職場の先輩がウチの飼い猫に似ている件   作:猫好きの餅

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おまたせしました。

3章開始です。タイトル直球過ぎたかな?


第3章 配達先のあちこちで起こる恋模様
1話 武闘派お姉さんが斬りかかってきた件


 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

「迅っ!り、璃月で死にかけたってほんまかっ!?」

「兄さんっ、ご無事でしたかっ!?」

「今今。今死にかけてる。お前らに締められて死にそうだよ」

 

船から降りるなり飛びつかれて窒息しそうな声を出すと、宵宮と綾華は顔を赤くして俺の上から離れた。

 

「ったく、ただいまくらい普通に言わせてくれって」

「じ、迅くんっ、大丈夫!?」

 

綺良々に支えられて身体を起こすと「だから言ったじゃないか大丈夫だって」とトーマに小言を言われてしゅんとする2人が見えた。

 

「2人とも、おかえりなさい。ご苦労だったね」

「ただいま兄さん。まぁ、色々あったけどなんとか帰ってこれたよ。向こうでの話ってどれくらい伝わってるんだ?」

「迅の種族と、活躍した概要くらいだね。私はその前にモンドから帰ってきた綾華から聞き及んでいたけど、そのときは驚いたよ」

「その、隠しててごめん」

「いいんだよ。私としてはずっと謎だった迅の部分が知れてよかった」

 

綾人兄さんに肩を叩かれていると、そっちで再会のハグを交わしていた綺良々と宵宮、綾華がやってくる。みんなで死兆星号に手を振ると、北斗さんと万葉や乗組員のみんなが手を振り返してくれて、また航海に旅立って行った。

 

お土産とかはまた後にして、俺と綺良々はみんなと一旦別れるとその足で狛荷屋に向かった。社内に入ると、俺たちが帰るのを聞いてたみたいで盛大にもてなされた。特に俺達が跋掣戦で活躍してから狛荷屋の名前がうなぎ登りで、社長が涙振りまきながら抱きつきて来たのはちょっと怖かったけど。

 

そこで今後の俺の扱いについて、社長から話があった。今回の騒ぎで俺はテイワットでもかなり有名な冒険者になってしまったので、その人材を配達屋が独占するのは申し訳がないと。そこで、俺を「自由配達員」にすると指示を受けた。普通に配達をする中で冒険者依頼や国からの依頼を受けて行動をしても良いってもので、なんなら名前だけ狛荷屋に置いてくれるだけでも十分とまで言われた。恐らく新しい国とかで事業を広げる時、狛荷屋がそのまま行くよりも俺がその国で依頼をこなして信用度を上げ、その後で頼み込むことで話を通しやすくするのが狙いだとか。俺がそれを了承すると、社長から近いうちフォンテーヌでそれをやるようにと司令を受けた。フォンテーヌか…一度行ってみたかった国だ。アイツにも会えそうだし楽しみだな。

 

その後から少し忙しくて、まず自宅に帰ってばあちゃんに顔を見せ、綺良々と一緒に久々のご飯にありつく。いやぁ、璃月の料理も美味いんだけど、やっぱばあちゃんが最強よ。紺田煮うんま。きららは……外に遊びに行ってるみたいだ。撫でたかったのに。

 

昼食のあとは神里屋敷に行ってそこにいた綾華と宵宮、兄さんとトーマにお土産を渡した。どれもすごく喜んでくれて、宵宮はハンドクリームを掲げて走り回り、綾華は扇子と詩集を抱き締めて離さなかった。

 

そしてみんなを俺の洞天に招待して、盛大に宴を執り行った。そういえば綾人兄さんやトーマとゆっくり酒を飲んだのは初めてかもな。最近周りを女性で固められてたから、すっごい落ち着いた。

 

洞天通行証も綾華と宵宮に渡したのでいつでも会える。宵宮、だからといってここで花火の試し打ちはやめてな。ちなみに結構多い部屋の半分くらいは知り合いの私室になってたりする。1つは綺良々が配達の時に使う部屋でそれはまだいいんだけど、そのほかに何故か刻晴の部屋がある。それを作った理由を聞いたら「だって、こうでもしないと会えないじゃない…」と上目遣いで言われて口を噤んだ。あれ、俺ってもしかして押しに弱い?なんなら刻晴航海中に1回来たし。それにむくれた綺良々も着いて行って、それを見た北斗さん達も着いて行って、結局洞天でみんなで飯食ったんだけど。俺の洞天が宴会場になっている件について。

 

 

 

 

そんなこんなで過ぎていった帰還1日の翌日。俺は甘雨から預けられた手提げと、折れた霧切を持って鳴神大社を訪れていた。甘雨から頼まれてたのもあるけど、八重宮司だったらもしかしたらこの霧切の供養をしてくれるかなって。とてもお世話になった一振りなだけに最後までしっかりやりたい。

 

