時間転生を繰り返しているのはオルステッドとリリアだけです。
よって、オルステッドと戦った記憶やその時に話したことは記憶していません。
私は一度も記憶を失ってはいない。
だが、闘神鎧を着た魔王と戦い、我が身が二つに裂かれた時、
私が魔力だけになった時、私の理性は靄がかかってしまった。
私の魔力は憎しみのみを記憶し、人を殺す事のみを目的とした。
忘れてしまっていれば幸せだっただろう。
幾多の謀略、罠、裏切り、私の記憶は全てを覚えているんだよ。
そうか、ルイジェルドは死んだか。
あの種族には辛い思いをさせてしまった。
娘と、種族の子供はいるのか。
償いは出来るとは思わないが、何か助けてやりたいものだ。
そうだ、ロステリーナはどうしている?
ああ、彼女は記憶を失っているのかもしれない。
龍鳴山の麓の迷宮に眠らせていたのだが。
そうか、ペルギウス、今の彼女はエリナリーゼというのか。
子供や孫、そのまた子供もいるのか。
幸せそうか?それはよかった。
孫はこの村にいるのか。では彼女もこの村に訪れる事があるのだな。
さて、本題を話そう。
龍神様、ドーラ様
いずれも殺したのはヒトガミだ。
ドーラ様はヒトガミの罠に嵌り殺されたのだが。
私は龍神様よりヒトガミを殺す手立てを研究するようお願いをされたのだ。
そう、命令ではなく、お願いだ。
龍神様の息子、ドーラ様の息子が手を取り合ってヒトガミと戦える術をずっと調べていた。
闘神鎧もそれだったが、あれは装備した者の心を食う。
結果としては失敗作だ。
最後のひと推しとして作ったのだが・・そうか、オルステッドの手を煩わせたか。それは申し訳ない。
龍の秘宝はすでに揃った。
まだだと?いや、もう揃っているんだよ。
今、ペルギウスが棲家としている天空の要塞。あの動力源がそれだ。
そこに、私の手にある、これ、このカケラ、それ以外の龍王のカケラ。
全てを要塞の動力炉に組み込め。
「要塞ごと、無の世界に飛べる。」
次はオルステッド、お前の為に用意したものがある。
ロステリーナだ。
いや、今はエリナリーゼか。
彼女の記憶は呪いではない。私が、ロックしているのだ。
彼女は体内に魔力を溜めている。
無論自分で使う分以外でな。
彼女は子供を産んでいるのだな。
なら、もう魔力は十分に溜まっているはずだ。
魔力が溜まり切って余裕ができると子供を産んだり、生理のかわりに魔力結晶を月に一度だす。
女としては申し訳ないが、彼女も同意していることだ。
記憶を解除すれば彼女から魔力の移動はできるようになる。
だが、これで、ようやく互角といったところだ。
それにあいつは決戦時には間違いなく使徒を三人用意している。
その為の救世主が二人いるはずだ。
もう一人はもう産まれているな。
後一人は私にはわからない。
恐らく何度も転生を繰り返したオルステッドなら、心当たりはあるだろう。
ん?私か?
残念だが、私はその世界で戦うことは叶わないだろう。
魔力は全て今世の兄に託した。
私の兄なら役に立つかもしれないね。
無論、ペルギウスが許すなら要塞でオルステッドがヒトガミを殺す所を見届けたいがね。
うむ、私の体は幼い竜だ。少し話しすぎたようだ。
眠らせてもらおう。
オルステッド、ペルギウス、再び逢えて嬉しいよ。
では、おやすみ。
前作は技神にこの役目をしてもらいましたが、
今回はルディの魂がないのでラプラス自身がやり遂げています。
尚、話の流れで出ては来ないのでここで説明しますが
鬼神帝国は中央大陸の赤龍山脈以北で勢力を止めています。
そうすると王龍王国、アスラ王国、鬼神帝国が竜の下顎で対峙しません。
よってジークは黒龍騎士団領で燻っています。
但し既に列強5位ですが。
シーフの孫はいかがでしたか。
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面白かった
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つまらなかった
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読みにくかった
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ラブストーリーか?
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もっと続きが読みたかった。続編あるよね?