ブルーアーカイブ クローンティーチャー   作:セサミストリート

32 / 38
決めるためには、何かを選択していかなければならない


アビドス会議

「はぁ……はぁ……!!」

 

アビドスのとある港で、ヘルメットを被った少女は走っていた。その姿はボロボロで、服は所々に破け、ヘルメットのバイザーの一部が砕けていた。

 

「何なの…何なのあいつら……!?」

 

カタカタヘルメット団が仮拠点として居座っていた場所が突如襲撃を受け、仲間たちは散り散りに逃げ出したが、何人もやられた。ふと足元を見ると仲間達が倒れており、中には血を流しているのもいる。

 

「もうやだ…!お金もらってここから去るはずだったのに…あうっ!

 

何かに躓いて倒れ、躓いた先を見たら、全身にアーマーを身につけた人がそこにいた。そして、見たことのない銃をこちらに向けている。

 

「ひっ…?!や…やめて…許して…!」

「…そこまでよ、アドバイザー」

 

声が聞こえた方向に目をやると、1人の少女がコンテナの影から出てきた。

 

「だれ…?」

 

影からでてきたその少女の姿は、ならず者たちの中でも指折りの問題児の集まりのボス、陸八魔アルだった。

 

「アルちゃ〜ん、こっちは片付いたよ〜」

「こっちも制圧完了だ、ボス」

「こ、こちらも終わりました…」

 

また影から現れたのは、便利屋68のメンバーの3人だ。

 

「はぁ…こんな不潔で変な匂いがするところが拠点だなんて。あなた達も冴えてないわね」

「…どうするの、社長」

「…いいわ。カタカタヘルメット団を、あなた達を労働から開放してあげる」

 

陸八魔は倒れているヘルメット団の少女の目の前に座り、開放を宣言した。

 

「え…?」

 

少女は突然の宣言に驚き、頭の中の整理が追いつかず、ただただ困惑していた。

 

「要するにクビってことよ。現時刻を持って、アビドスは私達が引き受けるわ」

「…は…?」

 

同時にクビ宣言。ますます混乱してしまう。この女は何を言っているのかわからなくなっていた。

 

「どうして…?あな」

 

少女が何者かと聞く前に後頭部から強い衝撃を受け、意識をなくした。

その場に残ったのは、陸八魔を始めとする4人のメンバーと、アーマーを身につけた『アドバイザー』だけになった。

 

「……私達は便利屋68、金さえ貰えれば、何でもする…」

 

 

ーーーーーなんでも屋よ。

 

 

少女達と大人は、硝煙と炎に包まれたヘルメット団の拠点を後にした…。

 

ーーーーーーー………

 

「…それでは、アビドス対策委員会の定例会議を始めます。本日は先生とディン·ジャリンにもお越しいただいたので、いつもより真面目な議論ができると思いのですが……」

「……」

「……」

「…ねぇ、あの2人何かあったの?すっごい雰囲気悪いんだけど…」

「さ、さぁ…私も全くわからなくて…」

「今にも戦闘が始まりそうだね」

 

セリカ襲撃未遂から数日が経ち、現在アビドス高等学校は委員会全員と2人の大人が囲んで座っている。

が、その空気は大人の2人から発する『警戒』で周りの空気がいささか重くなっていた。

 

「え…えっと、改めてご紹介します。先生、この方が以前から話していた『別の星から来た人』のディン·ジャリンさんです」

「あぁ、知ってる」

「……」

(どうしよう…!全く雰囲気が良くなりません…!)

 

アヤネは空気を変えるためにディン·ジャリンを紹介するが全く効果がなく、むしろ空気が淀んだ。

 

「あ…あの…」

「この前のセリカの襲撃はヘルメット団残党の嫌がらせとは思えない」

 

アヤネが話そうとしたときに、俺は被せるように言った。

 

「奴らの装備はここを襲撃したときよりもレベルが違った。しかも迫撃砲のおまけ付きときた」

「個人に対して迫撃砲を…?」

「おそらくは奴らを雇った依頼主が殺してでもセリカを狙ったのだろう。セリカではなくても、このメンバーの誰かを人質にすれば状況が不利になっていたはずだ」

 

俺の考えを含めるようにディン·ジャリンも話す。ヘルメット団のようなならず者を雇えるとしたら、候補はかなり絞ることができる。

 

