ブルーアーカイブ クローンティーチャー   作:セサミストリート

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信じることは、見極めることにある


アビドス、反撃

「何だこいつら!?」

「アビドスの奴ら!?」

「迎え撃て!返り討ちにしてやる!」

 

俺たちはカタカタヘルメット団のアジトに続いている道を走っている。所々道に看板やら壊れた車両があり、それを盾にしながら進行をしている。

 

『半径15km圏内に敵のシグナルを多数検知!30人程が先生たちのもとに向かっています!』

「30…少ないな」

 

アヤネのサポートを聞きながら遮蔽物に身を隠し、小隊程の人数のヘルメット団が俺たちのもとに来ているのが目視で確認できた。

 

「ここでやっつければ、アビドスは少しの間は落ち着くはず…!」

「セリカちゃん。リラックスね、リラ〜ックス」

「でも、数が少ない」

「多分先生が殆どやっつけたからじゃないですか?」

「「あぁ…」」

 

ホシノ達は遮蔽物から頭を出し、攻めてくるヘルメット団の数が少ないことに少し疑問を抱いていたが、『先生』が半数近くを倒したことに納得した。

 

「…よし、行くぞ!突撃!」

 

俺も彼女たちより早く遮蔽物から身を乗り出し、先陣を切って敵に向かう。まず、目の前に来たヘルメット団の2名を早撃ちで気絶させ、次に近づいてくるヘルメット団に向けて照準する。

 

「このや「やらせない」うぉっ?!」

 

撃ち込もうとした瞬間、シロコが間に入り目の前のヘルメット団に発砲する。数名が気絶し、シロコは俺のもとに来た。

 

「ん、私の勝ち。先生、大丈夫?」

「…あぁ、よくやった」

「ん」

 

シロコは頭を俺に向けてくる。俺は何をしているのか理解できず、手をこまねいていたらシロコは頭を胸のアーマーに押し付けてきた。

 

「…何だ?」

「ん、形で褒めるべき」

「…今は戦闘中だ、集中しろ」

「…ごめんなさい」

「…後でな」

「…!頑張る!」

 

俺は走っていくシロコからすぐに目の前の戦場に意識を向ける。

 

「お〜し、いっちょ後輩たちにいいとこ見せますかっ」

 

ホシノは遮蔽物を踏み台にしながら、ショットガンをヘルメット団の頭に撃ち込む。拡散した弾丸は数名のヘルメット団を次々と倒していく。

 

『ホシノ先輩!無茶をしないでください!』

「むふふ〜まだまだいくよ〜!」

 

アヤネの忠告を聞かずに、ホシノは敵に走っていく。俺もあとに続き、ホシノの撃ちこぼしたヘルメット団からホシノの背中を守る。

 

「おっ、やるね〜先生」

「ホシノ、前に出すぎだ。俺の後ろにいろ」

「えぇ〜私離れたら意味ないよ?」

「…誰も後方に下がれとは言ってないだろ?」

「…なるほどね〜」

 

ホシノは俺の一歩後ろに立ち、俺は右側を、ホシノは左側に銃を向けてお互いの死角をカバーしながら前進していく。

 

「こんのやアヒィ!」

「ぶっ飛ばしおボォ!」

「我が生涯にいぺぇ!」

 

俺とホシノの連携でヘルメット団を次々と倒し、気がつけばヘルメット団はほぼ倒れていた。

 

『周囲に敵のシグナルが消失しました!このまま進めばヘルメット団のアジトにたどり着きます!』

「了解、このまま進行を続ける」

 

俺はアヤネからの通信を切り、4人に向き合う。

 

「ここの戦闘は終わりだ。このまま進み、アジトに『待ってください!新たな敵の反応があります!』

俺の言葉の途中でアヤネが通信越しで叫ぶ。それと同時に、前方から大きな足音が聞こえた。

 

『新たな敵がそちらに向かっています!かなり大きいです!』

「はぁ?!ここまで来て新手!?」

「落ち着いて、セリカちゃん!」

 

セリカが叫んだ瞬間、街角からその足音の主が現れた。

 

「なに…あれ……?!」

「ロボット…?」

 

