全国大会が迫る中、俺達はココに呼び出されていた。
「よぉし、皆、集まっているようだね」
「これは一体何なんだ、ココ」
そう言いながら、見つめた先のココは凄い隈であった。
その目の下にはかなりの隈が出来ていた。
だが、そんな隈とは正反対に、かなりテンションが高い。
「ふふっ、我々、ゲッターチームは、これから全国大会を勝ち抜く為に、強化合宿を行う」
「強化合宿か、それは良いけど、一体どうするつもりだ?」
「それは、勿論、強敵と戦って貰う」
「強敵?」
それに対して、ハヤトもまた、疑問に思う。
「そんなの、どうやって?
言っておくけど、全国にいる高校は、どこも全国大会に向けて、ガンプラの情報は秘匿するはずだ!」
ベンケイの言葉には納得してしまう。
だが、そんな事は既に分かっていたように、ココは笑みを浮かべていた。
まるで、それを分かっていたように。
「あぁ、その通り。
だけど、全国大会と関係ない相手ならば、どうかね?」
「まさか」
それに対して、ハヤトはすぐに察した様子だ。
「私の知り合いのファイターと戦って貰う」
「ラルコーチ、それってどういう事なんですか?」
「そう、君達は、これから世界大会出場者と戦って貰う。
それも、世界大会の中でも、最も歴史に残った第7回世界大会に出場したメンバーとね」
それを聞いた瞬間、俺の血は沸騰しそうなぐらいに熱くなる。
「つまりは、あのメイジン・カワグチと同じぐらいの奴らと戦えるという事か」
「その通りだ」
俺は手を強く握り絞める。
「特にリョウマ、君は以前のメイジン・カワグチの戦いから大きくパワーアップした。
ならば、それを重ねれば、より強くなる」
「あぁ、けど、どうするんだ。ゲッターはこの前の戦いで」
「残念ながら、新型ゲッターの方は以前の戦いで破損した。だから、この夏の特訓では、旧型ゲッターで戦って貰う」
「夏の特訓の間だけという事は」
「あぁ、全国大会では、新たな、いや、表現は違うな。真のゲッターを見せよう」
「真のゲッター?」
それには、この場にいた全員が首を傾げた。
「そうだ。このゲッターは、私の技術の全てを集めた機体である。だが、それはあくまでも私だけのゲッターだ。
しかし、リョウマ、君という最高のファイターが現れ、私は君に合わせた新型ゲッターを作りだした」
「ならば、その真のゲッターはどういう意味だ?」
それは、ハヤトもまた疑問に思い、問いかける。
「リョウマにより合わせるだけではなく、ハヤト、ベンケイの2人にも合わせたゲッター。
そういう意味では、真の意味で、3人が一つになる為のゲッターだ」
その言葉に対して、俺は笑みを浮かべる。
「本当に楽しみになって来たぜ」