ガンダムビルドファイターズG   作:ボルメテウスさん

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チームワーク 1/2

「それで、練習試合とは言ったが、どことやるんだ」

 

そう言いながらハヤトは、その日はガンプラバトル部のコーチであるラルさんと共に、とある場所に向かっていた。

それは、体育館であり、既に対戦相手が待っていた。

 

「お前達が、今日の対戦相手か」

「そうだが」

 

そう言いながら、ベンケイが答える。

 

「俺達はトライスクワッドだ、今日はよろしく頼む」

「あぁ」

「それで、さっきから寝ているそいつも選手なのか」

 

そう視線を向けると、そこには、リョウマはいた。

未だに寝ている状態であり、首を傾げた。

 

「気にするな、この馬鹿は何時も、こんな感じだからな」

「はぁ、それで、対戦はできるのか?」

「それは、見てからのお楽しみだ」

 

それと共に、既にバトルフィールドにセットする。

 

「さて、それでココ君、勝つ可能性は」

「勿論ある。だが、問題は彼らの連携だけどね」

「連携か」

「あぁ」

 

そうしている間にも、既にバトルは始まっていた。

フィールドへと出ると同時だった。

 

「それじゃ、俺から行くぞ、チェンジゲッター3!スイッチオン!」

 

その言葉と共にベンケイが先行となって、ゲッターが変わる。

下半身がキャタピラ状になっているのが特徴で、これまでにない形状に驚きは隠せなかった。

 

「あれが、ゲッター3か」

「あぁ、そうだ」

「見た事のないガンプラだ」

「あぁ、油断はできないぜ!」

 

そう言いながら、工藤タイガが操るライトブレイブガンダムが、その手に持つビームライフルを真っすぐと牽制するように放つ。

だが、そのビームは確かにゲッター3に当たるが、まるでダメージを受けていない様子だった。

 

「無駄だ、ゲッター3には、その程度の攻撃は当たらないぜ!」

 

そう言いながら、キャタピラ部分から機関銃を放ち、牽制する。

 

「ちっ、見た目通りのパワータイプという訳か。

だけど!」

 

それと共に、宗谷フーマのアストレイ・ウィンドチャンピオンが風を纏うように、その機関銃による牽制を避け、接近する。

 

「接近すれば、問題ない!」

「甘いっ!」

 

そう言い、ゲッター3の腕が真っすぐと伸びる。

それも、まるでゴムのように。

 

「なぁ!」

「ゲッター3の腕は、お前達を逃さないぜ!」

 

そう言い、伸縮自在なゲッター3の両腕がアストレイ・ウィンドチャンピオンを逃さない。

その伸縮自在な動きで、徐々にアストレイ・ウィンドチャンピオンの逃げ道を防ぐ。

 

「これこそ、俺の必殺技、その名も」

 

掴んだアストレイ・ウィンドチャンピオンを自分の体を中心に回転して振り回し、遠心力をかけてから上方向に投げ飛ばす。

 

「大雪山おろし!!」

 

それによって、アストレイ・ウィンドチャンピオンがそのまま地面へと落ちる。

はずだった。

 

「よっと」

「なにっ」

 

それを受け止めたのは、ライトブレイブガンダムだった。

 

「まったく、無茶をするぜ」

「仕方ないだろ、けど、こういう相手は」

「あぁ、お前の出番だぜ、タイタス!」

「なにっ」

 

すると、そこには、タイタス・ヒカリが操るガンダムストロングワイズマンがゲッター3を殴る。

吹き飛ばされた事によって、地面を何度も叩きつけられ、リバウンドしながら、なんとか着地すると共に体制を整える。

 

「しまったっ」

「こいつの腕、確かに厄介だけど、それが分かれば」

「あぁ、俺達のチームワークの敵じゃないぜ!」

 

その言葉と共に、連携攻撃を行い始める。

 

「ゲッターの力は確かに強い。だが、未だに心がバラバラな彼らでは」

「ゲッターの力を発揮できない」

 

その言葉を証明するように、ゲッター3は確かな危機を迎えていた。

変幻自在の腕による攻撃は、ガンダムストロングワイズマンを捕えようとする。

だが、それを他の2機によって、阻止される。

そして、その2機に集中しようとすれば、ガンダムストロングワイズマンによって、防がれる。

 

「くそっ、どうすれば」

「おい、操縦を変われ、俺がやる!」

「黙ってろ!これは、俺の戦いだ!」

「なんだとっ」

「お前のような不良に任せられるか」

「貴様のようなポンコツよりはマシだ」

 

ハヤトとベンケイ。

この二人は未だに仲が悪い。

それを証明するように言い合いは止まらない。

 

「…ごちゃごちゃ五月蠅いな」

「なに?」「リョウマ」

 

それに対して、止めたのは、リョウマだった。

これまで、ほとんど寝ぼけていた彼が起きた。

 

「お前ら、負けて良いのか?」

「なに?」

「どういうつもりだ」

「お前らのこだわりなんて知らないよ。俺は熱くなるような戦いをしたい。その為だったら、なんでも良い」

 

それと共に操縦桿を握りしめる。

 

「ベンケイ、お前、俺の戦いだと言ったな。

けど、違うぜ」

「なに?」

「ゲッターは3人で一つだ。つまりは、この場では、お前の戦いじゃない。俺達の戦いだ」

「それは」

「それにハヤト、てめぇの操縦がどんなに上手くても知るか。ゲッターで極みたい。それが今のお前の目的だろ」

「ふんっ、馬鹿か」

 

それと共に、リョウマは凶悪な笑みを浮かべる。

 

「馬鹿で結構だ。戦いに重要なのは勝つ事だ」

「確かにな」

「結局、俺達が求めているのは、そこだ」

「だったら、やるぜ!!オープン・ゲット!」

 

リョウマの叫び。

それに反応するようにゲッター3が分離する。

 

「これは」

「やはり、鍵はリョウマか」

 

その様子を見たラルさんは驚き、ココは笑みを浮かべる。

 

「リョウマの本能。ハヤトの精密。ベンケイの理論。

それらが、3つが合わさった時、どうなるのか」

 

そう言っている間にも、試合は続く。

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