星野五郎……珍獣ハンターニノ(独身)と後に語られる伝説のゼネラルプロデューサーことマダラP(未婚)と共にアマゾン川に旅立つ。しかし、旅立つ少し前の軌跡を少し見ていこう。ツッコミ係りで軽い女タラシと成り果てた前世がアイドルオタクの星野五郎だって楽しい一夏の思い出を満喫しても良い筈だ!!
6月末、渋谷。この日は来月発売予定の約20年ぶり(この世界では)に発売される事となったフロム・ソフトウェアの大人気シリーズ ARMORED COREシリーズの新作 ARMORED COREⅥファイアーオブルビコンのイベントが行われていた。ARMORED COREVD以来となる期待の新作であり、ファンの皆様からすればもう……出ないのでは?忘れ去られたのでは?と絶望していた時期に現れた完全新作!!今までのファンは勿論のこと、カッコ良いロボットゲームを求めた新規のファンを取り込んだ期待のゲームと成るだろう。
「ついに……ついに……ARMORED COREの新作が出るんだ!!嘘じゃない!身体は闘争を求める!!」
そんな渋谷で行われたARMORED COREⅥのイベント。そのイベントに招待された苺プロ所属の三つ子が居た。長男であり、家族でダントツのツッコミ適正を誇り今ガチでは下心満載だった前世含めると40過ぎの中身おっさんのイケメン 星野五郎。五郎は前世からARMORED COREシリーズを知っており、遂に出たシリーズ最新作を見れた為か、嬉しそうに笑みを浮かべていた。身体は闘争を求める!!
「なんでお兄ちゃん……そんなに嬉しそうなの?」
「お兄ちゃん、ARMORED COREってそんなに面白いの?」
だが、前世の大半が入院生活だったルビー、前世が生後数時間で終えたアストルフォはARMORED COREシリーズの事を良く知らない。一応、イベントに招待されたので事前知識を予習してきたが……今回が初めてのARMORED COREだ。なので、念のためにスタッフから手渡された操作説明が書かれた説明書を読んでいる。
ARMORED COREは様々なパーツを組み合わせてアセンブルを行い、ミッションに適切なパーツを組み合わせて戦場を戦うロボットアクションゲームだ。アセンブルの組み合わせで様々な状況を打破することが可能であり、ミッションに応じて適切なアセンブルを行うのが大切なのだ。
腕や脚、胴体であるコアに武器だけではなく、ジェネレーターやブースターも大事であり……それらが変わるだけで機体の動かしかたも変わるのだ。
「では星野五郎さん。試しにやってみますか?」
「えっ!?本当ですか!?やりますよ!!」
五郎はスタッフに言われ、プレステのコントローラーを握る。いざ、新生したARMORED COREの世界に飛び込むのだ。
五郎が体験するのは事前に告知されていた大型ボス無人機 バルテウスとの一戦だ。このバルテウスはかなりの強敵であり、発売されてから大勢のプレイヤーに絶望を与えてきた強敵だ。大量に全方位に解き放たれるミサイル、弾速がめちゃくちゃ速いバズーカ、スタッガーゲージを溜めるショットガン、そしてこちらを焼き殺す火炎放射ブレードなどなど強敵だ。特にバルテウスを守っているパルスシールドを削らなければダメージを与えることが出来ず、想像以上の耐久値を誇るのだ。
「ほんげーー!!」
『はぁ……残念です、レイヴン』
五郎は念入りにアセンブルを行い、バルテウスに挑んだ。五郎は特にやり込んでいた4アンサーでの引き撃ち戦法を使い、バルテウスに挑んだ。しかし、結果は体力を半分に減らす前に粉砕されてしまったのだ!!強化人間C4-56(ゴロー)こと五郎……バルテウスに粉砕!玉砕!大合切!!
(バカな……フォーアンサーをやり込んだ……俺が負けただと!?)
