リアル多忙の中ある程度の文字数用意してるため今後も亀更新でお送りすることになりそうです
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しばらく泣いていた秀吉だが少しずつ治まってきたようだ。今は教室の端で小声で話している。教卓の方では自己紹介が続いており周りの人間も何かワケありなのを察したのか今はコチラに入ってこないで前を向いて気を遣ってくれている。何故そう思うのかというと全員が横目でこっちを見ているからだ。まあ気になるよな。気遣い感謝する
「落ち着いたか?秀吉」
秀吉「う、うむ。すまなかったのじゃ」
「いや、気にすんな。久々に会ったんだ仕方ない」
目の前にいる美少女の名前は木下秀吉(きのした ひでよし)
可愛らしい見た目をしているがれっきとした男である
小学生時代の友人であり俺の良き理解者だった
何年もあっていなかったがその姿に大きな変化はなく…というか前にも増して美少女寄りになってる気がする
もう17だよな?骨格が全く男っぽくないんだがそんなことあるのか?
変化と言えば口調だろうか
なにやらじいさんの使いそうな語尾で話してるが見た目とのギャップが凄く、しかも見た目が勝っているため今話題の、のじゃロリ?というものに見える
いや、ロリでは無いが…
秀吉「お主今までどこにおったのじゃ。ワシも姉上も探しておったのじゃぞ?」
「何処っていうかあれから四国の叔父のところに転校してな。というより秀吉達が引っ越したから俺も転校することにしたんだ」
秀吉「そ、そうじゃったのか。すまぬ。父上がすぐに転校するといっての。ワシも姉上もせめて祥に一言と言っておったのじゃが聞き入れて貰えずやっと転校先で馴染めたので祥を探したのじゃがもうその頃には遠くに転校したと聞かされて途方に暮れておったのじゃ」
「そうだったのか。…理由が理由だしな。また会えて嬉しいよ秀吉」
秀吉「もちろんワシもじゃ!……その。姉上にはもう会ったかの?」
「……俺に会う資格はない」
秀吉「何を!!!そんな訳ないのじゃ!!!!!!」
秀吉が大声を出すと再び全員の視線がこちらを向く
ハッとなって周りを見渡しバツの悪そうな顔で座り直す
秀吉「す、すまぬ。じゃがどうしてそのような事を言うのじゃ」
「どうしても何も…な?俺は何も出来なかった。あの場であいつが傷つくのを止められなかったんだ。それに……いや、こんなとこで話すことじゃねえな。とにかく俺はお前やあいつがちゃんと暮らせてるのが知れたらそれでいいんだ」
秀吉「………」
「ほら、自己紹介もそろそろ終わりそうだ。席に戻ろうぜ」
強引に話を終わらせその場席に座ると丁度自己紹介が終わり、さっき話しかけてきた坂本が壇上に立っていた
坂本「あー。俺は坂本雄二、Fクラスの代表だ。好きに呼んでくれ。あとそこにいる明久の事はバカと呼んでも構わない」
吉井「いや、構えよ!なんで僕だけバカって呼ばれるんだよ!」
坂本「今お前心の中で赤ゴリラって呼ぼうとか思っただろ」
吉井「そ、そそ、そんなことないよ〜やだなぁ雄二は〜アハハハハ」
明らかに吉井はバカだろう。というかこのクラスに入った時から思っていたがやはり最底辺のクラスということでバカが多いんだろう。今この状況においてそもそも坂本の話を聞いているやつが何名かしかいない。あとは寝たりゲームしたりだ
…………学校でゲームは許されるのか?
坂本「ほんとに思ってたのか……まあいい、俺はお前らにひとつ提案が……「すみません!遅れました!」……ん?あぁ、姫路か、それなら自己紹介を済ませてくれ」
姫路「は、はい。姫路瑞希です。よろしくお願いします!」
Fクラスモブ「一ついいですかー?」
姫路「はい!」
Fクラスモブ「どうしてここにいるんですか?」
すごく失礼だな。もう少し聞き方はなかったのか?
入ってきたのは如何にも男子受けしそうな容姿をした女生徒だった
桃髪に兎の髪飾り、身長は150cmくらいだろうか。整った容姿におっとりとした雰囲気、そして何より胸だ。すげぇでけぇ。いや、失礼なのはわかってるんだがいざ目の当たりにすると見てしまうのが男の性ってやつだ
絶対Fカップくらいあるだろあれ……あ、Fクラスなのはそういう事か?
姫路「え、えっと、試験中に熱が出てしまって……」
大変失礼なことを考えていると姫路がそう答える。熱が出てしまって……あぁ欠席かなにかしたのか。確か欠席者も無得点扱いだもんな。俺と同じって訳か。何となく親近感湧いてきたな
Fクラス「あー。俺も熱(化学)が出たから失敗しちまったよ」
Fクラス「あー。あれなー。難しかったよなー」
Fクラス「俺は急に弟が病院に入院したっていうから御見舞に…」
Fクラス「黙れ一人っ子」
Fクラス「昨日彼女が寝かせてくれなくて」
Fクラス「黙れ童貞、ついでに死刑だ」
Fクラス「す、スイマセンデシタァァァァ」
突然クラスの端で覆面を被ったやばそうな連中にグルグルに縛られる彼(モブ)
十字架に縛り付けるなんて悪趣味…って火がついてる!?