「…大方ヘルメット団を雇ったのは、カイザーPMCだろうな」

「カイザーか…」

 

カイザーPMC。キヴォトスの中でも大規模の企業で、主に軍事的兵器の販売や製造を行っている。噂ではブラックマーケットの戦車や武器を闇市に排出していると聞いている。

 

「はいは〜い、今は私達の現状をどうにかしたほうがいいとおじさんは思うなぁ」

 

ホシノが手を上げ、俺とマンダロリアンの話を止める。このまま話せば、間違いなく二人だけでアビドスの生徒たちが困惑してしまう。

 

「…すまない、邪魔してしまったな」

「い、いえ!では、早速本題に入ります。本日は、私達にとって非常に重要な問題……『学校の負債をどう返済するか』について、具体的な方法を議論します。今まではディン·ジャリンさんの協力がありましたが、私達は私達で行動をしないといけません」

「……」

(…事前に聞いた話では殆どはマンダロリアンが返済に協力していたらしいが、この子どもたちはどうするのやら)

 

アヤネは立ち上がり、近くにあるホワイトボードに立った。

 

「ご意見のある方は、挙手をお願いします!」

「はい!はい!」

 

最初に元気よく手を上げたのは、少し前に襲撃を受けた黒見セリカだ。

 

「はい、1年の黒見さん。お願いします」

「…あのさ、まず名字で呼ぶのやめない?ぎこちないんだけど」

「せ、セリカちゃん…でも、せっかく会議だし……」

「いいじゃーん、おカタ〜い感じで。それに今日は珍しく先生とマンドーさんもいるんだし」

「先生は珍しくというより、初めて。ディンは本当に珍しい」

「ですよね!何だか委員会っぽくてイイと思いま〜す☆」

「はぁ……まぁ、先輩達がそう言うなら……」

 

…なんと言うか、ほのぼのとした光景が目の間に広がって。こちらも力が抜けてくる。俺の知っている会議はもっと厳正なものであったし、兄弟達の野次やジョークで笑わせたりがあったがそれでも全員気を引き締めていた。

この光景はそんなものはなく、子供達がただ話し合うこの光景が、俺は新鮮な気持ちになっていた。

 

「とにかく!対策委員会の会計担当としては、現在わが校の財政状況は破産の寸前としか言いようがないわっ!このままじゃ廃校だよ!みんな、わかってるよね?」

「うん、まぁねー」

「毎月の返済額は、利息だけで788万!ディンさんと私達も頑張って稼いでいるけど、正直利息の返済も追いつかない」

「ディン·ジャリンさんが稼ぎ頭で頑張ってる現状だよね〜」

「この星の稼ぎ方は殆ど変わらないからな、対して苦とは思わない。むしろ楽だ」

(どんな稼ぎ方をしてるんだこの男は)

「マンドーさんは黙ってて!これまで通り、指名手配犯を捕まえたり、苦情を解決したり、ボランティアするだけじゃ限界があるわ。このままじゃ、らちが明かないってこと!なにかこう、でっかく一発狙わないと!」

「そのでっかくというのは、例えばどんなものだ?」

 

セリカはカバンを取り出し、紙をホワイトボードに貼り付ける。

 

「これこれ!街で貼ってたチラシ!」

「これは…!?」

「どれどれ…『ゲルマニウム麦飯石ブレスレットであなたも一攫千金』……ねぇ…?」

(…どうみてもこれは…)

「そうっ!これでガッポガッポ稼ごうよ!」

「……」

「この間、街で声を掛けられて、説明会に連れて行ってもらったの。運気を上げるゲルマニウムブレスレットってのを売ってるんだって!」

「……」

 

俺もチラシを見るが、素人の俺でもわかるほど詐欺しかないものだ。

なんだゲルマニウム麦飯石って。たかが石ころでそんな金が湧くものか?アヤネを見てみろ、呆れてるじゃないか。シロコに至っては無表情を通り越して悟った顔つきになってるぞ。

 

「これね、身につけるだけで運気が上がるんだって!で、これを周りの3人に売れば……みんな、どうしたの?」

 

セリカは周りの雰囲気が変わったことに気づき、困惑していた。

 

