フッハじゃなくて不破になる   作:iki

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 どうも、ikiです。
 劇場版が見たいですが苦学生には映画鑑賞は痛い出費なので悩みに悩んでいます。
 それでは、どうぞ。


入団編(にゅうだんへん)
ページ1 後悔しないためにも


 

 ふと気付いたら違う人間だった。

 

 何いってんだお前と言われるかもしれないがありのまま今起こったことを話しただけだ。というかむしろ今の俺がどうなってんの状態である。

 バイトが終わった帰り道にコンビニで買った今週号のジャンプで『ブラッククローバー』の最新話を読んで寝たはずなのだが……起きたら別人だった。いやなんで!?

 

 

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 それからしばらく身辺を調査したところ俺は『ブラッククローバー』の登場人物であるフッハになってしまっているようだ。原作開始時のフッハは十六歳だったがそれよりも若い十二歳のようである。

 

 取り敢えず状況を整理したところで今の身体を見直す。

今の俺の肉体年齢は十二歳で、原作開始時のフッハの年齢は十六歳なので原作開始まではまだ四年ほど時間が残っている。

 

 この残り四年で俺は全力で魔法を鍛えなければいけない。

 

 何故って?それは原作のフッハ(本名セッケ・ブロンザッザ)というキャラは鍛えなかったことで後悔するキャラクターだからだ。

 

 フッハを良く知らない人に軽くフッハというキャラを説明すると゛憎めないネタキャラ゛である。

 コメディシーンで頻繁に登場しナンパやモテモテになる作戦を敢行するが毎回失敗したり、本名では呼ばれる事はそうそうなく、口癖であるフッハで呼ばれることのほうが圧倒的に多い、そう言ういじられキャラである。

 

 ならば戦闘面ではどうなのかというとそれは酷いとしか言う他ない。まず魔導書を手に入れたばかりの駆け出しの主人公アスタに即落ち2コマでやられ、その後はまともな戦闘シーンはなく、まぐれで国王に気に入られ、直属の護衛になったりようやくまともに戦うかと思えば空間魔法でトイレにワープさせられたりとろくな活躍がない。

 

 今までの説明を要約して言うと主人公のアスタ達と同期という重要そうなポジションであるのにも関わらず、アスタ達と切磋琢磨するどころかアスタ達を小馬鹿にしたりうざ絡みをするのに棚ぼたで出世してしまうネタキャラの鏡……それが俺が転生したセッケ・ブロンザッザ、フッハという男である。

 

 ただ、ここまでの説明を聞いている人の中にはこう思う人もいるかもしれない。「ネタキャラで強くないにしても出世するんだったらそのままでもいいんじゃないのか?」と。

 

 しかしそんな楽な道が許されるほどこの『ブラッククローバー』の世界は甘くない。出世したあとのフッハは戦いの精鋭に主人公達と共に選ばれ、戦いに出向く。しかし相手はとてつもなく強く、フッハよりも圧倒的に強いはずの人達が眼の前で倒されていくのだがそれを見てフッハは完全に戦意喪失してしまう。しかしそんな中でも戦うアスタ達を見てフッハは嘆き、こう思う。

 

 

 「なんでオレは強くなろうとしなかった」……と。

 

 

 今までネタキャラとしてしか扱われてなかった男の遅い嘆きはとても惨めで見ていられないものだった。

 

 でも今から特訓し続ければ?もしかしたら原作をもっといい方向に変えられるかもしれない。

 変えられなかったとしても後悔を俺はしたくなかった。だからこそ強くならなければいけない。幸い自分にはまだ時間がある。

 

 アスタのライバルのユノが言っていたように「才能とたゆまぬ努力」が強くなるためには必要だ。作中でフッハに才能があるような描写は殆どいや全くと言ってもいいほどにない、しかし゛たゆまぬ努力゛というところなら今からでも間に合うはずだ。これからの四年間全力を尽くせばきっとアスタ達と肩を並べるような男になることができるはず。

 

 「……よし!」

 

 思い立ったが吉日、直ぐに行動に移すことにしよう。

 

 まずはアスタがやっていたように筋トレとモグロ葉汁のドーピングをして、身体作りを。その後にヒロインであるノエルがやっていたように魔力コントロールのトレーニングを。もちろん欠かさず魔法のトレーニングもしよう。

 

 

 

 こうして゛絶対に後悔しない゛セッケ・ブロンザッザになることを目指す俺の第二の人生がスタートした。

 

 

 




 第一話どうでしたでしょうか。
まだまだ拙いところもあるかと思いますが応援よろしくお願いします。
 第二話をお楽しみに、それでは、また。

フッハは何処の魔法騎士団に入る?

  • 金色の夜明け
  • 黒の暴牛
  • 銀翼の大鷲
  • 碧の野薔薇
  • 紅蓮の獅子王
  • 珊瑚の孔雀
  • 紫苑の鯱
  • 水色の幻鹿
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