現れた主は、二足歩行のロボットだ。俺の世界にある2脚歩行ビークルAT-RTを大型化したような見た目だが、機体色の灰色が俺達を威嚇しているような雰囲気を感じる。そいつの武装は顎部の2連装のマシンガンと機体両脇のミサイルポットと軽装だが、あれがAT-RTと似たようなものならそれなりの機動力があるはずだ。全員がロボットを見ていると、ロボットは持てる武装をすべて俺たちに向かって撃ってきた。

 

「全員隠れろ!急げ!」

 

俺の言葉に4人はそれぞれの遮蔽物に隠れ、ロボットは俺達を撃ってくる。その破壊力は凄まじく、近くにあった廃車や看板が木っ端微塵になったり、歩くだけで威圧感を感じる。

 

「ちょっと!ヘルメット団があんなの持ってるなんて聞いてないんだけど?!」

「うへぇ〜あれはおじさんでもちょっと厳しいかな…」

「なんとかしないと…!」

「先生!どうしますか!?」

 

遮蔽物のお陰で何とか敵の攻撃を受けずにいられるが、いずれここも危なくなる。そうなる前に、あの鉄屑をここで倒さなければならない。そこで俺は、ある作戦を思いついた。

 

「俺が囮になる。お前達はあのロボットの近くの建物まで行って待機してくれ。奴が建物に近づいたら、頭上に飛び乗って制圧してくれ、そこにハッチがあるはずだ」

 

俺はロボットの近くにある建物に指を指し、そこにアビドスの4人で制圧する作戦だ。あのロボットの目の部分には人影が見えていたので、乗るとしたら頭上しかない。

 

「先生が囮に!?」

「いくらなんでも危ないでしょ!私達がなんとかするから先生は大人しくしててよ!」

「ホシノ。3人の指揮を頼む」

「ん〜…了解、おじさんに任せてよ」

「ホシノ先輩!?」

「よし、頼んだぞ!」

「あ、ちょっと…!」

 

俺は走り出し、そのままロボットに向かっていく。

 

ーーーーーーー………

 

同時刻、ロボット内のパイロット席

 

「アハハハ!すごいなこれ!」

「アビドスめ!参ったか!」

 

パイロット席に座っている2人のヘルメット団は喜々として機銃をアビドスとシャーレの先生が隠れていそうな場所に撃ち込む。

 

「これさ、マジですごいよね!」

「ほんとにね!こんなロボットがもらえるなんてすごいよね!」

「でもさ…ほんとにもらってよかったのかな?壊したら弁償しろとか言われないかな?」

「その前にあいつらを倒せば問題ない!」

「あっははは!それもそうだね!」

「ん〜…どこに隠れたのかな?」

 

ロボットの頭を回しながらアビドスを探していると、下から誰かが走っていったのが見えた。

 

「いた!…あれシャーレの先生じゃね?」

「やっちゃえやっちゃえ!」

 

ロボットはシャーレの先生に向かって歩き出す。

 

ーーーーーーー………

 

少し時間が過ぎて、とある建物の中

 

『ロボットが先生に気付いて後を追ってます!このまま行けば、皆さんの建物に近づいてくるはずです!』

 

アビドスの4人は既に待機しており、全員ロボットに見えないように隠れている。

 

「いや〜まさか先生が囮になるのはびっくりしたね〜」

「止めたのにすぐ走り出しましたね…あれが大人の行動力なのでしょうか?」

「それに、あのロボットの構造とかもわかってたみたいだし、あれも先生の世界のロボットかな?」

「何で先生は戦うことに躊躇いがないわけ?普通怖いはずじゃないの?」

 

4人はそれぞれの会話をしながら、外を警戒する。

 

「…来た!」

 

外を見れば、アッドに向かって撃ちながら後を追うロボットが見えた。

 

『まもなくロボットの頭上に近づきます!皆さん、準備してください!』

「オッケ〜、じゃぁおじさんとシロコちゃんでいくから、2人は頃合いを見て先生のバックアップよろしくね」

「はい!お気をつけて!」

「怪我しないでよ!」

 

ノノミとセリカが部屋から出ていき、ホシノとシロコだけになった。2人は窓を開け、ロボットが2人の真下に来るまで待機する。

 