「仕方ないな~五郎兄ちゃんの仇はボクがとってやろう!」
とここでアストルフォが参戦を決意!!しかし、アストルフォは今までフロム・ソフトウェアは愚か、ロボットゲームをやったことがない。果たして、大丈夫なのか?アストルフォが今までやって来たゲームはモンハン、ポケモン、マリカー、桃鉄などなどのポピュラーな代物しか無いのだ。
「スタッフさん!!これさ、本来のパイロットはどんなコックピットに乗ってるの?」
と無邪気なアストルフォはスタッフに問う。すると、フロム・ソフトウェアのスタッフさんはアストルフォに設定資料でのコックピットを見せてくれた。
操縦桿が2本有り、ペダルが3つだ。しかし、流石は一部の事はプレイヤーの脳内で考えてくれと言わんばかりのフロム・ソフトウェア……どこで何を動かすのかは書かれていない。
だが、アストルフォにとってはそれは問題ではない。アストルフォは確かにアホの子だが、戦闘IQは極めて高い。そして戦闘IQと言うのはゲームにも影響を与える。アストルフォは先ほど読んで暗記した取説の操作方法でのボタンから適切なボタン配置を瞬時に脳内構築、そして……
「えい!」
変身魔法を用いてプレステのコントローラーを……ACのコックピットコントローラーに変身させてしまったのだ。これにはスタッフと観客の皆様は驚きであり、唖然としている。
「なにやってんの!?」
「だってさ、本当のコックピットでゲームしたいじゃん!」
「いや確かに俺も一度は思ってたけど……本当にやるやつ居るのか!?」
コックピットコントローラーに乗り込み、アストルフォは操縦桿を握る。観客の皆様がざわざわと騒いでいるが良いだろう。だって、誰もが一度は夢を見る光景なのだから。
そして強化人間C4-56という尊い犠牲の元で、アストルフォきゅんはアセンブルを行う。五郎は軽量での引き撃ちを行っていたが、アストルフォは少し重量を上げて中量よりの軽量二脚にフレームを変更。両肩に6連ミサイルを装備させ、ジェネレーターも変更、左手武器にはパルスブレード、右手武器にレーザーハンドガンに変更したのだ。
「アストルフォいきまーす!!」
そして始まるVSバルテウス。開幕と同時にバルテウスは全方位にミサイルをばらまくが、アストルフォきゅんは真ん中のペダルを踏み込んでアサルトブーストを発動させ、一気に加速する。
「あーちゃんがミサイルの雨に突っ込んだ!?」
これにはルビーお姉ちゃんも驚愕だ。だが、迫り来るミサイルをアサルトブーストでの回避でミサイルを避けきると、それと同時にアストルフォはミサイルを全弾発射!!これにより、パルスアーマーは少し削れた。
背後に回り、アストルフォはパルスブレードでバルテウスを切りつける。これにより、バルテウスのパルスアーマーは更に削れてしまい、追撃でレーザーハンドガンを速射する。これにより、パルスアーマーは完全に剥がされ、アストルフォはリロードが終わったミサイルを全弾発射!!これにより、バルテウスは再びダメージを負う。
「お前……シリーズ初プレイだよな!?」
「そうだよ?でもさ、このコントローラーなら実際に戦ってるのも同じだよ」
操縦桿ならゲームのコントローラーと違い、戦ってるのも同じという謎のドミナント理論でバルテウスを追い詰めるアストルフォ。
だが、バルテウスの体力が半分を切ってアサルトアーマーを発動させて後半戦に突入。ここからが本番である。
剣道日本代表の煉獄さんのように火炎切りが迫るが、アストルフォは操縦桿を動かしてあえて攻撃が来る方に避ける。避けると速やかにアサルトブーストで上昇し、アサルトアーマーを発動させてバルテウスのパルスアーマーを剥がしてしまった。
「やれ……あーちゃん!!やっちゃぇ!!」
「弟がゲームでもイレギュラーに成ってしまった」
パルスアーマーを剥がせば此方の物だ。パルスブレードで切りつけ、ミサイル全弾発射!!更にブレードとミサイルのリロードタイムを稼ぎながらレーザーハンドガンで引き撃ちを行い、リロードタイム完了間近で再びアサルトブーストで加速し、バルテウスを蹴り飛ばす。これにより、バルテウスのスタッガータイムが僅かに伸びる。
トドメの追撃としてパルスブレードとミサイル全弾発射!!これにより、バルテウスは完全に沈黙してしまい……爆散!!アストルフォきゅん、バルテウスを初見攻略してしまった。
因みに五郎は後に知るが、五郎がアマゾン川から帰ると……ルビーもドミナントに進化してるのは内緒である。
「さあ、ここがブラジルだ。小僧に小娘、準備は良いか?楽しい遠足の始まりだ」
マダラPに連れられ、珍獣ハンターニノと星野五郎はアマゾン川に降り立った。星野五郎、ヴァーミリオン家初の南米に上陸を成し遂げる。
「水着美女が集う夏のビーチ、美味しいBBQ、山でのキャンプや肝試し、皆で図書館で勉強会……俺の青い春は無いのか?」
今から約1ヶ月、危険に溢れたアマゾン川を冒険する為なのか星野五郎はほんのりと涙を流すのだった。だが、1ヶ月の間はドッキリグランプリに狙われないので良いだろう。
ちょっとの間、五郎はブラジルに居るのでドッキリグランプリには狙われません。良かったね!!
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