ギリギリ1週間経ってないのでセーフ!!!
あれから各々昼飯を持って屋上に上がってきた
坂本「さて明久。俺達がEクラスに勝つために必要な要素を上げてみろ」
屋上に着いた俺達は各々に昼ご飯を広げながら準備をしている。
するといきなり坂本が話を振ってきた。
吉井「必要な要素って言われてもなぁ…。EクラスとFクラスは大体50点ほど全教科負けてるからね。単純な1対1だと分が悪いから、なるべく団体戦に持ち込むとかかな」
坂本「そうだ。まずうちは最底辺に恥じない戦闘力をしている。明久の言う通りタイマンを挑むのは愚策だろう」
戦術的な話か。確かに自分たちより優れた集団と当たる際は個 対 個は不利だ。できる限り個 対 集団に持っていきたい
島田「教科とかじゃないかしら?ウチは数学が得意だし、Eクラス相手に戦える教科。Eクラス戦では単教科の先生が1人出てくるからなるべく有利になるような人選が必要ってことね?」
坂本「それも正解だ。島田やムッツリーニのような教科によって戦闘力が変動するタイプがいる以上できるだけ相手よりも優位に立てる教科担当を用意する必要がある」
ふむ。このクラス内での戦闘力(学力)を俺は把握していないから何も言えないが島田と土屋は何かしらの教科に尖っているのか
ちなみに坂本の問いに対する答えは「敵が1人か2人になったタイミングで有利教科を抑えた5人以上の集団による奇襲」が正解である。
なんて言うか喧嘩思考なんだがやはり坂本は元ヤンか何かなのか?
秀吉「あとは"姫路"かの?」
姫路「わ、私ですか?」
坂本「大正解だ秀吉。Aクラスまではまず確実に必要になってくるのが姫路だ。基本的な戦闘力がAクラスと遜色ないのは知ってるよな?姫路にはその戦闘力を活かして現場の戦闘をリードしてもらう。Eクラスについてもそうだ。正直姫路1人でも問題ないレベルだろう。が、しかしだ。Eクラス戦が始まった際にある問題がある。何かわかるか?」
吉井「最初の試験召喚戦争は振り分け試験の結果が反映されている…だよね?」
坂本「鋭いじゃないか明久。その通りだ。つまり今の姫路の点数は振り分け試験の時のもの。無得点だ。だからEクラス戦が始まったら直ぐに回復試験を受けてもらう」
なるほど。つまりEクラスは姫路の回復テストが終わるまでの耐久戦ということだな
てか俺もテスト結果消えたからその回復テストとやらを受けなければいけないのか
吉井「なら僕が何とかEクラスを抑えておけばいいんだね?」
坂本「本来はそうだ。だがそれだと他の奴らのスキルアップにならん。俺達の目標はAクラスだ。Aクラスになると姫路のようなやつがゴロゴロいる。そんな中じゃ例え姫路がAクラスの実力があろうと1人じゃ無理だ。そこで何が必要になってくるか、それが一人一人の操作感だ。幸い試召戦争はどこもかしこも戦いまくるもんじゃない。メリットもあればデメリットもある。そう簡単に仕掛けようとはしない。」
そう。さっき坂本に聞いた際に浮かび上がってきたこと。それはこの試召戦争にはメリットとデメリットが存在することだ
メリットは勝ったクラスと負けたクラスの設備が交換されること。つまり簡単に言えば下位クラスの下克上システム
だから下位クラスから仕掛けることはあっても上位クラスから仕掛けることはまず無い。何故なら勝ったところで設備の交換なんてしないからだ
デメリットは仕掛けた側が負けた場合、現在の設備よりもグレードダウンするということ
仮にCクラスがBクラスに負けた場合、Cクラスの設備はグレードダウンし、Dクラスの設備になる。
この時、元々Dクラスの設備にいたDクラスはどうなるか、答えは簡単でそのままCクラスの設備に上がる。つまり何もしてないのにCクラスの設備と交換できるのだ
これが何よりもネックなのである
試召戦争はそもそも自分たちの学力がそのまま戦闘力に反映されているわけで、下克上を起こそうとしても単純な戦力で大幅に劣るためなかなか行動に移しにくい
これも坂本に聞いた話だが、AクラスにFクラスが挑もうとすると単教科で多分200点から300点ほど戦力に差がある
総合力で見ると2000点以上離れることになるというのだ
仮に1つ上のクラスと対峙しても、平均で30〜50点ほど差がある。総合力だと300〜500程度か
つまり余程の作戦や技能がない限り下位クラスが上位クラスに勝つことは困難なのである
坂本「EクラスDクラスは姫路の火力に頼った戦略にする。しかしその間の場繋ぎを残りの人間が行うんだ。そして少しでも召喚獣を動かし、点数の差を埋める武器を作らせる」
確かにそれなら2つ上くらいまでなら勝つまでは行かなくても足止め等になるかもしれないな
やはり坂本は他のFクラス生とは別だな。こいつも何か理由があってFクラスに来たんだろう
島田「それじゃ今回はどの先生を呼ぶの?」
坂本「本当は数学の長谷川先生を引っ張ってきたいが今回は島田にも操作慣れしてもらうためにあえて別の教科担当を呼ぶつもりだ」
吉井「そういうことなら僕はどうしたらいい?みんなに教えて回った方がいいの?」
坂本「明久は万が一姫路が戻る前に突破された時用に俺の周りで待機だ」
吉井「別に構わないけど僕も無得点だよ?」
雄二「あぁ。だから最初は姫路と共に回復試験に向かってくれ」
吉井「了解」
姫路「分かりました!」
俺も行かなきゃなんだよな…
坂本「赤城はテストの点数はどれくらいなんだ?俺がクラスの代表である以上お前の点数も把握しておきたい」
ふむ。ここで嘘ついたところでメリットは無いし、今後関わることが多そうだから素直に話しておくか
「俺か…詳しい点数までは知らんが、元々はAクラスだと言われていた。どっかのババアのせいで無得点扱いにされちまったけどな」
坂本「Aクラス…そうか。そうか。事情は知らねえが使い勝手の良い奴が味方にいるのはこちらとしてもありがてぇ」
秀吉「祥は小学生の頃から普通に頭の出来は良かったのじゃ。姉上といつもテストの点数対決をしておった」
吉井「転校生君は頭良かったの!?」
「なんか文句でもあるのか?吉井」
吉井「あ、あはは。Fクラスにいるからバカだと思ってた」
ぶっ飛ばすぞ?
