「見せて貰おうか、君達の力を!」
その叫びと共にゲッター號が、こちらに向かって拳が飛んでくる。
それに対して、俺達はすぐに避ける。
一撃でも食らえば、負ける。
だからこそ。
「前に進む!」
俺達はそのまま真っ直ぐと進む。
地面を蹴り、ゲッターが出せる最大加速で、真っ直ぐとゲッター號へ飛ぶ。
だが、ゲッター號の拳は、瞬時に戻ってくる。
それによって、再びこちらに向かって、攻撃してくるのは分かっている。
「分かっているな、勝つには、タイミングが重要だ」
「あぁ、分かっているぜ!」
「お前ら、ヘマをするなよ」
同時に、俺は次に襲い掛かってくる攻撃を見る。
それは、まるでスローモーションに見える。
それに対して、俺は、その手にあるコントローラーを握る。
そして。
「オープンゲット!」
叫び声と共に、分離する。
それによって、こちらに迫ってきた。
「分離したっ」
「ゲッターは元々は3機の飛行機である事は、確かに知っている。
だが」
「回避に使われる事は、分からなかったようね」
「だが、合体のタイミングは」
そう、言っているが既にゲッター號が放った拳に対して、ゲッタートマホークで斬り裂く。
それによって、ゲッター號の片腕は斬り裂く事ができた。
「合体のタイムラグがほとんどない」
「悪いな、俺達はゲッターの合体は目を瞑っていても出来るからな」
「開発者とゲッターを操縦してきた者の差だな」
「一気に決めるぜ、リョウマ!」
それに対して、俺はすぐに構える。
「それは、僕も同じ事!」
だが、それはニルスも同じだった。
背中のローター部が回転し、その身体に電気を纏う。
そして。
「ゲッタービーム!」
「マグフォースサンダー!」
互いの必殺の一撃が放たれる。
その光線は、激突しながら、俺達はコントローラーを決して離さない。
「「「はああぁぁぁぁ!!!」」」
ゲッターは、その腹部にあるエネルギーから溢れ出る緑色の光。
それは、これまで以上に大きく、やがて、マグフォースサンダーを打ち抜き、そのままゲッター號を貫く。
それと共に勝負が決まる。
「はぁはぁはぁ」
「これは、凄まじい、ここまでとは」
「何を言っていやがる、終始余裕だった癖に」
ニルスは、笑みを浮かべていた。
「えぇ、ゲッター號は試作機という事もありました。
ですが、それでも本当に驚きを隠せませんでしたよ、何よりも」
そう言ったゲッターを見つめたニルスは、どこか懐かしそうだった。
「最後の正面からのぶつかり合いは、あの時を思い出しますから」
「あの時?」
俺は、首を傾げる。
「ラル大尉、彼にはもしかして見せていないんですか?」
「あぁ、確かに見せていなかったな」
「ならば、ぜひ、見て貰った方が良い。
きっと、彼自身、見たら大きく成長しますから」
「何を?」
俺は思わず、気になって、ニルスに聞く。
「第七回ガンプラバトル選手権世界大会の戦いをね」
それは、俺にとっても気になる内容だった。
メイジン・カワグチが戦った大会。
それが、気にならない訳がない。