始10分。早々に有馬かなが悲鳴を心の中で上げる。だが、このぴえヨンブートキャンプは初心者向けの奴であり、トールとマッシュと共に過去の動画に上げたぴえヨンブートキャンプガチ仕様はこの数百倍の難易度である。
(しかも、覆面を被ってるのよ!!酸欠で死ぬ!!死ぬ!!殺すきか!!)
有馬かな、心の中で悲鳴を叫ぶ。
(なによこれ!?しんどい!!でも……私はやるんだ!!)
黒川あかね(後のあかね・ヴァーミリオン)は物凄く辛そうだったが、彼女はかなと比べると余裕そうだ。それもその筈であり、黒川あかねという少女は探偵顔負けのプロファイリングの技術を持っており、それを使うことで演技で他者の真似事をすることが出来るのだ。
黒川あかねがプロファイリングしたのは霊長類最強女子であり、ポケモンカイリキーのトレーナー(公式です)故に、その殺人タックルも修得しており……お陰様かぴえヨンブートキャンプにある程度は対応できている。
「そーれ!!此処でサイドチェスト!!」
「「サイドチェスト!!」」
なお、この世界のルビーは前世では録に運動も出来なかった反動とトールのDNAを受け継いだお陰なのか……原作世界よりキビキビ動けており、女性のSASUKE……KUNOICHIで完全制覇出来そうなフィジカルを誇る。
マッシュ・バーンデッドと同じフィジカルの素質を誇るアストルフォは言わなくてもOKであり、この2人は平然とぴえヨンブートキャンプに着いてきている。
((あの2人なんなの!?汗すらかいてない!!))
唖然とするかなとあかねの新人コンビ!!だが、頑張ること1時間後!!
「ぜーはー……ぜーはー」
「ぜー……ぜー」
無事にぴえヨンブートキャンプをノンストップでやりきる事が出来たのだった。
「では、マスクを取ってから自己紹介だよ。そこの君から」
「黒川あかね……女優であり、新人アイドルです!!」
「うん。今ガチはアメリカでも見てたよ……で、次に君」
「有馬かな!!新人アイドルです!!」
「うん、お前は見たことがあるな」
「私の扱い雑だな!!おい!!」
こうして、ぴえヨンのチャンネルのお陰かB小町3期生の1人として、有馬かなと黒川あかねの知名度は上がったのだった。あと1人加入できれば、B小町3期生は本格的に始動する事が出来る。
「イェェェイ!!3人抜きじゃぁあ!!どんなもんじゃ!!」
一方のドミナP。ドミナはパンツ1枚という出で立ちでウーロン茶(度数40%)を飲み干し、野球拳で3人抜きを達成していた。
「くっ……ドミナやりやがる」
「やるじゃないか、ドミナ」
そしてドミナと野球拳で戦い、全裸にされたドット・バレット、現場である喫茶店&バー兼ダイビングショップであるディープブルーの店主の長男 寿北斗(みなみちゃんのお兄ちゃん、オリキャラで元読者モデル)はウォッカを呑みながら、ドミナの健闘を見守っていた。
側では野球拳で全裸にされ、ウーロン茶(度数40)で良い潰された日本が誇る野球選手 日本の4番 猿野天国(JUMPキャラ、原作はミスターフルスイング)、日本Bリーグのプロバスケ選手であり……世界にも通用するバスケットボーラーの桜木花道(JUMPキャラ、原作は当然の如くスラムダンク)が酔い潰れていた。
今ガチオーバー二十歳……初回放送はモザイクだらけであった。
次回!!番外編……星野兄妹の来訪編、星野兄妹……トールのお家にやって来る。
アクアマリン「コイツが俺だと?なんだ……この軽すぎる男。こんなの俺じゃない」
吾郎「えっ!?なにコイツ!?暗すぎじゃね?闇落ちしすぎじゃね!?こんなの俺じゃないわ」
原作ルビー「うぇぇぇん!!この世界の私が羨ましいよ!!魔法使えるし!!ママ生きてるし!!マトモなパパ居るし!!可愛い弟が居るし!!」
トール「取りあえず……並行世界の根元潰すか」ヤル気スイッチON
吾郎「何処から人の大きさ程の巨大なハンマー飛んできた!?」
トール「ムジョルニア(終末のワルキューレ仕様)起動……む?なんで俺はこれがムジョルニアって知ってるんだ?おっ、これ大きさ変えれるんだ。グングニルとセットで使うときは小さくしてハンマー位で使おう」
原作謎の少女「おっ、並行世界から星の子くるのかな?まあ、来ても……………ファァァア!?なんじゃアイツ等!!」
女神(笑)「ガクガクガクガク……お前は……アイツ等の恐ろしさを知らないんだよ!!」
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