妖と骸   作:ミスターサー

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転生の話

「・・・」

 

右見る、左見る、上を見る

全てが真っ白だった・・・、自分は死んだ

その事は、はっきりと頭に残っている

 

八歳の時、病気にかかり・・・七年間も病院で過ごした

 

自分は横になり、空を見る

空、と言うより天井を見るのが正しいが、ま・・・関係ない、寝よう

目を瞑ろうとしたら・・・

 

「やぁ」

 

「・・・」

 

急に一人の少女が自分の視界に現れた

 

「あれー?変だな?こんな美少女が現れたら普通に驚くはず、なんだけど?」

 

「・・・お生憎ですが、自分は感情が欠如しているんですよ」

 

「うん、知ってる

だから、わざと、言ったんだ・・・でもさ、一京の特殊な力を持つ分類な人間でも人として反応するよ?」

 

「・・・」

 

「うん、完全な無表情だね

さて、君は死んだ」

 

「知ってます」

 

「・・・君の死は病死だったね

でも、それはコチラのせいでも有るんだ」

 

「ソチラの?」

 

「うん、コッチのせい

僕は神様」

 

「・・・」

 

「・・・反応して」

 

「うわー、けされるー」(棒)

 

「酷い!!てか、そんな事しないから!!」

 

「では、差し支えなければ訳を聞かせてもらえないでしょうか」

 

「え、あぁ、うん・・・なんだろ、ここまで冷静な人間なんて思ってなかったよ・・・15の人間なのに」

 

「あの」

 

「あ、そうだったね・・・実は、一級の犯罪神が君の人生を狂わせたんだよ

君の人生は本来なら普通に学校に通い、学び、彼女ができて、平凡な暮らしが出来たハズなんだ」

 

「その犯罪神は何の罪を行なっていました?」

 

「・・・その犯罪神は人生を狂わせ、人の魂を食らう大罪を行なってたんだ

君はその最後の犠牲者なんだ」

 

「・・・最後と言うと、前の方々は?」

 

「・・・、とにかく君は助かったんだ」

 

「・・・」

 

「さらに君には悪いが、その死んだ者達の人生分、生きてもらう」

 

「何故ですか」

 

「そうだね、君は欲がない

欲がないの有るが、君は人生と言う物を知らないだろ?」

 

「ですが前の人たち分まで生きなくては、いけないんですか」

 

「・・・僕より上の神が決めたんだよ

僕は反対したんだ、でも多数決で・・・」

 

「民主主義ですね」

 

「いや、ツッコミそこ?」

 

「・・・とにかく、自分は最大何年生きなければいけないんですか」

 

「ざっと言えば、・・・無限に近いよ」

 

「そんな、無茶苦茶な!!」

 

「そうだよね、無茶苦茶だよ

無限、つまり不老不死で有るけど必ず死は有る

薬による毒殺と人を髄まで溶かせる温度の所に入れば死ねる」

 

「・・・それでも!!それでも!!」

 

「ゴメンよ、怨んで構わない

もう決定事項なんだ、あと僕に出来る事は力を与える事しか出来ない

しかも、四つまで・・・」

 

「・・・」

 

「ゴメンね」

 

「・・・捉え方は転生で良いんですよね」

 

「うん、そうだよ」

 

「自分が欲しいのは

 

・ありとあらゆる物の製造方法をください

・全てを斬る力

・武器の扱いを頭に入れてください

・姿は二十歳に成長させてください」

 

「あ、性別と姿は成長させるよ

病気もするから大丈夫」

 

「あ、そうですか・・・なら

・上手く物を作れる才能をください」

 

「うん、分かった

それじゃ、いってらっしゃい」

 

「お世話になりました」

 

そして頭を下げ、上げた瞬間

自分の周りは木に囲まれていた

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