1万2000年後の地球へ   作:re-moo

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どうも、更新が遅れましたre-mooです!



みんなはフェスをやりましたか?


私はフェスのことを忘れていて最終日に少しかできなかった。


次からはもっと早く投稿するようにします。決心!!



これまでにご感想、ご評価、お気に入り登録をしていただいた方に感謝申し上げます。

これからも頑張っていくのでどうぞよろしくお願いいたします。


哺乳類と魚介類の会談

 軟体暦2017年 5月18日 ハイカラシティ 外務総局 来賓室

 

 

 現在来賓室には、重苦しい空気が漂っていた。

 

 それもそのはず、目の前にいるアメリカ合衆国と日本国から来たという外交官達は、インクリングでもオクタリアンでもない。ニンゲンであったのだから、、、

 

 

 「本日は会談の場を設けていただき大変ありがとく思います」

 

 「こちらこそ。まさか、ニンゲンの方々とお会いできるとは夢にも思いませんでした」

 

 

 両者の最初の会話は重いものになることはなかった。

 

 はじめに、両者は自己紹介を行う。

 

 

 「私は、日本国外務省から参りました山西と申します」

 

 「同じく、山井と申します」

 

 

 日本側の自己紹介が終わり、次はアメリカの外交官たちが話し始める。

 

 

 「アメリカ合衆国国務省から参りましたポール・ランドレイです」

 

 「マイク・スミスです」

 

 

 今度はイカ国側へと回ってくる。

 

 

 「今回、あなた方の担当をさせていただきます。イカ国外務局のアタリメ・コウといいます」

 

 

 「早速ですが、本日はどのようなご用件で我が国へいらしたのですか?」

 

 

 「先ほどもお話ししたとおり、我々は『何らかの要因』により、地球からこの星…地球へと転移してきたと考えられています」

  

 

 地球から転移というよりは、1万2000年後の地球に過去の地球を混ぜたという方が正しい。

 

 さらに言えば、発光現象の数時間前には謎の電磁波が検知されていたという。

 

 しかも、驚くことに…この世界に来てからも電磁波が検知され続けているという。各国は「そう遠くない日に我々と同じようにこの世界へと転移してくる国があるかもしれない」と結論を出している。

 

 各国はこの転移の原因を突き止めるために、様々な分野において予算を増加したり、新たに転移関連の研究所を設立するなど、この問題に本腰を入れて調査・研究を行っていた。

 

 

 「どうやら、本当のようですね。あなた方からいただいた地図は、我々が知っている物ではありませんでしたし、それに、太古の昔に滅んだといわれているニンゲンだったのですから信じざるおえないでしょう」

 

 「信じていただけて大変うれしく思います。我々はこの世界に転移したばかりでまだ何処とも国交を樹立していません、そこで前世界を代表して今世界初の国交を樹立するべく参った次第です」

 

 「国交樹立ですか、わかりました。この件に関して我がイカ国は『日本国』及び『アメリカ合衆国』との国交を開設することにしましょう」

 

 「本当ですか!ありがとうございます」

 

 

 この会談から3日後に、アメリカと日本はイカ国と国交を結んだ。その2週間後には、多数の地球各国との国交も結ばれ両世界との交流も加速した。

 

 また、同時にアメリカや日本などといった大国などと安全保障条約を締結したことで、これまでの射程の短いインク弾から何世代も前のものではあるが銃火器をはじめとした軍事兵器の導入が急速に進められた。

 

 

 ただ、これらのことを行ったのはあくまで西側やそれに追従する国だけであった。

 

 新世界との交流に完全に遅れた東側諸国はこの状況を面白く思わなかった。

 

 そんな彼らが目を付けたのが、、、、

 

 

 

 

 オクタリアンであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 中華人民共和国 北京特別市 主席官邸

 

 

 中国の首都である北京市は、現在進行形で建設ラッシュが続いており、市内のあちこちには工事の関係者や車両、建設途中の高層ビル群などが乱立していた。

 

 なぜ建設ラッシュが起きているのかというと、40年以上前から持ち上がっていたある計画が発端となっていた。

 

 その計画は「未来都市化計画」であった。この計画は、日本の首都である東京に建設された日本バベルタワーを参考にした北京タワーを中心に円形に都市を広げていくことが計画に盛り込まれていた。しかし、当時の国内財政では厳しく、なにより東の中華連邦共和国に北の中華民国の国境線沿いに割く人員や軍事予算、それに加えて、これらの計画を実行したとしても北京タワー周辺の建物を解体しなくてはならないことや、市内全域を作り変えなければならなかったことから建設は困難と判断され、最終的に委員会で中止が正式決定された。

 

 

 今から14年前にその計画に強い関心を示した一人の男がいた。

 

 その男の名は、柊賢般国家主席。

 

 彼は国家主席に就任してから、様々な分野における研究開発に必要な予算を増加させたりするなど国内のさらなる発展を後押しさせた人物として国内外から評価を受けている人物であった。

 

 

 そんな彼は、今ある計画を主導していた。

 

 この計画は「北京市改造計画」と呼ばれ、かつての計画ほどではないが実現可能な予算と建築物であることから、8年前より建設が始まっており、来年で完全に終了する予定となっていた。

 

 が、それも数週間前に起きた転移現象の混乱とそれ以前の「核戦争危機」、、、いわゆる「日米中露危機」の影響で工事はおろか経済活動さえ滞っていた。

 

 

