最凶の一族の長男はとりあえず自由に生きてみようとする   作:〇〇総統

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誤字報告ありがとうございます。こういうのって自分では余り気にならないから他の人からのこういうのって結構助かるのでもしあったらどしどし寄越して下さい。


生き残り

不時着した星は、決して大きな星とは言えなかったがそれでも村を形成し静かに暮らしていた。

 

その村の近くの森に空から何かが降ってきた。何事かと思った村人の何人かが様子を見に行ってみると、なんと空から降ってきていたのは宇宙船であった。

 

村人達は怖いと思いながら中を調べてみる。だが、中にあったのは何人か事切れた死体だけが乗っていただけであり、村人達は生き残りは居ないと思っていた。

 

安堵した村人達だったが、急に地面が揺れ森の木々が揺れ始める。

 

森の奥からは、禍々しい宇宙人と猿の尻尾を生やした男が戦いながら現れ村人達は悲鳴をあげながら逃げていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分前…

 

不時着した衝撃で中に居た何人かのサイヤ人が衝撃に耐えきれず宇宙船から遠くに飛ばされたり、中で思い切り頭を打ち付けて死んでしまった。

 

残ったのはほんの数人のサイヤ人とターレス、そして俺だけ。

 

「思った以上に減ってしまったな。情けない」

 

「うるせぇぇぇ!!」

 

ターレスが不意打ちで蹴りを入れてくるが俺には微塵も効かない。そのまま俺の体目掛けてパンチにキックとラッシュを仕掛けるがそれでも俺に響くような攻撃は出ない。

 

戦闘力の差が大きすぎる以前にターレスは未だ神精樹の実などの強化を受けてないただの下級戦士だ。定期的に戦闘を維持して戦闘方法や技の練度を向上させてる俺とは余りにも離れすぎている。

 

「よくも俺の仲間をコケにしやがったな!?ぜってぇここでテメェをぶっ殺す!」

 

「そうかそうか。そんなに仲間が大事か?」

 

俺は1番近くにいたサイヤ人を引っ掻くように上から手を振り下ろす。

 

「フンッ!」

 

そして俺の手を振り下ろされたサイヤ人はガオン!という音と共に横から見た時に縦半分削られた状態になり、削り取られた顔と体を消されてそのまま息絶えた。

 

"デスシェイブ"

 

俺自身がどうにかして編み出した技だ。

 

自分の手に超圧縮したエネルギーを纏わせて相手に振り下ろす。ガードなどするとこの手によって削られていく技だ。相手に近づかなければいけないという弱点等はあるものの守りに入った相手や接近拒否にも使える技だ。

 

「てめぇぇぇぇぇ!!」

 

激昂したターレスが襲いかかるが俺は軽くいなしてターレスを這いつくばらせてその上に足で踏みつける。そろそろ鬱陶しくなってきたし残りのサイヤ人の始末も始めたいと思ったからだ。

 

「クソ!くそぉ!この足をどけろぉぉ!」

 

「フフフ…よく見ろ、地獄に行ってもこんな面白い殺戮ショーは見られんぞ?」

 

イメージは…原作のナメック星のクリリン。俺のエネルギーを少しだけアイツに入れて後は持ち上げる。そして一気にエネルギーを増幅させて…爆破!今回は間近で見せるためその場で破壊した。

 

足元でもがいているターレスは無視して次々と生き残りをデスビームで貫き、エネルギー弾で消し飛ばし、愚かにも向かってくる奴にはデスシェイブで削り…

 

気がつくと、生き残りはターレスだけとなった。

 

…実を言うと、もうあの時ほど怒っては無い。時間が経ち、怒りが静まっているから今は少し冷静になっている。

 

「ようやく片付いたか、さてターレス。何か言い残すことはないか?」

 

俺は先程から動いていないターレスにそう聞く。

 

「…………ぬぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!」

 

するとターレスが雄叫びをあげながら少しづつ俺の足をどかそうとしている。

 

「お?おお?」

 

「ぐうあぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!」

 

徐々に俺の足を持ち上げていき、そして…

 

「はああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

見事俺をどかしてみせた、これに関しては素直に凄いと思う。

 

「がああぁぁぁぁ!」

 

だがターレスは白目を剥きながら暴れ始めた。これはマズイ、怒りで我を忘れている。

 

「うおおぉぉおああぁぁぁぁ!!」

 

「ぬぉっ!?」

 

すぐ様意識を刈り取ろうと行動するが、ターレスの攻撃が想像以上に強くまさか俺のパワーだけでも僅かに押し出すとは思わなかった。

 

これは俺に痛めつけられサイヤ人としての戦闘力が上がったのが原因と、後は怒りによる力の解放…これがメインだろうな。今の戦闘力を測りたいが、生憎スカウターは俺が第二形態に変身する時に破壊してしまった。

 

だがこのままでは力の使いすぎでコイツの体が追いつかん。後数分もすれば体がダメになるな。その前に終わらせなければ。

 

俺はターレスから十分に離れ力を溜め始める。全く、下級戦士の為に第三形態にまでなるなんて光栄に思えよターレス。

 

ターレスの拳が俺に当たる寸前にその場から離れる。今の姿は頭が長くThe・エイリアンのような姿。俺は第三形態へ変身した。

 

「ひゃっ!」

 

早撃ちでターレスの足をまずは攻撃して機動力を奪う。

 

「ふっ!はっ!」

 

次に腕、これで反撃されないようにしておく。

 

「はぁぁぁぁ!」

 

そして上空から俺自身がターレスに突進をして一気にカタをつける!

