ガンダムビルドファイターズG   作:ボルメテウスさん

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世界最強の壁

 戦いの舞台となる宇宙空間において、二つのゲッターが激突する。

 

 その手に持つゲッタートマホークは火花を散らす。

 

 だが互いのパワーとスピードは互角だ。

 

 機体性能は、新型であるゲッターの方が上なのか、僅かにゲッタードラゴンを押している。

 

 だが、その性能以上に、ゲッタードラゴンを操るメイジン・カワグチことユウキ・タツヤの方が上であった。

 

 ゲッターが僅かでも攻めれば、ゲッタードラゴンは、それを受け流す。

 

「ガンプラの性能の違いが戦力の決定的差ではないということを教えてやる」

 

 そう、メイジン・カワグチはゲッタートマホークで、相手の攻撃を受け流し、カウンターを仕掛ける。

 

 その動きは流れるように滑らかであり、無駄がない。

 

 しかしリョウマも負けてはいない。

 

 こちらは、相手が攻撃した瞬間を狙い、攻撃を仕掛ける。

 

 互いに一進一退を繰り返す。

 

「なかなかやるなっ!!」

 

 メイジン・カワグチは、心からの言葉を真っ直ぐとリョウマに向けて言う。

 

「こっちだって、燃えてきたぜ!!」

 

 それは、リョウマもまた同じだった。

 

 これまで出会った事のない強敵。

 

 その戦いは、まさしく至福としか言いようがなかった。

 

「だが、メイジン・カワグチ。

 

 いや、だからこそ、この戦い、俺だけじゃない。

 

 俺達がもっと戦いたい!」

 

「良いだろう、私も、またゲッターを試してみたい!」

 

「「「「オープンゲット!」」」」

 

 同時に、互いのゲッターが分離する。

 

 そして。

 

「チェンジ! ゲッター2!」

 

 それと共にリョウマと変わるように、ハヤトが操縦するゲッター2へと変わる。

 

 そして。

 

「チェンジ! ライガー!」

 

 メイジン・カワグチが操作するゲッターもまた、ライガーへと変わる。

 

 互いに変わると同時に、腕と一体化しているドリルがぶつかり合う。

 

 その一撃は凄まじく、周囲に衝撃が広がる。

 

 それは周囲の空間にも伝わり、激しいスパークが起こる。

 

 まるで雷のような光が周囲を照らす。

 

 それはまるで光の柱のようにも見えた。

 

 そして、両者は再び離れると共に、ライガーは、左腕のアンカーを展開して中に設置されている発射する先端が赤色のミサイルを真っ直ぐとゲッター2に向けて放つ。

 

 それに対して、ゲッター2はそれをかわすと。

 

「ドリルミサイル!」

 

 そのまま、右腕のドリルをミサイルのように放つ。

 

 だが、ライガーは、器用にその攻撃を受け流す。

 

 しかし、それは同時にゲッターにチャンスを与えていた。

 

「チェンジ! ゲッター3!」

 

 ゲッター2は既にゲッター3へと変わっており、伸縮自在の腕を真っ直ぐとライガーへと伸ばす。

 

 だが。

 

「チェンジ! ポセイドン! ゲッターサイクロン」

 

 瞬時にメイジン・カワグチは、ゲッターポセイドンへとチェンジし、首周りの装甲を展開し、その中にあるファンを回転させる事で竜巻を発生させ、ゲッター3ごと、腕を吹き飛ばす。

 

「ぐっ、やっぱり、メイジン・カワグチは化け物かよ」

 

「俺達3人がかりで、ここまでやられるとは、やはり、世界最強は伊達ではないか」

 

「だからこそ、燃えてくるじゃないかよ!!」

 

 同時に、リョウマは笑みを浮かべる。

 

「世界最強だったら、試してやろうじゃないか、ゲッターの限界を越えた戦いを!」

 

「まさか、決勝戦で使ったあれを、また」

 

「無茶だ、あれだって、偶然で出来たような技だぞ」

 

「無茶でもなんでも、それしか勝てる手はない、違うか」

 

 そのリョウマの問いかけに対して、ハヤトもベンケイもため息を吐く。

 

「仕方ない、どうせこのままだと負ける。ならば、最後は派手な花火をあげてやる」

 

「負ける時は、3人一緒だ!」

 

「おうっ!」

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