真・恋姫無双 三人の御遣い   作:磁気雷電

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拠点√冥琳 其の二

乾いた陽の光が眩しい昼下がり、宏近は城内の書庫の書物をほぼ全て読み終え、新たな書物を買いに行くことにした。穏に冥琳も御用達のよい店を教えてもらい、ひとり街を歩いていた。

 

城から四半刻ぐらいして目当ての場所に着く。そこは小さいながらも品揃えは良く、冥琳も御用達になるのも納得できた。さっそく店内を見てまわろうとした時・・・、

 

?「宏近」

 

声のしたほうを振り向くと、そこには宏近と同じく書物を買いに来たであろう冥琳の姿があった。

 

宏「やぁ、冥琳。貴女もここで買い物ですか?」

 

冥「まぁな。・・・・・・しかしよくこの場所を見つけたな」

 

宏「穏に教えて貰ったんですよ。貴女の御用達だと聞いて、それなら間違いないと思いましてね」

 

冥「なるほどな。ところで城の書庫は利用したのか?顔を会わせた事がないのだが?」

 

宏「確かに、顔を会わせたことはありませんが、ほぼ全ての書物は論破しましたよ・・・、っとありました。コレにしましょう」

 

冥「なら会計を済ませてしまえ」

 

宏「わかりました。じゃあ待っていてください」

 

 

宏近が会計を終え、冥琳と話しながら城へ戻っていると、ふと何かに気付いたようで宏近に質問する。

 

冥「そういえば、北郷と違ってお前や大橋は文字をすぐ理解できていたな・・・。なぜだ?」

 

宏「私と狛傅は漢文を専攻していましたからね」

 

冥「・・・・・・漢文とはなんだ?」

 

宏「貴女たちが常日ごろから使っている漢字だけの文体のことですよ、私たちの国では、教養として少しだけ学ぶだけでしたが、私と狛傅は熱中してしまいましてね・・・・・・、一刀とは違い読み書きも苦じゃないんですよ」

 

冥「ふむ・・・、ならお前たちの国では他の文字が使われていたのか?」

 

宏「そうですね・・・。漢字以外にも平仮名や片仮名も使用した文字が私たちの国の文字として使用されています。他にも様々な国の文字もありますが・・・」

 

冥「そうか・・・・・・、長くなりそうだから今度もまた私の部屋でやろう」

 

宏「くれぐれも穏は連れて来ないでくださいね?」

 

冥「分かっている。ところでお前が買った書の事だが・・・・・・、読み終えたら私にも貸してくれないか?」

 

宏「いいですよ。そのかわり貴女の持っている書物も貸してくださいね?」

 

冥「お安い御用だ」

 

お互いに笑いあいながら城へ戻っている二人の姿を見かけた民たちは周瑜様にも春が来たという噂が広がり、それを聞いた冥琳の顔は顔を真っ赤に染まっていたらしい・・・・・・。

 

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