鳥居を潜って大社の広場まで行くと、神櫻の前に八重宮司が立っていた。俺が来たのが分かっていたみたいで手招きをしてくる。

 

「戻ったか。蒼夜叉よ」

「…それも広まってるんすね。これ、甘雨から頼まれてるやつです」

 

俺が宮司に手提げを渡すと中を見た彼女の目が少し見開く。

 

「おお、姉君も粋なことをしてくれる。たしかに受け取った」

「何が入ってたんですか?大切な書類って言われてたので中は見てないのですが」

「八重堂の娯楽小説の感想じゃ」

「いや貿易の資料じゃないんかい」

 

厳密には貿易のも入ってたらしいんだけど半分は感想文らしい。何が書いてあるかは……見ないでおこう。だってあのブラコン小説の感想文だしな。勝手に弟にされた身としてはそうした方が身のためだろう。

 

「それで?お主がここに来たのはそれだけの用事ではなさそうじゃが」

「はい、この前の戦いで霧切が折れてしまいまして。供養をしたいんですけど、世話になった刀なので正式なやり方とか知りませんか?」

「ふむ、刀身を見せてみよ」

 

俺は宮司に刀と折れた破片を渡すと折れた場所に当ててみる。

 

「これなら修復できるやもしれんぞ?」

「えっ、本当ですかっ?」

「そもそもこの霧切の廻光という刀は1度粉々になってから打ち直されておる。その時に比べれば元に戻すのは容易いはずじゃ……童よ」

 

名を呼ばれ顔を上げる俺に、宮司は懐から札を取り出した。それを手渡される。

 

「……これは?」

「それは稲妻城の天守閣の通行証じゃ。これを打ち直したのは影じゃからな。あやつに話してみるといい。影のやつ、童がここを出ていた時寂しそうにしていたからの」

「…わかりました。ありがとうございますっ!」

 

まさかこの刀が直るなんて。てっきりもう使えないと思ってたところに吉報を貰い、内心舞い上がっていた俺は、ニヤニヤと笑う八重宮司の顔を見逃していた。

 

 

「………ふふ、面白いことになりそうじゃな。筆が進むのう♪」

 

 

 

 

 

 

 

直るっ。霧切が直るっ!

 

鳴神大社から風の翼で飛び立ち、電磁離斥で加速する俺の表情は晴れやかだった。何せ内心もう霧切は諦めていたから、またこの刀と共に戦えるってことがとてもうれしい。刻晴に貰った匣中龍吟も悪くは無いけれど、やっぱり使い慣れた刀が1番良いな。

 

人の目も気にせず城下町の上を飛翔し、千寿百目神像の前にスタッと降り立つと稲妻城の前に立っている衛兵に話し掛けた。

 

「な、なんだ貴様はっ!い、今、空を…って、蒼夜叉っ?」

「あー…、どうも」

「……蒼夜叉が稲妻に何の用だ」

「八重宮司から通行証を預かってまして。雷電将軍と面会を希望したいのですが…」

 

前から思ってたんだけどさ「蒼夜叉」って名前すげぇ璃月陣営っぽくね?絶対狙ってつけたろ凝光さん。稲妻の人なのに不法入国者の危険人物みたいな対応されたんだが。

 

「通行証だと?……どうやら本物の様だな。……通れ。将軍様に失礼のないように」

「えっ、いいのですかっ?こんな者を通しても」

「こいつは元より名の知れた冒険者だ。通行証も八重宮司が持っているものと一致している。それに、こいつには我々全員でかかっても相手にもならない。何せ魔神の追従者の首を吹き飛ばし、ファデュイ執行官に正面から勝った男だ。ここは信じるしかなかろう」

「いや、別にそんな事しないですから。あとむず痒いんで俺の戦果みたいなのを羅列するのやめて貰えます?」

 

なんか俺の世間の評価がえげつないことになってないか?

 

ま、まぁ通してはくれたので内心複雑ながらも門をくぐる。途中目が合った兵士がみんな腰を折ってお辞儀してくるのがまじでやりにくかった。

 

そんなこんなで城内の庭園を歩いた天守閣の前まで着く。この中に影さんいるのかな?そういやこっちから会いに行くのは初めてだな。いつもあそこの桜の下で待ち合わせだったし。

 

影さんとは1ヶ月振りで約束してたスイーツも持ってきてないけど、怒られたりしないよな?

