最凶の一族の長男はとりあえず自由に生きてみようとする   作:〇〇総統

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出すキャラ多くて大変だわね


地球へ集いし強者達

遥か彼方の宇宙、そこでは3人のサイヤ人が侵略行為をしていた。今はそれぞれ身体を休めており、その内2人のサイヤ人が雑談をしていた。

 

2人のサイヤ人は、ラディッツからの通信によってどうするか話し合っていた。

 

「オレたちがこのまま年老いもせず永遠の命……ってのはどうだ?」

 

「そりゃあいいぜ!!」

 

「……その願いとかの話は後にした方がいいぞ」

 

その2人のサイヤ人の前に幸が薄い顔をした感情の起伏が乏しい身体が細いサイヤ人が戻ってきた。

 

「お、パークチー。戻ってきやがったか」

 

「どうだ?パークチー。さっきオレたちの話で地球に行き不老不死を願うのはどうかという話が出たんだがな。お前もどうだ?」

 

「……王子、スカウターを外して取り敢えず話を聞いてください」

 

「おいおい、どういうこったぁ?」

 

「ナッパ、お前もだ」

 

急にそう言い出すパークチーに2人は怪訝そうな顔でスカウターを外していく。

 

「……先程トスカー様から指令がきました。ラディッツとの通信が傍受され、地球という星に願い玉たるドラゴンボールという物が存在しているとスラッグ一味に流出してしまった」

 

「ほう」

 

「はぁ!?つまりラディッツの野郎の通信のせいで俺達の願いが…んじゃあ俺達のこのスカウターも!?」

 

「……あぁ、盗み聞きされてる可能性が高い」

 

「ちっ!クソッタレが!」

 

「ナッパ、壊すのはやめておけ。ずっと奴らが通信を聞いている訳じゃあるまいし」

 

「ちっ…」

 

「…話を戻すが、それで我々にトスカー様から要請が来た。今からその地球へ向かい、現地の者達と協力し、スラッグ一味を地球で可能ならば撃退、最悪撤退まで追い込めとの事だ。援軍は送るつもりらしいから安心してくれ」

 

「あのスラッグ一味とか!?」

 

「……トスカーの野郎の事だ。また何か俺達にとって旨みがある話なのだろう?」

 

「…言い方には気をつけてください、一応俺の上司ですので。まぁ王子の言う通り、トスカー様はこの件を無事完了出来たのなら、フリーザ様に地球での活動を幾つか目をつぶらせるそうです」

 

「ほう?つまりスラッグ一味の奴らを始末すればフリーザの野郎にも邪魔されずドラゴンボールとやらを使えるんだな?」

 

「…まぁ、そういう事です。上手くいけばの話ですが」

 

「……ふふふ、いいだろう、乗ってやるぜその作戦。地球の奴らと協力など腑抜けた事をぬかしているが、精々盾程度にしかならんだろうな!おいナッパ、すぐに向かう準備だ」

 

「そ、そりゃいいけどよ!ラディッツの野郎はどうするつもりだ!?アイツ途中でスカウターを落としやがったから状況が分からねぇしよ!」

 

「…安心しろ、ラディッツならうちの軍のものが救出したらしいからな。まぁ治るまで絶対安静だろうがな」

 

「ならいいぜパークチー。ま、アイツは元々着いてこれなさそうだから今回は俺ら3人か」

 

各々が喋りながらアタックボールに乗り込み地球に向かって行く。

 

「さて、久しぶりにドーーーンと睡眠をとっておけ。向こうに着けば大忙しだからな」

 

「わかってらぁ」

 

「………」

 

こうしてサイヤ人達のアタックボールは地球に向かって進んで行く…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは、惑星クルーザーの内部。1人の老人が玉座に座っていた。

 

「……地球には、あと何日で着く?」

 

「このままであれば、あと一年と2ヶ月で着く予定でございます」

 

「……長い、長すぎる。一年以内に着くようにしろ」

 

「そ、それではエンジンがもちません!どうかお考え直…ぎゃぁ!!」

 