だ、大丈夫か!?オイ担任!ほっといていいのか!?
急いで担任を見るとチラッと一瞥し、そしてまた視線を元に戻していた
あ、見捨てるんだ……
坂本「っとまあ、話を戻すが、お前達Aクラスの設備は見てきたか?」
Fクラス「あぁ。すごく豪華だったな」
坂本「巨大ディスプレイにソファードリンクバー備え付けの菓子、それにリクライニングシートだそうだ……そこでお前達このクラスを見てみろ」
このクラス…このクラスねぇ。
無駄に多い男たち
隙間風の多い壁
綿のない座布団
ちゃぶ台
うん。酷い格差だな
坂本「お前達…このクラスのままで一年過ごすなんて不満はないか?」
Fクラス「「「大ありじゃぁぁぁぁ!!!!」」」
おお、坂本の話聞いてたのかお前ら。寝てたやつまで参加してやがる。人を焚きつけるのが上手いな坂本。
坂本「そこでだ。俺はAクラスに試召戦争を挑もうと思う」
Fクラス「なあでも、Aクラスって流石に相手が悪いんじゃねぇか?」
坂本「まあな。だがそれは世間一般のFクラスのメンバーで戦ったらの話だ。つまり俺達には勝てる要素がある」
「あー、悪ぃ。質問だ坂本」
坂本「なんだ?」
「その試召戦争ってのはなんだ?」
俺がそう聞くと坂本が教えてくれた
どうもこの学園、2年生のみこの格差システムを導入しているらしく、
己の点によってクラス分けをし、Aクラスのやつは寄り良い環境で勉学に取り組み段々とクラスが下がることで設備グレードが下がり下のクラスのやつは自分の価値がその程度だと言われたことへの反骨心でより勉学に励むといった内容らしい。
俺からしてみたら下位クラスになった時点で激萎えしそうなもんだが、ババアはそこにも工夫をしているみたいで、自分の待遇を一変するための下克上を起こすことが出来るというのだ。
簡単に言うと試験召喚獣と呼ばれる特殊なホログラムを用いてクラス間で王取り戦争をするというもの。
試召戦争に勝ったクラスは負けたクラスの設備と交換ができるという話だ。
試験召喚獣の戦闘力は己の学力が反映されるため、下位クラスが嫌だから仕掛けようにも対戦相手である格上クラスとは戦力差がある。上位クラスを倒すには配属後に勉強に勤しんで学力を上げ戦争を挑み奪い取ると言った形である。
基本的には下位クラスからの宣戦布告は断れないようになっており、下位クラスは学力をつけ妥当上位クラス、上位クラスはいつ下位クラスから宣戦布告されてもいいように常に勉学に励むという結果的に全体の学力が上がるという寸法だ。
これ絶対PTA総会とか通らねえだろって思うが実際4年前から導入されて続いているということはそういう事なんだろう。
ちなみに試験召喚獣というのがまたぬいぐるみみたいで可愛いんだとか(姫路の証言)
坂本「ということだ。わかったか?」
「あぁ、分かりやすかった。助かる」
坂本「さて、さっきの続きだが…このクラスにはAクラスに勝てる要素がある」
勝てる要素…つってもこのクラスは最底辺クラス。頭の出来ももちろん良くはないだろう。そんな中での勝てる要素ということはこのクラスにとってイレギュラーな出来事。まあ姫路だろうな。学力は知らんがここに居るのはおかしいって全員が思う程度には有名なんだろう
坂本「まずは姫路だ。みんなも知っての通り成績はAクラスと何ら遜色がない。うちの主戦力だ」
Fクラス「おー!!!姫路さんがいるんだ!」
Fクラス「Aクラスにも対抗できるぞ!」
Fクラス「姫路さんと一緒に戦えるなんて……ハァハァ///」
ほう。Aクラス並の学力か。それならば坂本の要素というのも理解できるな
なんか最後に変なのいなかったか?
