職場の先輩がウチの飼い猫に似ている件   作:猫好きの餅

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12話 帰ってきたら将軍がいじけてんだけど

 

 

 

 

 

 

「……ただいまー」

「おかえりなさい。お待ちしてました」

 

 ん?

 

 

 綺良々との配達が終わって紺田村の自宅に帰って扉を開けたら、するはずのない声がした。

 

 ばんと扉を閉めた俺はこしゅこしゅと目を擦る。

 

 もう一度戸を開けると中に正座してお茶飲んで待っていたのは紫の着物に身を包んだ美女。その奥でお盆を抱えたばあちゃんがカタカタ震えてる。

 

「はい?」

「どうかしましたか?」

「いやそれはこっちが聞きたいんですけども。…将軍の方ですよね?」

 

 座布団からすっと立ち上がり、こっちに近寄ってくる彼女の無表情と声から将軍の方と見た俺は冷や汗を垂らしながら問いかけた。俺の問いに、将軍は少し考え。

 

「……最近会えてなかったので会いに来ました」

「………」

 

 俺は頭を抱えた。だから俺のうちの周りちょっと人たがりできてたのか。将軍は無表情のままだが、どこか不満気な雰囲気。

 

「…とりあえず、場所を変えましょう。ここだとばあちゃんの心臓が止まりかねないんで。……っていうかどうやって来たんですか?」

「戸を叩いて普通に訪ねました」

「……その背負った薙刀は?」

「武人たるもの、武器を身から離すわけがないでしょう」

 

 玄関開けたら薙刀背負った将軍が立ってるとか、稲妻人なら腰抜かすと思う。

 

 

 

「迅、一体将軍様に何したんだい!?」みたいな顔してるばあちゃんに謝りながら外に出た俺は、そのまま近くの森にはいった。本当は天守閣に戻らせたかったけど、流石にここからは遠すぎる。

 

 将軍は相変わらずスンっとした顔。しかし、2人きりになった途端近寄って来て頬を引っ張ってきた。

 

「……いてててて!?なにすんすか!?」

「………なんとなくです」

 

 しっかり引っ張られて頬を離される。ひりひりしほっぺを摩ってると将軍は知らない人がみたらチビりそうな圧でずいと顔を近づけた。

 

「璃月港で影と戦ったそうですね。…その際まだ私に見せたことの無い技を使ったとか」

「……まぁ、はい」

「………………それに、影と共に海灯祭を巡ったそうですね?2人きりで」

「……はい」

「…………………そうですか」

 

 将軍は突然、俺の手を取ると目を閉じて自分の頬に当てた。造ったとは思えない柔らかな感触が手のひらに広がり、少しすりっと擦り付けられた気がする。

 

「………不公平です。……私にも同じことをしなさい」

「え」

 

 驚く俺を他所に将軍は身を寄せて来る。その顔に普段は見えない朱色が入っていて、俺は目を奪われた。

 

「同じことって、ここで全力で戦えと?」

「それは周りに影響を与えてしまいますので、今は仕方ないです。ですのでその他のことをしてください」

 

 してくださいと言うか、主に俺がされた側なんだけども。なんか最近ほわほわしてる方の影さんばっか見てたから、将軍のスンっとしながらもいじけた顔してるのが思いのほか効いた。

 

 一応眷属として、主君の命令には逆らえないので。

 

「…わかりました。……行きますよ」

「どこからでもかかってきなさい」

 

 試合みたいなこと言ってる。見た感じ、影さんから自慢はされたけど何をしたのかは特に聞いていないようだ。俺は周りに仙力で結界を貼ると、将軍の腰を抱き寄せる。

 

「…っ、本当に影とこれをしたのですか?」

「はい。したと言うよりもされた側なんですけど」

 

 将軍は俺の胸に両手を置いて、少し俺の方に身を預けた。顔を近付けると、何をするのかわかったのかぴくっと震えて……。

 

