星野アイと運命の魔法使い   作:静かなるモアイ

5 / 48
ローションカーリング……にじさんじ御察し!!


B小町と地獄のローションカーリング 前編

国会議事堂。アイドルと無縁のこの場でなにやら話し合いが行われていた。

 

「魔法界からやって来た少年。トール・ヴァーミリオンに付いてだが……」

 

「YouTubeを見ましたが本当にあんな事が出来るのでしょうか?」

 

「恐らく事実でしょう。彼は日常時から魔法の箒に乗り、空を飛んで移動してます」

 

「ブリジンガーという攻撃魔法。手加減して空き缶が跡形もなく消し飛んでました。恐らく、彼がその気なら戦車すらも一撃で破壊できるかと。

それに身体能力も並みのアスリートや自衛官より高いかと思われます。先日も覆面ボディービルダー ぴえヨンと共にスポーツジムで筋トレを行っている姿が確認されましたが、軽々とベンチプレスで140キロを上げていました……あの身体の細さで!!」

 

「他にも強力な魔法が有るかもしれません。彼は余りにも危険です。速やかに元の世界にお帰り願いましょう!!」

 

「まだ民間人に被害は出ていない。私としては病原菌を異世界から持ち込んだ事を危惧しているが……」

 

「彼と共に面接を受けた人からの情報ですが……トール・ヴァーミリオンが『サモンズ オーディン』と告げると杖が槍に変化し、彼の背後に北欧神話の主神オーディンを彷彿させる物が出現するそうです。彼の持っている槍とオーディンらしき物が持っている槍は同一であり、もし……そのオーディンらしき物が持っている槍ならグングニルという事に成りますよね?」

 

「それよりだ。トール・ヴァーミリオンの強さが異世界の標準なら大変な事に成るぞ!!異世界がその気なら、簡単に国家を転覆させる事も出来るんだぞ!!早急に対策をだな……」

 

「彼の後見人は派出所勤務の大原大次郎という事に成っているな。私としては魔法を有効活用して日本の国益にしたい。彼は現状、この世界で唯一の魔法使いだ……この世界に留まるなら、なんとしても日本に居て貰わないといけない。魔法を他国にはない、我が国のアドバンテージにするためにも」

 

トール。知らない間に国会をざわつかせていた。

 

 

一方の苺プロダクション。

 

時は5月……ゴールデンウィークにさしかかり、世間の働く皆様は黄金の週間を楽しんでリフレッシュを行っている。だが、芸能界にゴールデンウィークなんて便利な物はぶっちゃけると存在しない。テレビを着ければ芸能人の皆様が元気に頑張り、我々視聴者に元気を与えてくれたり涙を与えたり感動を与えたり……そして笑いを与えてくれる。だが、それは同時に芸能人にゴールデンウィークというパラダイスは存在しない事に成っているのだ。

 

「動画番組を初めて2ヶ月たったけど。YouTubeでの収益、更にはCSやBSそしてローカル番組に呼ばれるように成ったけど……どうしてもこうなっちゃったわね」

 

ミヤコ夫人は会議室で大きな溜め息を吐き出した。会議室にはミヤコの他に、ぴえヨン、トール、アイ、そしてフィンが集められておりゴールデンウィークなんか関係無く会議が行われていた。

この4人が集められたのは訳がある。それは公式YouTubeチャンネル 苺チャンネルで放送配信されている番組で、どうしてもこの4人が目立ってしまう為だ。

 

ぴえヨンは見た目のインパクトは勿論のこと、小中学生やトレーナーの皆様から絶大な支持を得ており個性的なキャラとして人気を得ている。振り付け師とプロダンサー兼ボディービルダーという芸能界で言えばどちらかと言うと裏方の人であるのだが、そのキャラのお陰か大人気。番組に出ればバズりは間違いなしの当たりキャラだ。筋肉に愛されたヒヨコであり、全日本ボディービルコンテスト優勝。

 

トールは人間界で唯一の魔法使い。魔法を番組で使う事は勿論、YouTube番組やCSにBSでもレポーターとして活動しており……現場にはファイアーボルトに乗って現れる為か、此方もお茶の間を賑やかにさせている。YouTube番組の企画の9割はトールが考えており、トールが居なければYouTube番組の認知度は低いままであっただろう。先日、レース後に骨折し安楽死確定だったの競走馬を魔法で治療し、感謝状を貰う。

 

そして核弾頭アイドルor宇宙人アイドルである星野アイ。ファンの前では『嘘で塗り固めた愛』で自分自身に嘘を纏い、偽りの愛で完璧なアイドルとして振る舞っていた。しかし、トールと出会った事も有ってか嘘ではなく自分自身を出してきた……その結果、余りの天然ぶっ飛び具合で核弾頭や宇宙人と一部の人から言われるように成ってしまったとか。だが、アイドルとしての素質は抜群でありB小町では断トツの一番人気。なお、史実と違ってヤヴェー女の子扱いされているとか。

 

そして筋肉の頂点に君臨したmuscleヒヨコ、宇宙人アイドル、魔法使いにキレキレっなツッコミを入れる事が出来る常識人のツッコミ職人フィン。彼のツッコミがあるからこそ、上記の3人の存在は更に輝くのだ。

 

「ローカル放送だけどテレビに出てきたし、世間的に苺プロダクションの知名度も増えてきた。収益や売り上げも出てきたし、皆のお給料も少しはアップした。けどね……どうしても貴方達が目立ちすぎて……他のB小町の子達がどうしても目立ってないのよね」

 

だが、どうしてもこの4人が目立ってしまっている。他のB小町のメンバー達も『事務所の屋上でイチゴを育ててみた』や『ペッパーランチを作ってみた!』等の動画で活躍はしているが……残念ながらアイドルという固定の殻を破れずに3人+ツッコミ職人と比べて目立っていない。

 

「彼女達が目立てば良いんですね?分かりました。それじゃあ、ローションカーリングをします」

「「「ローションカーリング!?」」」

 

B小町……バラドルへのレボリューションが始まる。




次回!!ローションカーリング実施!!

トールチーム、フィンチーム、社長チームで始めるよ!!

ぴえヨン「なんで僕はアイちゃんと解説なんだピヨ?」
フィン「ぴえヨンさん、フィジカルチートだから……」

斉藤「しぬぅぅぅ!!これ死んじゃうヤツだろ!!」

マッシュルのキャラ、出す?

  • 出す
  • 出さない
  • プロテインは必要だと思う
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。