第2話ですどうぞ!
テストを終わらせて学校を出た俺はこのモヤモヤを解消するためある場所へ向っていた少し学校から遠いのでバスを使いスマホを眺めながら移動していた
この風都はいい面もあれば悪い面もある…どちらかと言うと俺は悪い面が多いと思う
ぼーっとしながらスマホを見ているとある見出しが出てくる
【またも風都でドーパントの被害か⁉体半分が無い学生が…】
「またか…しかもうちの生徒じゃんか…」
そうこの町ではドーパントがいる
ドーパントはガイアメモリという地球の記憶にあるあらゆる事象や現象、生物などをUSBメモリのようなものに入れたものである
これを人間が体内に挿入することでドーパントという怪人に変貌する
風都ではこのガイアメモリが裏社会で流通されているためこういった被害が起きる
「体半分無い死体ってことは喰われたか消されたかの二択か…まぁ翔太郎さんならもうこの情報を掴んでるんだろうな」
そうこの翔太郎さんこそが俺の運命…人生を変えてくれたまさに師匠のような存在である
その為俺はよく鳴海探偵事務所に入り浸っている
バスが事務所の近くのバス停に留まった
バスを降り少し歩くとかもめビリヤードに到着しその中にある事務所のドアを叩いた
「ハルキです!翔太郎さんいますか!」
ドンドンと強く継続的に叩いていると勢いよくドアが開いた
そこには寝癖がとてつもない人のような外はねをした青年のような人が顔をのぞかせた
彼は俺の顔を見るにすぐ状況を理解したようですぐに俺を迎え入れてくれた
「君か!君は飽きないねぇ~こんな古びた探偵事務所に入り浸るなんて」
事務所へ入ると奥でソフト帽をかぶった人物がタイプライターを使って報告書を作っているようだ…
この方こそ俺の師匠である左翔太郎である
ちなみに先ほどドアを開けてくれたのは師匠の最高の相棒であるフィリップさんだ
「いらっしゃい!鳴海探偵事務所へようこs…ってまたお前かよハルキ!ったくようやっと依頼が来たと思ったってのに!」
どうやら翔太郎さんは俺を依頼人と勘違いしてしまったらしい
ここでハーフボイルドと言うと翔太郎さんは多分ガチギレだろうな
「で、お前今日は何しに来たんだ?また学校バックレてこっち来たんじゃねぇだろうな?」
「いいんだよあいつらは俺をはけ口にしたいだけだし…俺は翔太郎さんとフィリップさんがいるこの雰囲気の方が好きだ」
「あっそ…まぁそしたらこれから迷子イヌと迷子トカゲの依頼が来てっから協力してくれ、今はそっちも大事だが半分死体の件も気になる」
「そっちは僕が担当しよう翔太郎のお陰でいい感じにキーワードがそろってきてるからね」
「分かった!じゃあハルキ、お前は迷子イヌを探しながら情報を聞いてきてくれ」
「うぃ」
翔太郎さんとフィリップさんは探偵でありながら実は仮面ライダーWという戦士でもあった話を聞くとかつてガイアメモリを作成していた裏組織「ミュージアム」のボスを倒したとも言っていて町のみんなにもWは信頼を得ている
でもそのWの正体がこの二人だと知っているのはごく少数らしい
「さ~て依頼をこなすとするかな」
翔太郎さんはハードボイルダーにまたがり依頼をこなしに行ってしまった
俺も迷子イヌを探しに事務所を出ようとした時、フィリップさんがあるものを渡してきた
「ハルキ!君にこれを貸してあげるよ」
それは折り畳み携帯ではあるがかなりメカメカしいものであった
「これって?」
「スタッグフォンだ君専用のね、一応GPSの機能をつけてあるしスタッグメモリを使えばガジェットモードになって君を助けてくれる」
俺はフィリップさんがくれたこのスタッグフォンが初めてこの事務所に信頼された気がして胸が高鳴った
「ありがとうございます!大事にします!」
俺はウキウキした状態でその場を後にした
これがのちに俺にとっての悲劇を生むことも知らずに…
迷子イヌを探し始めて早くも2時間が経過し俺はその特徴とぴったり合う犬を見つけることに成功したそしてそろりそろりと近づき犬を捕まえることに成功
翔太郎さんたちの期待に応えられたようでとても嬉しかった
そして俺はそのまま探偵事務所に戻ろうとしたその時だった
「きゃーーー!」
確かに近くで女性の悲鳴が聞こえた
俺はその悲鳴がした場所へ向ってしまった
そこには恐らく先ほど声を上げたであろう女性の半身がそこにあった
俺はすぐにスタッグフォンで翔太郎さんに連絡を取ろうとした
だがそれは叶わなかった
