星野アイと運命の魔法使い   作:静かなるモアイ

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星野兄妹、ヴァーミリオンの豪邸にやって来る


番外編 ヴァーミリオン一家と星野兄妹

場所は変わってヴァーミリオン一家が暮らしている豪邸。苺プロから徒歩5分圏内の場所にある大きな豪邸であり、一部の空間はトールやアストルフォの手で拡張魔法を応用した物が仕掛けられており、敷地坪以上の大きさを誇る。その為か、この敷地では考えられない生け簀だったり……クローゼットの収納が物凄い事に成ってたり、後はマンドラゴラ等の魔法食材やアストルフォがウォールバーグの指導の元で変身魔法を応用して作り出した新たな魔法食材(参考文庫 トリコ)が栽培されている地下空間が有るとか。

 

「此処がこの世界のママ達が暮らしてるお家……」

「凄いな。流石はトップアイドルと魔法使いだな」

 

そんなヴァーミリオン一家が暮らす豪邸に並行世界からやって来た星野兄妹は案内された。

星野兄妹も何時、元の世界に戻れる保証が有るのか分からないし、少なくとも滞在場所が必要だ。そこでトールとアイは原作ルビーとアクアマリンを自分達の豪邸に案内したのだ。此処ならば衣食住には困らないし、原作ルビーはルビーから服を借りる許可を貰ったし、アクアマリンも吾郎から許可を貰えなくても最悪は……アストルフォの固有魔法でそこら辺の石ころを服に変身させてもらうので大丈夫だ。

 

「うん!!入って入って!!」

 

アイ、ルビー、アストルフォ、そしてトールの案内でアクアマリンと原作ルビーは豪邸の敷地内に入る。因みにこの豪邸……豪邸なので泥棒に狙われるのでは?と思われた方々も多いかもしれない。しかし、この豪邸はトールとアストルフォ、ルビーの手でルーン魔法が仕掛けられており……泥棒は先ず入ることは不可能!!仮に入れても国家転覆可能なトールとアストルフォ、フィジカル強化魔法アイドルと成ったルビーの手で撃退されてまうのだ。

 

「君達がこの世界に居る間は此処を家だと思って良いからね」

 

トールに告げられ、原作ルビーとアクアマリンは玄関をくぐる。

 

「「お邪魔します」」

「違うでしょ?ただいまでしょ?」

 

一応は他人の家なので、お邪魔しますと告げた原作ルビーとアクアマリンは入るのだが……アイに訂正させられる。そう、2人がこの世界に居る間は此処が2人の家なのだ。だからこそ、お邪魔しますではなくただいまなのだ。

 

「「ただいま……」」

「うん、ようこそ!!そしてお帰り!」

 

玄関をくぐり、少し歩けばそこは大きなリビングが存在していた。しかし、アイは元から施設育ちであり節約思考であり、トールもそこまでブランド物は興味はない。その為か、家具も普通にニトリやイケヤで買うようなお手頃な家具、トールが鉄腕カタッシュで習得した日曜大工技術で作られた手作り家具等しか無かったのだ。

ご飯を食べる大きな机はトールの手作りであり、ビデオデッキや本棚もトールの手作り。電子レンジは普通のだが……シュークリームとアイスに一切の妥協を許さないのかオーブン等の一部の調理家具は一般家庭にはない代物だ。一言で言うならば……ピザやパンも焼けるし、ブリ等の大きな魚さえもまるごと焼けるグリル等もある。

 

「ソファーやテレビ等は普通のお手頃家具なのに、一部のキッチン家電はレストラン顔負けの設備なんだな」

「「シュークリームとアイスは妥協出来ないよ」」

 

どや顔で答えるトールとアイ夫妻であった。

 

「家族写真か……」

 

原作ルビーはリビングに飾られていた家族写真を見つめる。もし、何かが違えば自分も写真に写るヴァーミリオン一家のように幸せで……小学校の入学や卒業、中学の時も、そして高校の入学にも母親であるアイが居てくれたのだろうか?と思ってしまったのだ。

 

16歳のアイと18歳のトールによるフォトウェディングの写真。花嫁姿のアイと新郎姿のトールの他に、母方の両親として斉藤社長やミヤコ、父方の親族として大原部長や両さんそしてウォールバーグが写っていた。

 

産まれたばかりのアストルフォ、ルビー、吾郎を抱っこしたトールとアイの写真。

 

二十歳に成ってドームライブを成功させたアイ、22歳のトールによる改めての結婚式。再び花嫁姿のアイ、新郎姿のトール、そして産まれて初めて正装に身を包んだこの世界の三つ子の姿。

 

三つ子が小学校に入学した時の記念写真。そして成長して卒業した写真。

 

中学入学と卒業……そして陽東学校の入学式の写真。

 

そして原作ルビーの知らない人(マッシュ)の神覚者就任の際の記念写真。そこではマッシュ、フィン・エイムズ、ドット、ランス、アンナ、レモン、そしてトールとアイに三つ子も写っていたのだ。

 

「良いな……この世界の私……」

 

原作ルビーはそう告げ、楽しそうに話すアストルフォとルビーを見る。原作ルビーは純粋にこの世界の自分が羨ましいのだ。

魔法と言うファンタジーの力が使え、アイと瓜二つの顔をした可愛い弟まで居るし、何より母親であるアイが生きている。この世界の自分達の父親……原作ルビーとアクアマリンとは血は繋がってないが、父親であるトールは人としてはマトモな父親だし……羨ましい所しかなかった。

 

「この世界の雨宮吾郎は?」

「亡くなってるよ。あの子達が産まれる3日前にね……穴持たずで遥々北海道からやって来た穴持たずのヒグマに殺されてね」

「そうか……ふぁ!?ヒグマ!?」

 