 

「……っ、失礼します」

 

意を決して襖を開ける。中に入って閉めると、何十畳あるのか分からないくらいの大広間の中央に置いてある机に影さんは向かっていた。

 

俺に気がついて顔を上げた影さんと目が合いーーーーあまりの雰囲気の違いに思わず身構える。

 

「……なんですか貴方は」

「っ、影さん?」

 

まるで路傍の石を見るような無感情の目線に背筋が伸びる。この感じ、俺が知っている影さんとは明らかに違う。

 

「……八重宮司から通行証を預かり、お伺いしました。失礼でしたらまたの機会に出直させていただきます」

「……そうですか」

 

無礼だったかと片膝を着いて項垂れて言う俺の視界に机から立ち上がる影…雷電将軍の脚が映る。そのまま彼女はスタスタとこちらに向かって歩いてくる。

 

「では……斬ります」

「ッ!?」

 

直後、頭上から強烈な殺気が降りかかり俺は咄嗟に片膝を着いたまま右に転がった。そして回る視界の端に鞭の様にしなった脚が映り込み、俺は転がりながら床に掌底を叩き込んで自身の身体を浮かせてローキックをギリギリ避ける。着地して左を見ると俺がいた場所がパックリと斬れていた。

 

「…その体勢からこれを避けますか」

 

急いで立ち上がる俺に先程それで床を割ったらしい薙刀で突き込んでくる雷電将軍。それを抜刀した匣中龍吟で叩いて逸らすと、逸らされた力を無駄にせずにそのまま回転足払いを掛けてきた。ただ、それは影さんがよくやるコンボ。仙力と雷を纏った脚で踏みつけて止めてやる。

 

「あ、貴方は誰ですか?」

「この国でこの天守閣に入っておきながら、私の名を知らないとはどこまでも無礼な者です。彼女が人間に通行証を渡す訳がないでしょう。もう少しマシな嘘をつきなさい」

「いや本当ですって!…貴方は、影さんではないんですねっ?」

「影?……どこでその名を…いえ、それは私ではありません。斬られなさい」

 

やっぱりだ。雷で強化した身体で薙刀の連撃を捌きながら必死に頭を回す。この人の雰囲気は影さんとはまるで違う。…というより俺が影さんと出会う前の将軍のイメージその人だ。……いったいどういうことなんだっ!?

 

「無礼者。その脚を退けなさい」

 

俺が前蹴りの要領で薙刀の穂先の下を脚で止めていると、穂先に込められていた元素がバーストを起こし、薙刀が俺の蹴りの力の方向に逆らわず回転。流れるように振り上げた。それを蹴りを流された影響で避けられない俺は刃だけを防いで一緒に飛び上がる。そうやって宙に浮いた俺に下から致死威力の斬撃がいくつも襲いかかって来た。

 

「くっ!」

 

俺は元素足場と電磁離斥を絡め、身体を普通の跳躍では有り得ない速度で捻り、回転をして円運動で命中コースの穂先を匣中龍吟で逸らして着地する。それでも止まらない連撃に、なんとか薙刀を掴んで攻撃の手を止めようとするけれど体術が混ざった複雑な連携でそれも叶わない。俺は不意を着いて放たれた石突での顎狙いの振り上げを後ろに下がって避けた。

 

そして、雷を纏いながら迫る薙刀の凶刃を同じく雷を纏わせた匣中龍吟で全てたたき落とす。さっきから、動きの癖が影さんとまるっきり同じだ。璃月で死にかけたことによって強化された夜叉の肉体が、絶望的だった神とのスペックの差を多少なりとも埋めてくれているおかげでまだ戦えている。

 

「てぇッ!」

「シッ!」

 

雷電将軍は薙刀を横に構え、すり足で重心移動しながら身体ごと刀身をぶつけて来た。左を支点に雷で加速した刀身が体重と共に迫ってくる。これを普通に受けると崩されるので、俺は匣中龍吟を身体の横に構えると同じ方向に仙力を発勁をして相殺にかかる。ちっ、このまま受けてばっかだと直にやられるっ!

 

将軍の横薙ぎと力が釣り合うように発勁したので向こうの動きが一瞬止まる。そこをすかさず俺は身体を倒して体重が乗っている将軍の軸足に匣中龍吟を…振るふりをして足の横に手を付き、顔を狙って側転のような回し蹴りを放った。俺の入身に反応して薙刀を下げていた将軍だが、すんでのところで反応して薙刀の柄で蹴りを受けてきた。

 

側転を終えながら追撃を警戒して放った匣中龍吟の斬り上げと薙刀の振り下ろしがぶつかり、両者の刃に込められた元素が暴発して両者距離が空く。

 

「………なかなかやりますね」

「………」

 

俺は匣中龍吟を構えながら内心泣きそうだった。絶対あの狐巫女これ狙ってただろ。今度稲妻の油揚げの流通止めてやろうか。

 

いつもなら丁度いいところで影さんがやめてくれるのだが、相手は冷徹な方の雷電将軍で一太刀一太刀がしっかり殺す気。

 

クッソ。なんで稲妻に帰ってきて、また死に瀕してんだ俺は。

 

俺と雷電将軍の位置関係は最初と入れ替わって、出口は相手側にあるから逃げるのも不可能。つーか逃げようとしたら背中から真っ二つだ。

 

あと影さんは一体どこにいるんだ?そろそろ出てきてくれてもいいんじゃないか?