「却下ー」

「話にならないな」

「えーっ!?何で?どうして?」

「セリカちゃん……それ、マルチ商法だから……」

「儲かるわけがない」

「へっ!?」

(気づいてなかったのか…)

 

話でなんとなくではあるが、セリカは騙されやすいことがわかった。彼女は珍しければ何でも買ってしまうタイプだろう。

そんなセリカが会計を担当しているのかわからず、少し頭が痛くなった。

 

「そもそもゲルマニウムと運気アップって関係あるかな……こんな怪しいところで、まともなビジネスを提案してくれるはずないよ…」

「そっ…そうなの?私、2個も買っちゃったんだけど!?」

「セリカちゃん、騙されちゃいましたね。可愛いです☆」

(可愛いで済む話じゃないだろう…だが、騙したやつは放って置くことはできない)

「……っ!!」

「全く、セリカちゃんは世間知らずだねー。気をつけないと、悪い大人に騙されて、人生取り返しのつかないことになっちゃうかもよー?」

「そ…そんなぁ……そんなふうには見えなかったのに…せっかくお昼抜いて貯めたお金で買ったのに…」

 

セリカはわかりやすく気を落としていた。ここまで見事に騙されるのはなかなかないが。

 

「…セリカ」

「何よぉ…?」

 

ディン·ジャリンはセリカの近くに寄り、封筒を渡した。

 

「封筒…?って、お金!?しかもこれ、ブレスレットを買った金額と一緒だ!」

「お前を騙した奴らは既に消した。もう騙されるな」

「消した…?何をしたんですか?!」

「以前、依頼でその詐欺師グループを探していた。その時にセリカの分を取り返しただけだ」

「そうだったんだ…うぅ…」

 

セリカは今にも泣きそうな顔で封筒を抱きしめた。

 

「良かったですね。セリカちゃん☆」

「ぐすっ…ありがとう。マンドーさん…」

「…我らの道」

 

ディン·ジャリンは席に戻った。

 

「えっと……それでは、黒見さんからの意見はこのへんで…他に意見がある方……」

「はい!はい!」

 

次に手を上げたのは、現対策委員会のホシノ。彼女は何を提案するのだろうか?

 

「えっと…はい、3年の小鳥遊委員長。ちょっと嫌な予感がしますが…」

(普通委員長の挙手で不安になる要素ってあるのか…?)

「うむうむ、えっへん!わが校の1番の問題は、全校生徒がここにいる数人だけってことなんだよねー。生徒の数イコール学校の力、トリニティやゲヘナみたいに、生徒数を桁違いに増やせば、毎月のお金だけでもかなり金額になるはずー」

 

なるほど、確かに人数を増やすことで集金を集める作戦か。在学するためには、その分の在学費を多少は生徒にも払う必要がある。委員長としては、いい提案だと俺は思った。

 

「え……そ、そうなんですか?」

「そういうことー!だからまずは生徒の数を増やさないとねー、まずはそこからかなー。そうすれば議員も輩出できるし、連邦生徒会での発言権も与えられるしね」

 

現在のアビドスには5人しか生徒がいない。学校と呼べるか怪しいところではあるが、人数が増えれば学校の機能も復活するだろう。だが、どうやって増やすつもりだ?…まさかとは思うが…。

 

「魅力的な提案だが、どうやって短期間で増やすつもりだ?」

「簡単だよー、他校のスクールバスを拉致ればオッケー!」

「はい!?」

 

…やっぱりだよ、俺もそれしかないと思ったよ。アヤネが嫌な予感がするってこれのことかよ…ますます頭が痛くなってきた…。

 

「登校中のスクールバスをジャックして、うちの学校への転入学書類にハンコを押さないとバスから降りれないようにする。これで生徒数がグンと増えること間違いなーし!」

(拉致が前提…倫理観はないのか…?)

「ん、興味深いね。ターゲットはトリニティ?それともゲヘナ?ミレニアム?狙いをどこに定めるかによって、戦略を変える必要があるかも」

(ちょっと待て!何故シロコは乗り気なんだ?!)

「お?……えーっとぉ…う〜ん…そうだなぁ、トリニティ?いやゲヘナにしよーっと!」

(寄りにもよって適当か!?)

