「第一回戦で派手に動いたからね、既に多くのライバル達が注目しているね」
そう、ココは笑みを浮かべながら言う。
「ぶっつけ本番だったけど、真ゲッター、かなりヤバかった」
「それはそうだ。この真ゲッターを操るのは、かなり苦戦する。
その分、並大抵の敵では、倒す事など不可能さ」
「だけど、次の対戦相手は、そのヤバいんだろ」
「あぁ、その通りだ」
そう言って、話しかけてきたのは、サングラスを付けた男性だった。
見覚えのない人物なので、首を傾げる。
「あんたは」
「紹介が遅れたな。次の対戦チームのアイン・ソフ・オウル。
俺はリーダーのアインソフだ」
「よろしく」
それが、これから来る対戦相手という事もあり、その前の握手だと思い、握る。
「それにしても、警戒していたとはいえ、ゲッターがあそこまで強化されていたとはな。
本当に、油断ができないな、君達2人は」
「2人?」
それに対して、俺は首を傾げる。
「敵情視察は既に終わっている。リョウマ君の操縦テクニックは既に知っている。世界レベルの化け物だという事に。そしてハヤト君は元ガンプラマフィアであり、用心棒。裏の世界でもかなり名前を聞いている」
「その点で言うと、ベンケイ君は、あまり大きな活躍はしていないようだな」
それに対して、ベンケイは頷く。
「あぁ、そうだな。確かに俺はこれまでほとんど活躍なんてしなかった。お前らから見たら、おそらくはお荷物だろうな。
けどな、その油断が命取りになるぞ」
そう、ベンケイは真っ直ぐと見つめる。
「へぇ、良い目をしているじゃないか。
だったら、君の活躍を見せて貰うよ」
その言葉と共に、アインソフはそのまま立ち去っていく。
「へぇ、ベンケイ、お前も言うようになったじゃないか」
「そんなベンケイにアインソフの対戦動画だ」
「えっ、あるのかよ」
ラルさんが既に準備していたのか、一回戦での戦いを録画していたらしい。
すぐに、俺達は確認するように見る。
その対戦での光景。
アインソフが操っていると思われるガンプラはかなりの大型。
だが、それ以上に凄まじいのは、その火力だった。
「とんでもないな」
「おそらくは、ガンダムハルートに陸戦性能の強化を施した機体だ。
このチームは、この機体を中心に戦っている事もあって、油断はできない相手のようだ」
「それで、ベンケイ、いけるか」
「・・・こえぇ」
「えぇ」
そう、言っていると、あまりにも情けない声に、俺達は思わず呆れた声を出す。
「さっきまでの威勢はどこにいった」
「そう言ってもよぉ、この火力を相手に、かなりヤバいだろ」
「だとしても、戦うんだよ、まったく」
俺はそう呆れながらも、この相手にどう戦うかについてを、話し合う事になった。