デビルガンダムJr。
SDガンダム GGENERATIONに登場した機体であり、デビルガンダムの末裔ともいえるガンダム。
そのガンプラ自体は存在しない為、おそらくはデビルガンダムを元に作成された機体だと言うことは、既に知っていた。
「だが、まさかこんな化け物だとはな」
そう、私は素直に、先程のガンプラ学園での、その機体について見ていた。
ガンプラ学園が出す機体は、どれも高水準の機体である事が分かる。
だが、そんなガンプラ学園の機体でも、デビルガンダムJrに勝つ事は出来なかった。
その理由は明らかだった。
「まさかビットだとは」
それは、デビルガンダムJrの特徴と言えるデビルガンダム四天王の能力を備えたビット兵器であった。
通常ならば、多少の脅威になる程度だろう。
だが、問題は、そのビットの数と種類であった。
ビットの数は、かなりの数があり、さらには、そのビット一つ一つには、四天王とは違うガンプラ達だった。
そう、それら全ては、この大会に出ているガンプラばかりであった。
ゲッターは、その特徴からか、ビットから除かれているが、それでもその脅威はかなりだ。
「なんだって、このデビルガンダムJrを相手にするという事はと同じという訳だからね」
「ふぅん」
それに対して、リョウマは特に気にしない様子だった。
「君はあまり脅威とは考えないんだね」
「確かに、脅威ではあるな。だけどそれは同時に大会でこれまで戦えなかった奴らと戦えるんだろ。
だったら、面白くなりそうで、良いじゃないか」
その言葉に対して、私は笑みを浮かべた。
そんな時だった。
「君がゲッターチームのリョウマ君かね」
「あぁ?」
聞こえた声。
それと共に見つめた先にいたのはサングラスにタラコ唇の巨漢と青白い肌の小男だった。
「誰だ」
「私達は、明日君達と対戦するインベーダーだ。
そうだろう、スティンガー君」
「う・うん、そうだね、コーウェン君」
そう、互いに問いかけながら、そのまま見つめる。
「それで、私達に何の用だ」
「悪いが、君には用事はない。私達が用事があるのは、君だ、リョウマ君」
「俺?」
そう言いながら、奴らが取り出したのは。
「なっ」
それは、真ゲッターだ。
それも、私の目から見ても、本物と変わりない。
だが、真ゲッターは、私の手元にある。
「これは私達が造り出した真ゲッター。
君には、この戦いが終わった後に、私達のチームに招待したい」
「なに?」
「君の力ならば、ゲッターをさらなる高みに至れるはずだ。そんな女が作るゲッターよりもねぇ」
「・・・」
その言葉に対して、私は迷いがある。
自分と同じゲッターを造り出せた。
それに対してショックであり、どうすれば良いのか分からない。
困惑する私を余所に、リョウマの答えは。
「ゲッターは進化する」
「あぁ、その通りだとも」
「我々といれば、進化するだろう」
「あぁ、かもな」
同時にリョウマの手には真ゲッターがあった。
だが、その真ゲッターを、リョウマはそのまま二人に投げ返す。
「・・・どういうつもりだ?」
「これが答えだよ、てめぇらのゲッターにも、その進化にも興味ないんだよ」
「なんだと?」
「俺は、俺達のゲッターで戦い続ける。
ハヤト、ベンケイ、ゲッター、そしてココ。
それらが揃わなければ、俺達のゲッターじゃないんだよ!」
その言葉は、嬉しく感じた。
ゲッターの為に必要なパーツ程度だと考えていた。
だけど、今は。
「私もゲッターチームなんだな」
「何を当たり前の事を言っているんだ」
その答えに私は笑みを浮かべる。
「まったく、例え別の世界でも変わらないようだな」
「んっ?」
何やら呟いた一言は気になった。
「ならば、今度こそ証明しよう。
僕達の進化が正しいという事をね」
それが、一体、どういう意味なのか、分からない。
だが、リョウマも私も、負けるつもりはない。