伝説のローションカーリングから2ヶ月後。苺プロダクションの知名度は激上昇し、苺プロダクション所属のタレント達は瞬く間に地上波放送の常連の仲間入りを果たしたのだった。だが、その代償としてB小町はアイドルからバラドルへと進化してしてしまい……ニノは安室ちゃんのようなアイドルに成ることは不可能と成ってしまった。まあ、バラドルと成ったのでアイドル現役でも結婚オーケーと成ったのだから良いだろう。
「両さん?珍しいね、普通に寝てサボるなんて」
「数日間、頑張りすぎて本気出したからな」
トールが居候している派出所。そこでは珍しく、派出所のお巡りさんの1人である両津勘吉こと両さんが自分のデスクに座っては寝ていたのだ。たしかに両さんは日頃からサボってるし、なんならトールが寝起きをしている畳部屋でガンプラ作ったり漫画を読んだり、競馬に行ったり、商店街に行ったりと様々だ。しかし、このように疲れたように眠ってサボるのは始めてみる。
「両津は君とアイちゃん達を守るために頑張ったからな。今日はワシも多めに見るさ」
と派出所の代表である大原部長がそう告げ、トールに新聞を手渡す。その新聞には両さんが単独で追い詰め、単独で解決した『芸能人失踪事件』と『芸能人不審死事件』等の真相が書かれていた。2~3年前から芸能界で才能の有るアイドルや女優が行方不明に成ったり、更には不審死を遂げている事が多々あり……更には誰の子供なのか分からない赤子を妊娠して引退した芸能人も中には居たのだ。
「その犯人は同一人物でな。責任能力がない、中学生の俳優だった。両津が久しぶりに本気を出したかと思ったが……その犯人は次の標的にアイちゃんを定めてたようでな。それを突き止めた両津が様々な証拠を見つけて、その犯人を捕えたんだ。お陰で世間は騒がしく成っとるよ」
大原部長の言葉を聞いてテレビを見るトール。テレビでは犯人の犯した様々な犯罪行為、妊娠させて人生を狂わされた女性達、更には犯人が未成年という事もあってか保護責任者としての役割を果たすことが出来なかった犯人の所属大手芸能事務所と所属劇団 ララライの事が報道されている。
「もう、表には出てこないだろう。少なくとも、その犯人は未成年でありながら数人の人間を殺害して……それ以上の人の人生を狂わせた。
彼がアイちゃんに手を出すなら……君は間違いなくオーディンの力を使うだろ?両津はそれが分かってたから、1人で突き詰めたんだ」
「多分……サモンズの上、サーズよりも切札。半分人間だったオーディンだからこそ出来る切札 ゴッドインストールを使ってたかも知れません。俺は自分に嘘がつけませんから」
トールはそう告げ、何時ものローブを羽織り……夏でも羽織り、ファイアーボルトを右手に持つ。そして彼は「行ってきます」と告げてファイアーボルトに跨がり、本日収録が行われるロケ地に向かった。
「部長。トールくんに言わなくて良いのですか?」
「そうですよ部長。政治家の皆さん、トールちゃんを引き留める為に絶対何かを起こすわ。実際に、部長のお家にトールちゃん宛に政治家達の親族が乗ったお見合い写真を送ってるんだから」
トールが去った後、黄色の特注制服を着たお巡りさん、ピンクの制服を着た婦警のお姉さんが大原部長と話していた。実はこの2人、実家が日本どころか世界規模の大金持ちである。資産は余裕でファイアーボルト(最新モデル)がキャッシュ一括で幾つも購入できる程だ。
それと日本政府は魔法使いであるトールを日本に引き留める為か、トール宛にお見合い写真を送りまくっているとか。なお、その全てのお見合い写真は大原部長の家に届いている。
「たしか、両津の弟は凄腕の弁護士だったな」
一方の飛行機。
「アイ……変わったわね」
苺プロダクションは資金も充実し、今まではアイの引き立て役であった他メンバーもバラドルと成ってしまい個別の仕事が増えてきた。その為か、今まではアイの事を我が子のように接してどの仕事でも基本的に社長は着いていけていた。だが、B小町がバラドルに成って伝説のローションカーリングを終えてから苺プロダクションは資金も充実してきた。今ではミヤコ夫人発案でこれから急増すると思われるYouTuberのマネジメントも行うようで、どんどん会社としても大きくなっていく。
しかし、ミヤコは社長の頼みもあってかアイのマネージャーを続けている。YouTuberのマネジメント業務と平行してだが、彼女なら問題はないだろう。
「そう?」
「トールくんに嘘をつかなくて良いって言われてから良い意味で変わったわ。おしゃれに気を遣うように成ったし、お洒落で美味しいお店の事を調べてるし……女の子らしさが出てきたわね」
「でもさ……ミヤコ。私、アイドルだよ?」
「あら?彼は魔法使いよ?日本の常識なんて気にしたらいけないわ」
ミヤコの言葉を聞いてアイは窓から外を見る。すると、窓からはファイアーボルトに乗ったトールが飛行機と並走しており、彼はハンドシグナルで「先に行ってるよ」と伝えると……飛行機より速い速度で飛んでいった。
「えっ!?あの箒、あんなに速いの!?」
「アイドルでも、恋して良いよね」
日本政府の方針としては何としてでもトール・ヴァーミリオンを取り込み事だった。魔法が使え、その戦力は推定でも自衛隊を上回る。魔法の力が遺伝しやすいのはトールもインタビューで話しており、日本政府は考えた。今や、この国は世襲国会議員が国会を牛耳っており、実質の貴族社会とも言える。なので、トール・ヴァーミリオンを親族と結婚させて取り込む事にしたのだ。そうなればやがては日本は唯一魔法を扱える国に成る。だが……半年後。
『はーい!!皆、アイだよ?いきなりだけど……私は16歳に成ったら結婚します!!』
『なんてこったい。外堀を埋められたよ。俺もそのつもりです』
トール・ヴァーミリオンと星野アイの婚約記者会見が行われ、国会は大パニック!!更には中川財閥や米軍等から「トール・ヴァーミリオンとその妻子にちょっかいかけたら分かるね?」と脅されたりさんざんであった。
「オーディンが憑いてるヤツなんてどうしろってんのさ!!アイの死の運命もぶち壊されたし!!私以外の神は基本的に魔法界で杖に宿ったんでしょ!!なんで此方に帰ってくんのよ!!しかもオーディン!?ふざきんな!!」
原作の謎の少女 記者会見を見て頭をかきむしった。
なお、暫くして謎の少女は「あっギャグ補正でゴロー死んじゃった。予定どおり、アイのお腹の子に…………ふぁ!?三つ子!?」と叫ぶのは内緒である。
トール少年編……どこで区切ろうか……永遠にネタが出てくる。
トールとアイ、パパとママになる編始める?
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少年編思いっきりやってから
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直ぐにパパに成ってくれ!!
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ぴえヨンが24TVランナーやってから
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その前に里帰りしてショタマッシュと出会う