「……目、閉じないんですか?」

「武人たるもの、いかなる時も相手から目を離しません」

 

 もういいや。俺はそのまま将軍の唇を奪った。最近プレイボーイじみてきた自分が嫌になる。

 

 将軍は、セリフの通り目を見開いたままだ。俺がそのまま唇を重ねながらじっと見続けると、恥ずかしくなったのか目をそらす。

 

「……ど、どうですか?」

「……未経験の感触です」

 

 無表情ながらも顔を赤くした世にも珍しいお顔の将軍がさっと俺から離れる。口元を手の甲で抑えながら俯いたかと思えば、また俺にすすっと近寄ってくる。

 

「……こ、この程度でおしまいですか?」

「…これ以上は影さんともしてないです」

「なら、尚更ここで引く訳には参りませ…んっ…!」

 

 こんの。ふたりで2度美味しいとか反則か。

 

 もう一度唇を重ね、少し深めにしてみる。将軍はさっきのセリフとは裏腹に目を閉じて大人しくなり、俺のされるがままになっていた。

 

「……っ、はぁ…ぁ……」

 

 なんというか、背徳感がすごい。自分の腕の中に一国の神が収まり、荒い息を吐いている。俺がもう一度顔を寄せてみると、ぴくっと震えた将軍が目を閉じた。

 

 なんスかこの可愛い生き物。そして俺は誰相手に朝っぱらからなにしてんの?

 

 頭の中に疑問符が浮かび上がるが、それに反して身体は動き続ける。今度は将軍の顎を指先で上げて上を向かせると、さっきよりも長くしてみようか。

 

「……はぁ……こんな、感覚が……」

「どうですか?」

「…不思議な感覚です。……非常識で、不要であるはずの接触が…。…こんなにも甘美だとは…」

「2回目から目閉じてましたしね」

「……っ、目を閉じた方が効果的だと判断した迄です。……早く次を」

「ハマってるじゃないですか」

 

 俺は将軍を抱き寄せたまま芝生の上に座り込む。座るとまた感じが変わり、将軍の手も俺の胸から脇腹を通り背中をさわさわと触ってきている。

 

「………貴方のことですから、まだ奥の手があるのでしょう?」

「ありますけど、…ここだと、ちょっと………」

「結界を張っていたではありませんか。………つべこべ言わず、早くしなさい」

「………舌を出してください」

「………こう、れふか…?」

 

 将軍がれっと、舌を出す。その綺麗な紅い舌を目掛けて、俺は顔を寄せ────

 

 

 

 

 

 

 

『な、なななななな、何をしているのですかぁああ!?』

 

 うわっ、びっくりした。

 

 脳内に響いた叫び声とともに、俺と将軍の居場所が一心浄土へと変化する。

 

 辺りを見回すと、かたちのいい眉をぎゅんと釣り上げてる影さんの姿。背筋が凍る感覚がして将軍から離れようとするが、将軍が抱きついているせいで離れられない。

 

「…め、目を離した隙にな、何をしてるんですかぁ!?」

「……」

「…将軍っ?……その舌を早くしまいなさいっ!」

「…はやくしてくらはい。…わはひのひたをふうのれひょう?」

「…いいから速く仕舞いなさいっ!」

 

 激昂する影さんに凄まれて、渋々舌をしまう。たが、抱きつく力は強くなった。まるで影さんに見せつけるかのようにして、俺にしなだれかかっていじけた子供のように俺の首筋に顔を埋める。

 

「……自慢したのは影の方ではありませんか」

「それは、そうですが……、朝っぱらから何をしているのですかっ!」

「…初めての経験ですが、……病みつきになりそうですね。…ちなみに私は"彼の方から"あなたよりも多くしてもらいました」

「ぐぬぬぬぬ……!」

 

