続けて投稿しちゃいます(´・ω・`)
筋トレ兼走り込みを終えた俺は
現在通うことになる学校へと歩いている
周りに学生はいない
なぜなら現在の時刻が9:00だからだ
今向かっている学校も8:30から始業式と聞いている
転校生は始業式後に案内されるということで少し登校時間をズラしてくれと言われたためこの時間になっている
少し先にある長い坂を登ると学校があるらしいので今はのんびりと景色を見ながら登校できるわけだ
朝は暗いことを考えていたが初登校ということで気持ちをリセットし周りの桜に心を和ませる
「変なやつとかいないといいけどな」
そう呟きながら歩みを進める
???「……チ…………ダァァァァァアアアアアア!!!!!!!!」
背後から何かの叫び声が聞こえる
なんだ?
振り返り声のする方へ目を向けると
"フランスパンを咥えながら全速力でこちらに走り来るセーラー服を着た男がいた"
「はあああああああ!?!?!?」
その珍妙な何かに気圧され、しかし明らかに危険な香りに俺も走り出す
とにかくあれは不審者だ!!!
振り返ったらダメだ!!
とにかく学校まで逃げなければ!!!
あんなん武力とか云々関係ねえわ!!!
体を鍛えていることもあり俺の体は坂道をものともせずに駆け上がっていく
流石に平均よりもかなりスペックの良い自分なら逃げるだけなら問題ないだろうそう思い走っているのだが…
変質者?「ちぃぃぃこぉぉぉくぅぅぅだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
明らかに不審者は真後ろまで迫っていた
「てめぇ化け物か!?!?」
坂を登りきると校門の前には男が1人立っている
あれは学校の先生だろう
とにかくあそこまで走りきって後ろの不審者を通報せねば!!!!
にしてもこいつ(不審者)足速過ぎねえか!?
なんで俺の真後ろピタッとくっついて走ってこれるんだよ!!!
「ウラァアアアアアアアアアア!!!!!」
不審者?「ウォォォォオオオオオオ!!!!!」
???「お前たち静かにせんか!!!!!!!!」
校門前にいた男が大声を出す
ググッと足に力を入れその場に止まる
とんでもない大声だ
静かにしろという声が1番うるさいと言うのはどうなんだろうか
そこでハッとなり後ろを見るとどうやら不審者も俺と同じように止まったみたいだ
というか顔をよく見ると高校生くらいに見える
もしかしてこいつも生徒なのか?
いやでも生徒だとしてもセーラー服はおかしいだろう!
よく見るとあれだけ走っていたにもかかわらず多少息を荒らげるのみで対して疲れていなさそうなのもおかしい
俺よりも長い距離走ってたよな????
全くどうなってるんだ!!!
視線を元に戻すと先程大声を出していた男が呆れた顔をしてこちらを見ている
近づいてみてわかったがこの男かなりでかい
身長も然ることながら筋肉量がやばい
何か格闘技をやっているのだろうか
しかし単純な格闘技でもここまでの体格は作り出せないはずだ…
一体何者なんだ
男「お前たち今何時なのか分かっているのか?始業式はもうとっくに始まっているぞ?」
「あー、自分は今日から転校ってことになっているのでクソバb…学園長より時間帯をずらすように言われてきました」
やっべ、言い間違えた
男「おお、ではお前が転校生の赤城祥(あかぎ しょう)だな?お前のことは学園長から聞いてい…今学園長の事をクソババアと言わなかったか?」
「気のせいだと思います」
男「いやしかし…」
「気のせいだと思います」
男「…はぁ。まあいい。お前は始業式は免除だ。少し俺と学校の説明をした後クラスの方へ向かうことになっている」
ほう。なるほどな。
「なるほど。りょーかいしました」
男「次はお前だ吉井。まずは…あー。とにかく初日から遅刻とはいい度胸じゃないか」
いや、まずは服装だろう!?
明らかにおかしいだろ!!
あ、今目を泳がせてたな。どこから突っ込んでいいか分からなかったんだな。わかるわかる
吉井「鉄人!これには深い理由があるんです!!!」
…鉄人?あぁあだ名か。確かに鉄人だな
なかなかいいセンスしてるじゃないかピッタリだ
鉄人「鉄人ではなく西村教諭と呼べと何度も言っておるだろう!!!では吉井、その理由とはなんだ?」
吉井「道で細切れになってるお婆さんをおんぶして山に登ってました!!!」
ねえそれどういう状況?
細切れ婆さんってもはやおんぶどころじゃ無くねえか!?
鉄人「そんな見え見えの嘘をつくんじゃない!!!大方夜中まで夜更かしでもしていたのだろう!!」
吉井「バレた!?」
いや、バレた?のレベルじゃねえから
鉄人「…たく。もう2年になるのだからもう少しまともに生活せんか馬鹿者。これが今年の吉井のクラスだ」
お、なんだそれ。手紙?
吉井「なんです?これ」
鉄人「学園長の意向でな、2年生は全員に手渡しでクラス分け用紙を渡しておるのだ。中にある己のクラスをしっかりと受け入れるためのものだな」
吉井「そんなことしないで貼り出しちゃえばいいのに…」
鉄人「2年生のクラスは成績によって変わる。つまり普段からいかに勤勉に励んでいるかが目に見えてわかるものだ。それを身に染みて学んでもらうべく手渡しという形なんだろう」
よく分からんが吉井ってやつの言う通りめんどくさい事せずに貼り出していいと思うが…まああのババアの考えることは俺ら凡人には分からんからな
鉄人「それでは赤城の案内をする。吉井は速やかに自分のクラスに向かうように!赤城着いてきなさい」
お、やっとか
俺のクラスはどんな感じなんだろうな
一応受けたテストはかなり出来が良かったと思うが…
吉井「……fクラス?」
なにやら後ろで聞こえたがまあもう会うことは無いだろう。さらばセーラー服の変態
しばらく鉄人の後ろを歩いていると
生徒指導室と書かれた部屋に通された
いや、なんで?