 

何はともあれ、今のこの状況を切り抜けないことには始まらない。このまま受け続けてもスタミナの問題でこっちが死ぬ。………通るかわからないけど、使うしかないか。この技は時間切れイコール死だから使いたくは無いんだけどな。前と違って仙力を送り込んで蘇生と出来ないし。

 

はぁ、こんなんなら璃月残れば良かったかなッ!

 

俺は心の中で悪態をついて、懐から魈様と閑雲さんから貰った面を顔に着ける。そしてそのまま仙力を全開にした。

 

「ーー蒼ノ雷光ッ!!」

 

吹き出した仙力が雷元素へ、そしてそれらを高圧縮して高熱化させた蒼色の雷を身体に纏う。するとお面が俺の仙力に反応して視界がクリアになって、呼吸が整った気がする。確かにこのお面結構すごいかも。

 

「……この凄まじい元素力。貴方は何者ですか?」

「ただの影さんの鍛錬相手です」

「まだそんな妄言を吐きますか」

 

ちょっとは信じてくれてもいいじゃん!俺は蒼雷を脚に込め瞬間移動と見紛う速度で雷電将軍に接近した。それに目を見開きつつも将軍も雷を纏って迎撃の袈裟斬りを繰り出してくるが、この状態の俺の身体能力は桁が違う。前の鍛錬中なら見えずにやられている速度の斬撃を半身になって躱すと、くるりと回りながら肩に担いだ匣中龍吟を振り下ろした。

 

「くっ!」

 

それを薙刀の柄部分で受けた将軍の脚元が陥没する。俺はダメ押しでその場で前宙をすると、重心力と全身のバネ、超強化された身体能力と元素の炸裂も合わせて全力の踵落としを叩き込んだ。あまりの威力に下の畳が無惨に吹き飛ぶ。

 

「せぁッ!」

 

これを受けたら不味いと感づいたのか、踵落としを後ろに下がって辛くも避けた将軍が神速の連続突きを繰り出すが、俺は彼女を飛び越える様に宙返りを行い、後ろに回り込みながら首筋に匣中龍吟を振り抜く。迫る刀身に、振り向きながら薙刀の石突を当てて止めた将軍は出来た隙に俺を投げようと襟に素早く手を伸ばす。だが、それは影さんがよくやる繋ぎだ。

 

投げを読んでた俺はその手を逆に掴み、出来た隙にチャージした匣中龍吟の峰を叩き込んだ。刀身の元素をバーストさせたので振りかぶる動作もない。そして将軍の片手は捕まれもう片手に薙刀を持っているが、この一撃は片手では到底受けられない。俺はこれで気絶してくれと半ば祈りながら匣中龍吟を振った。

 

だが、この人は武神だ。戦ってきた場数の桁が違う。

 

「ちぃっ!」

 

匣中龍吟は既の所で、将軍が薙刀から手を離した左手で抜きはなった「無想の一太刀」に阻まれていた。

 

「私にこの剣を抜かせるとは、褒めてあげましょう曲者」

 

そのまま俺を防いでいる匣中龍吟ごと振り払う。この刀を抜いている時は身体能力が先程と比べ物にならないほどに上がるようで、蒼ノ雷光中の身体能力でも吹き飛ばされる。

 

「では、斬られなさい!」

 

そう言い、一太刀を構えた将軍が両手で袈裟斬りをしてくる。この状態でもギリギリ見えるくらいのスピードで踏み込まれたので接近を許してしまった。

 

俺は神里流、流水で避けるルートを見出そうとするが…。

 

ダメだ!避けるルートが無い。詰んだ。

 

もうどこを通っても最大三手目で斬られることがわかったので、俺は避けることを諦めて蒼雷を圧縮した匣中龍吟を叩き込んで斬撃を止めようとするが。

 

「ッ、止まらない!?」

 

振り下ろしの最中に何発叩き込んでも将軍がビクともしない。かくなる上は。

 

斬撃を将軍の脇の下をくぐるようにしながら匣中龍吟を納刀する。一手目。

 

振り下ろしの体勢から流れる様にして切り返される一太刀を仙力を圧縮している納刀状態の匣中龍吟の鞘を削りながら必死に逸らす。二手目。

 

そして三手目。体勢が崩れた状態の俺に向かって将軍がトドメの唐竹割りを繰り出す。どう読んでもここで俺は死ぬ。………この技が外れれば。

 

「蒼雷一閃、断空ッ!!」

 

体勢を崩した俺は崩れる重心を脚で踏み抜いて上方向の力に変え、圧縮した仙力を解放しながら抜刀。鯉口と鍔の間に強力な斥力を付与して神速なまでに加速した抜き打ちを無想の一太刀の刀身に放った。

 

衝撃。

 

「…ぁ」

 

