ブルーアーカイブ クローンティーチャー   作:セサミストリート

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一瞬の雑念が、運命を分ける。


Unwelcome School(2)

「いっくよ〜!!そぉれぇ!!」

 

最初に仕掛けたのはムツキ。肩にかけていた大型のボストンバックをホシノ達に投げつけるながらマシンガンを放つ。ホシノ達は散開し、その場で大爆発が起きた。どうやらあのバックには爆薬が詰められていたようだ。

ホシノ達がいたところに大きなクレーターができたが、全員それぞれのポジションに移る。

 

「さぁ行くわよ!喰らいなさい!」

 

アルはスナイパーライフルでホシノを狙う。正確な射撃でホシノを襲うが、ホシノは持っているシールドで身を護る。

 

「あの社長さん、なかなかの腕前だね〜。でも、そう簡単にはやられないよ!」

 

ホシノはスナイパーの攻撃を躱しながらアルに近づくが、ホシノが逃げる方向を予測した場所にも狙撃してくるため、シールドで防御しながら反撃をする。

 

「死んでください死んでください死んでください!!」

「何あの子?!めちゃくちゃ撃ってきて前に出れないんだけど!?ていうか、死ねって言ってない!?」

「凄いですね!昔のホシノ先輩にちょっと似てるかも☆」

「褒めてる場合じゃないでしょノノミ先輩!!」

 

一方でハルカはショットガンを乱射しながら二人を相手に立ち回っている。撃ち終われば補充してすぐに撃つ。その動作を有する時間は僅か数秒。あまりの装填の速さにノノミとセリカは躱すか逃げるかで身を守っている。

 

「こんなやつ!私だけでも倒すんだから!」

「私もいますよ〜!」

 

だが二人はそんな状況下にあっても戦意は失せず、セリカは躱しながらハルカに向けて撃ち、ノノミはハルカの隙を見つけて攻撃する。二人のコンビネーションは高く、セリカは前衛、ノノミは後衛といった立ち回りにハルカも躱しながら攻撃を続けている。

 

「あなたの相手は私、容赦はしない」

「…はぁ、仕方ないか」

 

もう一方はシロコとカヨコの一対一。シロコは銃をカヨコに向けて警戒しているが、カヨコは睨めつけているだけで動かない。だが、右手にはサプレッサーをつけたハンドガンを握っており、戦意がないわけではない。

むしろ、警戒心が強く、相手の出方を見極めている。

 

「…戦う気がないの?」

「そんなことはない。ただ…」

 

カヨコはゆっくりと銃口をシロコに向ける。

 

「面倒くさいだけだから」

 

そういったカヨコは撃ち、シコロは避けてカヨコに発砲する。向かってくる弾丸を掠りながらもカヨコは接近し、至近距離でシロコにもう一度銃口を向ける。

 

「仕事だし、さっさと終わらせるよ」

「ん、負けない!」

 

ーーーーーーー………

 

「……」

「……」

 

俺とディンは後方に下がり、近くの空教室の窓から外を見ていた。状況を見る限りでは、数に勝るアビドスが優勢だが、爆発物で分断して各個撃破を狙う便利屋68に徐々に押されている。

俺がここに来るまで彼女たちはディンと協力しながらも、この学校を守ってきた実績はある。この戦いは彼女たちのコンビネーションが勝利の鍵となる。便利屋68も似た戦術を使うが、基本的に一人の戦闘能力は高い。なんでも屋を営む彼女たちなら納得しているが、リーダーからは戸惑いがあるのか便利屋68の士気が些か低く感じる。

 

「…おい、アッド」

 

彼女たちの戦況を頭で整理していると、ディンが話しかけてきた。

 

「いいのか?彼女たちに任せても」

「あぁ、子供からのお願いは聞いてやらないとな」

「……なぜシャーレの権限を使わない?」

 

ディンは参戦しなかったことに少し不満を持っていた。確かに俺たちが参戦すれば、アビドスの勝利は間違いないだろう。だが、本当にそれは彼女たちのためになるのだろうか?そもそも、俺の関与は戦闘そのものに意味はあるのだろうか?

 

「……俺たちが戦えば、すぐに終わらせることができるかもしれない」

「だったら…」

「だが、俺がいない戦闘があればどうする?お前もいない戦闘があれば、彼女たちは戦えるのか?」

「……」

「…少なくとも、俺は彼女たちで戦える力を失わせることはしたくない。俺はこの戦いで、彼女たちがどこまで行けるかこの目で見てみたい」

 

『シャーレ』の権限がどの学園にも関与可能、更に戦闘活動についても各学園の指揮系統に限らず、各学園の生徒たちの協力の下で参加することはできる。だが、リンから度々戦闘活動は自身が関与するのではなく、生徒同士のみと強く言われている。兵士としては、戦いを奪わるように感じるがこの世界の常識が俺の世界とは全く違う。

だが、それでいいのだろうか?この世界の常識なら、流れ着いた俺は従うべきなのか?

