フッハじゃなくて不破になる   作:iki

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 どうもikiです。滅茶苦茶に遅れたので実質初投稿です。
 そういえばブラッククローバーの映画の話なのですが、
『苦学生は臨時収入を手に入れた!』
ということで月末に劇場版を見に行けると思います。
 劇場版も何れは書いてフッハを活躍させたいな〜と思ってます。(尚進捗度合い…)
 今回はフッハの入団のお話です。一体何処を選ぶのか?それではどうぞ。



ページ3 究極の選択

 

 

 「ふぅ……はぁ、終わったなぁ……」

 

 やぁどうも、前回あれだけ強キャラみたいなポジでアスタの決闘を受け入れておいてボコボコにされたフッハ・ブロンザッザ……間違えた、セッケ・ブロンザッザで御座います。

 

 試験は終わり、入団出来るかどうかを決める時が来た。決まり方は至ってシンプル、団長達が入団させたい受験生に挙手をして、選ばれたらそこに入る権利を貰える。

 

 原作のフッハは【翠緑の蟷螂】の団長『ジャック・ザリッパー』に挙手されて翠緑の蟷螂に入ることになるのだが、正直自分は翠緑の蟷螂よりも良いところに行きたい。

 

 自分が思う良いところは自分のことを鍛えてくれる先輩がいる団のことだ。さっきのアスタとの戦いに負けたことで思ったことなのだが、自分一人で鍛え続けるよりも先人達にみっちり鍛えたもらったほうが強くなれる気がした。そもそも、俺が四年半の修行でやってきたことは基礎中の基礎を固めることだけだった。なら次は応用を学ばねければならない。

 

 

 「そのためにも真面目に考えて選ばないとな……まぁ選ばれないと選ぶ立場にもなれないけど」

 

 「なんか言ったか?セッケ?」

 

 

 俺のつぶやきはどうやら隣りにいたアスタに聞こえてしまったらしい。

 

 

 「いや、選ばれたいなって思ってな」

 

 「心配すんなって!セッケなら受かってるだろ!」

 

 「ありがとなアスタ、お前も絶対受かってるよ」

 

 

 やっぱりアスタは凄い。何があってもコイツは前を向き続ける。

 そんな愚直なまでに熱血なところがきっとヤミ団長やユノとかを惹きつけるのだろう。

 

 

 「では番号001の受験生前へ……」

 

 「お、始まったぞアスタ」

 

 「お、おう……」

 

 

 そうして団長達の挙手による俺等受験生の選別が始まった。始まって思ったことは団長達は思った以上に手を挙げないということだ。コイツはどこかが手を挙げるだろうと思える奴らが尽く受からず落とされていく。その残酷な事実に俺はかなり驚いた。

 

 まぁでも仕方がない。魔法騎士団は人々を守る立派な仕事だが、失敗すれば人々の命に関わる。そういった華やかさと過酷さの二面性があるものだ。恐らく、実力だけではなく試験の時の態度などでも選定しているのだろう。人としてどうかという面も魔法騎士団には重要なことなのだ。

 

 

 「次…164番」 『ざわざわ…』

 

 

 そしてユノの出番になった時、会場は騒然とした。それもそのはずだ。今まで厳しく審査していた団長達九人が全員手を挙げたのだから。

 

 

 「『金色の夜明け』団でお願いします……!!」

 

 

 俺等のどよめきに対して全く意にも介さず、そう言ってユノは最も優れた団とされる金色の夜明けへの所属が確定した。原作通りの話だが当事者目線で見ると改めて凄いと思った。

 

 

 「165番」

 

 

 そして次はアスタだ。アスタが団長達の前に立つ。しかし誰も手を挙げようとしない。短くもとても長い静寂が流れた。

 

 

 「そりゃそーだわな」

 

 

 その重たい空気を断ち切ったのは【黒の暴牛】団長ヤミ・スケヒロだった。

 

 

 「…なんやかんやで…結局魔法騎士に求められるのは」

 

 

           『魔力だ』

 

 

 その瞬間途轍もない重圧が会場を覆った。これが騎士団長の魔力……!今の俺では瞬殺されるとそう確信を持ててしまうほどの恐ろしく強大な殺気。それを今アスタは目の前で食らっている。

 

 

 「今俺の目の前でもまだ……魔力の無い分際で魔法帝になるとほざけるか…?」

 

 

 更に凄みを増してヤミ・スケヒロはアスタに問う。普通の人間だったら腰を抜かして逃げるか命乞いをするだろう。しかし……

 

 

 『俺はいつか魔法帝になってみせます……!』

 

 

 アスタは言った。曲がらなかった。折れなかった。自分の確固たる目標、意志を魔法騎士団団長という強大な存在に示したのだ。

 

 そして……

 

 

 「ワハハハハハ!オマエ 面白い!」

 

 

 そんな面白い存在を破天荒な男が見逃すはずもなかった。

 