「…行こっか、シロコちゃん」

「ん、いつでも行ける」

 

2人は窓から飛び降りて頭上に着地した後、ホシノが頭上のハッチを開けて、シロコが乗り込む。

 

「ん?誰かアヒィ!」

「なっ…どこからバヒィ!」

 

シロコは2人のヘルメット団員を気絶させ、ロボットの動きを止める。

 

「制圧完了。これでこのロボットは私達のもの」

「いや〜これはすごいね、おじさんこんなの見たことないよ」

 

シロコは無表情ではあるが、喜々としてパイロット席ではしゃぎ、ホシノもつられてはしゃいでいる。

 

「…これどうやって操作するの?」

「う〜ん…取り敢えず先生のところに行こっか、多分先生なら分かるだろうし」

 

こうして俺たちは、ロボットの制圧及び鹵獲に成功した。

 

ーーーーーーー………

 

あのあと俺たちはロボットをそのまま使い、ヘルメット団のアジトを襲撃してアビドス高校に戻った。ロボットは襲撃後に情報を抜き取り、アジトと共に破壊した。何人かは売ろうとして残すことを提案していたが、どこで作られたのかわからない代物を売ってしまえば、どれほどの被害が出るかわからないため、破壊することに決めた。

 

「皆さん!お疲れ様でした!」

「いや〜疲れたよ〜早くお昼寝したいなぁ」

「アヤネちゃんも、オペレーターお疲れ様」

「火急の事案だったカタカタヘルメット団の件が片付きましたね、これで一息つけそうです」

 

全員が教室で喜び合い、和気あいあいとしている雰囲気を、俺は遠目で懐かしんでいた。何かの任務を片付けたときは、兄弟たちとよく行きつけの酒場で飲みあっていたものだ。そのたびに、同期が酔っ払っていたのも思い出す。

 

「そうだね、これでやっと、重要な問題に集中できる」

「重要な問題?」

 

シロコの言葉に、俺は疑問が浮かんだ。依頼された内容はカタカタヘルメット団のような襲撃者がいるからなんとかしてほしいとだけだったが、他にもなにか残っていることがあるのだろうか。

 

「うん!先生のおかげだね!これで心置きなく全力で借金返済に取り掛かれるわ!ありがとう、先生!この恩は一生忘れないから!」

「…ちょっとまて、借金があるのか?」

「…あ、わわ!」

 

セリカは自分の発した言葉を隠すように慌てる。他の4人も顔が暗くなっている。どうやら触れてはいけない話を聞いてしまったようだ。

 

「重要な問題ってのは、その借金の事なのか?」

「そ、それは……」

「ま、待って!!アヤネちゃん!それいじょうは…!」

「でも…!」

 

セリカとアヤネは慌てており、話すことに迷いがある。他の3人は、2人の行動を静かに見守っている。

 

「いいんじゃない、セリカちゃん。隠すようなことじゃあるまいし」

 

ホシノは静かに立ち上がり、2人に優しく語りかける。

 

「で、でも、わざわざ話すようなことじゃないでしょ!」

「別に罪を犯したとかじゃないでしょー?それに先生は私達を助けてくれた大人でしょー?」

「ホシノ先輩の言う通りだよ。セリカ、先生は信頼してもいいと思う」

 

ホシノの次にシロコも立ち、静かに話す。

 

「そ、そりゃそうだけど、先生だって部外者だし!」

 

セリカは全く納得しておらず、むしろ噛みつく勢いで話す。どうやら彼女にとって俺はまだ信頼されていないようだ。

 

「確かに先生がパパっと解決してくれるような問題じゃないかもしれないけどさ。でも、この問題に耳を傾けてくれる大人は、あの人と先生くらいしかいないじゃーん?」

 

ホシノはセリカに近づき、手を握る。その姿は駄々をこねるコマンダー·タノを諭すスカイウォーカー将軍のようだ。

 

「悩みを打ち明けてみたら、何か解決法が見つかるかもよー?それとも何か他にいい方法があるのかな、セリカちゃん?」

 

ホシノは変わらずセリカを説得しているが、むしろセリカの顔はどんどん暗くなっていく。

 