 そんな状況の中で二人の上層部が会話を交わしていた。

 

 

 「それにしても転移現象ですか、、、やはり日本やアメリカの仕業なのでしょうか?」

 

 「それはどうだろうな。あの2か国が何の考えもなく…ましてや転移とかいう馬鹿げたことをするかだ。それに、今回はそれをやったという証拠も挙がっていないから下手に非難もできん」

 

 

 国家主席ともう一人、中国国務院外交部部長の興淑玲は今世界が置かれている状況について話し合っていた。

 

 彼は過激な反資本主義者ではない。ただ、資本主義の、、特に日本、アメリカのやり方は気に食わないという強い思想を持っていたことから、直接言い争える外交部の部長に抜擢された過去がある。

 

 

 「まぁ、相手がその気ならあとは最終戦争まっしぐらですからね、」

 

 「現に今回の中露米日危機は、本当に核戦争が起こりかけましたしね」

 

 「今回の転移現象によって我々は助かった。だが、、我々は西側と新世界との交流に完全に出遅れてしまった、なにより、西側の連中による経済から軍事までありとあらゆる分野において完全に染み渡ってしまったイカ国とはもはや価値観が合わんだろう、、」

 

 

 そこまで言い終わった国家主席は執務室にあるイスへと座る。

 

 

 「ただ、それはあくまでイカ国だけの話だ」

 

 「それはどういう?」

 

 「実はな、これはまだ軍を含めてごく一部の者しか知らされていない情報なんだがな、東海艦隊第4艦隊駆逐戦隊に所属する120型駆逐艦『鷹揚』が新たな勢力と接触したようだ」

 

 「新たな勢力とは?」

 

 

 その言葉を聞いた国家主席は、今まで以上に気味の悪い笑みを浮かべる。

 

 

 「それは、オクタリアンという種族が統治している国だ」

 

 「なんでも、今から100年前に発生した大ナワバリバトルとかいう世界大戦で敗北して地下へと追いやれらたらしい」

 

 「つまり、彼らを利用するということですか?」

 

 「そうだ。このまま西側の連中だけに甘い汁は吸わせられん。我々が奴らの、、、帝国主義者どもの舌を刈り取る存在でなくてはな、」

 

 「さっそく、仲間たちに知らせておくとしよう」

 

 

 この数日後に急遽開催された東側諸国が一同にかいする会議において中国は「我々中華人民共和国は、長年にわたって『3つの中国に分裂』していました。その影響は計り知れず、多くの家族が引き離され残酷なことに世界から忘れ去られていったのです。そして、それはここにいる国のみならず第3世界の国々の中にも似たような経験をしたことでしょう。」

 

 「我々が驚異と見なすべきは主に4つあります。まず一つ目にロシア合衆国、二つ目にイギリス王国、三つ目にアメリカ合衆国、そして四つ目は、、、我々が最も敵視しなくてはならない2か国のうちの一つ、、日本国。日本は今や多数の領域と約6億9000万人にも上る国民を抱えている超大国です。しかも軍事では約280万人もの軍人を有する超軍事大国なのです。かつて、彼の国が我が国に対して行った数々の所業はもはや言葉で言い表せないほどに凄惨であり残虐非道なことを数え切れないほど行ってきたのです。」

 

 「大戦が終結し、彼らは帰っていくと思われました。しかし、その期待は見事に裏切られ彼らは今の東北5省の満州国を我々に変換することはおろか中華連邦共和国なる資本主義の傀儡国家に編入させたのです。我々が武力で取り返さなければ満州地域は未だに傀儡国家のものだったでしょう。今我々ができることは武力による統一です。この機会にこのチャンスに!!我々が望む真の世界のあり方が見えてくるはずです!!!それはこの新世界のおいても同じです!!」

 

 「現在、、皆さんも知っての通り西側諸国が未来地球の支配国イカ国と接触し交流を重ねています。一方オクタリアンという種族が納める国では地下にしか居住権を持っていないのです!これはかつて帝国主義的な思想をそれは強く持ったインクリングたちが犯した取り返しのつかない重大な過ちであり罪なのです!彼らオクタリアンは地上への強い憧れを抱いている!ならば、我々東側諸国はオクタリアンを支援すべきではないでしょうか!!我々がオクタリアンの夢を実現させ世界の、、真の平等を築こうではありませんか!!さぁ、我れらが同胞同志たちよ!今こそねじ曲がった思想を持つ帝国主義の侵略者どもに我らの本当の力をみせつけよう!」と発言。

 

 これに感極まった多くの会議参加国の代表者たちは涙を流して中国大使の演説を賞賛した。

 

 さらに、この会議の様子は全世界に生中継で放送されたために、この演説を聞いた第3世界の多くの国々は自称世界のヒーロー西側諸国にうんざりしていた。共産主義、社会主義であるが彼らに希望を抱いたのである。

 

 

 

 一度巻き戻った「()()()()」は急速に進むこととなった。

 

 

 

 

 後にこの会議は世界を二分化させる第三次世界大戦になるがこの時はまだ誰も知るよしもなかった。




日本以下愉快な仲間達「新世界が我々を呼んでいる!ヒーローの出番じゃないか!!」

未来地球「誰だぁ~!欲望のままに生きてるニンゲンを呼んだやつはぁぁ!」



現実世界アメリカ「日本の人口はっと、ん?44億?バグってんなぁ~あんな狭い国土にどうやって詰め込んでんだろ?」


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