「えっ、今京都にいるけど。」
「そう。」
「ああ、明日には帰れそうだ。じゃ。」
と、彼は電話を切った。
「じゃあ、明日には帰れるんだね。」
「ああ、そうさ。」
「でも、大丈夫貴ちゃん、昨日は金沢から京都へ来たんだよね。」
「そうだよ。」
「いいわね、金沢は。」
「ああ、兼六園なひがし茶屋街と言った観光名所だよ。」
「私も一緒に行きたいな。」
「ああ、いつか連れてってやるぜ。」
と、男は言った。
「ええ。」
そう言って、男は京都のホテルで泊まり、次の日に東京へ帰京した。
男は、1件のアパートへ帰ってきた。
「あのー、すいません。」
「はい、何でしょうか。」
と、桜井と岩泉は男に話を聞くことにした。
「すいません、鉄道公安の物ですが、ちょっとお話宜しいでしょうか?。」
「ええ、いいけど。」
早速、話を聞くことにした。
「えっ、特急「しなの」で殺人事件。」
「ええ、それで話を聞きたいんですが。」
「あなたは事件当日は、何をしていたんですか。」
と、桜井は言った。
「ええ、当日は金沢と京都へ行っていたので4日間出かけていました。」
「そうですか、金沢と京都ですか。」
「はい。」
彼の名前は広瀬貴仁、広瀬は高見の友人である。
「4日間で金沢と京都か。」
「ああ、それから次の日に京都から長野へ行きました。」
「ほう、なるほど長野か。」
「じゃあ、帰りは「しなの」に乗ってですか。」
「多分、それに乗ったかもしれませんな。」
と、広瀬は言った。
「そうですか、じゃあ帰りは名古屋から新幹線に乗って東京へ帰京したんですね。」
「ええ、それに乗ったかもしれません、あるいは長野から上野へ行く特急に乗ったかもしれません。」
「なるほど、長野へ行った後に東京へ帰京したんですね。」
「ええ。」
そう言って、話を終えて桜井と岩泉は特捜班に戻った。
「ほう、事件当日に金沢と京都へか。」
「はい、広瀬の話では金沢と京都へ行った後に長野へ行ったと言っていました。」
「ほう、なるほど。」
「行きは新幹線に乗って長岡から特急に乗って金沢へ行く、金沢から京都へは北陸本線に乗る、京都から長野へは特急「しなの」に乗る事は出来ますね。」
「うーむ、でも犯行はどうかだよ。」
「それも、考えられますね。」
と、梶山は高杉と南に言った。
「うーむ、そう言えば長野から名古屋へ新幹線に乗って行ったのかな。」
「ああ、早速調べて見よう。」
早速、時刻表で調べることにした。
「広瀬は金沢へ行ったから、7時36分発の上越新幹線「あさひ1号」に乗る、長岡には8時57分に到着し、長岡からは信越本線・北陸本線経由の特急「かがやき2号」に乗る長岡に発車するのは9時04分、金沢に到着するのは11時34分、次の日に金沢から京都へは北陸本線の特急「雷鳥34号」に乗車し金沢を発車は12時58分、京都へ到着するのは15時22分、翌日に京都から長野へ行ったとしたら京都を9時16分に発車する特急「しなの15号」に乗れるな、長野着は13時58分か。帰りは長野から「あさま」に乗って上野へ行ったか、あるいは帰りに「しなの」に乗って名古屋から新幹線に乗って東京へ帰京したって事ですよね。」
「ああ、調べて見るとね。あったよ。」
早速、高山は時刻表を調べて見たから。
「あった、これだ。」
長野発14時02分 中央本線特急「しなの18号」に乗車
名古屋着17時21分 下車
名古屋発17時28分 東海道新幹線「ひかり258号」に乗車
東京着19時21分 下車
長野から上野へ
長野発14時19分 信越本線特急「あさま20号」に乗車
上野着17時15分 下車
「広瀬はこの列車に乗ったのかな?。」
「ああ、それも気になるな。」
と、高山は言った。
「でも、何か引っ掛かるんだよな。」
「ええ。」
「主任も、同意見ですか。」
「ええ、それもあるな。」
と、南は言った。
犯人はこの男なのか?。
列車時刻表トリックとアリバイは崩せるのだろうか、特捜班は謎をどう解くのか。
次回も、お楽しみに。