坂本「それに秀吉もいる。秀吉は点数こそ特出してはいないが持ち前の演技など多方面での期待ができる!」
Fクラス「そうだ!俺達には秀吉までいるんだ!」
Fクラス「秀吉の太ももで眠りたい」
Fクラス「秀吉と添い寝したら倒せる気がする」
次は秀吉か。演技っていうのはなんだろうか。
演劇でも始めたのか?そういえば口調もジジ言葉に変わってるからなぁ
最後の奴にはツッコまねえからな
坂本「次に……おい姫路と島田のスカート覗いてないでこっちに来い」
島田「きゃー!!い、いつの間に!!」
姫路「え!?」
土屋「…………」ブンブンブンブン
次は土屋……さっきの自己紹介でとんでもねえこと言ってたヤツだな。
身長は小柄、だが人目見てわかるこいつは運動神経いい奴だ
ちなみにさっきの発言とは「特技は盗s…なんでもない。趣味は盗ch…特にない」だ
明らかにやばいだろう。少なくとも俺は通報するか迷った
坂本「こいつは土屋康太。まあ知らないだろうな。しかしこう言えばわかるか?こいつは寡黙なる性職者(ムッツリーニ)だ!!」
土屋「……そんな事実確認されてない!!」
Fクラス「みろ。あれだけ畳のあとがついているにも関わらず否定してるぞ!」
Fクラス「あぁ!ムッツリに恥じない姿だ!」
あえて言うが、ムッツリは恥じることだぞ
坂本「そして島田美波。数学はBクラス上位レベルだ!期待している」
島田「う、ウチ!?ま、まあ数学なら自信はあるから頑張るわ!」
島田と呼ばれた女子も俺は少し警戒している
先程「趣味は吉井明久をボコボコにすることです☆」ってボケなのかなんなのかわからんが話していたからだ。ちなみに吉井はブルブル震えていた
身長は160cmくらい。姫路と違いキリッとした顔立ちで、こちらもやはり美少女と言って差し支えないだろう。体型はスリム、少し胸が少ない気もするが俺は言及しない。何故ならさっき自己紹介の際に同じことを思った時にギロッとこっちを睨んできたからだ。エスパーなんだろう。俺は考えることをやめた
坂本「最後に吉井明久」
Fクラス「吉井?誰だそいつ。知ってるか?」
Fクラス「いや、知らねー」
最後はセーラー服の変態か。確かにあの変態さなら他クラスへの牽制になるかもしれん。いやなるわけねえだろ
坂本「知らないなら言っておく。こいつは観察処分者だ!!!!」
観察処分者?なんだその悪そうなネームは
吉井「なんでバラすのさ!!!!」
Fクラス「観察処分者だと……!?初めて見た」
坂本「観察処分者とは普段から教師に手伝いをさせられ操作をしていることが多い。つまり操作はピカイチってことだ。明久。お前何回くらい操作したことある?」
吉井「…えーっと。軽く数えても100回は超える…かな?」
よく分からんが召喚獣を普段から操作して先生の手伝いをしているらしい。見かけによらず優等生なのか?この変態
坂本「聞いての通りだ!いざとなれば俺達の盾(肉壁)になってくれる!」
あれ盾って書いて囮とか捨て駒って呼んでるぞ絶対。
Fクラス「おおおお!!!すげぇぇ」
Fクラス「これなら勝てるかも知れねぇぞ!!!!」
Fクラス「よーし!絶対勝とうぜぇぇぇ!!!」
坂本「野郎ども!!武器(筆)を取れ!!!目指すはAクラス!行くぞぉぉお!!!!!」
Fクラス「おおおおおおおお!!!!!!」
姫路「お、おー!」
流石は代表だな。統率力がとんでもねえな。坂本も頭悪くねえだろ多分
坂本「それじゃ明久。Eクラスに死者としていってきてくれ」
吉井「ねぇ雄二。どうして使者が死者になってるの?ていうか下位クラスが宣戦布告しにいったら100%やられるよね!?」
なにやら物騒な話を繰り広げる2人
坂本「バーカ。そんなの映画の世界だけだ。安心しろ。俺を信じてくれ」
吉井「うん。そうだよね!ごめん僕が間違ってたよ。いってくるね!」
ガラガラ
吉井「騙されたよ!?」
ボコボコにされた吉井が立っていた
なんでやねん
坂本「ッチ、生きてたか。」
吉井「上等だ表でろや!!!」
試召戦争ってのはギャングのお約束まで適応されているのか。頭いいんだか悪いんだかわかんねえ学校だな
坂本「明久、何時から戦争だと言ってきたんだ」
吉井「え、午後からだけど」
坂本「そうか。なら昼でも食うついでにミーティングでもするか。島田、姫路、秀吉、ムッツリーニ、明久は屋上に来てくれ」
秀吉「いや、雄二よ。その……」
チラッと俺の方を見てくる秀吉。おいその目をやめなさい。男だとわかっててもドキッとするだろ
「あー。坂本。俺もそのミーティング参加していいか?秀吉にも用事あるし」
坂本「……いいだろう。俺もお前に興味があったんだ」
まあ代表だしイレギュラーとはいえ手駒のことくらい把握しときたいわな
ちょっとイタズラするか
「きょ、興味!?お、俺はそっちの気はないぞ!?」
姫路島田「キャーーーー///」
吉井「雄二……公共の場なんだからダメだよ?」
土屋「……節操なし」
坂本「ち!が!う!か!ら!な!?いい度胸してんじゃねえか転校生!!!」
「怒んなって、冗談だろう?」
こうして俺は新しいクラスの顔合わせを終えたのだった
今回はFクラスの初顔合わせ編でした
次回以降も原作沿いにのんびり進みます
お気に入りが増えてきていて私とても嬉しいです( ◜ᴗ◝)
誤字脱字等あれば御報告して頂けると幸いです
PS.「」の横が苗字なのは主人公とその周りの人間の現在の距離感を表しているよ