 

ターレスは腕と足をやられ俺の攻撃から逃れる術はない。そのまま地面に綺麗なクレーターが出来上がった。

 

「が……あ…ぁ?」

 

強烈な一撃を食らったせいか、ターレスが正気を取り戻しかけてるようだ。

 

「化け…物…め…」

 

そう捨て台詞を吐いてターレスはピクリとも動かなくなった。一応生きてるか確認したが気絶しただけのようだ。

 

ここまでの運動はフリーザかクウラと一緒にトレーニングを行った時以来であった。やはりコイツを失うのは惜しいな。それと、ザーボンには一応どこで何しに行くのかは伝えてから追いかけてたし、帰ったらフリーザにはお小言を貰うくらいで済むといいが…

 

「あーそうだ…スカウター無いんだった…いつ来るかなー救助…」

 

とりあえず、今は身体を流したい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クウラ様、アタックボールの着陸確認しました」

 

「よし、早速確認するぞ。同行は機甲戦隊のみだ。残りは待機していろ」

 

辿り着いたのは辺境の星、文明は原始的にしか発展しておらず住民は我が一族すら知らぬ愚か者のみであった。

 

クレーターが出来上がったその地点を見ると既にアタックボールから離れているのを確認した。だがここから遠くに逃げる事は出来まい。

 

「手分けして探せ、見つけたらスカウターで俺に連絡しろ」

 

俺はスカウターを使う時は連絡時にしか付けることがない、それ以外は俺にとって邪魔でしかないからな。

 

そして探すこと数分。

 

『クウラ様、見つけました。サイヤ人です』

 

機甲戦隊のメンバーであるネイズから連絡が入る。俺達は各々がネイズの元に向かって行った。

 

「ネイズ、そのサイヤ人は何処だ」

 

ネイズが指を指した方向には、女のガキのサイヤ人。俺はガキのサイヤ人の前にわざわざ降り立った。

 

「ひっ!フ…フリーザ!」

 

俺をフリーザに見間違えたサイヤ人は反対に逃げようとしたがその先には機甲戦隊が既に取り囲んでいる。

 

「な、ぁ…ア!あたいだってやる時はやるっす!妹は絶対やらせるもんか!」

 

俺達を見て戦う姿勢をみせるが、そいつの腕には更にチビのサイヤ人。赤子か…

 

「!?クウラ様!このチビ戦闘力が!」

 

そう言われ俺もガキ達の戦闘力を測ってみた。…!?なんだと?俺達に噛み付くガキは戦闘力100なのはまだわかる。サイヤ人の子供だからな。だがこのチビの戦闘力が上回る200なのはどういう事だ!?

 

そのチビは俺達が近くにいるにも関わらずすやすやと眠っている。

 

…もしや超サイヤ人…!?

 

俺の中で超サイヤ人についての記憶が溢れ出る。

 

一千年に一人現れると伝えられていたどんな天才戦士も越えられない壁を越え、あらゆる種族の戦闘力を超越するサイヤ人。変身に必要とされる条件は一定以上の戦闘能力と穏やかで純粋な心、強い怒り。また、サイヤ人の個体数が少数化したことにより、種そのものが絶滅の危機にあることも関係しているともあった…

 

今でも何者にも惑わされず穏やか…サイヤ人はフリーザによって惑星ごと消滅…戦闘力は赤子の癖にこのガキより多い…まさかこのチビ…超サイヤ人なのか…!?

 

俺は強き者と戦うことを喜びにしていた。きっかけは…兄貴だった。最初に兄貴と拳を交える…いや、あれはそんなレベルにすらなっていなかった。兄貴に為す術なくやられた俺は兎に角強くなる事を望んだ。

 

次第に俺はこの宇宙で強い者を全て打ち倒し、一族、全宇宙でさえ俺が最強になるという夢が出来た。

 

その中で俺はサイヤ人に興味を持った。戦闘民族と名乗る位なのだからさぞかし強い者が集まっているだろうと。だが、そいつらは俺の期待を尽く裏切った。そんな中で見つけたのが超サイヤ人の伝承。この戦士がいれば俺は宇宙一の強者に1歩近づく!

 

だが、あくまで伝説。この時代に居るはずもない。俺は半ば超サイヤ人と戦うことを諦めていた。

 

だが今ここに超サイヤ人と思われるサイヤ人が現れたのなら話は別だ。強くなるまで俺の元で強くなり、超サイヤ人となったコイツを俺が正面から勝つ。そうすれば俺は最強へと近づけるのだ!

 

「ガキ、貴様の妹と共に助けてやろうか」

 

「ク、クウラ様!?何を!?」

 

「え!?い、いいっ…いや、騙されないっす!」

 

「俺は約束を反故したりはしない。俺の名によって貴様を保護してやる。その分対価は要求するがな」

 

「じゃ…じゃあお願いするっす!妹も助けてください!このままじゃ妹も死んじゃう…!」

 

「何?」

 

曰くほんの最近産まれたばかりで保育器によって育っていたが無理に保育器から出してしまい命の危機。今は落ち着いているがこのままだと衰弱してそのまま…らしい。

 

「…サウザー、サイヤ人の保育器というのは」

 

「我が部隊にそんなものある訳無いでしょう。トスカー様なら集めていそうですが」

 

「…おい、兄貴か兄貴の部隊に連絡を取れ。このまま向かうぞ。ついてこいサイヤ人のガキ。そして名を名乗れ」

 

「あっ…あたいはピーマ…妹はパプリっす」

 

俺はサイヤ人二匹を拾い、兄貴の部隊目指して宇宙船を進ませるのだった。




主要のサイヤ人出せたし、後はいい案浮かぶまでオリジナルのサイヤ人とか多分出ないわ。
ピーマ→ピーマン
パプリ→パプリカ
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