過去作は現在非公開にしております。この作品が安定するまでは公開致しかねますので大変ご不便おかけしますがもう少々お待ちください!
卯月御餅起動しますッ
No.0 プロローグ
prrrrrrrrrrrrrr
部屋に響くアラーム
うるさく鳴り響くその音に煩わしさを感じながら止める
「ん…もう朝か」
その問いかけに答えるものはここにはいない
段々と覚醒する脳と目には
相変わらず殺風景な部屋が映し出される
まだ慣れぬ部屋の中
朝飯のことを考えながら身を起こす
「あれからもう6年か」
嫌なことを思い出した
あの日のこと
自分の不甲斐なさと申し訳なさ
「元気にしてるのだろうか…」
好きになった人
守りたかった人
6年前に離れてからどうなったのか俺は知らない
知る権利すらないだろう
幸せに生きててくれると嬉しい
過去に目を向けずに生きてて欲しい
笑えるようになっていて欲しい
そんな自分勝手なことばかり浮かんでくる
今日は始業式らしい
らしいと言うのは俺が今日転校してきたためだ
叔父の家である四国の方から離れ
一人暮らしを許されたためやっと正しい意味で
やり直しができる
今日から行く学校というのが変わった学校であると叔父から聞かされた
なんでも自分の頭の良さで待遇が変わるという日本ではあまり見ない校風らしい
待遇というのはどういったものなんだろうか
普通に考えれば内申点とかだろうが、そんなものは普通の学校だって変わらないだろう
何か別の要素があるんだろうな
他にも色々と変わった点があるみたいだが俺としてはそんなことはどうでもいい
俺が転校したのは卒業後の進路を聞いたためだ
それなりに優秀な生徒であれば卒業後大手企業や有名大学への推薦が約束されるという
ここでなんとか大手企業に転がり込んで俺の将来を安定させる
それがこの学校での俺のノルマだ
そんな俺も頭の片隅でありもしないことを妄想したりする
「まともな大人になればいつか会った時に話くらいはできるかも…なんて流石に都合が良すぎるか」
今あの日に戻れるなら俺はなんだってするし誰が敵になろうと必ず守る
それが出来なかったことが俺の人生の最大の"悔い"だろう
…考え事をしていたら思ったより時間が経っていたみたいだ
「とりあえず筋トレしないとな」
軽く朝食を済ませ、日課になった筋トレをする為に着替える
着替えながらふと思う
こんなことしたって合わせる顔もないのにな
我ながら馬鹿なことを続けてるもんだ
贖罪にすらならないことをもう6年も続けてる自分に嫌気が差した
「いや、筋トレに罪はねえよな。さて…やるとしますか」
少し意気込んでドアを開ける
この時間は誰も外には出ていないし音もない
まだ暗い街へと俺は走り出した
少しずつですが投稿していきます
タグ通りシリアスなところが少ないようにはしますが
進行上必要な分のシリアスは許してください
シリアルかつコメディに進めていきたい作者です