再び始まる事になったゲッター同士の戦い。
瞬時に、俺達はゲッター1へと変わると共に、以前はなかった武装に目を向ける。
「ココ、これは?」
「なに、少し改造して貰った。
良かったら、使いたまえ」
「それは助かるぜ!」
そのココの言葉と共に、前腕部から出てきたのは、マシンガンだった。
「ゲッターマシンガン!!」
同時に両手に持ったゲッターマシンガンを真っ直ぐと、ニルスが操るゲッターに向かって放った。
後先考えない戦法だが、基本的にゲッタートマホークとゲッタービームがあれば、なんとかなると考えた俺は、特に躊躇無く放った。
放たれた弾丸の嵐は、真っ直ぐとゲッター號へと降り注ぐ。
だが。
「マジかよ」
まるで、ダメージを受けていない様子に、俺は思わず言う。
「言ったはずですよ。
僕は、このシステムの事を熟知している。
そして、この機体を使った戦い方も」
それと共にゲッター號は構えた。
それは、まるで、正拳突きを行うように。
同時にゲッター號の後ろにある背中のローター部分が回転する。
「まさかっ、避けろ、リョウマ!]
「っ!」
ハヤトからの言葉を聞くと同時に、俺はすぐに直感に従うように、避ける。
それと共にゲッターを通り過ぎたのは。
「拳っ!?」
それと共に、俺達の後ろにあった建物は瞬く間に破壊される。
その威力はかなり大きく、地面を揺るがす程。
そして、その拳は、鎖で繋がっており、見ればゲッター號と繋がっていた。
同時に、そのまま自分の腕に戻したゲッター號。
「あれは一体」
「発勁」
「それって、まさか、戦国アストレイのっ」
ハヤトとベンケイはすぐに何かに気づいたように、言う。
「どういう事だ?」
「奴、ニルスは中国武術の発勁を模して機体内のプラフスキー粒子を掌から相手の機体の内部に送り込み、内側から爆発させるシステムを造りだした。それは奴が参加した世界大会においても大きな話題へとなった」
「おそらくは、先程のゲッターマシンガンの攻撃が効かなかったのも、あの背中のローター部分でプラフスキー粒子を操作して、防御したんだろ。
とんでもない奴だ」
「このゲッター號には、それを可能になるように造り出しました。
同時に、戦国アストレイでは行う事ができなかった遠距離での発勁も、このチェーンナックルで可能になりました」
「まさしく、プラフスキー粒子を知り尽くした奴だからこそできる戦い方だ」
それに対して、ハヤトは呟く。
だが、それを聞いて、俺は笑みを浮かべる。
「あぁ、やっぱり面白いぜ。
だからこそ、教えてやるよ」
「僕にですか?」
「あぁ、あんたがプラフスキー粒子を俺達よりも知っているように、俺達はゲッターの事を誰よりも知っている。
だから、教えてやるぜ、ゲッターの恐ろしさという奴を」
「それは、楽しみですね」