 分かりやすく悔しそうな顔をするのを尻目に、俺の首に腕を回して抱きついた将軍はふふっと不敵に笑う。俺は俺で何とか抱擁を解こうとしてしてるんだけど、首に回った将軍の指が俺の点穴に入ってて体に力が入らない。

 

 密着してる感触より、その点穴に入ってる指が怖すぎて冷や汗が止まらない。

 

「…………迅、なにか香水を使っているのですか?」

「…え?…いえ、なにも」

「すぅ……ん、貴方はいい匂いがしますね」

「…こ、この期に及んで……!……私も失礼しますっ」

「え、影さんっ!?」

 

 むぎゅう。

 

 効果音としてはこんな感じだと思う。むくれた顔をして背中から抱きつかれた俺は、あまりの感触のダイナミックさと状況に目眩がしそうだった。

 

 影さんは将軍とは逆の首筋に顔を埋めた。前後で息を首に感じてめちゃくちゃくすぐったい。

 

 恐らくこの世でこの瞬間にしか存在しない雷神サンド。

 

 そしてそれに挟まれてる俺は、一体なんなんだろうか。これ明日俺死ぬんじゃないの?罰当たり的な意味で。

 

 俺としてはどうすることも出来ないので、バンザイした間抜けポーズでそのまま硬直していると、満足したのか2人が顔を離した。

 

「……あの、そろそろ離れてもらっても…?」

 

 そう言っても2人がお互いを見てジリジリしだしたので俺は座った状態から立ち上がった。着物のシワを直しながら今しがた自分がしたことに心の中で血涙を流す。俺ァいつからこんな欲望に忠実になってしまったのか。

 

「……迅さん、私はまだ満足していません。追加の触れ合いか、試合を所望します」

「今霧切持ってないんでパスでお願いします」

 

 真剣な顔で言う影さんにそう返しながら将軍を見ると、立ち上がりながらも目線は影さんが手に着けたプレスレットに向いている。紫色に金色の縁取りが着いた宝石があしらわれたそれは俺が海灯祭に送った物だ。

 

「…やはり、影にはそういうものを送るのですね」

「…ああ、それなんですけど。将軍の分もありますよ」

 

 目を見開く将軍に、懐から取りだした同じものを見せる。こちらは宝石の縁どりが青色になっでるもので、蒼ノ雷光を仙力に混ぜて流してみた。口をパクパクしてる影さんを尻目にそれを将軍の手に付ける。

 

「……私に、…ですか?」

「はい。前までは俺てっきり将軍の身体の中に影さんの意識が入って外に出てるかと思ってたんですけど、完全に別の身体なんですね。この前影さんに聞かされて、配達の帰りに慌てて買ってきたんです」

 

 綺良々との配達の帰りに璃月港に泊まった時、交信でそれとなく聞いてみたら影さんは影さんで将軍とは別に降臨できるそう。考えて見りゃ影さんが璃月港にいる間に稲妻に誰もいなかったらダメだもんな。

 

 将軍は口をぽかんと開けて俺が着けたブレスレットを見ている。その顔は威圧感の溢れた普段の将軍がなりを潜め、正直目を奪われた。

 

 その横からずいと顔を寄せてくる、ちょっと不機嫌そうな影さん。

 

 その対照的な2人を見て、やっぱ反則だなと強く思う俺だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、璃月港で使ったあの技は一体どういうものなんですかっ?」

「ここでやって見せることは出来ないのですか?」

「…あー、一応コレの使用は甘雨から止められてまして」

 

 落ち着いた俺たちは改めて、あの時の戦いのことを振り返っていた。真っ先に上がった俺のあの技の話に、苦笑いしながら答える。

 

 実際、仙力を圧縮するのは命を高速で削る行為そのものだから、甘雨や仙人連中は見た時肝が冷えたそう。

 