そしてアクアマリンはこの世界の自分の死因を知るのだった。

 

「君もヒグマに殺されちゃったんじゃないのかい?」

「いや、僕はアイを狙っていたストーカーに崖から落とされて死んだ。遺体は見つかってなくて、世間的には雨宮吾郎は行方不明と成っている筈だ。調べてもニュースに成ってないからな……」

 

アクアマリンは自分達の世界での雨宮吾郎はどうなったのかをトールとアイに伝える。

向こうでの雨宮吾郎は星野アイの出産当日、アイの出産を何らかの方法で知った大学生のストーカーの手で殺されてしまったのだ。

 

だが、そのストーカーはただの大学生であり……どうやって極秘で偽名を用いて入院している筈の星野アイの事を知れたのか疑問に思ったのだ。

そしてそのストーカーはアクアマリンと原作ルビーが4歳の時、母親だった星野アイを刺殺した。引っ越したばかりの新居を見付けてだ。そんな探偵紛いな事なんて、一般家庭出身のストーカーが出来る訳がない。そこでアクアマリンは考えた……真犯人は別に居ており、その真犯人はアクアマリンと原作ルビーの父親だとアクアマリンは判断したのだ。

 

「その犯人を見つけて君はどうするの?」

 

お茶の準備をしていたアイが何処か悲しげにアクアマリンに問う。

 

「殺す。アイを……母親を殺したアイツを殺す。なんとしてでも……その為に僕は……俺は芸能界に入っひでぶ!?」

 

だが、その言葉を全てアクアマリンは言うことが出来なかった。何故なら、アイがなんの躊躇いもなくアクアマリンの頬っぺたをビンタしたのだ。

これにはアイが怒った所を見たことがなかったルビー、アストルフォもびっくりである。

 

「なんでぶたれたのか分からない?」

「なんでって……」

「じゃあ教えて上げる。復讐なんてやめなさい。間違いなく、向こうの私はそんな事を望んでないわ。それに、君が吾郎と同じなら優しい子だから復讐とか危ないことは向いてないよ」

「アイちゃんの言う通りだね……それに君に出来るのかい?人を殺すことが?覚悟だけじゃ人は殺せないよ」

 

アイに続くようにトールが冷徹に告げる。

 

「俺やアストルフォは魔法を使わず、手だけで人を殺すこと……人体を再起不能に壊すことは簡単だ。君にそんな力はあるかい?ナイフを使っても同じだよ、確実に相手の急所を突かないと反撃を受ける。間違いなく相手の方が手練れだよ?」

 

トールの言葉にアクアマリンは言葉が出てこない。そう、人間を殺すことは覚悟だけでは出来ないのだ。ナイフを使えば?と思うかも知れない……しかし、何も訓練されてない民間人がナイフを握って相手を不意打ちせずに刺すことが出来るだろうか?ほぼ無理だ。それに相手は自分の手を汚さずに他人を操って人を殺すことが出来る人物であり、間違いなく経験も豊富だと考えられる。

 

「銃を使うかい?でも何処で手に入れるんだい?民間人は拳銃なんて所持できないし、猟銃は目立つよ?仮にゲット出来ても確実に相手の急所を撃ち抜けるかい?」

 

「刀や槍とかは民間人はゲット出来ないね。俺は槍が有れば……アストルフォは剣が有れば()()()()()使()()さえも無力化出来るし、軍隊も倒せる。でも、君はそんな力は無いだろ?

だから常識的に考えても辞めるんだ。復讐を考えるなら、どうすれば妹や大切な人を守れるのかを考えるんだ」

「でも……僕達の世界の警察は無能も良いところで、不審死した芸能人は変死や自殺で片付けられ、行方不明に成った人の捜索もろくに行わない!!

行方不明と成った才能ある芸能人も多く出てるが、警察は直ぐに捜索も打ち切るんだ!!このままじゃ……ルビーも……妹も手に掛かるかも知れないんだ!!」

 

アクアマリンの世界の警察はぶっちゃけ無能も良いところ。芸能界も闇ばっか。残った妹だけども守りたいアクアマリンは全てを犠牲にする覚悟を……星野アクアマリンとしての幸せを放棄する覚悟を持っているのだ。

 

「アクア。君、1つ大きな勘違いをしてるようだね。俺は君に復讐をするなとは言ったけど、君を助けないとは言ってないよ?」

「えっ?」

「後は……お父さんと立派な志を持ったこの世界のお巡りさんに任せて。なに、君達が此処に来たように……俺達も一時的にそっちに行くことが出来る筈だ」

 

トールかそう告げた瞬間、雷が晴れ間なのに鳴り響く。

 

「異世界の神々と毒親。知ってるかい?この世で最も恐ろしいのは……我が子を守ると決めた親だよ?」

「だいじょーぶ!!アクアマリンお兄ちゃん?このボク、アストルフォも手伝うよ!!」

 

 

 

 

ドクン、ドクン、ドクン。遠い北欧の土地で厳重に封印された唯一現代まで遺された神造兵器 ムジョルニアがトールの想いに答えるように再起動を果たし……その場から消えた。




次回!!ヴァーミリオン一家がドミナの様子を身に神奈川に!?

トール「ダイビングか……良いな」
アイ「面白そう!!」

ドミナ「今は平和だ……」

そしてドミナがMEMちょをB小町に誘う!?

2.5次元舞台どうする?

  • 改造された東京ブレイド
  • 呪術廻戦
  • 銀魂(ギャグ)
  • 鬼滅
  • JUMPスーパースターズ
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