「なぜ貴様がここにいるのだァァァァ!!!」
「いやーこの魔法での移動便利だなー」
「なぜここにいるのだ!?理由を言え!」
「ユノの魔法だろすげーなぁ」
「……」
「良いからなぜ此処にいるのかを言え!!!」
「ミモザさんのさっきの魔法も凄かったな」
「まあ、そういっていただけると嬉しいですわ」
「話を聞けェェェェェェェ!!!!!」
余りにもスルーを続けるセッケに堪忍袋の緒が切れたクラウス。
「どうしたんすかクラウス先輩、そんなにキレると血圧上がりますよ?」
「どの口が言うかァァァァ!!!」
「クラウスさん……!落ち着いてください…!」
「……」
「くっ、私としたことが……まあいい、それより貴様は何故此処にいる?」
「普通にしがみつきました」
「説明になっていないのだが……」
「……(愉快な奴だな)」
「面白い人ですわね……」
「それに仲間がいただろう、まさか置いてきたのでは無いだろうな?」
「アイツらならきっと大丈夫ですよ」
「置いてきたのだな……」
「……(置いてきたな…)」
「あらあら…(置いてきたのですね……)」
ーその頃の二人ー
「何よココ!重力がめちゃくちゃじゃないの~~~!!」
「ふんぐぐぐ…うぐおおお……」
「ホントにネロなんか信じて大丈夫なんでしょうね!?」
「ねろをしんじろおぉぉぉ」
「こんな状態になったのはネロの選んだ道のせいなのよ!?」
「本当にこっちであってんのか!?ネロぉぉ~~~!後セッケェェェ!どこ行っちまったんだァァァァ!!!」
「うぷ、気持ち悪い宝箱…、もう嫌~~!ていうかアイツどこに行ったのよォォォォ!!!」
「まあアイツらには
「やむを得ぬか…今回だけだからな!」
「皆様!もうそろそろですわ……!」
金色一行の前に壮観な宝物殿の扉が現れた。
「すっごいですわね~~~」
「
「どうやって入るんでしょう…?」
「黒の暴牛の方たちはまだのようですね」
「当たり前だ、ヤツらが我々より早いわけが」
「危ねえ!!!」
突如放たれた攻撃魔法。
「オレの道にいるのは…」
「どけ」
突然現れた
ーセッケ視点ー
「危ねえ!!!」
「きゃっ」
ミモザを突き飛ばし、魔法から守ったセッケ。
「大丈夫ですか?」
「ええ、何とか…」
一見冷静そうに見える彼だが、
(危ねえ……!!!)
心の中はそうでもなかった。
(マジで打算的すぎた!!動くのが5秒遅かったら死んでいた!!)
転生前の世界も併せて初めて感じる死への恐怖。平静を保とうと必死に3人へ話しかける。
「気を付けてください!敵襲です!」
「言われずとも解っている!」
「いったい誰が……」
「……!」
「オレの道にいるのは…」
「どけ」
一目見るだけで強大な魔力を漂わせている事が解るダイヤモンド王国の尖兵マルス。一触即発の臨戦態勢であることは火を見るよりも明らかだった。
(今の俺じゃマルスに勝てねえ、アスタ達もいつ来るかは不明、だから…)
(アスタ達が来るまでなるべく無傷で時間を稼ぐ!)
セッケ達の戦いが今始まった。