「う、うぅ……で、でも、さっき来たばっかりの大人でしょ!今ままで私達を、大人達がこの学校がどうなるかなんてあの人以外に気に留めたことなんてあった!?この学校の問題は、ずっと私達とあの人だけでどうにかしてきたじゃん!なのに今更、他所の大人が首を突っ込んでくるなんて……!」

 

ホシノに握られているセリカの手は強くなり、顔が赤くなっていく。どうやら彼女は、この学校が好きだからこそ、自分に対して責任を強く感じてしまっているのだろう。

 

「セリカ、俺は…」

「うるさい!私は絶対に認めない!」

「セリカちゃん!?」

 

セリカは握られた手を振り放し、教室を出ていった。

 

「私、様子を見てきます」

 

走っていったセリカの後を追うように、ノノミも教室から出ていった。残ったのは、俺とホシノだけになった。

 

「……」

「…ホシノ、説明してくれ。どういうことなんだ?」

「えーと…簡単に説明すると…この学校、借金があるんだー。まぁ、ありふれた話だけどさ」

「いくら残っているんだ?」

「その金額が問題で…7億あるんだよねー…」

「……7億6203万、です」

「7億だと…?」

「はい…アビドス…いえ、私達『対策委員会』が返済しなくてはならない金額です」

 

いくら子供しかいないとはいえ、その借金をこの子どもたちが背負っているには余りにも重すぎる。一体何をしたらそこまで借金をためていたんだ?

 

「これが返済できないと、学校は銀行の手に渡り、廃校手続きを取らざるを得なくなります。前にあの人の手伝いがあって少し減りましたが、それでも実際に完済できる可能性は0%に近く……ほとんどの生徒は諦めて、この学校と街を捨てて、去っていきました……」

「そして、私達だけが残った」

 

アヤネは話す言葉に悔しさを感じ、目には涙が少しだけ見えた。

 

「学校は廃校の危機に追いやられたのも、生徒がいなくなったのも、街がゴーストタウンになりつつあるのも、実はすべてこの借金のせいです」

「そうだったのか……どうして借金をしたんだ?何か事情があるんだろ?説明してくれ」

 

俺は依頼された内容以外は全くわからない。連邦生徒会の記録にも、借金の情報はなかった。それなのにまだ返済ができていないことに、俺は疑問を感じた。

 

「借金をすることになった理由ですか?それは……」

 

アヤネは近くにあった椅子に座り、俺もアヤネに対面するように座る。

 

「数十年前、この学校の郊外にある砂漠で、砂嵐が起きたのです。この地域では以前から頻繁に砂嵐が起きていたのですが、その時の砂嵐は想像を絶する規模のものでした」

「……」

 

アヤネの話す言葉は、俺が連邦生徒会の記録で事前に知っている。それが街一つを壊滅寸前までの規模であったことも、その時の災害で多くの人々がいなくなっていったのかも知っている。

 

「学区の至る所が砂に埋もれ、砂嵐が去ってからも砂が留まり続けてしまい。その自然災害を克服するために、我が校は多額の資金を投入せざるを得ませんでした……」

「そうか…だが、どうやって資金を集めたんだ?それほどの規模なら、融資してくれる場所はあるはずだろ?」

「…このような片田舎の学校に、巨額の融資をしてくれる銀行はなかなか見つからず…」

「結局、悪徳金融業者に頼るしかなかった」

 

アヤネの横にシコロが座り、シロコはアヤネの肩に手を置く。

 

「…はい。最初のうちは、すぐに返済できる算段だったと思います。しかし砂嵐はその後も、毎年更に巨大な規模で発生し…学校の努力も虚しく、学区の状況は手が付けられないほどの悪化の一途をたどりました……そしてついに、アビドスの半分以上が砂に呑まれて砂漠と化し、借金はみるみる膨れ上がっていったのです……」

 

なるほど…それであんな巨額の借金を背負うことになったのか。確かに、自然の力は人類にとってまだ未知数だ。それを完璧に防ぐことはどんな技術でも、ましてやジェダイでも防ぐことはできないだろう。それでも、ここまで戦い続けている彼女たちにとっては、辛い日々を過ごしてきたんだろう。

 