 

「お前も決闘を申し込まれたら、一人で戦うだろ?」

「……そういうことにしておこう」

 

妙な間があった気がするが、とりあえず納得してくれたと俺は思い、外の状況を見る。

 

ーーーーーーー………

 

「くっ…!なかなか当たらないわね……!」

「狙いはいいけど、当たらなかったら意味がないから…ね!」

「アルちゃん!合わせて!」

「わかってるわ!」

 

戦況は変わり、アルとムツキを相手にしていたホシノが優勢になり、2人を追い込む。

爆発物を投げながらマシンガンを放つムツキの猛攻を盾で庇いながらゆっくりとムツキ達に迫っていく。

 

「ムツキ!今よ!」

「くっらえー!バーン!」

 

ホシノがショットガンの有効射程距離に近づいた瞬間にムツキが隠し持っていたありったけの爆弾をホシノにめがけて投げる。ホシノが見えなくなるほどの爆風が周りを立ちこめ、静寂が訪れる。

 

「や…やったのかしら?」

「アルちゃん、それフラグ〜」

 

アル達の目の前は爆発による煙幕で殆ど見えず、晴れた頃にはホシノは倒れていると思っていた。

だが、それは大いに間違っていた。

 

「…ん?なんか上から…」

 

空から動く影が見え、二人が見上げると爆発に巻き込まれたはずのホシノが空高く飛んでいた。

 

「えっ…えぇ!?どうやってあの爆発から……!?」

 

2人はすぐに銃を構えるが、ホシノが2人に銃弾を食らわせ、2人は倒れた。

 

「いや〜さっきの爆発はやばかったね〜。おじさんでもびっくりしたよ」

 

ホシノは変わらずヘラヘラした顔をしながら自身の銃弾を再装填し、地に伏せた2人に銃口を向ける。

 

「な…なんで…?」

「あの爆発を利用して飛んだだけだよ?」

「あ…ありえないわ!そんなことができるはずが…!」

「ん〜…経験の差ってやつ?」

 

ホシノは爆発する瞬間、盾を爆発物の上に置き、下からの爆発で飛んで油断した2人を攻撃した。その判断力の速さは、アビドスの中でも秀でている。

 

「くっ…こんなことになるなんて…」

「あ〜ぁ、終わっちゃった…つまんな〜い」

「大人しくしててね〜?」

 

ホシノは銃を構えたまま振り向き、まだ戦闘中の後輩たちを見る。

 

(頑張ってね、みんな)

 

ーーーーーーー………

 

「死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください……!」

「怖いって!その連呼するのやめなさいってば!!」

「殺意がとんでもないですね〜☆」

「呑気に言ってる場合じゃないでしょノノミ先輩…ってあぶな!?」

 

一方こちらは2対1の戦闘、ハルカの猛攻を受けながらも反撃の手を緩めないセリカとノノミ。2人の攻撃を受けながらも、躱わしながら確実に当てに行くハルカが戦っている。

 

「これじゃ埒が明かない…!!」

「…セリカちゃん、私に考えがあります」

「え…?」

 

物陰に隠れた二人は作戦を立て、セリカはニヤリと笑う。

 

「…わかりました!乗ります!」

「合図しますね……今です!!」

 

ノノミ達は物陰から走り出し、撃ちながら近づいてくるハルカに向かって逆に急接近する。

 

「えっ…!?な、なんで急にこっちに…う、うあぁぁ〜〜?!

 

突然の接近にハルカは驚き、一瞬の隙が生まれてしまう。

 

「おぉりゃーー!!」

「エイッ!!」

「あいたぁっ!?」

 

ノノミ達はそれぞれの武器でハルカを殴打し、ハルカは地面に伏してしまった。

 

「きゅう……」

 

ハルカは打撃のダメージでそのまま気絶してしまい、武器を手放してしまう。ノノミ達はゆっくりと近づき、つついて様子を確かめ、動かないとわかると安堵する。

 

「やっぱりこちらからの攻めは想定外だったようですね☆上手くいってよかったです!」

「はぁ…やっと大人しくなった…」

 

こうしてノノミ達の戦闘は、ハルカの気絶で終わった。

 

ーーーーー………

 

一方シロコとカヨコ。銃の間合いではシロコが有利だったが、カヨコの踊るような動きで躱しながら射撃と打撃を加えて来る。

シロコも負けじと引き撃ちをしながら躱すが、カヨコの軽快な動きで間合いを詰められる。それ故に、シロコの被弾率は高かった。

 

「…今日は私達の負け…か」

 

戦闘しながら周りを見たカヨコは、倒れていく仲間を見て呟く。

 

「…そこっ!!」

 

シロコは一瞬の隙きを見つけ、接近してストックで殴ろうとする。

 

「おっ…と」

「ぐぅっ……!!」

 

カヨコは殴られる寸前でかがんで躱し、回し蹴りでシロコを強制的に引き離す。

 

「っ…まだ!」

 

シロコは受けたダメージで苦しみながらも接近し、至近距離で銃をカヨコに向けて発砲。

 

「しまっ…」

 

カヨコは反応が遅れ、シロコの銃撃を至近距離で受けてしまい、倒れてしまう。

 

「はぁ…はぁ…」

「…ここまでね」

 

至近距離で銃撃を受けたカヨコは倒れながら銃を捨て、手を挙げる。

 

「…降参、私達(便利屋68)の負け」

「ん、私達(アビドス)の勝ち」

 

こうして戦いはアビドスの勝利に終わった。

 

 

 

 

 




お久し振りです。遅くなって本当に申し訳ないです……。久々の投稿でキャラの口調とかがおかしいかもしれませんが、よろしくおねがいします。

さて、アビドスは勝利を収め、今後どうするのか?
便利屋68は?
この戦いでアッドは何を感じたのか?

では、フォースと共に在らんことを……。

本編(原作)だと先生は生徒の足をなめたりする過酷(死刑!)な大人ですが、アッドもそうであるべきでしょうか?

  • 舐めるべきや
  • ん、アッドも過酷するべき
  • う〜ん…微妙!
  • そこまでしなくても…
  • やめなされやめなされ…
  • 解釈違い
  • やっても…変わらないかな?
  • なんだったらためてたものをさらけ出せ
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