この戦いについに耐えられなくなったのか、一太刀と激突した匣中龍吟が粉々に砕けていった。だが無意味では無く、それでわずかに逸れた将軍唐竹割りが俺の足元に着弾。凄まじい衝撃波に俺は吹き飛ばされた。

 

「ぐぁっ!」

 

俺は畳の上を何度も転がり、広間の端で止まる。なんとか立ち上がろうとするがさっきの蒼雷一閃に全てを賭けたせいでもう力が入らない。蒼ノ雷光も効果が切れ、纏っていた蒼雷も消失した。

 

「…ふん、なかなか手強かったですね。ここまで全力を出したのは初めてです。人間にしてはよくやりましたが……これで終わりです」

 

もう倒れて動けない俺の元までゆっくりと歩いてくる雷電将軍が見える。

 

彼女がバチバチとスパークする一太刀を携え、俺の元に到着しそうになったその時、広間にめちゃくちゃ焦ったような声が響いた。

 

「そ、そこまでですッ!!将軍ッ!やめてくださいッ!!」

 

あ、やっと来たのかよ……。

 

声がした方を2人して見ると突如空間が裂け、天守閣の広間をその裂け目が飲み込んでいった。その中は俺の見慣れた光景が目に飛び込んでくる。この白身ががった背景と所々乱立してる鳥居は影さんと鍛錬する空間、一心浄土だ。

 

「む、なんですか影。私は今この曲者を斬らねばならないのですが」

「だからっ!その人は私の鍛錬相手です!!曲者じゃありませんよッ!」

「は?鍛錬相手?この人間がですか?」

「そうですっ!!」

「そうだったのですか。なら先に言って下さい」

「それを調整しようとしてたら貴方が勝手にここから出てったんじゃないですか!!」

 

そう言って雷電将軍にめちゃくちゃ焦った様子で食ってかかるもう1人の雷電将軍。

 

さっきから戦ってた将軍は明らかに影さんとは違うと薄々気がついていた俺はなんとか立ち上がると、痛む身体を抑えて2人に話し掛けた。いやね、さすがにこの仕打ちはね、神様とは言えどね。流石にこれはね?

 

 

 

 

 

 

 

「……おい」

「はいっ」

 

ちょっと怒る権利くらいはあると思うんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、まずは状況を説明して貰えます?」

「は、はい。その、迅さん…?」

「なんですか?」

「か…仮面は外さないのですか…?」

「今ちょっと人には見せられない顔してるので」

「そっ、そうですか……」

 

一心浄土。そこで俺は目の前に座る2人の雷電将軍を前にして同じく座り込んだ俺が問う。今俺、結構プンプンしてるので仮面はそのままです。

 

「その、今まで隠していてごめんなさい。貴方が戦って稲妻人の記憶にある雷電将軍は、私が創り上げた人形……影武者なのです」

 

影さんは、俺に余すこと無く自分たちのことを話してくれた。500年前、双子の姉…先代雷神が亡くなり、自分がその跡を継いだこと。これまで前に進む度、変わろうとする度に大きな犠牲を払って来た為、「不変」こそ永遠と捉えて磨耗から逃れる為にここ一心浄土で瞑想をしていた事。ただ行政は行う必要があったから自分の体を使って人形の雷電将軍を作り上げた事。それを前に旅人と八重宮司に言われて外出が増えた事。その最中で俺と出会った事などなど。

 

「……それで、俺についての記憶が無い雷電将軍に影さんの記憶を移そうとしたところに俺が天守閣に来ちゃったから、対応するために将軍がここを出ていってしまった……と?」

「そういうことです。本当にごめんなさい」

 

そう言い本当に申し訳なさそうな顔で頭を下げる影さん。

 

「私からも謝罪が必要ですね。影から貴方の情報は何も聞いていなかったので貴方の言葉を虚言と断定してしまいました。申し訳ありません」

 

その横で将軍も頭を下げたので俺は慌てて頭を上げさせる。

 

俺が仮面を外すと顔を上げた影さんと目が合った。彼女は不安そうな、罪悪感に苛まれたような顔をして俺を見ている。

 

「あ、あの……怒ってはいませんか?」

「……まぁ、タイミングが悪かっただけみたいですしね、もう怒ってないです。そちらの事情を聞いて経緯も理解出来ましたし」

 

要は、ただただタイミングが悪かった。それだけだ。俺は横の雷電将軍の方を見ると彼女と目が合う。

 

「と、言うことは……俺は皆が恐れている方の雷電将軍のところに意気揚々と入っていったって訳ですか……。やばい今になって震えが」

「全く、情けないですね。この私とあそこまで打ち合える者が。……まぁ、経緯は特殊でしたが、中々有意義な時間でした」

「殺す1歩手前までやっといて………そういえば、影さん」

「はい?なんでしょうか」

「恐らく、私も貴方と同じ疑問を影に持っています」

「そうですよね」

「ふ、ふたりとも?」

 

