孫呉の兵士たちによって圧されていった多くの黄巾党たちは敵陣地へと退却していった。
?「こいつら強えぇ、・・・我が部隊も一時退却するぞ!」
狛「そうはさせねぇぜ!!」
?「蛮刀使い・・・、貴様何者だ?」
狛「誰だっていいだろうがよぉ。アンタ、張曼成だな?アンタの首貰うぜ!!」
張「ふん、貴様ごときに取れる首ではな・・・い・・・・?」
狛「ワリィな・・・、だがここは戦場なんだ。敵将・張曼成、討ち取ったぜ!!」
狛傅が敵将を討つ。すると周りにいた黄巾兵たちは
黄兵1「張曼成様が討たれたぞ!!」
黄兵2「は、早く陣に逃げろー!!」
黄兵3「まっ、待ってくれー!!」
我先にと陣へ退却する。そこが死に場所と知らずに・・・・。
冥「ふむ。頃合いだ。・・・・穏!」
穏「了解です~♪ では皆さん、火矢の準備はよろしいですかぁ~?」
呉兵「応っ!」
穏「では一斉に発射しましょ~♪ せーのぉ・・・・発射ぁ♪」
穏の号令と共に火矢が黄巾党陣地へと一気に放たれる。
―黄巾党陣地―
黄兵4「お、おいっ!火矢だ!火矢が飛んできたぞ!!」
黄兵5「しょっ、消火だ!!誰か消火しろぉ!!!」
黄兵6「ダメだ、数が多すぎる!このままじゃ・・・・」
黄兵7「てっ、撤退だーー!!」
―呉軍―
穏「おー。命中命中~。良い感じに火が燃え広がってくれてますねぇ。」
冥「よし、これで賊の慌てふためく様子がよくわかるな」
宏「では、追撃隊の皆さん。前線の孫策・大橋の部隊と連携し総攻撃の―――」
呉兵1「ほっ、報告!前線部隊、特に孫策様の部隊が突撃を開始しました!」
冥「・・・・はぁ。相変わらず独断専行するんだから」
宏「・・・・彼女の戦い方は天性のものでしたか・・・」
穏「まぁまぁ。そのおかげで私たちの指示より早く勝機に気付いたんですから」
宏「それですと、私たちが軍師をする意味はあるのでしょうか?」
冥「・・・・いうな、宏近。」
穏「ううっ、それはありますねぇ~・・・・」
改めて雪蓮の天性の戦上手に感心?させられる三人であった。
それから―――
前線部隊と合流した冥琳たちは、袁術の居る荊州の本城へ向かい、意気揚々と引き上げた。初めて袁術と張勲に対面した三人は大いに驚いていた。
雪「あなたのお望み通り黄巾党の本隊を殲滅してあげたわ。・・・・これで満足かしら?」
袁「うむうむ。ご苦労なのじゃ。」
雪「それだけ?労いの言葉じゃなくて、私が欲しいのは約束の履行なんだけど?」
袁「約束?何のことじゃ?」
雪「・・・・反故にしようと言うの?・・・・時機がくれば呉の再建のために兵を貸すという約束
を」
袁「おおー。そんな約束もしておったのぉ。・・・・だがのぅ、孫策よ。妾にはまだ時機が来たよ
うには思えんのじゃが?」
張「そうですよねぇ~。それに今は黄巾党が暴れまわって、そんな余裕もありませんしぃ~」
雪「・・・・まぁいいわ。本隊のほうは私たちが殲滅したんだから、分隊の殲滅は頼んだわよ」
袁「ふん、言われんでもすぐ殲滅してやるのじゃ」
張「そうだそうだぁ~」
雪「あっそ。じゃあお手並み拝見と行くわ」
そういって去ろうとした時、
袁「のぅ、孫策よ?」
雪「何よ?まだ何かあるの?」
袁「そこの男三人は見かけぬ顔じゃが・・・、妾に紹介するのが筋じゃと思わんかえ?」
雪「あぁ、新しく加わった将の大橋、軍師補佐の小橋、そして北郷よ」
雪蓮が三人を紹介すると三人は軽く頭を下げる。
袁「うむうむ。妾のために良く働けよ♪」
もう一度、頭を下げ足早に城出た。城を出た瞬間、雪蓮の愚痴がこぼれる。
雪「ふぅ・・・・。あぁ~~・・・・腹立つ~・・・・」
狛「まぁ気持ちは分かるが、落ち着けよ」
雪「また約束をはぐらかされたわ。・・・・むかつくったらありゃしない」
宏「あの者の狙いは、精強である孫呉の軍団をこき使うことみたいですからね」
一「アレで本人は隠してるつもりなんだろうか?」
冥「アレで意図を隠しているつもりらしいのよ」
狛「ミエミエ過ぎるから余計にむかつくな・・・」
祭「全くじゃ」
冥「しかし、腹が立つからといって、袁術に楯突くのは今ではない。・・・・雪蓮。もう少し機を熟すのを待ちましょう」
狛「・・・・なぁ、宏近」
宏「分かってますよ・・・」
この時何かを決心した二人であった。その二日後、袁術が雪蓮の旧臣たちをすぐに呼び戻す事を許可した。その時の袁術は、ハチが~、ハチミツ水を作るハチ様に嫌われるのじゃ~と意味不明な事を言っていたという。