どんな誕生日にするか少し悩みました。他のメンバーの日付を検索していたら、何かしらの記念日等がありました。
7/9はジェットコースターの日だそうです(ちなみに杏の誕生日7/26は幽霊の日)。
響「俺の誕生日か......今まで家族以外で祝ってもらったのは初めてだ。ありがとう、みんな。俺を信じてくれて、ありがとう。これからもよろしくな!」
本日は地の文を少なめにしたため、台本形式です。
また、若干1名キャラ崩壊(?)があるかもしれません。ご注意ください。
それでは番外編、どうぞ。
白石響が色んな人と出会う話
〈Leo/need with 天馬司〉
響は司に連れられ、彼の自宅にお邪魔していた。
司「さあ、ようこそ!我が天馬家へ!!」
響「ああ、お邪魔します。ところで、なんで今日俺は家に呼ばれたんだ?」
司「よくぞ聞いてくれた!!」
司の大声に、一瞬顔をしかめる響。
司「実はな、お前がギターを弾けると聞いてな。我が妹とその幼なじみたちが、ぜひ会ってみたいそうなんだ!」
あいつらはプロを目指しているからな!、と自慢げに言う司。
響「いや、俺はそこまで全力注いでやってるわけじゃないんだぞ?そんな半端なのに、大丈夫なのか?」
司「問題ない!なんて言ったって、お前はオレの親友だからな!自信を持て!」
響「そうじゃなくてだな........」
何を言っても聞いてくれなさそうだ。
響は仕方ないので、司の言う通り彼の妹たちと会うことにした。
部屋の前でノックする司。
司「咲希ー!入っても大丈夫かー!」
?「どうぞ〜!」
部屋の中から元気な声が聞こえる。
司に続いて、失礼します、と部屋にお邪魔する響。
そこには4人の女子がいた。
咲希「はじめまして!アタシは天馬咲希です!この子たちはあたしの幼なじみの.......」
一歌「星乃一歌です。ギターボーカルしてます。よろしくお願いします」
穂波「望月穂波です!ドラム担当です。お忙しいのに、ありがとうございます!よろしくお願いします!」
志歩「日野森志歩です。ベース担当です。ライブ映像、見ました。よろしくお願いします」
咲希「ちなみにアタシはキーボードやってま〜す!」
一通り自己紹介を聞いて、4人全員個性のある。いいチームだと感じた。
特に志歩という子。彼女はなにか、彰人と通ずるものを感じる。
あと、映像見てくれているのは素直に嬉しい。
響「白石響です。司からどう聞いていたか分からないが、できるだけ期待には応えたいと思う。よろしくお願いします」
響も自己紹介をすると、拍手をして歓迎してくれた。
1名、意外そうな顔を向けてくるが。
響「.......どうしたんだ?」
志歩「いや......なんか意外で。司さんの知り合いにしてはマトモ......っていうか」
穂波「志歩ちゃん!?」
.......こう言わせる司は、普段一体何をしているんだろうか。
司「意外とはなんだ!意外とは!!」
響「お前が突っ込むんかい.......」
若干グダグダな流れになったが、その後しっかりと話題をバンドや音楽の方向に向けることができた。
後で司には説教だな、少し自重してもらおう。
巻き込まれると大変そうだ(←フラグ)。
やはりギター演奏についてよく聞かれた。
一歌に、“師匠”、と呼ばれるようになり、志歩と全力で止めた。
補足:現在は白石響/Hibikiで活動している。ライブ映像はソロ活動時代のもの(RAD WEEKEND〜再会編前まで)。撮影はライブスタッフがした。
Leo/need4人の希望もあり、全員名前呼びになった。
響は他にベース、キーボード、ドラム等。ある程度できるが、得意なのはギターである。
〈MORE MORE JUMP! with 小豆沢こはね〉
杏「いい加減、遥と会ったら?」
妹の杏にそう言われ、放課後。やってきたのは宮益坂女子学園。
響「いや.......普通に場違いだろ.....俺」