「ちょ、ちょっと待ってください!そんな方法で転校とかってありなんですか!?それに、他校の風紀委員が黙っていませんよ!?」

 

…委員長だからしっかりとした提案と思っていたが、後半はやり方が犯罪を前提にしているのはおかしいだろ。倫理観がないのか…?

 

「うへ〜、やっぱそうだよね〜」

「やっぱそうだよね〜、じゃありませんよ、ホシノ先輩…もっと真面目に会議に臨んでいただかないと…」

 

…アヤネがつかれたような顔をしているのは気の所為ではないだろう。俺でもため息がつくレベルだ。

 

「私にいい考えがある」

「……はい、2年の砂狼シロコさん…」

 

今度はシロコが手を挙げず名乗りでた。その様子からかなり自信があるようだ。

アヤネは何故か諦めているようだが、シロコはどんな提案を出すのか。

 

「銀行を襲うの」

「…はいっ!?」

「…はぁっ!?」

「……」

 

バスジャックの次は銀行強盗を提案したことに驚き、ディン·ジャリンは冷静でいたが、俺もアヤネとほぼ同じタイミングで声を出してしまった。

 

「確実かつ簡単な方法。ターゲットも選定済み。市街地にある第一中央銀行。金庫の位置、警備員の動線、現金輸送車の走行ルートは事前に把握しておいたから」

 

シロコは大きめの紙をホワイドボードに貼り、どこからか出した指示棒で詳しく書かれた場所を示した。

 

「さっきから一生懸命見てたのは、それですか!?」

「5分で1億は稼げる。はい、覆面も準備しておいた」

 

今度は机の上に数字が入った彩りどりの覆面を広げた。シコロは青色の覆面をかぶり、どこか誇らしげにしていた。

 

「いつの間にこんなものまで……」

「うわー、これシロコちゃんの手作りー?」

「わぁ、見てください!レスラーみたいです!」

「……」

 

いつの間にかノノミも覆面を被ってはしゃぎ、セリカは手に持って珍妙な顔をしていた。

アヤネは頭を少し抱えていた。無理もない、俺も頭が痛い。計画性が殆どないものばかりだからアヤネも疲れているんだろう。

 

「いやーいいねぇ、人生一発で決めないと。ねぇセリカちゃん?」

「そんなわけあるか!!却下却下ーー!!」

「…シロコ」

 

ディン·ジャリンがシロコに近づき、紙の下側に指を指した。

 

「ん?」

「脱出経路はどうするんだ?」

「ん、輸送車両を奪う」

「車両は足がつきやすいからだめだ。やるなら地下からの潜入と脱出がいい。特のこの座標なら銀行に近い」

「ん、地下は盲点だった。流石マンダロリアンだね」

「そこ!却下って言ったでしょ!?ってか何でマンドーさんも乗り気なのよ!?」

「そ、そうです!犯罪はいけません!」

(バスジャックも犯罪だろ)

「……」

 

シコロは諦めてないのか、覆面を取ってアヤネにふくれた顔をした。ディン·ジャリンはシロコの書いた紙に目を向けた。

 

「そんなふくれっ面してもダメなものはダメです!シロコ先輩っ!はぁ……みなさん、もうちょっとまともな提案をしていただかないと……」

 

…いつもこんな会議をしていたのか?これじゃいくら経っても決まらないぞ。

 

「あのー!はい!次は私が!」

「はい…2年の十六夜ノノミさん。犯罪と詐欺は抜きでお願いします……」

「はい!犯罪でもマルチ商法でもない、とってもクリーンかつ確実な方法があります!」

 

もう何が来ても驚かないぞ。バスジャックの誘拐に銀行強盗以外にインパクトのあるものはないだろうからな…ないよな?

 

「アイドルです!スクールアイドル!」

「ア…アイドル……!?」

 

…アイドル?どこかで聞いた単語だが、思い出せないな…。

 

「ディン·ジャリン、アイドルってなんだ?」

「さぁな、俺も知らない」

 

小声でマンダロリアンに聞くが、聞くだけ無駄だったようだ。

 

「そうです!アニメで観たんですけど、学校を復興する定番の方法はアイドルです!私達全員がアイドルとしてデビューすれば「却下」

 

ノノミの話の途中でホシノが割って入り、却下した。

 

