どうも、半月もの間失踪していたikiです。
失踪していた理由は冒頭を書いたことによる燃え尽き症候群の発症と体調不良です。
これからは一ヶ月に一話を目標に頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします。
それでは第四話をどうぞ。
俺が『珊瑚の孔雀』に入団してから早くも一週間が経った。
入団した初日はちゃんと魔法騎士としてやれるのだろうかとか洗礼の儀があったらどうしようなど様々な不安を抱えていた俺だったが先輩達の懇切丁寧な研修と害獣の駆除やパトロールなどの軽い合同任務をこなしていくうちに自然と団員として馴染めれるようになっていた。
というより珊瑚の孔雀は居心地がいい。『銀翼の大鷲』などと違って人を身分で見ない人達ばかりだし『紫苑の鯱』と違って真面目で誠実な人が多い。
特に原作にも登場していた゛水晶魔法゛の使い手のリック・コーネルさんは俺のことを気にかけてくれている。なんでも新しい団員が来た時にはリックさんが団長、副団長の代わりに面倒を見る事が多いのだとか。確かにあの二人の性質的に若手の面倒を見ることに関しては下手そうである。
……因みに団長は団長室で爆睡してから一切出てこないし副団長は遠征任務に出ているため入団してから殆どコミュニケーションを取れていない。
……本当に大丈夫なのだろうか。
とまぁ多少思うところがあれども俺は人々を守る魔法騎士団員としての第一歩を踏み出したのだ。そんな俺は今……
「待てやコラァァァ!」 「このいたずら小僧!」
「魔法騎士団に入ってもやらかしやがって!今日こそはとっちめてやる!」
「だから悪かったって言ってんじゃん!」
「「「許すかボケェェェ!」」」
その守るべき人々に追われていた。
何故こんな事になったのか?それはほんの十分前に遡る……。
「今日は休みだ。しっかりと英気を養ってこい」
リックさんにそう言われた俺は団に入る前に足しげく通っていた闇市に久しぶりに来た。そして爆発事故を起こして追われているわけなのだ。
え?なんて爆発したかって?そんなの俺が知りたいよ。ただお試しの魔導具とポーションを組み合わせて使ってみたら爆発したんだ詳しい理由は調べなきゃわからん。まぁ一回の爆発事故だったら謝って済んだかもしれないのだが……
「これで何回目だと思ってんだ!」
「いややらかし過ぎて覚えてねぇよ!えーと……100回くらい!?」
「ざっと1000回は超えてるわァァァ!」
そう、この四年間の魔導具の研究やポーションの作成をしていた俺は何回もやらかしており、その度に闇市の人達の堪忍袋の緒はブチギレていたのである。本当に申し訳ない。反省はしない。なのでさっさとトンズラさせてもらおう。
「埒が明かないから使わせてもらうぜ」
そうして俺は魔導書を開き、魔法を唱える。
青銅創成魔法”青銅の流星魔車輪(セッケシューティングスター)”
「あばよー!」
「待ちやがれェェェ!」
「追えェェ!逃がすなァァァ!」
俺が魔法を使っても追いかけてくる胆力は認めるが無駄である。この魔法の速さには人間のダッシュじゃあ絶対に追いつけない。そんなふうに高を括っていた俺は気付かなかったのである。
進行方向に居る人のことを……
「!?うわぁ!どいてくれぇ!」
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魔法騎士になったばかりの少年アスタは初めての給料片手に自分と同期の゛ノエル・シルヴァ゛と先輩の゛バネッサ・エノテーカ゛と一緒に闇市に来ていた。
「すげえぇぇぇ!」
闇市の見たことのないマジックアイテムなどが並ぶ怪しいお店や賭博場などからかもし出す雰囲気は下民のアスタにとってはどれも新鮮だった。
「おっ、あのアイテム面白そーう!」
興奮収まることがないままに闇市を楽しもうとするアスタ。そのため気付かなかったのである。
自分の方に向かってくる青銅の塊に……
「!?ヌワァァァァ!」
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やっべえ人轢いちゃった……。どうしよう……この世界って道路交通法とかってあったっけ……ってあれ?
「アスタか?」
「イテテ……あ!セッケ!」
「やっぱりか!轢いちゃってごめんな……不注意だった…」
「許す!」
許すんかい。こういうところが主人公だよなアスタって。
「ちょ、ちょっとアンタなんなの!?急にこっちへ飛んできて……ていうかアスタもそんなカンタンに許しちゃっていいわけ!?」
お、ブラクロのツンデレヒロインことノエルじゃん。生で見ると髪の毛ツヤッツヤだな……これは人気投票一位ですわ。可愛いから少しからかってやろう。
「もしかしてこのカワイイ娘ってアスタの彼女かなんかか?」
「彼女じゃないぞ!ノエルっていって俺の同期なんだ!」
「か、か、かかのじょって……///そんなわけないじゃない!この羽虫!」
滅茶苦茶照れてますよノエルさん。
「そういえばセッケは何処に行ったんだっけ?」
「珊瑚の孔雀だよアスタは黒の暴牛だろ?」
「おう!星も一つゲットしてるしな!」
「マジか!凄いな!」
そんなふうに他愛もない身の上話をする俺とアスタ、でもあれ?何かを忘れているような……?
「居たぞー!」 「逃がすなー!」
「ココが年貢の納め時だー!」
うわぁそうだった!追われてるの完全に忘れてた!
「悪いアスタ、それじゃあな!彼女のこと大切にしろよ!またなー!」
「?……おう!またなー!」
「だーかーらー彼女じゃないって言ってるでしょ!ていうかバカスタ!アンタも適当に応えるの止めなさいよ!」
「彗星みたいな子だったわね……あー頭痛い……眠い…」
この後アスタ達は引ったくりを捕まえるのだがそれは追われているセッケとは関係のない話であった。そして――
「なかなかオモシロイ子゛達゛だね」
その様子を見ていた謎の男が居ることも今のセッケには関係のない話であった……。
第四話いかがでしたでしょうか?最後の謎の男は一体何とか帝なんだ!?
そういえば映画を見ました。アスタ達カッコよかったですね。
でもフッハは……察してください。
それでは第五話をお楽しみにそれではまた。
※7/23に最新話を投稿します。