「影の話だと、金色の雷元素と蒼ノ雷光を同時に纏ったそうですね。あれはどういうものなのですか?」

「金色の雷は仙人が昔から使う『純粋な仙力で作った元素』なんですよ。まず前提からなんですけど、仙人って種族は神の目がなくても元素が扱えますよね」

 

 俺の話に2人は頷く。

 

「はい。魔神と同じく。神の目がなくとも元素は使えます。……ということは迅さんも素で元素が使えるのですか?」

「……それがですね。……流石に半々仙ともなると使えなかったんですよ。……最近までは」

「最近までは?」

「はい。この前まではです。夜叉って、死にかけると仙力が上がる性質があるじゃないですか」

「……つまり、海灯祭で影と戦っている際に瀕死になったということですか?」

「はい」

「えっ」

 

 はい。そういうことなんです。俺のカミングアウトにぽかんとした影さんから気の抜けた声で漏れ出る。そしてそのままちょっと焦った顔で俺を見つめてきた。

 

「……ご、ごめんなさい…、わ、私……迅さんを…」

「ちなみに具体的どのような状態で?」

「影さんが空にかっ飛ばした俺に断空撃って、舞台に叩き落とした時ですね。というかあの速度で叩きつけられたら魔神でもまぁ致命傷ですよ」

 

 すぐに出て来たからそんなにダメージないように見えてただろうけど、あれただ自分の仙力で治療しただけで、俺じゃなかったら普通に死んでると思う。

 

 しかも叩きつけられる前に断空を吸収して放出ってアホなことやってるし俺。それもあって元素が完全に剥がれて丸腰になった時にアレ貰ったんだからそりゃあ死にかけるよねって話。

 

 そう話しているうちに影さんの顔からさーっと血の気が引いて行ったように見えた。ちらちらと俺の機嫌を伺うように見てくるのが大変可愛らしいです。

 

「ああ、影さんは別に気にしなくても大丈夫ですよ?生きてましたし」

「で、ですが……その、瀕死にしてしまったと言うのはやっぱり…」

「鍛錬では私に加減がどうこう言ってくるのに、自分の方こそできてないではありませんか」

「うう…、将軍。貴方もわかるでしょう?彼と戦っているとその血が騒ぐといいますか…」

「……無回答で」

「……話を戻しますと、その時に死にかけたおかげでなんかまたパワーアップしたみたいで。理論上可能くらいな技が実際にできるようになったんですよ」

 

 アレで神の目とは別で元素が扱えるようになったから、それと圧縮した仙力混ぜてみたら綺麗に金色の雷ができてしまった。で、それと蒼ノ雷光を併用したというわけ。

 

「…なるほど。あの異様な攻撃の重さは金色の雷で強化した身体を、青い雷でさらに強化していたのですね」

「そういうわけです。普段は掛け算だけのところを、元の数字に足し算してるんで掛け算をした後がより大きくなったって感じです」

 

 そこまで説明したところで、ふんすと息を荒くした影さんは本題とばかりに話を進めた。

 

「それでです。迅さん。あの元素を喰らう雷は、一体どういうものなんですか?」

「…あー、あれはですね。………ちょっと答えにくいなぁ」

「答えにくい?」

「その性質を発見した経緯を話すと、多分俺影さん達に怒られるんじゃないかなって」

 

 ふたりは俺の言葉に顔を見合わせる。

 

「怒る…?どういうことでしょうか」

「……迅さんの性格からして、禁忌と言われるもを使って習得するとは思えませんが……。……怒らないので言ってください」

「ほ、ほんとですね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………仙力を使って『業障』を纏った時に、あ、仙力に付けれた業障のところを元素にしたら相手の元素奪えね?って思ったの「「何をしてるんですかっ!」」

 

 

 

 

 

 

 お、怒らないって言ったじゃん………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 雷神2人からのお説教を食らった俺は重い足取りで天守閣から出た。一心浄土に入る前は森の中にいた気がしたんだけど、どういう原理なんだ?