俺の許しを得て胸を撫で下ろしていた影さんにずっと気になってたことを尋ねる。

 

「随分と、出てくるのが遅かったんじゃないですか?」

「えっ」

「ええ。その気になれば何時でも介入出来たはずですが?むしろ、貴方が口を出さなかったからこの者を曲者と断定したのです」

「……え、えっと……その…」

 

俺と将軍が半目で詰めると、影さんはもじもじしながら「い、言ったら怒りますよね……?」と聞いてくるので「「内容によります」」と2人で即答すると、観念して口を開いた。

 

「……迅さんが前よりも格段に強くなっているのを見て、将軍相手にどこまで持ちこたえられるか…少し、気になってですね……」

「…………」

「わああああ!ごめんなさいっ!謝るので仮面をまた被ろうとしないでくださいっ!」

 

いやぁ、ね?一応こっちは死ぬ気で戦ったわけで、向こうも曲者と断定してるから殺す気で、これで「いい所で止めるつもりでした☆」なんて言われたらこうもなるよ。

 

「全く、反省してください。俺じゃなかったら最初で死んでましたから」

「うぅ、面目次第もありません……」

 

項垂れる影さんを見て将軍とため息を吐く。って、ああそうだった。すっかり忘れてたけど、今日は霧切の修復を頼みに来たんだったわ。

 

「そうだ、影さん。そもそも今日は影さんに頼み事があって来たんですよ」

「……頼みごと、ですか?」

「はい。この刀なんですが」

 

俺は腰に匣中龍吟と合わせて差していた霧切と懐から布に包まれた破片を取り出して2人に見せた。

 

「ふむ、見事に折れていますね。何を斬ったのですか?」

「璃月港に侵攻してきた魔神を。八重宮司を尋ねたらあなたなら修復が出来ると聞いたので、こうして持ってきたんです」

 

影さんは、霧切を受け取ると割れ口に自分の元素を当てて調べ始める。

 

「これは、ただ耐久不足で折れた訳では無いですね。恐らく、迅さんの込めた元素が多すぎて、刃自体が耐えられなかったのでしょう」

「えっ、そうなんですか?」

「はい。この刀は魔神を斬っただけで折れるようなものでは無いので。巨大な魔神が踏んでも曲がらないくらいには硬い刃ですし」

 

ってことは折れたんじゃなくて俺が折ったってこと?影さん曰く、俺の元素圧縮攻撃が少しずつ刀身を内側から耐久値を削って行ったのだとか。あの時は元素以外にも仙力を込めていたので破損が加速したみたい。

 

「なので、私ひとりでは修復が出来ません。そこで貴方の仙力を使いたいのです。仙力は残っていますか?」

「はい、最大値の半分程は」

「それだけあれば十分です。手を出してください」

 

言われるがままに手を出すとそこに影さんの手が重ねられる。ひんやりしている手の感触が伝わると同時に、そのまま仙力を注いで下さいと言われたので仙力を発現させる。

 

影さんは自分の元素を取り出すと、折れた刀身に注ぎ始めた。膨大な元素と俺の仙力が混ぜられたオーラは瞬く間に霧切を丸ごと包み込む。

 

「……影?耳を何処かに打ったのですか?赤いですよ」

「え!?ちちがいますっ。いま集中してるので!」

 

なにそれ、俺も見たいけど仙力の調整が意外と難しくて目が開けられない。ここで量をミスると俺が死ぬので悔しいけど操作の方に集中する。

 

そのまましばらく注いでいると。

 

「はい、これでいいでしょう。出来ました」

 

目を開けると刀を包んでいたオーラが晴れ、一振りの刀が床に置いてあった。

 

形は柄周りの装飾が取れ、前よりもシャープな印象を受ける以外は霧切と殆ど同じだが、色が大きく違う。霧切の廻光は刀身が濃い紫に、薄紫の波紋が入っていたのだが、この霧切の刀身は漆黒。光すら反射しない黒の中に稲光の様な青い波紋が刻まれている。鍔の雷元素の紋様も紫と白から黒と青に変化していた。

 

「見た目が前と少し変わったのは、貴方の仙力に反応してのことでしょう。刀身の強度も斬れ味も前とは格段に上がっているはずですし、仙力を注いだことで元素のみならず仙力とも親和性が出来ました。銘は……そうですね…。貴方は他国の魔神を退け、勝利を納めて稲妻に帰還しました。ですから、霧切の…凱旋(がいせん)なんてどうでしょう?」

「…凱旋……」

 

俺は影さんに手渡された新しい愛刀、『霧切の凱旋』を握ってみるとものすごく手に馴染んだ。そのまま2人から離れて軽く振ってみる。うん、これこれ!この感じだわ。

 

「どうですか?」

「はいっ!凄くしっくり来ます!」

 

