事件が終わりを迎えた。
ここまでの大きな騒動を起こしたコーウェンとスティンガーは、姿を消した。
いや、まるで、元々存在しないように。
それは、まるでかつての第七回世界大会で現れたレイジのように。
そんな、大きな騒動もあってか、この大会の記録はほとんど無くなっていた。
大会での優勝も、何もかも。
「それにしても、まさか君がここに所属するなんてな」
「・・・別に構わんだろ」
そんな世界大会が終わった後のゲッターチームのその後についてを少しだけ紹介しよう。
ハヤトは、高校を卒業後は国際ガンプラバトル公式審判員として、活動していた。
元ガンプラマフィアの一員という事で、様々な裏ルートを知っている。
「それで、理由を聞いても?」
「なに、裏での戦いには、俺の心を揺さぶる何かがあるかもしれないと思っただけだ。
それに、あいつらとの想い出を汚すような真似をしたくない。
ただ、それだけだ」
そう言ったハヤトの手元にあるのは、青いゲッター。
それは、かつてのゲッター達を元にハヤト自身が作り出したネオゲッター。
「それが、ゲッターか?」
「ココが作った奴には、未だに追いついてないがな。
それで、どうだ、一勝負」
「ふっ、望む所と言いたいが、仕事が終わった後にな」
「あぁ、構わんよ」
そのままハヤトは、すぐに現場へと向かった。
「はぁ」
そんなハヤトとは別の場所。
ベンケイは、頭を悩ませていた。
「やっぱり、受験は難しい」
現在、彼は教員になる事を目指し、努力していた。
その目的は、確かに教師ではあるが、勉学はかなり苦戦している。
「まぁ、でも、あいつらと約束したからな。
今度は、俺が導いて、世界一のチームになるとは」
そう、ベンケイの机の上にはゲッターロボ飛焔が置かれていた。
「うぅ、こいつの顔を見ていると、なんだか睨まれているようで、嫌になるなぁ」
その言葉と共に、再び勉強の続きをする。
そして。
「さて、リョウマ、準備は良いか」
「良いも何も、こっちは十分に出来ているぜ」
リョウマとココ。
2人は、とある場所へと辿り着いていた。
そこは、ガンプラ世界大会。
まさしく、始まろうとしていた。
「世界大会。そのどれもが、かなりの強敵がいる。
だけど」
「あぁ、分かっているよ、俺とお前、そしてあいつらがいるならば、負ける気はしない」
それと共に、リョウマはその手にあるゲッターを、セットする。
ゲットマシンではなく、まさしくゲッターだけの出撃。
それと共に、ゆっくりと息を吸う。
「行くぜ、ゲッターアーク!出撃だぁ!!」
その叫びと共に、リョウマは新たな機体、ゲッターアークが飛び出す。
眼前にいる、まだ見ぬ世界の強敵達。
その強敵達との戦いに興奮を隠さないように、リョウマとゲッターアークは笑みを浮かべる。
「行くぜぇぇ!!!」
今回で、今作、ガンダムビルドファイターズGは最終回を迎えました。
ここまでなんとか来れたのも、皆様の応援のおかげです。
ゲッター線に当てられて、書きましたが、書いている間も、ゲッターの魅力を改めて、確認出来て、良かったです。
また、別の作品で、会いましょう。