口答えをした部下をすぐさま始末したその老人、スラッグは苛立ちを隠せない様子だ。

 

「…学ばない奴ダボ」

 

「さぁ急げ、殺されたくないのならな」

 

そう言うのはスラッグの側近であるドロダボとアンギラだ。

 

彼らはスラッグの元で部下たちに指示を出し責務に全うしていた。

 

「それにしても、ライト星を襲撃しても得られたのはほぼない。フリーザ一族に邪魔をされたからな」

 

「我々が日の下でも活動出来るかもしれないと思ったが無駄足だったからな。このままだと役立たずで我々も始末されてしまう」

 

「ばっかそんな事をここで言うな!スラッグ様に聞かれたらホントにやられちまうぜ」

 

スラッグがいない所でそう言っているのはメダマッチャとゼエウンだ。

 

彼らは今は非番だ。近くにいてうっかり失言を漏らすくらいなら聞かれないところで吐いてしまおうと2人で愚痴を言っていた最中だった。

 

「どうも噂だとライト星は既にフリーザ軍の縄張りらしかったからな。しかも帝王三兄弟の長男の縄張りだ」

 

「マジか!"宇宙の帝王"三男フリーザ。"戦争覇王"次男クウラ。"技術軍王"長男トスカー。そのトスカーの方か!?」

 

「大マジだ。中々厄介な所に喧嘩を売ってしまったようだ」

 

フリーザ軍ではフリーザがトップなのは変わりない。技術力や兵士達の戦力も三兄弟の中ではかなりバランスが取れている。

 

そして独立と言ってはいるが実質フリーザの次にいる軍のツートップがトスカーとクウラだ。

 

クウラの部隊は戦闘を得意とするもの達が集まっており、フリーザより兵士の数は少ないが、質は高い。その為兄弟に兵士の貸し出しを受けることも多い。だが、技術はほぼフリーザとトスカーに任せきりになる。

 

トスカーの部隊は他2人より軍の戦闘能力は劣るが、その分技術力が飛び抜けており、フリーザとクウラの軍も世話になることが多い。だが、管理する場所が多く基本的に殲滅は行わない為管理の不行き届きが出ている状態でもある。その為よく思わない者からの反感も受けやすい。噂では反乱や怠慢した自身の管理下の星は重要な物を全て回収して星ごと消し飛ばすらしいが…

 

この中で最も攻めやすいのはトスカーの所だ。だが攻めればフリーザ軍とクウラ軍が世話になっている所に手を出しているという事になる為タダでは済まない。それは他の兄弟が攻められても同じだ。更にトスカーは自身の管理下に手を出されたら容赦はせずこれまで厄介な事をした者たちを突き止めては自らが出向いて御礼参りをしていた。

 

と、このように原作とは違くフリーザとクウラはもう1人の兄というイレギュラーが出来たせいで自分から手を出した場合を除き、そして兄弟が攻められたら拒否しない限り協力をするという敵対勢力からしたらかなり厄介な関係が出来上がっていた。

 

「これならまだクウラの所に喧嘩を売った方がもう少し有利だったかもな。あそこはほぼ自分で戦いを決められるから援護があまり必要ないらしいしな…」

 

「もう過ぎた事を言うのはやめろ。それより地球に着いたらだが…」

 

「あぁ…なんでも願いを叶える物を探すんだろ?」

 

「これでスラッグ様に強大な力が戻れば或いは…」

 

「あぁ、あの一族を引きずり下ろす事が出来るかもしれないな」

 

惑星クルーザーは地球へ向かって進んで行く。全てはドラゴンボールを求めて…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイヤ人が1年後に地球へやってくると伝えられ、各々は修行に明け暮れていた。

 

悟飯はピッコロに連れ去られ、サバイバル生活を強いられていた。

 

クリリン達は神様の所で修行を付けて貰っていた。

 

「ふっ!はっ!……もう何ヶ月だ?」

 