「ぶっ飛ばすぞ?」
吉井「ごめん!!でもAクラス並の実力のある人が2人もいるなんてますますAクラス打倒が見えてきたね!」
姫路「み、皆さんの力になれるように頑張ります!」
俺もあのクラスにいるのは嫌だから手伝えるだけ手伝うとしよう
坂本「まあそんな所だな。元々底辺クラスだ。俺はお前ら以外あてにしてないからできるだけ操作慣れしてくれ」
転校したてで俺にはわからんが既にこのグループ内でのキズナのようなものを感じるな……
俺場違いすぎんか?
姫路「わあ!吉井くんのお弁当とても美味しそうです!」
秀吉「いつみても明久の弁当はすごいのう」
んー?吉井の弁当が凄い?
どれどれ……おぉ。かなり手の込んだ弁当だこと
姫路「そのお弁当はどなたが作ってるんですか?」
姫路から黒いオーラが出ている
なんで???
吉井「どなたって、僕だけど」
姫路「 」
吉井「ん?どうかした?姫路さん」
姫路「ほ、ほんとに吉井くんが作ったんですか!?」
吉井「そうだよ?」
ほう。吉井の自作弁当か。めちゃくちゃ料理上手いな……。俺もてっきり母親か何かだと思っていた
島田「アキって見かけによらず物凄く料理が上手なのよね…。ウチ女として負けた気分よ…」
姫路「分かります…」
まあ女性としては思うところもあるだろうな
そしてしれっと凹んでいるが秀吉よ。お前は女では無いだろう?
土屋「……確かに美味い」パクッ
吉井「あ!なんで勝手に食べるのさ!」
土屋「……ケチケチしない」
坂本「俺も貰うぞー」ヒョイッ
吉井「雄二まで!」
俺が秀吉を慰めていると次々に食われてる吉井弁当
坂本「相変わらずうめぇ。この唐揚げ味付けはなんだ?」
吉井「知り合いから柚子塩送ってもらったから使ってみたんだよ」
姫路「吉井くん!!!」
吉井「ど、どうしたの?姫路さん」
姫路「あの!私あまりお料理が上手じゃなくて…もし宜しければ明日お弁当作ってくるので味見して貰えませんか!」
島田「!!!」
……お?今のはひょっとして?
吉井「うん。僕でよければ」
姫路「ホントですか!?嬉しいです!」
これは……ふむふむ
島田「あ、アキ!ウチも味見して欲しいんだけど!!」
吉井「いや、美波は料理上手だし今更味見なんて…」
島田「いいの!ウチだってアキにお弁当作り…た……///なんでもない!バカ!!!」
あらあら。残念ながら俺は聞こえてるんだよなぁ。にしても吉井モテすぎじゃね?セーラー服着た変態だぜ?まさか不審者感すら跳ね除ける魅力があるというのか!?
ん?秀吉達が離れていく?なになに俺も混ぜて混ぜて……
吉井「えっと美波大丈夫??」
島田「とにかく明日作ってくるから食べなさい!」
吉井「わ、わかった!」
(少し離れた所で)
坂本「何やってんだ明久」
「しかし吉井もモテモテだな。全くどこがいいんだか…」
坂本「赤城はまだアイツと付き合い浅いもんな。そのうち分かるぞ」
「そういうもんか?……てかあれだけわかりやすい子達相手に気づかないとかあるんだな。俺はそっちの方が恐ろしいぞ」
秀吉「全く。あやつの鈍感さはもはや酷いレベルじゃの」
土屋「……美味い」モグモグ
秀吉「康太…それは明久のお弁当では無いか?」
土屋「…隙を見せたのが悪い」
秀吉「お主も存外酷い男じゃの…」
土屋「……これでも優しい。本来ならイチャついたやつは許さない」
秀吉「なんと言うかお主は……」
秀吉分かるぞ。残念なクラスなんだFクラスは
坂本「というか昼からあいつらちゃんと戦えるんだろうな?」
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