荊州に攻め込んできた黄巾党・・・、それは暴乱の中の一地方での出来事に過ぎなかった。大陸の各所の飛び火した黄巾党の暴乱は火薬庫にロケット花火を打ち込んだように、次々と爆発を起こした。
その暴乱を鎮圧しようと、漢王朝は大動員をかけて官軍を形成、黄巾党と対決したのだが・・・、黄巾党の圧倒的な数の暴力、そして官軍の腰抜けぶりによって敗北。その後、黄巾党は各地で勝利を謳い、規模さらに膨らませていった。
しかし、そんな官軍不利の情勢の中、各地の諸侯たちが目覚しい活躍を見せる。
許昌に本拠地を置く曹操。
袁術の従姉にして、河北を抑える袁紹。
他にも幽州の公孫賛や、義勇軍として参戦し連戦連勝している劉備が頭角を顕す。
そんな英雄たちの活躍により、黄巾党の勢いも次第に衰えを見せ始めていた。
そんな時、黄巾党本隊と決戦し、撃破するための連合軍が結成される。
それに参戦するため孫策は各地の旧臣を集め軍備増強にかかった。そして今日、自分の実妹である孫権と合流する。
合流地点は冀州。そこで黄巾党主力部隊との決戦する。
雪「穏。蓮華たちはいつ合流するって?」
穏「兵を集めてから合流するらしく、少し時間が掛かるとのことでした~」
雪「そう・・・・。ならば初戦は私たちだけね」
祭「連れてきた兵は多くない。・・・・いきなり敵本隊と戦うことは出来んのぉ」
宏「敵本拠地の周辺では、諸侯の軍も動いています。まずは出城に籠もっている黄巾党を処理するのはいかかですか?」
冥「その後、諸侯の軍と足並み揃えて本拠地に共闘か・・・・。それならこの兵数でも問題ないな」
雪「なら方針はそれでいきましょ。頼むわよ、冥琳、宏近」
冥・宏「「了解した(です)」」
狛「そろそろ昼飯にしようぜ。ほら一刀、飯食いにいくぞ。」
一「待ってくださいよ、先輩」
雪「ねぇ、狛傅。私もいっしょにいい?」
狛「もちろんだぜ」
祭「大橋のことが余程気に入ったようじゃな」
冥「それもありますが、恐らく北郷に蓮華様のことも伝えるつもりでしょう」
穏「でも・・・・一刀さんのこと、蓮華様が受け入れますかねぇ?」
祭「その心配はせんでもよかろう。ああ見えて北郷はなかなかの武をもっておるし、頭もキレるからのぅ」
穏「それもありますがぁ、一刀さん、天性の女たらしっぽいんですよねぇ」
冥「そういう意味では奴は英雄の素質充分だな」
宏「皆さん、お昼持ってきましたよ」
祭「おぉ、すまんの小橋。では我らも昼飯をいただくとしようかのぉ」
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一「・・・・先輩この弁当・・・・」
狛「・・・いうな一刀・・・」
弁当を食べた二人の思ったことはただ一つ、弁当の味付けが薄すぎてあまり美味しくないことだった。その横で、一緒にその弁当を食べている雪蓮はその二人の顔に気づいた。
雪「どうしたの?美味しくない?」
一「まぁ・・・・美味しくないことは無いと思う」
雪「ん?どういうこと?」
狛「全体の味付けが薄いんだよ。・・・・まぁ俺たちの世界じゃ、味付けの濃い料理が多くあったからな。なんか味気無いんだよなぁ」
雪「そう?・・・・行軍するときのお弁当だから、結構塩を使ってるんだけどなぁ」
狛「まぁ、これは俺たちの舌の問題だからよ、気にすんな。・・・・それより俺たちに何か用があんじゃねぇのか?」
雪「分かる?・・・・っていってもその用は一刀の方なの」
一「俺?」
雪「あなたたちを拾ったときに約束したでしょ?呉の武将を口説けって」
狛「あぁ、確かに俺と宏近はコイツにおしつけたな」
雪「そう・・・。それでね、もう少しすればさ、私の妹が合流するんだけど」
狛・一「「妹・・・・あぁ孫権か(のことね)」」
雪「そ。・・・・あれ?説明したっけ?」
狛「聞いてないぜ。・・・知識としてあっただけだ」
雪「ふーん・・・・、ま、いいや。それでね。妹のことなんだけど・・・・、ちょっと真面目過ぎだし、カタブツっぽいところもあるけど、とっても良い娘よ。可愛いし、おっぱいも大きいし、お尻の形は最高だし」
一「は、はぁ・・・・」
雪「で、私の後継者は孫権。だから一刀はどうにかして孫権を孕ませること。・・・・約束よ?」
狛「へぇ、こりゃ責任重大だな一刀?」
一「ちょ、いきなりそんなこと言われても・・・・」
雪「これからの呉のために頑張ってね♪」
二人は弁当を食べ終わると、冥琳たち方へ行ってしまった。雪蓮の言葉に唖然としていると
祭「なんじゃ?どうした北郷。アホ面を晒して」
一「アホ面って・・・・、まぁいいや。祭さん、孫権のことよく知ってる?」
祭「権殿のことか?策殿とは違って真面目で勤勉なお人じゃな」
一「その孫権を孕ませるように言われたんだけど・・・・、会った事もないのに」
祭「そこはほれ。お前さんの実力で何とかせい。・・・・それよりそろそろ行軍を開始するぞ。早く来い」
一「わ、わかったよ」
その後、食事を終えた俺たちは、再び行軍を開始した。行軍の最中、自分の知識のある三国の武将を消去していると、弁当のことで冥琳に塩は貴重だといわれ、怒られた。怒られている時先輩たちはその様子を笑いながら見ていた。そして戦の準備に取りかかろうとした時、呉兵の斥候部隊の一人がこちらに向かってくる。
斥候「報告!前方に黄巾党の分隊を発見!向こうもこちらに気づき、城を出て布陣するつもりのようですが、孫策様と大橋様が・・・・!」
冥「二人がどうした?」
斥候「前線部隊を率いて先行してしまって・・・・!」
冥「何っ!?」
宏「やれやれ・・・・、彼の悪い癖が出てしまいましたか。冥琳。あの二人を追いかけてください。ここは私が」
冥「頼む、宏近。・・・・全く、世話の焼ける・・・・!穏!北郷!すぐに追いかけるぞ!」
穏「はぁ~い♪」
一「分かった!」
穏「冥琳様ぁ~、前方に雪蓮様とその横に狛傅さんの牙門旗を発見!」
冥「やっと追いついた・・・・!待ちなさい、二人とも!!」
雪「無理だって。いま兵を止めたら、折角の突進力が無駄になるじゃない」
狛「心配すんなって。黄巾党なんてすぐ蹴散らしてやっからよ」
雪「そうそう。じゃ、また後でね♪狛傅、行くわよ!」
狛「おっしゃぁ!!暴れるぜぇ!!!祭、俺たちの援護頼んだぜ!」
祭「無論じゃ」
冥「ああ、もう!穏、北郷!戦闘準備だ!」
穏「はぁ~い♪」
一「お、おうっ!」
冥「突進する孫策隊、大橋隊の部隊を黄蓋隊と共に補佐する。左右に展開して敵を包み込む!行くぞ!孫呉の兵士たちよ!!」
呉兵「応っ!!」
敵軍に奇襲が上手く決まりこの戦に勝利を収めたが、突撃して無事に戻ってくるた二人には冥琳からのありがた~いお説教が待っている事を二人は知らない・・・・