「そろそろ半年程だろう。クリリン、そのサイヤ人というのはまだまだ強いのか?」

 

「えぇ…あの時俺は奴のしっぽのみの攻撃を受けましたが、目にも止まらない速さでしたよ…」

 

「成程、幾らでも強くなって損は無いって事だな。餃子!もっかい組手だ!」

 

「わかった!行ってくるね天さん!」

 

「………………」

 

「…どうした?クリリン」

 

「天津飯、実は…俺達が悟空達の元へ来た時、ラディッツってサイヤ人が言っていたサイヤ人とは別のサイヤ人が来たんです。でもソイツはラディッツを連れてどこかへ行っちゃったらしいんですけど…」

 

「……もしかすると、他のサイヤ人みたいな強者がやってくる可能性がある…か」

 

「えぇ…油断できませんよ」

 

「何より時間が足りん。だがやるしかない」

 

地球人達はサイヤ人が来たる残りの半年間修行を続けた。

 

そのサイヤ人よりも、更に強大な者が迫っている事も知らずに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「い…イカれてやがる、奴らエンジンを付けたままでメンテナンスをしながら地球へ向かう気ですぜターレス隊長!」

 

「無茶苦茶だなこりゃ…ウチの船をトスカー軍最新の技術に組み込んでようやくなった長時間稼働エンジンを人柱で解決してるな…惑星クルーザーから奴らの部下の死骸がゴミのように飛んできやがってますよ」

 

「…古代のビーンズ星人かつ技術者でもあるお前達が言うんなら間違いないだろうな」

 

孫悟空に瓜二つなサイヤ人、ターレスはモニターに映る惑星クルーザーを睨みつけながらそう言う。

 

「ったく、トスカーの野郎よりにもよってここまでやった俺達に地球から1番近い惑星まで奴らに手を出さず監視命令かよ…」

 

「そう言うなターレスよ、この事はフリーザ様も賛成しておられる。我々はその命令に従うのみだ」

 

そう言うのはギニュー特戦隊隊長のギニューだ。現在は共に行動をした方が良いと判断した為クラッシャー軍団の巨大宇宙船に特戦隊隊員達とお邪魔している。

 

「そうだぞ、監視も立派な任務。何かあれば報告するのが1番だ」

 

そう言いながら宇宙船内の余り物でパフェを作り1人で食べているジース。

 

「へへへ〜脳筋クラッシャー軍団の猿山大将はやっぱり攻める事しか考えてないな!」

 

「ターレス隊長、あのチビ追い出していいですかい?」

 

「おい!誰がチビだ!」

 

「やめとけラカセイ。おいグルド、今度舐めた口聞いたら俺達と一緒にトレーニングでもしようや。たっぷり可愛がってやるよ」

 

特戦隊とクラッシャー軍団は騒がしく、されど堅実にスラッグ一味の監視を続けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして……

 

ある街に、3つの隕石とは違う物が落ちてきた。

 

中が開き、中から出てきたのは3人のしっぽを生やした男。突如として現れた謎の物体とそこから人が出てきた事により街の人々はパニックになって騒ぎ出す。

 

「へへへ…ぴーぴーうるせぇひよこ共に挨拶をしてやるか…」

 

ナッパがお得意のジャイアントストーム、通称"クンッ"を地球人達にお見舞いしようとする。

 

「……待て、今はそんな事をしている暇は無いだろう」

 

「…そうだったな、わりぃわりぃ」

 

「ふん、さっさと行くぞお前達」

 

「……ナッパ、お前は自分のと王子のアタックボールを持て。スラッグ一味に見つかっては宇宙へ飛ぶ手段が無くなってしまう。まずはアタックボールを隠しに行くぞ」

 

「お、おい待てよ!!」

 

そして3人のサイヤ人は空を飛び自身が乗ってきた宇宙船を持ちどこかへ飛んで行った。街の人々は「宇宙人だーー!」「侵略者だー!」と騒ぎ始めた。

 

あっという間に1年が経ち、最初に地球へやってきたのは…サイヤ人達だった。




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