 

 「ウチの団に来い ちなみにオマエに拒否権は無い」

 

 

 はたから見れば遊び半分で入団させたように見えるだろう。だが……

 

 

 「そしていつか……魔法帝になってみせろ」

 

 「……はいッッ!!!」

 

 

 二人は本気だった。ヤミ・スケヒロはアスタが魔法帝になる可能性に期待した。ならばアスタはその期待に応えるだろう。

 

 

 「やっぱり良いなあ……」

 

 

 アスタとヤミ団長の関係に感動していた俺だが感動している場合ではない

 

 

 「次、166番」

 

 「あ、はい!」

 

 

 次は俺の番なのだ。やれることは全てやったつもりだ。だからこそその努力が実って欲しいのだ。期待を胸に俺は団長達の前に立った。

 

 

 「は……?」

 

 

 俺は驚いた。それは誰も上げなかったわけではないむしろ……

 

 

 「七人も……?」

 

 

 まさかの九団中七団が手を上げていたのだ。

 

 

 『ざわざわ……』

 

 

 会場にいる受験生達がざわめいている。それもそのはず、ユノのように元から天才だと言われてた奴が七団に手を挙げてもらえたなら分かる。

 試験においてそれほど活躍しておらず、アスタにも負けた俺に七つの団から手を挙げてもらえているのだ。正直ありえないことが今起きている。

 

 (いやでもどうする?何処へ行く?)

 

 手を上げてくれているのは【金色の夜明け】と【銀翼の大鷲】、を除いた七団の団長だ。それらを並べると

 

【紅蓮の獅子王】フエゴレオン・ヴァーミリオン

【紫苑の鯱】ゲルドル・ポイゾット

【碧の野薔薇】シャーロット・ローズレイ

【翠緑の蟷螂】ジャック・ザリッパー

【珊瑚の孔雀】ドロシー・アンズワース

【水色の幻鹿】リル・ポワモルティエ

【黒の暴牛】ヤミ・スケヒロ

 

 となる。ここから選ばなければならないわけだが何処に行くか甲乙付け難い。ここは消去法で行くことにしよう。

 

 (何処が俺にとって良いかだな)

 

 まず【紅蓮の獅子王】と【碧の野薔薇】、【紫苑の鯱】、【翠緑の蟷螂】の四団は入団候補から外したい。

 まず【紅蓮の獅子王】は自分の青銅魔法と連携が取りづらく相性も悪い炎魔法の使い手がたくさんいるし、【碧の野薔薇】は団員の殆どが女性で占められているため、居心地が悪い。【紫苑の鯱】と【翠緑の蟷螂】は団長の人間性に難があるため経験を積むことが難しいだろう。

 

 (となると残りは三択)

 

団長が主人公と同じ破天荒な【黒の暴牛】

団長が寝ているがのびのびとやれそうな【珊瑚の孔雀】

団長が自由人なため研鑽がしやすそうな【水色の幻鹿】

 

 この中のどれかになる。

 

 正直に言うとこの中なら【黒の暴牛】は避けたい。理由としては主人公が所属する団のため滅茶苦茶死地に駆り出される回数が多いことにある。

 強くなりたい俺にとって経験を沢山積める【黒の暴牛】は確かに魅力的だ。だがその死地というか戦いは゛このキャラじゃないと詰んでいたであろう゛戦いなのだ。

 そこにセッケという原作に参戦していなかった不純物が入ったらどうなるか?下手したら主要キャラ死亡からのBADEND直行の可能性すらある。

 

 そういった危険性から【黒の暴牛】は除外だ。となると後は二択。

 

 「あふふふふ〜〜」自由過ぎる絵描き狂人か。

 

 「zzzz……」爆睡キャピキャピアラサー魔女か。

 

 究極の二択、俺が出した答えは

 

 

 「『珊瑚の孔雀』でお願いします」

 

 

 こうして俺の魔法騎士団生活が始まった。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

《おまけ》ifルート【黒の暴牛】

 

 「やっぱり良いなあ……」

 

 アスタとヤミ団長の関係に感動していた俺、すると唐突にヤミ団長がこっちに向かって衝撃の言葉を放った。

 

 「後、次のそこのカチューシャ小僧」

 

 「え?はい……なんですか?」

 

 「オマエもウチに来い 拒否権はオマエにはないからな」

 

 「……はい?」

 

 そう言われると俺はアスタのようにアイアンクローで拘束される。

 

 ……ドウシテコウナッタ? 

 

 このあと滅茶苦茶死にかけたり、TSヒロインが出来たりする。

 

 

 




 
 第三話いかがでしたでしょうか。
 コメントやアンケートでも人によって意見が分かれてて面白かったです。
 なんで珊瑚の孔雀にしたかの詳しい理由は多分これからの話で書けるかなと思います。
 それでは第四話をお楽しみにそれではまた。

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