ガンダムビルドファイターズG   作:ボルメテウスさん

34 / 36
インベーダーの企み

インベーダーが操るデビルガンダムJrとの戦いは、かなりの苦戦を強いられていた。

 

「ちっ」

 

リョウマは、そう呟きながら、襲い掛かってくるビットに目を向ける。

そのビットの形態は、ガンプラ学園が操っていた機体を模した機体であり、真っ直ぐとこちらに向かって、襲い掛かる。

それに対して、俺は手にゲッターサイトで真っ直ぐと斬り裂く。

ビットは、そのまま爆散する。

だが。

 

「リョウマ、次が来るぞ!!」

「あぁ!」

 

その叫びと共に見つめた先には、見覚えのあるビットだった。

シャイニングライガーとシャイニングガンダム・桜花の2体を模したビットだ。

そのまま、俺は手に持ったゲッターサイトを投げる。

それと共に2体のシャイニングガンダムのビットが襲い掛かる。

すぐにゲッターレザーで受け流していく。

 

「はあああぁぁぁ!!!」

 

2体から放たれる拳による攻撃を、ゲッターレザーで受け流しながら、頭部のゲッタービームを放ち、すぐに破壊する。

ビットの耐久はあまり高くない為か、すぐに倒す事ができる。

だが。

 

「おいっまた、来たぞっ」

「ぐっ」

 

止むことのないビットの数。

それに対して、苦戦していた。

 

「ふふっ、君達には、まだまだ楽しんで貰いたいからねぇ」

「そうだね、これこそが、あらゆるデータを吸収し、進化したガンダム」

「あえて、名付けるならば、そう」

「「インベーダーガンダム!」」

 

それは、まさしく侵略者という名に相応しくあらゆるガンプラのデータを取り込んでいた。

 

「しかし、どうなっているんだ、奴らのエネルギー量は無限なのか」

「これだけのビットを操るにも、相当なエネルギーが必要だ。

それをたった一機で、作れるのか」

 

そう考えている間にも次々と攻め込んでくる。

襲い掛かるビームの嵐。

襲い来る拳。

それらに対して、ゲッターでも対応は難しい。

 

「どうすればっ」

 

そう、呟いた時だった。

 

『ストナーサンシャイン』

「えっ?」

 

聞こえた声。

それはココだった。

 

『ストナーサンシャインを使うんだ』

「それは一体」

『ゲッターのエネルギーによる弾丸を精製し、相手に向けて投げつける技。だが、その威力の強さと共に、ほとんど全てのエネルギーを使ってしまう』

「それじゃ、負けてしまうんじゃないのか?」

「いや、ここはそれに賭けるしかない」

 

既に勝つか負けるのか分からない状況で、迷う時間はない。

こちらに迫ってくるビットに対して。

 

「オープンゲット!」

 

俺達はオープンゲットで襲い掛かる攻撃を避ける。

幾度もなく、行った戦法。

この試合では、1度も使っていない事もあり、上手くいった。

だが、次は通じない。

俺達はそのまま、奴らから離れた場所にて、再びゲッター1へと合体する。

 

「ふぅ」

 

それと共に、息を整える。

それと共に、その手の中に、エネルギーを集める。

 

「まずいっ、あれはっ」

「止めなくては!!」

 

そうしている間にも、ビットがこちらに迫る。

だが、ゲッターが作り出したエネルギーは、迫るビームを吸収し、こちらに向けて放とうとしたビットもストナーサンシャインの余波で消し飛ぶ。

 

「「「はああぁぁぁ!!!ストナーサンシャイン!!!」」」

 

同時に放たれたストナーサンシャイン。

それが、真っ直ぐと放たれた。

狙いは真っ直ぐと、インベーダーガンダム。

すぐに奴らは逃げだそうとする。

だが、それらは道中のビットを破壊していく。

そして。

 

「なるほど、またこの技でやられるとは」

「あぁ、だが、問題はない、そうだろう、スティンガー君」

「う・うん、そうだね、コーウェン君」

 

その言葉と共にインベーダーガンダムの中身が露出した。

それは。

 

「あれはっ、アリスタっ」

「あそこまでの出力は、これが理由だったのか」

「・・・おい、それってまさかっ」

 

それと共にインベーダーガンダムが爆散する。

それと同時だった。

インベーダーガンダムを中心に巨大なアリスタの結晶となる。

その結晶は、そのままデビルガンダムを思わせる形になると同時に、会場を包み込む。

 

「これは、まさかっあの時の暴走をっ再現したのかっ」

「あれが、奴らの目的だったのか」

 

そうしている間にも、デビルガンダムを中心に、無数のガンプラが現れる。

 

「あれは、模擬戦闘用のっ」

「本当に碌な事にならないな」

 

既に会場は混乱していた。

このまま放っておけば、危険なのは、間違いないだろう。

 

「つまり、これは既に大会ではないという事だな」

 

それと共に聞こえた声に振り向く。

 

「メイジン・カワグチ、それに」

「レディ・カワグチまで」

 

それは、世界でもトップレベルのファイターがいた。

 

「大会の勝敗は既に君達ゲッターチームを勝者とした。

だが、このまま、あのガンダム、あえてアリスタガンダムと名付けよう」

「奴を放っておけば、危険だ、ならば」

「対抗するしかないという事か」

 

同時に見れば、見えたのは、アリスタガンダムの周囲にいる機体と戦っている機体の姿。

 

「この事態を解決する為に、既に他のチームも動いている。

君達は、どうするゲッターチーム」

「決まっているだろ、あいつらをぶっ倒す、そうだろ!」

「あぁ、勿論だ」「このまま奴らの好きにさせてたまるか」

「だったら」

 

それと共にココは、スーツケースを取り出した。

 

「もしもの時に備えていた、これが役に立ちそうだな」

「それは」

「真ゲッターのデータを元に作り出した。

まぁ、少し格好は悪いかもしれないが、かなりの出来だ。

何よりも、ここには丁度3人もいるしね」

「なるほど、この3人のゲッターチームか、良いだろう」

 

同時に、ココは手に持った機体をセットする。

それと同時に、俺達の横に、そいつは現れた。

それは、かつてメイジン・カワグチが操っていたゲッタードラゴン。

その下半身が、巨大なドラゴンと一体化したような姿。

ガンプラというには、あまりにも奇妙な存在。

だが、その存在は、俺達の横に立つ。

 

「真ドラゴン、さぁ、行くぞ!!」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。