腰に差した鞘に霧切を納めると、チンっと子気味いい音が鳴った。刀身が砕け散ってしまった匣中龍吟も、家に大切に置いておこう。少なくともこれが無ければ危なかったわけだし。

 

俺が頭を下げてお礼を言うと、影さんは今日のお詫びですと頭を上げさせた。正直こんな良い刀に仕上げて貰ったから興奮で俺の感情バーは嬉しいに振り切っているのだが。

 

俺は霧切を腰に差した状態で匣中龍吟を手に持つ。将軍との戦いも直撃は貰っていないので外傷もない。かなり長居してしまったので俺はここら辺でお暇することにした。

 

「それでは、影さん。また今度は甘味を持ってくるので、また稽古の時に」

「………え?」

「え?」

 

了承した影さんが一心浄土の出口を開いてくれたので振り向いてそう伝えると、彼女は鳩が豆鉄砲を食らったような顔をした。どうしたんだろうか?

 

「……ま、また……来てくれるのですか…?」

「え?そのつもりですけど…?」

 

なんか不味かったかな?向こう行く前に約束したスイーツ食べ放題もまだやってないし、刀のお礼もしたいし、全然来るつもりだったのだけど。

 

「…わ、わたしは、今日貴方にとても酷い事をしてしまいました。……絶交をされても仕方の無い事をです……。それなのに、あなたはまたここに来て、私と鍛錬をしてくれると言うのですかっ?」

 

なんだ、それで不安そうな顔をしてたのか。俺は身体ごと振り返ると、彼女を安心させるように、真っ直ぐ目を見て話した。

 

「今日は間が悪かっただけですってば。それに俺が来ないと影さんが寂しがるって宮司も言ってましたし、なんだかんだここでの鍛錬は向こうでかなり助けられました。ですから影さんが望めば、俺はまた鍛錬相手としてお付き合いしますよ」

「迅さん……」

「………それについて、私からも提案があります」

 

すると、今まで黙って成り行きを見ていた将軍が口を開いた。

 

「はい。なんでしょうか」

「……私も、あなたとの鍛錬を希望します」

「将軍!?」

 

軽く手を挙げてそう言い出した将軍に影さんが声を上げるけど、それをまるっと無視して俺の方にコツコツ歩いてくる。

 

「一日中執務をしていると身体が鈍ってしまいます。この私と打ち合える存在はこの世に多くありませんし、それに、所詮意識体の影よりも私の身体を使って鍛えた方が有意義では?」

「将軍っ!?だ、ダメです貴方は執務を行う義務がある筈ですっ!彼との鍛錬は私がやりますからっ」

「そういう貴方こそずっとここで瞑想でもしていればいいでは無いですか。まぁ、どうしても阻止すると言うのなら私にも考えがありますが」

 

なんか揉めてるけどどうなろうと俺がボコられるのが変わらないので現実逃避しながらぼんやりと眺めている。個人的にはいい所で止めてくれる影さんの方がいいんだけどな消去法で。将軍はこっちがほんとに死にかけるまで止まらなそうだ。手加減もしなさそうだし。

 

「な、なんですかその考えとは。あ、貴方が何を言おうと調整するのは造り手の私ですっ。生意気なことを言わずに私に従…「稲妻の団子と牛乳の流通を止めます」仕方がないですね認めます」

 

一撃で折られてるやん。さすがの影さんでも1度出した法令を取り消すのはアレみたいで、将軍を制止する前に法令が出てしまう。何せ紙にちゃちゃちゃーって書いて奉行に渡すだけだ。1分もかかるまい。

 

「……それで、将軍が加わるのはわかったんで、俺は行きますね?」

「あ、はい。また」

「ええ。今度は必ずや一太刀を」

 

将軍の挨拶怖すぎるだろ。俺は背筋を震わせながら腰の新たな愛刀を抑えて一心浄土を出た。

 

そういやそもそも八重宮司が影さんと将軍は別人だって言ってくれればこうはならなかったんじゃ?……文句言いに行ってやろう。

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「行ってしまいましたね…」

 

影は蒼夜叉の青年が出ていった所を見つめ、何故か(・・・)早鐘を打つ心臓を抑えていた。

 

興味本位で、彼には酷いことをしてしまった。将軍の調整に入ろうとしたら、「誰かが天守閣に入りました」と将軍が察知しここを出ていってしまった。影が彼女の後を追い、天守閣の中を覗いた時にはもう戦いが始まってしまっていたのだ。

 

もちろん最初は止めようとした。だが、迅の動きが前にあった時とは違う。現に元素さえ使っていないが将軍の攻撃は本気の速度だ。別に侮っているとかそういう訳ではなく、神の目を持っているとはいえ人間を粛清するにはそれで十分なのだ。

 

しかし、そんな将軍の斬撃を彼は普通に凌いだ。それに驚いた将軍が雷を纏って、最早祟り神や魔神に対して打つような威力の攻撃ですら、雷元素を用いた刀でたたき落とす始末。影はいつの間にか戦いを止めるというのを忘れて、2人の戦いに見入っていった。