周りは女子、女子、女子.........ここは女子高なので当然だ。
周囲からの視線が刺さり、居心地が悪い。
杏からは、こはねが引率してくれると聞いた。
初めて来る場所に知り合いが来てくれるには心強い。
だが、辛いものは辛い。
響「.......こはねちゃん、早く来てくれ.....!」
周りでヒソヒソしている女子たちは、大体、
「あのイケメン! 誰!?」
「誰かの彼氏じゃない?」
「ねえ、声掛けて来なよ!」
などという、期待の視線である。
今の彼にはそれどころではないが。
そんな響の想いが通じたのか、こちらに手を振るこはねの姿があった。
響「........っ! 助かったぜ!こはねちゃん!!」
こはね「こ......声が大きいですよ!みんなに注目されちゃいます.....」
司に匹敵する声の大きさの響に慌てるこはね。だが彼は一切気にしていない様子。
響「そんなことは後ででいい! とにかく遥は....遥はどこにいるんだっ!!!」
こはね「お、落ち着いてください! 案内しますから!」
感じたことの無い視線に気が動転して、冷静ではなかった。
それの所為で後日、遥は彼との関係の質問攻めを受けることになる。
もちろんこはねも巻き込まれるのだった。
入場許可証を手にした響はこはねと共に、遥たち“MORE MORE JUMP!”が練習しているという、屋上に向かっていた。
響「さっきはすまなかった、こはねちゃん。緊張と視線でパニックになっていたんだ」
こはね「気持ちはわかるので、そんなに謝らないでください。それで、響さん。杏ちゃんから話は聞いたんですけど、桐谷さんとはずっと会ってなかったんですか?」
杏と遥が幼なじみであり、当然兄である響もそうである。
響「遥とは、小学生の時に杏が家に連れてきて仲良くなった。俺は4年ぐらい家を出てたし、遥ともそれから合わなくなってたんだ。あいつがアイドルになったのもあってな」
こはね「そうだったんですか.....」
遥が国民的アイドルになったことも。そのグループ、ASRUNが解散したことも。苦しんでいた事も........全部知っていた。
知っていて、なにもできなかった。
響はずっと、それを後悔していた。
響「またアイドル始めたって聞いて、すげえ安心したんだ、もう一度多くのファンに夢を届けられる......あいつの笑顔が見られるって」
おめでとう、と。ありがとう、と。伝えたいことはいっぱいある。
響「でも、やっぱり怖いな。遥に拒絶されたらって思うとな」
俯く響に、こはねが口を開く。
こはね「大丈夫ですよ! 杏ちゃんだって、響さんを許してくれました。ずっと会いたかったって、言ってました。それなら桐谷さんだって、そう思ってるはずです!」
こはねの力強い言葉に、背中を押される響。
響「.......そうだな。ありがとう、こはねちゃん」
その笑顔に、また救われたと感じた。
辿りついた屋上の扉を開けると、青空の下練習に励むアイドル3人が居た。
目的の人物である遥は不在である。
こはね「みのりちゃん。連れて来たよ!」
みのり「こはねちゃん!待ってたよ! それで、その人が白石さんの?」
こはね「うん。杏ちゃんのお兄さんの、響さんだよ」
どうやらこはねのおかげで話が伝わっていたようだ。
それならスムーズにことが進みそうだ。
気を引き締め、前に出る。
響「初めまして、MORE MORE JUMP!の皆さん。白石響です。よろしくお願いします」
緊張の所為か、つい丁寧な口調になってしまった。
愛莉「丁寧にどうも。でもそんなに畏まらなくて大丈夫よ。同い年でしょ? わたしは桃井愛莉。よろしくね、白石くん」
雫「しぃちゃんや司くんから話は聞いてるわ。こちらこそよろしくね。響くん、って呼んでいいかしら?」
響「ああ。よろしく頼む、桃井さん、日野森さん」
愛莉と雫。2人も遥と同じく元アイドル。
TV出演も多かったこともあり、ずっと音楽一筋の響でも聞いたことのある名前だった。