「オマエミタナオレノコウドウヲ…」
恐怖で腰を抜かした
そこには人とは到底思えない大きな恐竜の頭を持った怪人が血をつけて立っていたのである…そして次に狙われるのは…
全身がこわばってしまい体が思うように動けない…それでも怪人はこの現場を抹消するために近づいてくる
「来るな…やめろ…」
「コウカイスルナラココ二キタジブンヲウラメ…」
巨大なキバが迫ろうとしたその時、何かが俺の前を通り過ぎた
上を向くとそこには何かに吹き飛ばされたドーパントとスタッグフォンに似た構造の恐竜のガジェットがいた
「どうやら翔太郎の言っていた通りだね…ハルキ、君なら事件があったら向かうってね」
その声はいつも聞きなれたあの声であった
俺は震えながらその名を呼んだ
「フィリップさん…」
「怖かったかい?でも安心したまえここからは僕の…いや僕たちの仕事だ」
「オマエラナンダ?…グハッ⁉」
ドーパントは再び何者かに蹴飛ばされ吹っ飛んだ
「ハルキお前ってやつは…だがここからは学生が首を突っ込んでいい場所じゃない帰んな」
蹴飛ばしたのは俺の師匠翔太郎さんだった
この現状をどうにかできると思うほど俺も馬鹿じゃない
俺はうなずくとその場所から離れた
「行くぜフィリップ!」
「でもいいのかい?僕たちはライダーの力を失っている…メモリガジェットであのT-REXドーパントと戦うのはいかがなものかと思うけど」
「Wが無理なら『俺たち一人一人』で戦えばいい」
すると翔太郎は片側にスロットがあるバックルを取り出した
「なるほど…Wじゃなくて互いに変身するという事か…ゾクゾクするね」
その状況を理解したのかフィリップもまた翔太郎と同じバックルを取り出した
「マサカオマエラカメンライダーカ⁉」
二人は腰にバックルを当て、それぞれのメモリを取り出しそのボタンを押した
サイクロン!ジョーカー!
「「変身!」」
メモリをスロットに入れはじくと
二人はそれぞれ緑の戦士と黒の戦士へ姿を変えた
ドーパントはその姿に後ずさりする
「カメンライダー…」
二人はドーパントを指さし決めセリフを決める
「「さぁ…お前の罪を数えろ!」」
「モウヒキサガレナインダヨ!」
2対1の戦いが繰り広げられる中、その場から離脱したハルキはある人物に出会った
「よう!ここにいたかハルキ!」
「何でここにいんだよ…親父」
こんな薄暗い裏路地にたまたまであったのはなんと実の父親である上杉風太郎であった
風太郎の手にはアタッシュケースがあり額は汗が滴っている
ハルキはここにいる理由を尋ねた
「なんでこんなところにいるんだ親父!」
「お前がここにいるってその帽子が教えてくれたからな…にしても走るの早すぎだろ…」
「はぁ?理由になってないが」
「あぁ…すまない、お前にこれを見せたくてな」
風太郎は地に足をつけアタッシュケースの中身を見せた
そこには紫色のようなバックルと恐竜の見た目をした判子がはまっていた
「それって新型のガイアメモリか?」
不思議そうに見つめるハルキだったが風太郎は横に首を振った
そしてその概要を伝えた
「違う…これは別の世界の仮面ライダーが使う変身ベルト『リバイスドライバー』と『サンダーゲイルバイスタンプ』だ!」
「バイスタンプ?…そんなもん用意して何するんだよ」
風太郎は言葉を続ける
「これはお前が使うものだ…お前が仮面ライダーになるための」
「俺が…仮面ライダーに⁉」
その瞬間俺の中で何かが語り掛けてきた
(ソレヲツカエ…ソレヲツカエ…)
その声に導かれハルキはドライバーに手を伸ばすが風太郎がそれを阻んだ
「いいか?これを使えばお前も仮面ライダーだ…お前は仮面ライダーをまじかで見てきたから知ってるだろうがこれを使うということは真の覚悟をする必要がある…それでもこれに手を伸ばすか?」
何を言ってんだ?俺の答えは決まってる…
「やるさ!ハードボイルドになるために!」
俺はドライバーを腰に当てバイスタンプを起動した
リバイスドライバー!
「バイスタンプ…」
サンダーゲイル!
「それをベルトに押印しろ!」
「おぉ…」
Come!サンダーゲイル Go!Come!サンダーゲイル Go!
一心同体!居心地どうだい?超ヤバいっす!豪雷と嵐でNEW STYLE!
仮面ライダーリバイス!
「そうだ!これが仮面ライダーリバイスだ!」
「仮面ライダーリバイス…」
変身と同時に風都に新たな風が吹き込んできた
ハルキ君変身始めました