 

特に影が驚いたのは迅が鬼のような、それでいて機械の様な無機質な面を被って発動した、あの蒼い雷。あれを見た時、影は心の底から震えた。前に鍛錬をしていた時から戦う度に着実に強くなっていくのを感じてはいたが、まだあんな奥の手があるのかと。空気が震えるような威圧感に、音を置き去りにするような馬鹿げた速度。雷元素を纏い神の身体を強化した将軍に迫るほどの速さ、技の鋭さ、そして気迫。一撃貰えば絶命する状況で神と動きの読み合いをする胆力。それらを感じて、覗き見る影の心に暖かいものが灯ったような気がした。

 

まぁ、その後に戦いを止めた後で、見たことがないくらい怒っている彼を見て跡形もなく吹き飛んだのだが。

 

そのまま将軍と2人で詰められ、影は神になってから初めて人に頭を下げる経験をした。屈辱などといった感情は微塵もない、心からの謝罪だった。もう、自分と鍛錬には来てくれないだろう。口では許してくれたが、彼に嫌われるには十分な事をしてしまったのだから。

 

そして彼と2人で刀を修復し、それを携えて去っていく迅が放った一言に影は救われた。

 

『また今度は甘味を持ってくるので、また稽古の時に』

 

当たり前のように「また来る」と言ったのだ。予想だにしてなかった言葉に神らしからぬ子供な台詞が口から飛び出てしまったような気がしたが、それよりもまた、彼と鍛錬が出来る。そしてもう手加減をする必要がないかもしれない。全力で彼と腕を磨き合える。

 

将軍の参戦は意外だったのだが、団子牛乳を物質に取られてしまって仕方がない。

 

惚けている影の肩を呆れた将軍が叩いた。

 

「何を惚けているのですか?私の調整をするのでは?」

「へ?あっ、そうでした。そこに座って下さい」

 

忘れていた、と前に座った将軍の管理メニューを開く。今回行うのは影と将軍の迅に対する記憶の共有。将軍と迅は今回が初対面だから、これまで自分が見てきた彼の人となりを共有出来れば少しは彼女の当たりが和らぐかもしれないと思っての事だった。

 

その後は順調に記憶を共有していき、最後の項目が出てきた。

 

「これは……『好感度』?彼に対する好意…ですか……」

 

好意?はて?と影は首を傾げる。これはどういう意味の好意なのだろうか。考えても出てこないので、変に変えるのもアレだと『自分と同じ』に設定した。

 

設定してしまったのだ。

 

影が迅に対してどう思っているか(好感度)をよく考える前に。

 

「……よし、これで完了しました。将軍、どうですか?」

「……これは」

 

起動し、立ち上がった将軍がら何故か胸を抑えている。何か不備があったのかと影は考えたが、将軍は問題ないと彼女を制した。

 

それならいいかと将軍を一心浄土から返した。

 

ひとりになったところで、自分の胸を抑えてみる。何故か、胸の内が満たされていた。何故だろうか。影は彼と「鍛錬」がしたいと望んでいた。しかし今日は鍛錬はおろか、甘味すらも口にしていない。だが、胸は満たされている。

 

はて?と首を傾げながらも、影は瞑想を再開した。

 

 

 

 

 

 

ところ変わって稲妻城、天守閣。

 

戦いによって吹き飛んだ畳を元に戻して斬れた床を神の権能を使って元通りにした雷電将軍。彼女の今の顔を見た奉行衆は血相を変えるだろう。

 

「お、お風邪に掛かられたのですかッ!?」と。

 

まるで熱を出していると勘違いされるかのように、雷電将軍の頬は赤らんでいた。

 

彼女は元通りになった天守閣の広間に座り、執務を再開する。そんな彼女の普段は動く事の無い口角が上がっていた。

 

「………成程、前までなら煩わしいと思う様な感情ですが…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…悪くないですね」

 

 

 

 

 

つづく。

 

 

 

 

 




・霧切の凱旋 (片手剣)
RARE ☆☆☆☆☆ lv90
攻撃力:674
会心ダメージ:44.1%
【蒼夜叉の決意】
・元素チャージ効率+25%。
・元素スキルを発動し、攻撃を命中させると「蒼仙の紋」獲得する。この効果は2秒に1度発動可能。継続時間12秒、最大で3層まで。クールタイムは15秒。
「蒼仙の紋」を1層所持している時、元素ダメージ+12%。また、「蒼仙の紋」を取得して時、元素エネルギーを5回復。




おら、増えたぞ?良かったな。

伝説任務後の将軍と影ちゃんは結構仲良い概念で進めてみました。いかがだったでしょうか?

神里家と宵宮との宴は尺的に入らなかったので、後日エピソード集にまとめようと思います。お楽しみに。
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