そしてもう1人は
みのり「花里みのりです! 遥ちゃんに憧れて、アイドルを目指しました! よろしくお願いします!」
元気よく挨拶するみのりに、目を見開く響。
響「花里.......みのりちゃん。そうか......君が遥を.......」
納得した表情でみのりを見た。
そして、頭を下げた。
こはね「え.....響さん!?」
愛莉「どうしたのよ。急に!」
慌てる4人に、頭をあげる。
響「実は少し、こはねちゃんから聞いてたんだ。遥がもう一度アイドルを始めれたのは、みのりちゃんのおかげだって」
杏から叱咤されて後、こはねから簡潔に聞いた経緯。
それは全て、みのりが居たからできたことで。
彼女には返しきれない恩がある。
響「だから.....ありがとう」
そう言って再度頭を下げる響。
みのり「わたしも、遥ちゃんに出会ったから.......遥ちゃんに憧れたから、こうしてアイドルとして夢に向かうことができるんです! こちらこそ、ありがとうございます!」
いい友人に恵まれて、本当によかったと。心から感じる。
その後軽く談笑していると、屋上の扉が開き、目的の人物が現れた。
遥「ごめんっ、みんな! 遅れちゃった!」
最後に直接見たのは小学生の時。それ以来は、時々雑誌で写っているのを見たことがあった。
当たり前のことだが、身長が伸びて、昔より大人びていて。
とても.......綺麗になっていた。
雫「大丈夫よ。遥ちゃん」
愛莉「ちょうど、あんたに会いたい、っていう人が来たからね」
遥「.......私に?」
あまりの変わりように、目が離せなくなっていた。
頭を振って、冷静さを取り戻す。
首を傾げる遥。そんな彼女に懐かしさを覚える。
響「久しぶりだな.......遥」
いつもよりも優しい声が出た。
遥は、目を見開いて驚いていた。
遥「......響?」
震えながら、口を開く。
頷いて、返事をする。
響「ああ......俺だ。白石響。杏の兄で、お前の幼なじみの」
遥「........っ! 響っ!」
遥は勢いよく、響の胸に飛び込んだ。
愛莉「は?」
雫「あら?」
みのり「は、遥ちゃん!?」
こはね「なんか前にも同じシーンを見たような.......」
それぞれの反応をする4人。
響「は、遥!? どうしたんだ! ちょっと離れ......」
遥「やっと.........やっと会えた.....!」
遥は目には涙が溢れていた。
響は優しい口調で、背中を擦りながら言った。
響「ずっと待たせて....ごめんな」
2人は抱きしめあった。両手で、力いっぱい。
その存在を確かめ合うように。
愛莉「.......ちょっと、お二人さん? 感動の再会に水を差すようで悪いんだけど.....」
愛莉が呆れたように腰に手を当てて言う。
完全に存在を忘れていた響は、首だけ動かして愛莉を見る。
表情は笑顔だが、眉間にシワが寄っている。
愛莉「説明.......ちゃんとしてくれるんでしょうね?」
響「お.....おう」
遥「♪〜」
響の腕の中にいる遥は、それはそれは嬉しそうに、頬ずりしていた。
みのり『遥ちゃんは、どうしてアイドルを続けれたの?』
遥『昔ある人にこう言われたんだ。
「たとえ周りの人と違くても、どんなに笑顔になれなくても。お前はお前、桐谷遥だ! 絶対お前ならできる! お前を信じてくれる人たちがいる! だから胸を張って前を向け!」
って。
ずっと忘れてたけど、あの時みのりが励ましてくれた時に、思い出したんだ』
みのり『へえ〜。それじゃあその人は、遥ちゃんを語る上で重要な人なんだね!』
遥『うん........あの人は、私の大切な━━━━━━━━』
補足:遥引退のニュースは嫌でも目につき、ずっと覚えていた。
こはねとみのりは、大事な人(杏と遥)を救ってくれた人物。そのため他の人とは違う呼び方にしたかったため“ちゃん”付けである。2人とも小動物っぽいしね。
〈神高組 with 白石杏〉