「あら……これもだめなんですか?」

「何で?ホシノ先輩なら、特定のマニアに大ウケしそうなのに」

「うへ〜こんな貧相な体が好きとか言っちゃう輩なんて、人としてダメっしょー。ないわ〜ないない」

「決めポーズも考えておいたのに…」

 

ノノミはどこからかカメラを取り出し、自分を撮り、『は〜い!水着少女団のクリスティーナで〜す♧』と言い、すぐにセリカがツッコミを入れた。

よくわからないが、変わったポーズで写真を取られるのが『アイドル』なら、他の提案よりマシじゃないかと思ってしまう。

 

「ってか、何が『で〜す♧』よ!それに『水着少女団』って!だっさい!」

「え〜…徹夜で考えたのにぃ……」

(こんなことに徹夜したのか…)

 

もう碌な提案もなく、学校のためではなく自分がしたいことになっていたのは言うまでもなかった。

 

「あのぅ…議論がなかなか進まないんですけど、そろそろ結論を…」

「それは先生とマンドーさんに任せちゃおうー。先生、マンドーさん。これまでの意見で、やるならどれがいい?」

「その3択しかないのか!?ハードすぎるだろ!」

「もう少しまともなものはないのか?」

「大丈夫だよ〜。2人が選んだものなら、間違いないって」

(間違いしかないだろ。下手をすれば廃校どころか犯罪者じゃないか) 

「ちょ、ちょっと待ってください!なんでそう言い切れるんですか!?」

 

アヤネに同意しかない。どれを選んだところでろくな未来がないぞ。

 

「まさかアイドルをやるなんて言わないよね?」

「アイドルで☆お願いします♧」

「……」

 

アビドス全員がこちらの視線を向けてくる。どう転んでも地獄確定の未来をどう選択すればいいんだ。

シロコに至ってはまた覆面被ってる。今からでも行くぞって聞こえてくるぞ。

 

「…アッド、俺は銀行強盗がいいと思うぞ」

「生徒を犯罪者にするつもりかお前は」

「俺が主導で動けばいいだけだ。彼女達に何も関わらないようにすればいい」

「そういう問題じゃないだろ」

「いい加減にしてください!!!」

 

俺とディン·ジャリンが話している中、突如アヤネが叫び、机を投げ飛ばした。突然のことで驚き、俺達は後ろに転んでしまった。

 

「出たー!アヤネちゃんのちゃぶ台返しー!」

「……」

「きゃあ、アヤネちゃんが怒りました!非常事態です!」

「うへ〜キレのある返しができる子に育ってくれたねぇ。ママは嬉しいよーん」

「いってぇ…頭打った…」

「ダンクファリック…!」

「誰がママですかっ!もうっ、ちゃんと真面目にやってください!」

 

アヤネの背後から赤いオーラを放ち、いかにも怒っている雰囲気を醸している。

 

「いつもふざけてばっかり!銀行強盗とかマルチ商法とかそんなことばっかり言って!」

(いつも……?)

 

アヤネの『いつも』が気になったが、それ以前にアヤネ以外の生徒たちはバツが悪そうな顔をしている。

 

「全員!!そこに正座してください!!」

 

このあと、めちゃくちゃ説教された。

 

ーーーーーーー………

 

「…おい、マンダロリアン」

「なんだ」

「言わなくてよかったのか?息子のこと」

「…あぁ」

「彼女たちはお前を助けてくれるはずだ」

「…まだ良い。この借金生活が多少になるまでは言わないでいるつもりだ」

「…そうか、そういえばもう一つ聞きたいことがあるんだが」

「なんだ」

「あの会議、いつもああなのか?」

「そうだ」

「あれが面倒だから、わざと会議に参加しなかったのか?」

「………違う」

「おいこっちを見ろ。目をそらすな、あっ、まてこら!逃げるな!」

 




はい!今回はここまで!遅くなって申し訳ないです。

さて、アッド達はどうしていくのか…!?

では、フォースとともにあらんことを…

本編(原作)だと先生は生徒の足をなめたりする過酷(死刑!)な大人ですが、アッドもそうであるべきでしょうか?

  • 舐めるべきや
  • ん、アッドも過酷するべき
  • う〜ん…微妙!
  • そこまでしなくても…
  • やめなされやめなされ…
  • 解釈違い
  • やっても…変わらないかな?
  • なんだったらためてたものをさらけ出せ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。