繋ぎ合わせてこの歌になるよ。
でもみんなグリッドマンやダイナゼノンは興味ないっぽい。(UAから推測)
(ワンバース:セシリア視点)
全く、セイジも単純だよね。
ごそごそ冬服引っ張り出してきて。
確かに冬は来るけど、何も今やる事じゃない。
分かってる、寒い場所に行くんだよね。
セイジは言わない。
「ついて来い。」とも
「ついてくるな」とも
当然私はついてくるって信じているんだものね。
勿論。
私はセイジを一人にはしないよ。
そして私も一人にはならない。
さて、私も冬服用意しなくっちゃ。
あっちはもう雪かな。だったら白がいいかしら。
女の子は戦場でもお洒落は気にするものよ。
(ツーバース:ララ視点)
占星術からパパの未来が診えなくなった。
死んではいない。けど、そういう事だよね。
今年は確か甲龍歴480年だから、パパはもう70歳過ぎか・・・
同時にパパの歴史を引き継ぐような星が見えた。二つの星。双子かな。
この子たちを守れというのね、パパ
「レオ、おうちに帰ろう。」
私はレオに跨り走り出した。
行先はもちろん、シャリーア。私が生まれた町
(スリーバース:ジノ・ブリッツ視点)
分かっている。これは私闘だ。
分かっている。だから言い訳はするな。
剣神流の矜持とか埃なんて知ったことではない。
そんな些細なものを欲する程度じゃ強くはなれない。
そんな物を必要としていない時のガルは強かった。
そんな物を考えるようになってガルは弱くなった。
ガルでさえそうだったんだ。
同じ考えのお前たちなら寧ろ足手まといだ。
でも、一人だけ一緒に戦いたい人はいる。
でも、彼女と一緒に戦う事はもうできない。
なら一人でやってやるさ。
やり遂げてあっちでほめてもらうんだ。
ニナ・ブリッツにな。
(・・・・・・・・・・とある場所)
「呼んでる、行かなくちゃ。」
「そう、行くのね!」
「ちょっと、二人ともどうしたの?誰が呼んでるの?どこに行くの?」
「だからダーリンと一緒に来ちゃった人は・・もう」
「そうね!せっかく若返ったんだからルーデウスに見てもらうわ!」
「いや、理解が追い付かないよ!どゆこと?」
「イゾルテ、いつまでぼけてない!行くわよ!」
「行くの?行かないの?」
「わかったわよ!んでどうやって行くわけ?」
「セイジ君が私の剣を持ってきてくれている。そこまで翔ぶわ。」
「セイジね!さすが私の弟子ね!」
「あの子は私の孫の婿よ。当り前よね。」
「「あの子は私がそだてたんだから!」」
「はいはい、私はこの子とは無関係だけど」
『光の川』から3つの光が飛び出した。
愛する者の為に
過去の自分をなぞる者の為に
自らの教えを未来につなぐ孫達の為に・・・
(UNIVERSE!)
なんだろう、ジノさんが変わった。
無論失っていた腕や脚が再度現れたのだから、
その分の上乗せは勿論ある、
しかしそういう変わり方ではない。
どこか荒々しく
どこか若々しい。
ギルも感じたようだ。そして、何よりもジノの左腕の捌き方に歯噛みをしている。
「ぐぅ、忌々しい腕捌きだ。虫唾が走る!」
今まで見えなかったギルの感情の揺らぎ、それがジノの変貌と共にギルにも表れている。
「あれ、お祖母様の動きだ!」当然セシリアも気づいている。幼少の頃から祖母の剣を見て育ったのだ、そしてそれは少なからず僕にもあった。
また脚捌きは荒々しい。
但しこれはジノも聊か戸惑っているようだ、ほんの少しだけぎこちない。
だがそれを補って余りあるほど剣の切れが増した。左脚の踏み込みにより剣の威力が増している。ジノの戸惑いは寧ろ上方修正されている事に対しての驚きだ。
この左脚はエリスだ。足捌きは左右揃ってこそ効果が増す為、腕程しっくりとはいかない。
しかし彼女の良さは「思い切りの良さ」だ。
その為、ジノの予測より「半歩」奥に剣が届く。
これはギルにも同様で、ギルはその「半歩」分避け切れない。
しかし、決着にはあと「一歩」足りない。
どうすればいい?
矢先白い「物体」がギルを襲う。
ギルは躊躇せずそれを切って捨てる。
ララの載っていた狼だ。僕は会ったことはないが、聖獣様だという。
僕はすかさず治癒をかける。
その時聖獣様は目で僕に訴えた。
『お前はいかないのか』
そうだった、僕もこの戦場に立っている。今まで割って入る事が出来なかった。
でも僕だって戦える。
「セイジ!行こう!」セシリアも僕に声をかけた。
ごめん、セシリア、少し待たせた。
「「剥奪剣!」」
威力は剣神流の奥義には届かない。しかし、紛れもない水神流の奥義。
初速と手数では剣神流の奥義を上回る奥義だ。
ボクシングで言えば言わば「ジャブ」だ。
その一つ一つに念を込め威力を増す。
致命傷にはならないが確実にギルに『届いて』いる。
それが『二人分』だ。
ギルが溜まらず僕達を見る。
その隙を見逃さずジノが剣を入れる。
拮抗が崩れた。いける!