 

 俺はさっきの怒り心頭な2人を思い出して苦笑い。

 

 まぁ、怒るわな。そりゃ当然だ。魈様が纏っている、言わば狩られた妖魔の怨念をわざと自分につけたんだから。

 

 この「靖妖儺舞」という技は一応俺の最後の奥の手になるのかな。元々奥の手だった「蒼ノ雷光」であってもやっぱり魔神クラスになると見劣りしてしまうし、死にかけパワーアップで余裕もできたから編み出しては見たんだけど、果たして使う時が来るのやら。

 

 まぁそんな時なんてない方がいいんだけど。それに俺が考えた靖妖儺舞の1番強い使い方をすると、かなり俺の命が危ないし。

 

 そんな感じで物思いに耽っていると、さっきの将軍の感触を思い出した。記憶にこびりついてる彼女の感触や体温の他に、迫られたことに対してするっと応えてしまった俺のキモさに悶絶する。

 

「…はぁ……神様にって、もうテイワット1の罰当たりだなこりゃ」

 

 というか九条家が知ったら俺ほんとに殺されるんじゃないか?やばい、一刻も早くここから離れて……。

 

「…む、貴様は」

「……あ」

 

 そりゃここは稲妻城の中。その中から通した覚えのない奴が出てきたら注目も浴びる。俺は冷や汗を流しながら訝しげな視線を向けてくる彼女を見て、どうしたものかと考える。

 

「…蒼夜叉。いつここを通った?……私は朝から城の前に居たが、貴様とは会っていないのだが」

「……影さ…将軍様に攫われまして…?」

 

 紺色の髪を肩の位置で切りそろえ、頭には天狗のお面。腰にした雷の神の目と背負った大型の弓が目を引く彼女、稲妻軍大将の九条裟羅は俺の言い分に目を細める。

 

「貴様が雷神の眷属ということは知らされているが、どうも信じ難いな。……将軍様に不埒な心で接しているというのなら容赦はしないぞ」

「いえっ?そんなことは全くないですよ?むしろ毎日叩きのめされてるので…」

「なっ、将軍様直々に鍛錬を…?」

「あ、はい。毎回嬉々として斬りかかってきます」

 

 俺の言葉に驚愕した九条裟羅が俺に送る視線の中に「警戒」と「羨ましい」が同居しだした。さてはこの人影さん大好き勢だな?

 

「ど、どんなふうにだ?」

「そりゃもう、すっごいいい笑顔で。それを俺が躱したり耐えたりすると楽しそうに笑いながらエグい攻撃を…」

「え、笑顔で!?」

 

 九条裟羅は、俺の言葉で想像でもしたのかゴクリと喉を鳴らした。多分というかなんというか、稲妻の人って将軍の方の怖い雷神が固定概念としてあるからか、最近出歩くようになった影さんを見てもそういうイメージで見ちゃうことが多い。

 

 俺が瞬きを速めていると、自分の状態に気が付いた九条裟羅はハッとなって咳払い。

 

「すまない、取り乱した。……それでその、天守閣にはここから入ったのではなく、将軍様に呼ばれた……と。しかし、将軍様は朝にここを出たはず。その中からいきなり出てた貴様を呼び止めたというわけだ」

「ああ、そりゃ警戒もしますね」

 

 それは申し訳ないと謝ったら気にするなと帰ってきた。……が、俺を見る目はまだ鋭い。それは俺に対する警戒心なのか、それとも嫉妬心なのか。

 

「……やっぱり、俺が眷属だと不満ですか?」

「…不満という訳では無い。ただ噂が独り歩きしているのではないかと不思議に思っているだけだ。貴様の噂を聞くと、どうも武人という感じではなかったのでな」

「まぁ、稲妻だと戦わないですからね俺。…うん、…良ければ確かめてみます?」

「……ほう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 続く。

 






 あと数話でフォンテーヌ編でございまする。
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