フッハじゃなくて不破になる   作:iki

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 どうも、ikiです。
 今作が15000閲覧とお気に入り登録300件を突破しました。
 更に日間ランキングのほうでも293位にランクインしていました。
 日間ランキングに乗るというのは執筆当初からの目標だったのでとても嬉しいです。
 これからも「フッハじゃなくて不破になる」をよろしくお願いします。



ページ7 はじめての魔宮(ダンジョン)≪3≫

 

 (トラップ)から二人を助けることに成功した俺は、二人にラックさんを探すように呼び掛けることにした。

 

 

 「ラックさんを探さないといけないと思うんだよな、二人はそれでいいか?」

 

 「おう!いいぞ!」

 

 「それ以外に方法もないしね……でもどうやって探すのよ?」

 

 

 二人は納得してくれたみたいだ。しかし、この広大な魔宮(ダンジョン)の中で一人の人間と宝物殿を見つけるのはそう簡単ではない。原作ではネロが導いていたが保険をかけておくことにする。

 

 

 「俺の魔法を使って探そう」

 

 

青銅創成魔法『鋼泥の蜥蜴家族(セッケリザードファミリー)

 

 

 そういって俺は魔法で作った10体ほどの蜥蜴達を解き放つ。この蜥蜴は俺と視界を共有しているため、索敵や探索に役立つ便利な魔法なのである。

 

 

 「これで見つけやすくなるはずだ」

 

 「おおー!すげえぇぇぇ!」

 

 「少しはやるじゃないのよ」

 

 「これくらい大したことじゃねえよ、そういえば『金色の夜明け』の人たちも探索に来ているはず「我らの事か?」」

 

 

 声がしたほうを振り向くと、そこには金色のローブを着た3人がいた。

 

 

 「久しぶりだなユノー!」

 

 「しっかりやってるか?アスタ」

 

 

 出会って早々再会を喜び合うアスタとユノ、本当に仲良しだな。

 

 

 「ご機嫌よう、昨年の王族一同のお食事会以来かしら」

 

 「ええ……そうだったわね……」

 

 

 出会って早々ぎこちない再会なミモザとノエル、……こっちも仲良しだな、うん。

 

 

 「そういえば私達先日このメンバーでの任務で魔法帝に『星』を授与されましたの…!」

 

 「ふっふっふ…オレ達だってこの前『星』もらったもんね!!」

 

 「ウソをつけ

 

 「ウソじゃねぇぇぇぇ」

 

 

 噓をついているとクラウスさんに疑われるアスタ。そりゃあまあ駆け出しのしかも万年最下位の団の見習いが『星』をこんな早くに獲得するなんて普通はありえないもんな。俺だってまだだし。

 

 

 「ところで貴様らは3人か?どうみても『珊瑚の孔雀』の者がいるのだが?」

 

 「ああ自己紹介遅れました。『珊瑚の孔雀』のセッケ・ブロンザッザです。『黒の暴牛』との合同任務という名目でここに来ました」

 

 「他の団員は何処にいる?」

 

 「『珊瑚の孔雀』からは俺だけですね。うち今結構人手が足りてなくて」

 

 「そんなことがあり得るのか?」

 

 「あり得るんですよねそれが」

 

 

 疑われても『珊瑚の孔雀』に人手が足りていないのは紛れもない事実だ。

 証拠に今年の入団者は俺一人しかいない。なんで人手が足りないのかというとまずうちの団は団長が仕事をしない。なぜ仕事をしないかというと寝ているからである。 

 そのため、普段うちの団は副団長が仕事を請け持っているのだが、ただ副団長は長期任務に出かけてしまっており今いない。そのため残った団員で仕事を分担してやることになったのである。

 おまけに入団試験では元凶である団長が積極的に団員を取らないのでずっと人手が足りず、てんてこ舞いな状態が続いているのだ。

 

 

 「もう一人はどうしたのだ。3人で来ていると聞いたのだがまさか逃げ帰ったとでも言うまいな」

 

 「「……((オレ/私たちほっぽってどっか行ったなんて…言えね―……))」」

 

 「『黒の暴牛』…、汚らわしい魔法騎士団の恥晒し共めが…………!!」

 

 (カチン)「…上等だコノヤロー…オレ達が先に魔宮(ダンジョン)を攻略してやらァァァァ!」

 

 (カチン)「いいだろう愚か者どもトップと最下位の実力差思い知らせてくれる!!ユノ―!「…はい」せいぜい足掻くんだな!」

 

 

 こうして原作通り別れることになった2つの団。

 

 

 「――ってどうするのよ!?私達探索系の魔法なんて使えないのよ!?」

 

 「しらみ潰しにすべての道を行く―!やってやらァァァァ

 

 「馬鹿じゃないの!!?あ、馬鹿だった。ていうかセッケが魔法で探索して…って…あれ」

 

 「ん?」

 

 「アイツどこに行ったのよ?」

 

 「え?」

 

 「「……」」

 

 


 

 

 「全く何なのだアイツは……あんなのを採用するなど『黒の暴牛』団長は何を考えて……「クラウス先輩…」ん?」

 

 「「アイツの事あまり侮らないほうがいいですよ」」

 

 「この魔宮(ダンジョン)を生きて出られればいいがな……!……うん?今ユノではない声が聞こえたような気…が…」

 

 

 違和感を感じ、振り返るクラウス。

 

 

 「…!」

 

 「まあ!」

 

 「あ、どうも」

 

 

 「なぜ貴様がここにいるのだァァァァ!!!」

 

 

 ここにいるはずのない存在、セッケ・ブロンザッザ(イレギュラー)がそこにいた。

 

 

 

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