「…でも、あの人がきてから、少しづつ返済できました」

「…マンダロリアンか」

「はい、あの人が協力してくださったおかげで、今では7億まで下げることができました」

「あの人がいなかったら、多分私達はここにいられなかったもしれない」

 

彼女たちの言うマンダロリアンは、かなりのお人好しか、または彼女たちに何かしらの目的のために動いているのかのどちらかで彼女たちに近づいているのだろう。どういう意図で動いているのかはわからないが…。

 

「それでも、私達の力だけでは、毎月の利息を返済するのが精一杯で…弾薬も補給品も、底をついてしまっています」

「セリカがあそこまで神経質になっているのは、この問題にまともに向き合ってくれる人が少なかったから。話を聞いてくれたのは、あの人と先生、二人だけ」

「まぁ……そういうつまらない話だよ。で、先生のおかげでヘルメット団っていう厄介な問題が解決したから、これからは借金返済に全力投球できるようになったわけー」

 

ホシノはゆるい雰囲気をかましながら、話を続ける。

 

「もしこの委員会の顧問になってくれるとしても、借金のことは気にしなくていいからねー。話を聞いてくれただけでもありがたいし」

「そうだね、先生はもう十分力になってくれた。もうこれ以上迷惑はかけられない」

 

アビドス学校の経緯を知り、ホシノはそれをつまらないと言う。

何故だ…何故…子供が過去の負の遺産を受け継ぎ、苦しまなければならないんだ。

 

「…いや、つまらないとは言う事じゃない。むしろ、話してくれたことに感謝する」

「先生…?」

「セリカの言う通りだ。俺はここに来てまだ日も浅いよそ者だ。だが、俺はその話を聞いて、はいそうですかと踵を返して返すような訓練は一切受けていない」

 

俺は立ち上がり、ヘルメットを脱いでホシノ達を見る。

 

「アヤネからの依頼には、「襲撃者の問題」と「他の星から来た人物の問題」を俺は受諾した。ヘルメット団がいなくなった今、次はマンダロリアンが残っている」

「……」

「そのマンダロリアンの件を片付けなければならない以上は、俺はこのアビドス対策委員会の一員だ。どこまでできるかわからないが、俺は決してお前たちを見捨てることはしない。俺も、協力させてくれ」

 

俺は3人をしっかり見て、意志を伝えて右手を差し出す。

 

「そ…それって…!はい!よろしくお願いします、先生!」

「へぇ、先生も変わり者だね〜、こんな面倒なことに自分から首を突っ込もうなんて」

「俺が憧れているあの人なら、決して見てることはしないだろう。俺もそうするだけだ」

「良かった……『シャーレ』が力になってくれるなんて。これで私達も、希望を持ってくれていいんですね?」

「もちろんだ。生きている限り、希望はある。一緒に頑張ろう」

「そうだね、希望が見えてくるかもしれない。先生、ありがとう」

 

3人は俺のもとに来て、全員が俺の手を固く握った。

 

ーーーーーーー………

 

「……」

 

アッド達の教室の外には、セリカが盗み聞きしていた。

 

「……ちぇっ」

 

セリカは一通り聞いたあと、不貞腐りながら教室をあとにした。

 

ーーーーーーー………

 

別の日

 

「…なんだ、こいつは」

 

俺は破壊される前にロボットから抜き取れる情報をアロナの端末に渡していたが、全く有利な情報はなかった。それどころか、アロナのハッキングでさえも情報を引き出すことはほとんどできなかった。

 

「……」

 

それでも、残っていたのはたったひとつの文字だけだった。

 

銀河帝国

 

この言葉が今後の俺の行末を決めたのは、まだ知る由もなかった…

 




今回はここまで、さて、アッドは謎の組織「銀河帝国」を知りました。ここから彼は、アビドスはどうなっていくのでしょうか?

では、フォースと共にあらんことを……

本編(原作)だと先生は生徒の足をなめたりする過酷(死刑!)な大人ですが、アッドもそうであるべきでしょうか?

  • 舐めるべきや
  • ん、アッドも過酷するべき
  • う〜ん…微妙!
  • そこまでしなくても…
  • やめなされやめなされ…
  • 解釈違い
  • やっても…変わらないかな?
  • なんだったらためてたものをさらけ出せ
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