突如として巨大な爆発音が聞こえ、響と杏はその現場に向かった。
そこにはクラスメイトの司と、紫髪の男子生徒が居た。
響「おい司。お前何して.....」
杏「こらぁーーー!また先輩たちですかーー!?」
響「キーーーーン」
割と近くに居たため、杏の大声を直接受け耳鳴りを起こす響。
類「おやおや、これはこれは白石くんに.......君は?」
近づいてきた類は、初めて会う響に首を傾げる。
司「おお! 白石に響! 来てくれたのか!!」
響「キーーーーーーン」
司の大声で再び耳鳴りを起こす響。災難すぎる。
杏「私の兄の、響です。天馬先輩とは同じクラスなんです」
類「ふむふむ、よろしく。響くん」
響「ああ。よろしく頼む。え〜と」
手を差し伸べる類。
類「僕は神代類。クラスは2-B。司くんとは同じワンダーランズ×ショウタイムのメンバーさ」
響「そうだったのか。改めてよろしくな、類」
これが響と、変人ツーとの出会いである。
杏「.....って、自己紹介してる場合じゃない!今日こそは職員室まで来てもらいますよ! 先輩達!」
再び鬼ごっこが始まった。1人残された響は、近くのベンチに腰を下ろす。
すると、緑髪の女子生徒が歩いてきた。
寧々「また爆発音がしたと思ったら、またあいつらなんだ....」
呆れてため息を零す寧々。目が合う2人。
響「君も、司たちの知り合いか?」
寧々「は....はい。草薙......寧々です。あなたは?」
響「俺は白石響。司とは同じクラスでな。よろしく頼む」
初対面の彼にオドオドする寧々。それに気にせず明るく挨拶する響。
響「いつもあんな感じなのか?」
寧々「はい.......司と類、あともう1人とフェニックスワンダーランドでショーをしてるんですけど。突拍子もないことばっかりで......」
響「........苦労してるんだな」
寧々に同情するが、その光景を見てみたい自分もいる。
響「今度ショーをやる時、見に行かせて貰うよ」
寧々「本当ですか?ありがとうございます.......! えっと.....響.......さん?」
響「呼びやすい呼び方でいいよ。あと、無理に敬語じゃなくて問題ない」
できるだけ優しい口調で話す。彼女もほっとしたのか、肩の力を抜いた。
寧々「それじゃあ........よろしく......響」
響「ああ、よろしくな、寧々」
また1人、友人を増やした響。
4年前は有り得なかった充実感に、心を踊らせていた。
杏「こらぁーーーー!待てぇーーーーー!」
響「......とりあえず、あれを止めないとな」
寧々「......大丈夫なの?」
響「......多分な」
自信なさげに、妹たちを止めるために腰を上げた。
その後、自分も巻き込まれるとは想像もつかずに.....
瑞希「そういえば絵名。最近復学してきた2年の先輩。知ってる?」
絵名「ああ、杏ちゃんのお兄さんの。まだ会ったことは無いわね」
瑞希「司先輩や類と仲良いみたいなんだけど、どんな人なんだろ?」
絵名「あの2人と.......大丈夫なの? その人」
瑞希「それでも杏のお兄さんだからね。案外マトモかもよ?」
絵名「まあそれは自分で判断するけど.......そうだといいわね」
補足:実は瑞希と絵名の登場を忘れていたが、いい感じにまとまったのでヨシ!
響は演技は上手い。後に、司たちに巻き込まれてショーに参加させられることになる。
フェニーくん探しが得意。
私の最推しは桐谷遥です。
今後の展開を考えると、ここの再会の場面は結構重要でした。
どんな出会い方がいいか、1番悩んでいたところです。皆様にしっかり伝わっていたら嬉しいです。
さて次回ですが、「THE POWER OF UNITY」か「つなぐPainful hope」、「神高応援団」のいずれかになるかと思います。まだ予定です。
ストーリーを確認して、よく考えようと思います。
それではまた次回お会いしましょう。さようなら!