「ぅぐっっっ」
剣は届かなかった。
鬼族が一人、血を噴き出し倒れた。
セウタが間に割って入ったのだ。
「ギル・・今のうちに・・逃げ・・な」
傷は深いが致命傷ではない。
しかし、ここに居合わせた殆どの者がほんの一瞬、動きを止めた。
一人を除いて・・・・
その一人とはギルだ。
あのジノでさえ一瞬動きを止めた。
ましてやセウタは曲りなりにもギルの伴侶だ。
しかしギルは躊躇もなく、この場を脱出しようとした。
正直、この瞬間を僕は思い出せない。
後でセシリアから聞かされてもピンとこない。
僕は棍をギルに向かって投げつけていた。
しかも槍投げのような回転させずに一直線に進む投げ方。
意味や意図があるか、と聞かれたらない。
しかし、棍は、ギルの足を取った。
当然ギルは足を縺れさせ転倒する。
そこに僕とセシリアが飛び掛かっていった。
勿論、二人で一本のナイフを握って・・・
シルフィさんが僕たちに託したナイフ。
無銘の剣ともパウロの剣とも呼ばれる剣だそうだ。
ノルンさんが受け継いだ剣もパウロの剣なのだが、
後世ではどうも僕らが今使った剣をパウロの剣と呼ぶらしい。
もしくは今回の戦いで「鬼神殺し」とか「デビルスレイヤー」とかも呼ばれるらしい。
でも僕は後世に生きてはいないので知らない。
魔眼餅のデビススレイヤーを操る15歳の少年。
うう、中二病をくすぐるぜ!
話は逸れたが、なんでも、柔らかい物は一切切れない為、なまくらと思われるが、
実際は硬い物ほどよく切れる。という結構チートな性能の剣だ。
この辺りから僕の記憶も正確になってくる。
僕らはギルの額にナイフを突き立てた。硬い場所。
瞬間的に思いついたのが頭だったからだ。
ここから表現が少しグロくなるのだけど・・・
頭蓋骨はすんなり刃が通った、しかし、脳は左右に避ける感じ。
その為更に押し込む、ナイフは丁度ギルの後頭部まで貫いた。
そこから下におろす、脳が切れないなら寸断するしかない。
脳、延髄と切り進み、刃は脊髄まで到達する。
丁度心臓のあたりかな。という場所まで切り下しナイフを抜いた。
確実に絶命させる為だ。
その上で即焼却。
冷酷だけど・・・仕方ない。
この話は僕もセシリアも一切話題のも出さない。
お墓までもっていく話だ。
気づけばジノさんはこちらを向かず、セウタさんの方を向いていた。
剣から、左腕から、左脚から光が抜けていく。
3か所から抜けて出た光は一つの塊となり、セウタさんの上まで漂い
瞬間大きくなった後に光の粒を撒き散らしながら消えていった。
光の粒はセウタの傷をみるみる治していった。
僕とセシリアはその不思議な現象をただ見守った。
『同じ女だもの。気持ちはわかるわ。』
『あ、ルーデウスに言っておいてね。ゆっくりでいいから、来るの待ってる。』
エリスさんの声が聞こえた気がした。
いや、僕もセシリアも聞こえていたから間違いない。エリスさんの声だった。
後日談を少ししておこう。
まず、鬼神帝国と魔法三大国及びアスラ王国は不可侵条約を結んだ。
国境は今回の戦場になった場所。ラノア王国は少し領土を減らした格好になるが、
国全体が焦土と化すよりはいいのだろう。
アスラ王国、鬼神帝国共に間に魔法三大国が障壁となる。
前の世界でもあった構図だ。大国と新進国にありがちなバランス。
セウタさんはヒトガミの使途ではなかった。エリスさん達に感謝していたよ。
ギルの死は受け入れてはいたけど、やはり寂しそうだったね。
ジノさんは引退するそうだ。もうやりたいことはやり切った。と言っていた。
後はお前らに託すって言われたけど、それが何を指しているのか僕たちはその時は気づいていなかった。
ララさんは
「取り合えず予定より早く見つかって何より、予定は5年後くらいなのでまた来る。」
と意味不明な事を言ってまた旅に出ていった。なんなんだろう・・・
オーイシ マサヨシさん三部作完了です。
並び順も映画の順番です。
歌の内容に合わせてお話を作ったので
結構筆が進みました。
如何でしたか?え
ご感想くださるとうれしい、かな。
ちなみに『光の川』の詳細は宜しければ前作を見てください。
でも、このシリーズは残念ながら不評だったようですね。
流石に自分の限界を感じました。
次回までは書けていますので明日の0時にアップします。
シーフの孫はいかがでしたか。
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面白かった
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つまらなかった
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読みにくかった
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ラブストーリーか?
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もっと続きが読みたかった。続編あるよね?