鉄人「改めて自己紹介させてもらう。西村宗一だ。この学園では生徒指導の教員をしている」
ああ生徒指導の先生か
西村宗一…ね。まあ鉄人と呼ぼう。わかりやすいし
「あ、どうも。赤城祥です。四国から転校してきました。あんまりここのこと分かってないんですけどよろしくお願いします」
鉄人「ふむ。2年の時期に転校なんてなかなか大変だったのではないか?」
大変か。まあ大変ではあるわな
単身で四国から出てきてるし
「まあそうでも無いですよ。それに学園長が親戚にあたるため色々と良くしてもらってます」
鉄人「そうか。わからない事があればなんでも聞くといい。我々教師はいつでも生徒の成長のために動いているからな」
おお、思った以上に熱血系の良い先生だ
これはこれからもお世話になりそうだな
「はい。ありがとうございます。所で自分のクラスってどこになるんですかね?」
先程の吉井とかいう奴はFクラスとか言われていたがそんなにあるんだろうか?
鉄人「あー。まずは学園の説明からだな」
鉄人の話を要約するとこうだ
・クラスはAから順にB.C.D.E.Fとある
・学年末のテストの出来によって各クラスへ振り分けられる
・何らかの理由でテストを受けられなかったりカンニング等の禁止行為がバレたものは0点扱いとなりFクラスに行く
・Aが最も頭が良くクラスが下がるに従って学力も下のものが割り振られていく
・そしてこれが一番大事だがクラスごとに設備が違う点だ。Aクラスはとんでもなく豪華でFクラスに近づくほど品質が落ちるそうだ
普通にやべぇなこの学校。流石ババアの作る学校なだけある
鉄人「赤城の場合は事前に受けてもらったテスト結果を反映しているのだが…」
そうだ、俺が受けたテストはどのくらいのレベルだったのだろうか。個人的にはBないしCクラスくらいはあると思う
鉄人「テストの採点結果はAクラス相当のものだった」
おお!!Aクラスってことは1番いいクラスじゃねえか!
出来が良かったとは思っていたけど俺もなかなかやるな!?
鉄人「あー、喜んでるところ悪いが話を聞け。赤城が優秀な生徒であることはわかったが学園長にテスト用紙を見せたところ…その、なんだ。破り捨ててしまってな」
Aクラスは豪華な設備って聞いてるからなぁ!
どんな設備なのか楽し…ん?今なんて言った?
「鉄人今なんて言った?」
鉄人「鉄人ではなく西村教諭だ!学園長に見せたところテスト用紙を破いてしまったのだ」
Why?
「Why?」
鉄人「なんでも、あのバカにAクラスの設備は勿体ねぇもっと学ぶことがあるはずだからFクラスに入れときな、だそうだ。」
はぁ!?!?!?!?!?
鉄人「テスト用紙が破られてしまったということはテスト結果は無得点となる。つまり赤城のクラスはAクラスではなくFクラスになるということだな」
ふっざけんな!!!!!!!
テスト用紙を破っただ!?教育者のやることじゃねえだろうが!!!
「あんのクソババア!鉄人今すぐババアのところに連れてってくれ!!!!」
鉄人「だから西村教諭と…。それに学園長をババア呼びするもんじゃない!とにかく学園長から赤城はFクラスから学び直させると言って聞かなくてな。俺も理由を聞いたら頷くしか無かったもので残念ながら赤城は1年間Fクラスで基礎を学び直してもらう」
「そんなん横暴だろ!?大体学園長が私情挟んでいいのかよ!?」
鉄人「本来であれば認められんがなぁ。まあなんだ諦めてくれ」
「あんたそれでも教育者か!?」
鉄人「絶対に悪いようにはならん。きっと赤城の為になるものだ」
そんなんいってもさぁ!?
テスト用紙破られたって言われたらブチギレるだろ!!!
鉄人「学園長から赤城に伝言だ」
伝言!?またろくでもねえ事なんだろ!?
鉄人「1年間まともに学ぶことが出来たなら如月グループにあたしが取り次いでやる。間違っても馬鹿な真似すんじゃないよ、だそうだ」
如月グループ…最大手じゃねえか
1年…1年我慢して生活するだけで最大手就職
ぐぬぬ…ぐぬぬぬぬぬ
「わ…かりました」
鉄人「本当はこんな真似したくないんだがな。クラスが違えど学ぶことに変わりは無い。どんな環境でも等しく学ぶことが出来るというのが理想だ。赤城にもそうなって欲しいと思っている」
くっ。ふざけたことを!って言いたいんだが鉄人の顔を見ると大真面目に言ってるのが伝わるからきっと本心なんだろうな
俺のノルマのためにもここは耐えるしかない…
「わかりました。Fクラスでも変わらず学ぶと約束します。その代わり今言っていた条件必ず守ってくださいね!」
鉄人「やる気になってくれたようで何よりだ。約束は必ず守ろう。俺からも学園長に伝えておく。それではFクラスへ向かうといい。ホームルームは始まっているはずだ。道が分からなければ廊下の至る所に地図があるからそれを見ながら向かってくれ」
やってやる。
絶対1年間やり通してあのババアのこと教育委員会に突き出してやるからな!!!!!
俺はこれから様々な困難が待ち受ける
"Fクラス"へと歩き出した
如何でしょうか?
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